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【映画・ドラマネタ】大好きな作品と愛する作品は何が違うのか

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あなたは大好きな映画やドラマといって何を思い浮かべますか?
あなたは愛する映画やドラマといって何を思い浮かべますか?
同じ作品ですか?

 

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私はシネフィルさんたちの足元にも及びませんが多くの作品を鑑賞してきました。そのうち愛する作品と言って思い浮かべる作品は片手で数えられる程しかありません。
一体何が違うのか。
愛する作品というのは世間的に、客観的に見ると欠点や批評もたくさんあるのに、それすらも含めて大好きという事だと思います。
私の愛する作品のひとつに「LOST」があります。LOSTは世界的にヒットしたドラマですがエンディングで一部から大批判があったのも事実です。確かに客観的に見ると謎が謎を呼び過ぎですし、最終的に解決していない謎もたくさんあり、全体的に引っぱり過ぎですし、キャスト全員が死んでるハッピーエンドなんて納得いかないでしょう。

 

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出典:Watch LOST Online | Stream on Hulu

(LOSTはHuluで視聴可能)

 

でも私はLOSTのあのエンディングを観たとき泣きそうになりました。何年も彼らと一緒に島を生き抜いて来て、チャーリーが死んだ時は一緒に悲しみ、死後に仲間達と再会し一緒に天国に行けるのです。私は最終話、皆と一緒に教会に座っている気分でした。


きっと観た時の年齢や感情なども関係しているんでしょうね。

私は大好きな作品は何度でも観返しますが愛する作品はほとんど観返しません。
どこを見返しても一度観たシーンだからです。まるで思い出をなぞっているようで、二度と彼らの新しい一面を見る事ができないと喪失感を感じるからです。
死んでしまった友達の写真や映像をいくら見ても、これまでの思い出です。これからの思い出は一つもないし、生まれません。

愛する作品は特にドラマが多いです。やはり長期間のめり込むという事が理由のひとつでしょうね。
Arrow(アロー)も私が愛するドラマの一つです。やはり客観的に見るとあまり良作とは呼べない作品です。主人公オリバーは女性に対して貞操観念がないですし、シーズン4に関しては必要なかった程です。
ですがオリバーと一緒に苦悩し、ロイのようにアローに憧れ、ディグルに安心感を覚え、フェリシティに恋して、ローレルの死を悼みました。

 

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出典:ARROW / アロー|ワーナー海外ドラマ 公式サイト


こういった愛する作品に出会ったときに辛いのは最終回です。
私の愛する作品にオーファンブラックはまだ最終回を迎えていません。はじめこそクローンという題材のサスペンスや主演のタチアナの演技に魅了され観ていましたがいつの間にかそれ以上に姉妹達の交流、愛を見たいと思って観ていました。
一生懸命なのに茶目っ気たっぷりのアリソンや、姉妹達全員から愛されているキラ、実は一番頼りになるフィリックス、殺人鬼なのに一番キュートなヘレナ、姉妹のために奔走するサラ。
全員が本当に幸せになれば良いのにと感じます。もしそうなれば作品は終わるのに。

 

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出典:オーファン・ブラック 暴走遺伝子 | Netflix (ネットフリックス)


こういう時は彼らに会いたいのをグッとこらえてゆっくりゆっくりと鑑賞します。最終回を迎えると彼らは死んでしまいます。余命宣告を受けている友達と思い出を作るように一話一話大切に観て、エンディングを迎えると喪失感に包まれるのでしょう。


もしエターナルサンシャインのように記憶を消すことができるようになれば私はきっと愛する作品の記憶を消すでしょう。もう一度愛せるのかどうかはわかりません。世間と同じように批判に回るかもしれません。

 

でも記憶を消すことはできません。

だからきっと明日も愛せる作品との出会いを探すのでしょう。

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