出典:ハンマー大破にハルクと激突!「マイティ・ソー バトルロイヤル」は11月3日公開 : 映画ニュース - 映画.com
こんばんはでょおです。
マーベル最新作「マイティ・ソー」シリーズ第三弾の邦題が「ソー/バトルロイヤル」に決定しましたね。
ヒドイヒドイひどるすぎる。もう言い尽くされていることですが
ダサすぎる!
英題ではソーのダークファンタジーな世界観と80年代SFのようなタイトルロゴとが絶妙にマッチしているのに。
カタカナで「バトルロイヤル」と書かれてしまうと80年代にありそうな誰も知らない駄作ゲームみたいな感じ
でょお同様に常々情報をチェックしている方からすると当然邦題はカタカナ表記の「ラグナロク」で決定だと思っていたわけですよ。
「ソー/バトルロイヤル」の表記を見た瞬間、どこかのファンが作ったファンメイドのネタポスターだと思いました。
もし、本当にソーの邦題が「ラグナロク」から「バトルロイヤル」に変わるのだとしたら…神々の戦いが一気にプロレスになってしまうんだが… pic.twitter.com/eWYL6WOIe8
— かろ (@aqbl_000) 2017年5月9日
何故ダサい邦題にしたのか
一番に理由に挙げられたのが
「ラグナロク」という言葉に馴染みがないかららしい。
んーっ。馴染みないとはいえ聞いたこともないって人はあんまりいないんじゃないでしょうか。
「ラグナロクという言葉は聞いたことあっても意味まで知らない」という意見もありました。ごめんなさいでょおも意味までは知らない…
でも「北欧神話の終焉的な意味じゃないの?」ぐらいは知ってます。
要は邦題によるターゲットは「固定ファン以外」なんです。
— ヨーダ (@yoda22222) 2017年5月10日
正直ラグナロクがバトルロイヤルになっても固定ファンは必ず見に行くので。
アメコミファンとそれ以外の映画館にたまに行く人の人口を比べると後者が圧倒的です。
→続く
なるほどなるほど。たしかに邦題がダサい「バトルロイヤル」であろうが「ラグナロク」であろうが観に行くでしょうね。
@katzszk ラグナロクと聞いてすぐに意味がわかる日本人がかなり少ないというのは事実だと思います。
— ヨーダ (@yoda22222) 2017年5月10日
そうした時に、じゃあなんという言葉なら内容を想像しやすいだろうか、見たいと思うだろうかという所から邦題が決まったのだと思います。
個人的にはこの邦題はセンス0だと思いますが笑
「ラグナロク」より「バトルロイヤル」の方が内容は伝わりやすいということも納得です。でも果たして「バトルロイヤル」というタイトルによって映画館に足を運ぶ人が増えるのでしょうか。
「マイティ・ソー」シリーズは今回で3作目です。マーベルシネマテックユニバース(MCU)では17作目にあたります。
日本でもこれだけヒットしているマーベル作品ですから「マイティ・ソー」が何なのか知らない人はそれほどいないでしょう。
狙うべきターゲットは「マイティ・ソーを知っててこれまで観たことがない人」なわけです。
「バトルロイヤル」はたくさんの人がごった煮に戦って、最後の一人になった人が勝ち、というものです。予告編ティーザーを見る限り、それらしいシーンはなく、ソーとハルクの戦いがあることが見て取れますが一騎打ちのようです。
「バトルロイヤル」という邦題ではミスリードしてしまいませんか?
これまでもダサい邦題は山ほどある
日本人に馴染のない言葉を避けるため、邦題が原題から大きく変わってしまうことは多々あります。
アメコミファンに馴染のあるこちらの作品。
出典:バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生 : 作品情報 - 映画.com
このタイトルも酷かったです。原題は「Dawn of Justice」(ドーンオブジャスティス)でした。よくわからなくても、よくわからないのがかっこいいってのが中二病的思考です。コミックヒーローものに興味がある人のほとんどは中二病要素を内面に秘めてますよね。
大体、なんでジャスティスは「正義」にしなかったのか。中二病どころか小2くらいの恥ずかしさです。
やっちゃいけない邦題もある
映画デビルクエストなんかはとても有名です。
作品に登場する魔女と思わしき人物の正体が実は悪魔だった!!というドンデン返しが邦題のせいで台無しになってしまうという最低のネタバレ。
原題は「Season of the Witch」(魔女の季節)でした。せめてウィッチクエストとかにしようよ。
逆に成功もたくさんある
ミニシアター系は秀逸な邦題付けもよくみられますが興行収益に影響してそうなのはやはりディズニーアニメ系。
- フローズン→アナと雪の女王
- Tangled(もつれてる)→塔の上のラプンツェル
- Up(上)→カールじいさんの空飛ぶ家
ほかにも今や大人気シリーズになったワイスピことワイルドスピードも原題は「The Fast and The Furious」(速いと怒り)でした。一作目はブライアンの裏切りなどもあり「怒り」というものが作中に描かれていましたがシリーズ化していくとそういったものもなくなり原題は「Fast 5」のように(速い)だけが作品名になりました。
ワイスピを原題に近い邦題をつけていたらどうなっていたでしょう。
「007/慰めの報酬」もかなり成功した例でしょう。原題の「クォンタム・オブ・ソレス」は全世界で「何やそれ」ってなってました。
まあ正解なのかどうかなんて誰にもわかりません。両方試すなんてことはできないんですから。
個人的にはわざわざ「ラグナロク」から「バトルロイヤル」に変えたところで…って思っただけです。
そんなソー/バトルロイヤルは2017年11月3日公開です。