公開前から酷評されてきた映画スーサイドスクワッドを観てきました。
私は年間500本程は映画を見るので割かし好きな方ですが評価は極甘です。
なんというか「ここがよかったからまあいいか」って感じです。
「ヒドい映画は見るに堪えない!」みたいな人も中にはいますが私はくだらないこともくだらないと楽しめるので平気です。
だからあえてマイナス部分を書きません。
それにどうせみんな書いてるからね。
でも今日はブログのネタに困らないと思ってたけどちょっと困ってます笑
そもそもスーサイドスクワッドって
「マンオブスティール」から始まるDCエクステンディッドユニバースの第三弾の映画で各ヒーローのヴィランがアーガスの元タスクフォースX=スーサイドスクワッド(自殺部隊)を結成してより強大な悪と戦うぜってお話です。
スーサイドスクワッドの酷評とは
プレミア上映、全米公開で圧倒的に評価が悪かったって話です。マーベルがあえてやらなかったような悪役たちの幕の内弁当映画だったので公開前のスーサイドスクワッドは「スーパーマンvsバットマン」より注目を集めていました。
一説によると内輪で評価が悪かったので評価の良かったCMのようなイメージに作りなおしたという話さえありました。
人気キャラのジョーカーの出番がなさすぎたりお粗末な脚本やウィル様の起用が酷評の原因になったみたいです。
みんなと同じ文句たらたらの内容を聞いても誰も喜ばないと思うのでここからは私がスーサイドスクワッドをお勧めする点をご紹介します。
①ジョーカーがかっこよすぎる
アカデミー俳優ジャレッドレトがヒースレジャーの後釜として演じたジョーカーがかっこよすぎます。
ノーラン版ダークナイトはどちらかといえばヒーローものを使ったクライムサスペンスなのでリアルにいそうで怖い。って感じでした。
が今回のジョーカーは衣装もキャラクター性もザ・アメコミのヴィランって感じでした。女性受けを狙ったのか王子様的なピュアで一途なキャラでした。
- コミカルだけど悲哀を感じるジャックニコルソン版
- 笑ってるけど笑ってないヒースレジャー版
- なんで笑うのかさえわからないサイコなジャレッドレト版
個人的なイメージこんな感じ。
スーサイドスクワッドを含む映画のジョーカーのキャラクターに関しては良いか悪いかより好きか嫌いかって感じじゃないでしょうか。
ベンアフレック版のガチムチバットマンと戦うのなら今回のスーサイドスクワッド版のジョーカーの方がビジュアルにパンチがあってしっくりきます。
今回のシリーズのバットマンは既に完全にタガが外れてるのでヒースレジャー版ジョーカーなら一発殴られて死んじゃってもおかしくなさそう。
でもジャレッドレトもヒースレジャーの後だから全力で演じたんだろうなぁ。と感じました。かなり気合い入ってます。
笑い声はヒースレジャーに匹敵するほど気持ち悪かっこよかったです。
②ウィル様がかっこいい
ハイ、①と同じような理由です。
実質主人公のウィルスミスが演じたデッドショットはドラマArrowにも登場してます。
そのロートン(デッドショット)がすげーかっこいいんですよね。デッドショットはArrowシーズン1で初登場するのですが、人気キャラのためかその後も何度か登場します。
さらに映画に先駆けてスーサイドスクワッドの一員として登場する回もありました。
なのでキャスティングされたとき「黒人って…しかもウィルスミス。ヒゲ面めっちゃ変やん」みたいに思ってたのですが見てみると全然かっこよかったです。
スタイルもいいのでこういった衣装もよく似合うし、ウィル様のために脚本が修正されたであろうし役得でした。ジョーカー同様に王子様キャラでした。
スーサイドスクワッドを率いるリーダーより遥かに役に立ってたしね。
なによりウィルスミスが幕の内弁当的映画に出るって衝撃を楽しめました。
③女性陣が大活躍
個人的に男くさい映画が大好きなのでこの点は微妙なのですが映画的にはかなりのオススメポイントなのではないでしょうか。
スーサイドスクワッドはアベンジャーズなどに比較しても女性ヒーローの活躍がかなり目立ちました。
まずハーレークイン。
なんというか彼女のキャラクターが立ちすぎていてウィルスミスのデッドショットさえもがっつり食われた感じでした。正直、彼女のおかげで最後まで映画見れたってかたは多いんじゃないでしょうか。
ただの元女医なのにメタヒューマンや殺しのプロなんかよりも一番活躍していて、他のメンバー雑魚すぎってぐらい。
最後の"最後まで"大活躍してました。
女の子見たさに来る男性客を狙っていると思いきや女性受けを気にしたキャラクターって感じでした。とにかく終始「女の子女の子」していました。
ジョーカーやデッドショットのキャラクターからも女性受けを狙ってるのは明らかでした。
そしてメインヴィランのエンチャントレス。
エンチャントレスってマーベルじゃなかったの?と思ってたらキャラ名ダブってました。
見た目はただの小汚いべっぴんさんなのに極悪なヴィランで結成したスーサイドスクワッドのメンバーを相手にしても圧倒的な程に強いです。
最後はあっけなかった割にはコスチュームも2パターン用意されていた優遇っぷり。
それから活躍の場面は少なかったカタナ。
このキャラも前述のArrowに出てます。日系俳優の福原かれんさんが演じてます。
なんで突然泣き出すの?みたいな瞬間はありましたが可愛かったです。
ディズニーチャンネルで動いてるところを見ましたが日本語も完璧で日本人タレントなんかよりはるかにしっかりしてました。
なんでディズニーチャンネルなんか見てんの?という質問にお答えするとでょおは実は大のディズニーファンだったりします。
近年のアメコミブームも最近はアイアンマン3のラストやワンダーウーマンなどアメコミものでも女性が活躍目立ちますよね。
ハルベリーのキャットウーマンやエレクトラがよろしくなかったためか少し前のアメコミ映画でも女性キャラの活躍は控えめでした。
女性のコミック間口を広げる戦略なのか現在の社会情勢を反映しているのかわかりませんがアメコミもので女性が活躍するのは大歓迎ですよね。
まとめ
まあ小さい時に教わったいいこと探しじゃないですがどんな映画でも楽しめるところはあります。私は世間的にも自分的にも駄作の作品も楽しんで見れますよ。
「自分の方がよい映画を撮れる」なんてことはありえないので素直にすごいと感動してしまいます。「金銭的な問題や配給側との間で妥協とかもあったんだろうなー」みたいなこと考えて観てます笑
ぼっちと一緒です。
楽しめるか楽しめないかは結局自分の気持ちの持ちようですね。