この記事は2016年9月6日投稿の記事を元にしています
みなさんこんにちは、でょおです。
さて、先日のAmazonの神対応にて見事、メーカー廃盤品のタイヤ、レーザーテックを手に入れましたので早速、バイクのタイヤを交換していこうかと思います。
Amazonで「メーカー廃番品」タイヤを頼んだら6日で送ってくれた
ネットにはたくさんの情報が流れていて、当然「バイクタイヤ交換のハウツー」もたくさんあります。初心者には敷居を下げてくれて非常にありがたいです。
でもなんだかんだ上手くいかない時って山ほどありません?特にタイヤ交換、組み替えはバイクのメンテナンス初級の中でも難しい分類にあてはまります。やってみたは良い物の
「ここがわかんないんだけどなぜか載ってない」「上手くいかないけど調べても理由が分かんない」
みたいな事ありますよね?というか私はいつもそんな感じです。ですが慣れてる人にとっては何でもないことなんです。つまりコツさえ掴めばバイクのタイヤ交換は楽勝なんです。
それではいってみましょうー。
- バイクのタイヤ交換のやり方、流れ
- コツ1.反対側のビードが外せない時
- コツ2.チューブの口金が入らない時
- コツ3.タイヤをはめると反対側が上がってくる時
- コツ4.ぶっちゃけどうすればチューブを挟まないの?
- コツ5.ビードクリームの代わりに中性洗剤を使うと困る。
- 終わり
バイクのタイヤ交換のやり方、流れ
おそらくタイヤ交換のやり方自体は誰でも知っていると思いますのでざっくりと流れ、やり方を紹介してあとはコツを紹介していきたいと思います。
- タイヤを車体から外す
- タイヤの空気を抜く
- タイヤのビードを落とす
- タイヤを外す
- 反対側のタイヤのビードを外す
- タイヤを組み込む
- ビードをあげる
- タイヤを車体に組み込む
ざっくりとした手順としてはこんな感じです。難しいのはタイヤレバーを使ってタイヤを外す作業と、タイヤを組み込む作業です。それから簡単そうで意外と上手くいかないのがビードをあげる作業。
コツ1.反対側のビードが外せない時
まずタイヤのビードを落として、剥がした後に反対側のビードを外すんですがこの作業が難しい。タイヤ交換の第一関門です。
反対側のビードを外すコツは、タイヤによって外し方を変えることです。
というのも反対側のビードを剥がす方法はいくつかあるんですね。下手ですが絵を書いてみたので参考にしてみてください。わかりますかね?
- 外した方から反対側も外す
- 外して裏返してから外す
- 両側から外して力技で分離させる
タイヤの太さやチューブ、チューブレスによって違うのか何なのかはわかりませんが、「他のバイクは①でしか外せないのにこのバイクは②でしか外せない」なんてことがあるんですよ。
・2.5-10(原付)→②
・100/90-17(フロント)→①
・140/90-15(リア)→③
ちなみに私が外したことあるタイヤはこんな感じでした。
上2つはやりやすい方で出来そうですが、「140/90-15(リア)」は2時間かけても外せず、試しに③番の方法でやったら外せました。
どうしても外せないって時は他の外し方を試してみてください。
コツ2.チューブの口金が入らない時
チューブレスタイヤには口金を入れる作業はないのですが、チューブタイヤの場合はこの作業があります。バイクにはチューブタイヤが未だにあるんですね。具体的にはスポークホイールのバイクはチューブタイヤが多いです。
これめっちゃ大変でした。チューブレスホイールにチューブタイヤとチューブを組み込んだからかもしれませんが。
なんぼやっても入らないし、手痛いし、発狂寸前でしたw
糸を使ってやる方法があるようですが、裁縫糸のように弱い糸だと失敗します。テグスのように全くちぎれない物であれば上手くいくかもしれませんが、それよりもおすすめのコツはこれ。
「口金を上にタイヤを立てる」
おいおい、それかよ?って感じですがこれです。口金を上にしてタイヤを立てるとスペースができます。
これだけで作業効率がグッと上がります。というかこの方法以外で組むのは無理な気がします。
あとは指でこんな感じに穴に入れます。
イラストに寒気が走るってのは堪忍してくださいw
ビードクリームなどでチューブの口金やホイールの口金穴部分をヌルヌルにしてからしてください。反対の手にはナットを持って口金が通ったらすぐに取り付けできるように準備しておきましょう。
コツ3.タイヤをはめると反対側が上がってくる時
タイヤ交換何回やってもこれしちゃうんですよね。片側はめて、反対側、最後の最後のがハマらない。はめていくと反対側がどんどんあがってきちゃう。
わかりにくいのでまた下手なイラストを。
これよくなりませんか?
タイヤビードをおさめると反対が出てきて永遠とぐるぐる回っちゃいます。無理して力技で納めるとチューブに穴が空いきます。鉄ホイールの場合はリムが曲がります。
この場合のコツは本当に少しずつ進めること。
タイヤレバー1個分、5センチずつぐらいで進める。「これ進んでなくない?」ぐらい少しずつビードを組んでいくと反対側が上がって来ません。
残り15センチくらいになると自然と手ではめられるぐらいになります。
コツ4.ぶっちゃけどうすればチューブを挟まないの?
チューブタイヤの交換で一番知りたいことは「チューブを挟まない方法」ですよね?
ネットで調べても「丁寧にする」とか「力技を使わない」って出てきますが、その抽象的な表現が初心者はわからないんですよ。
偉そうな事言ってますが私も今回のタイヤ交換で2回チューブに穴開けちゃいました。逆に3回目でどうやって成功したかを教えます。
まずハマらない部分をレバーより右に見て隙間から右手を突っ込みます。図を書いてますのでこの通りにやってください。
手でチューブを奥の方へ押さえこんで、左手でレバーを突っ込みます。
レバーをひっかける時にチューブを挟まないように手でチューブを押さえたままレバーを起こす感じです。
わかりにくいイラストと説明で申し訳ないですが。ビードを組み込むときにチューブが絡まないように反対の手で奥の方にチューブを押さえこみます。
手がめちゃめちゃ痛いですがこうすればチューブを挟まずにタイヤを組み込むことができます。
コツ5.ビードクリームの代わりに中性洗剤を使うと困る。
バイクのビードクリームってめったに使わないので買うのがもったいない。
って思ってジョイなどの中性洗剤を使う方いますよね。
ハイ、私です。貧乏ビルダーなのでケチっちゃいます。
ビードクリームの代わりに使うと口金や鉄チンホイール(お前いくつだよ)の場合錆びるらしいです。そりゃそうですよね。
でも大変になるのは先の話じゃなくて翌日。中性洗剤をずっと触っているのでさかむけだらけになります。さらに手のひらがパリッパリになります。笑
私は手のひらに擦り剝いた時の古傷があるのですが突っ張ってヒリヒリしてました。
もう一つ技術的な問題があります。中性洗剤を使うとビード上げが難しいです。やはりビードクリームを使った時と中性洗剤を使った時ではビードクリームを使った時の方が容易にビードが上がります。
ビードクリームを使わないと
- 鉄ホイールだと錆びる
- 手がヒリヒリしてボロボロになる
- ビードが上がりにくい
と、メリットゼロです。
終わり
微妙な内容が挟まりましたが初心者の方にはぜひ参考にしてもらいたい【バイク】チューブタイヤ交換であなたの知らない5つのコツのやり方でした。
とにかくビードクリームとタイヤレバーがないことには始まりません。個人的にタイヤレバーは2本あれば大丈夫です。