どうもでょおです。ハーレーやチョッパーでは定番のフロントフェンダーレス。私もフロントフェンダーなしの仕様にしています。フロントフェンダーを外すと出てくる問題とはなんといっても雨対策ですね。フロントフェンダーがないことで雨や泥はねを起こしてしまいます。
イージーライダースをはじめとする各社から簡易式の携帯フロントマッドガードというものが販売されています。
ただみんなが疑問に思っていると思います。「この簡易式の携帯マッドガードの効果ってあんの?」ということ。そこで今回は簡易式のフロントフェンダーでどの程度、雨対策ができるのかということを実験してみました。購入検討中の方は参考にしてみてください
フロントフェンダーレスの雨問題
まあ常識的に考えるとフロントフェンダーがないとフロントタイヤから水柱が立つんですよね。タイヤが回転しながら雨を巻き上げるからです。
図で書いてみるとこんな感じですね。当然ですが速く走れば走るほど水柱は高くなります。当然走行しているので顔周りやヘルメットにも水が飛んできます。飛んでくるだけならまだしも、実際走ってみると水柱が大きすぎて視界不良になるんです。
実験方法
まあさすがに雨の中写真を撮りながらバイクを走らせることは不可能に近いのでこんな感じで実験することにしました。
晴れの日に道路に水を撒いてそこを走りたいと思います。念のため道路法と道交法を確認してみました。
- みだりに道路を損傷し、又は汚損すること。
- みだりに道路に土石、竹木等の物件をたい積し、その他道路の構造又は交通に支障を及ぼす虞のある行為をすること。
出典:道路法
- 何人も、信号機若しくは道路標識等又はこれらに類似する工作物若しくは物件をみだりに設置してはならない。
- 何人も、信号機又は道路標識等の効用を妨げるような工作物又は物件を設置してはならない。
- 何人も、交通の妨害となるような方法で物件をみだりに道路に置いてはならない。
なんだかグレーっぽいですね…。交通に支障を来したり、迷惑をかけてはいけないので道路に1m程度の打ち水をしてとどめることに。この部分を時速40kmで通過することにしてみます。
実験結果
フロントフェンダーレスでの雨被害
まずは完全なフロントフェンダーレスの状態で道路の水を通過してみることにしました。その結果がこんな感じ。
写真が悪くてほとんどわかりませんね。一応わかるところに矢印を付けました。ちなみに数えてみたところヘルメットに飛んできた水滴の数は27。
簡易フロントフェンダーでの雨被害
続いて簡易フロントフェンダー(携帯マッドガード)を取り付けた状態で同じように走行してみることに。
同じく全くわかりません…。見たところほとんど変わらないように見えますが。ヘルメットの水滴を数えてみたところ20。結構飛んできています。気持ち少な目ではありますが簡易式携帯フェンダーはほぼ意味なし。
先ほどの図でもわかるようにこのフェンダーは水柱が上がるより後ろに装着するのであまり意味がなさそうです。
ただしもっと高速で走った場合は結果が大きく異なると思います。フェンダー自体は濡れてたのでライダーではなく車体にかかる水は防げるようです。
まとめ
大雨のときは頼りにならないかもしれませんが多少の雨や、地面から巻き上げる雨対策にはそれなりの効果を発揮してくれるかもしれません。それほど高額な訳でもないのでツーリングなどには一つ備えとして持っていきたいですね。