どうもでょおです。
バイク乗りの皆さんはどんなライダースジャケットを来てますか?やっぱりクシタニやカドヤでしょうか。
バイク専用の革ジャンは擦傷対策にとても重要です。その反面、街中ではとても着れたものじゃないですし、バイク乗る時だけと割りきってるんじゃないでしょうか。
そんな方におすすめなのがファッションブランドのライダースジャケットです。
という訳で日本製のライダースジャケットブランドとして有名な666の革ジャンを買ったのでレビューします。
666 LJM-1 U.K サイドベルト レザージャケットのレビュー
今回購入したのは666のLJM-1 U.K サイドベルト レザージャケットです。お値段9万円+税の総額97,200円。伝統的なロンジャン(UKライダース)です。私の場合、バイクに乗車すると、前傾姿勢ぎみになるので、アメジャンだとタンクが傷だらけになってしまいます。
耐久性は専用に比べると高くありませんが、普段着にもできてバイク乗るときにも着れるメリットがあります。
ベジタブルタンニン染めのシープスキン
何が珍しいってこちらはシープスキン、つまり羊革でありながらベジタブルタンニン染めというところ。
ベジタブルタンニンは真っ黒に染まらず茶色く染まる染め方です。茶色く染めた後、上から黒の顔料で表面をペイントしてます。
なのでレザーの切り口を見ると茶色です。
つまり、黒が擦れてきた部分は茶色くなるという経年劣化が楽しめます。
ベジタブルタンニン染め自体は珍しいものではなく一般的です。でも大体が牛革(カーフスキン)や馬革(ホースハイド)です。牛革は最も一般的な革で、馬革はとても丈夫で固い革だからです。
シープスキン(羊革)やラムスキン(子羊革)は柔らかく繊細なので長持ちしずらく、経年劣化を楽しまないのが一般的な革だからです。
羊革の一番のメリットは軽いというところ。牛革や馬革に比較すると圧倒的に軽く、肩こりとも無縁です。
ディティールのレビュー
666レザージャケットの細かいディティールです。
まずフロントジップ部分ですが、かつてのアルバートジッパーを復刻したものが使用されています。
ポケットのジッパーはお馴染みのボールチェーンタイプです。使い勝手は確かに良い。
内側は中綿入りのキルティングで
ヴィンテージ風に赤色です。サイズがホビットなのはご愛嬌。逆にこんなサイズ普通はめったに手に入らない。
まだ数回しか着ていませんが、段々とシボが出てきます。
ベジタブルタンニンは新品は固いのですが着てる間に柔らかくなってシワが寄る部分にシボが出てきます。
シープスキンの中でもウールシープスキンという羊革です。簡単に言うとムートンなどに使用されるモコモコした毛の羊の革。普通はヘアーシープスキンをライダースには使用するので見たことのないシボを持ってます。
袖口の写真です。目立たないところにはシボ感が強くあまりよくない革を使用しています。
この666のウールシープスキンは普通のシープスキンと違い厚みが1.3mmあるとのこと。手に持った感じは確かに分厚い。銀面はシープスキンによく似ているけど、あれよりももうちょっと目が粗くて全体的にハリがある。むっちりしてる感じ。だからこそ着こむとシボが出てくるんだと思います。
裏返して置くと形が崩れてるのからわかる通り、アームホールは少し前向きについています。これはバイクに乗ったときに運転しやすくなっているものと思われます。
本当はアクションプリーツが欲しい。
サイドベルト部分ね。これ以上はベルト広げても意味ないです。もっとウエストを絞りたいなんて言うなら別ですが、結構ただの飾りな感じ。
悪かった部分
基本的にはありません。
値段相応の作りです。もしかしたらそれ以上に感じます。サイズや革の種類によっては受注生産となるので、その場合は返品等受け付けないとのことで注意が必要です。
ネット通販を利用する人が多いと思うので注意点を挙げるとすると、着丈は注意が必要です。
こちらの666ライダースジャケットは裾の部分が弧を描いています。
当然ですが、一番下の部分が着丈です。お尻の辺りの丈だけが長く、フロントとサイドは同じ丈になるので、測るとき注意しないと思ってたより着丈が短く感じることになります。
唯一どうしようもない欠点としては
すげークサいということ。
これまで革ジャンから手袋まで、ありとあらゆる革製品を使用してきましたが、ここまで臭いと感じるものはありませんでした。
臭いを取るのにかなり苦労したので、同じように悩んでる方は下記の記事を参考にしてみてください。
新品の革ジャンライダースが臭すぎるのであらゆる消臭を試した結果
最後に
666のライダースジャケットは完成した段階でかなりオイルを含ませていることで、基本的にメンテナンスフリーとなっているようです。
シープスキンに関しては例外で、ある程度のメンテナンスが必要だとのこと。
基本的には馬毛ブラシで磨いたり、シーズン終了時の年1回オイルの補給が必要になります。
あとは防水スプレーもあった方がいいですがオイルがしっかり塗り込んであるのである程度の水は弾きます。ウールシープはシープの中でも強度が低いのでオイルの塗りすぎは厳禁です。
以上、もし購入を検討している人がいるなら参考にしてみてください。