この記事を読めば「未経験のグラフィックデザイナーが独学でスキルを身に着ける方法」がわかります。
今年フリーランスのグラフィックデザイナーとして独立したでょおです。
その前は5年以上会社員のグラフィックデザイナーとして勤務していました。私は一応専門学校でデザインの勉強をしてきたんですが、現場に出て思ったのは学校とは全く違うということ。
そこで今日は未経験のグラフィックデザイナーが独学でスキルを身に着ける方法と言うのをご紹介していこうかと思います。
この方法で勉強すれば業界でそれなりに通用するスキルが身に付きます。
印刷業界・グラフィックデザイナーの基礎を覚える
まず何より大切なことはデザインした印刷物が本当に印刷できるかどうかということ。
当然ですよね。
印刷物デザインしてみたものの、その印刷物が印刷できなければ意味がありません。そのためには印刷業界における基礎知識や、グラフィックデザイナーにおける基礎知識というものが必要になってきます。
基本的には正しい入稿データが作れればOKです。
むしろデザインがしっかりできなくても入稿データ(版下データ)を作ることが出来るのであれば、アルバイトやパートとして雇ってもらえると思います。それぐらい重要な基礎知識です。
ちょっと考えてみたんですが例で言うとこんな感じですね。
- 正しいトンボ(トリムマーク)の付け方がわかる
- リンクデータの取り扱いが分かる
- 用紙のサイズを知っている
- プロセスカラーと特色の違いが分かる
- 印刷方式の違いが分かる
- CMYKで表現できる色とRGBで表現できる色は違う
- なので印刷物はCMYKでデザインする
今は思い浮かばないけど大体この辺りは必須ですかね。
以前他の記事でもまとめているので良かったら参考にしてみてください。下記にリンク貼りますね。
独学グラフィックデザイナーになるなら知っておいて当然の5つの事
業界における常識なので、常識を逸脱するようなデザインの仕方をしていると同業者や同僚から品位を疑われます。デザイン以上に大切なことです。
この辺りは知っておく必要があるべきことがたくさんあるので本を使って勉強するのが一番良いです。私のおすすめの書籍のリンク貼っときますね。
これ一冊で必要な情報がすべて手に入ると思えばかなりお得ですね。
ショートカットキーを覚える
現場で働くグラフィックデザイナーはメニューバーやツールボックスから一々ツールを選んでデザインすることはほとんどありません。
デザイン時に必要なショートカットキー9割は覚えているはずです。これによって作業効率が10倍ほどに向上すると思います。
私は広告会社でチーフグラフィックデザイナーとして勤めていましたが、ショートカットキーが使えない人は無能認定していました。いやマジで。
クビにできる権限があったら間違いなく切ってたと思う。それぐらいショートカットキーって大切です。作業するうえでの基本中の基本ですね。
下記に現役で作業するうえで覚えておくべきショートカットキーをまとめていますので、とりあえずこれだけは覚えておきましょう。
現役が教える効率をあげるイラストレーター30のショートカットキー
独学でスキルを得るならトレースがおすすめ
スキルアップに必要な具体的な練習方法はトレースがベストです。つまり他の広告を真似する練習ですね。
例えば新聞折り込みに入ってるチラシをトレースしてみましょう。チラシと全く同じサイズ、全く同じフォントを使って自分で全く同じものをデザインする作業です。
トレースと言ってもスキャンしてその上からなぞる訳じゃないです。
グラフィックデザイナーはイラスト描いたり写真撮ったりすることはあまりないので、その部分はネットで似たようなものを拾ってきてデザインしましょう。
いろんなジャンルのデザインや印刷物を真似ることで自分のデザイン力やテクニックが上がってきます。正直これだけでかなりの能力が身に付くので、未経験や独学で学ぶには最適な方法になります。
私も入社してすぐはこの方法でグラフィックデザイン力を身に付けましたね。
未経験&独学でグラフィックデザイナーになりたいなら
未経験の人が独学でグラフィックデザイナーの勉強をしたい人って、やっぱりその後業界に転職したいってパターンが多いと思います。
私は専門学校卒なので独学ではありませんでしたが、未経験での入社でした。就活も連敗続きでかなり苦戦しました。
その経験から未経験で独学でもグラフィックデザイナーになる方法、どういった求人を選ぶべきかというのを過去記事でまとめているので良ければ参考にしてみてください。
就職後は面接官をやった経験もあるのでかなり参考になるかと思います。
【グラフィックデザイナー】未経験で無職から就職した方法|狙い目とコツ
最後に
このブログでは「グラフィックデザイナーになりたい人」「グラフィックデザイナー初心者」などに向けた記事をたくさん書いているので良ければ合わせてご覧ください。
質問なんかあったらお気軽にどうぞ。ではまた。