出典:Marvel デアデビル | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
どうもでょおです。
さてさて、見終えてしまいましたよ『デアデビルシーズン3』いやーよかったですね。Netflixマーベルドラマで一番といってもいいほど複雑な内容だったといっても過言ではありませんね。
本当にいい意味でスーパーヒーロー映画の傑作『ダークナイト』を思い起こさせられました。心理戦も非常によく考えられていてクリス・ノーラン版バットマン対ジョーカーのような奥の深い話になっていたと思います。
今回の記事はNetflixマーベルドラマ『デアデビルシーズン3』を総括した感想記事になります。
もちろんネタバレありの内容になっていますのでまだ見ていない方は十分ご注意の上ご覧ください。まだ観ていない方は下記の復習記事をご覧ください。ではどうぞ。
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デアデビルシーズン3 後半のあらすじ
前回はデアデビルシーズン3の前半の感想記事を書いたので今回は後半の大まかなあらすじをちょっぴり紹介しようかと思います。
刑務所を出てホテルで軟禁状態だったウィルソン・フィスクがポインデクスター捜査官ことデックスを上手く利用し、デアデビルをヴィランに仕立て上げることに成功しました。その結果、デアデビルはFBIだけではなメディアからも目を付けられ、さらにデアデビルの協力者であるカレンまでもが突き詰められたり。
後半戦かなりバタバタと色んな事があったのでサクッとあらすじを説明することができませんね。うん、ごめんなさい。
デアデビルシーズン3の感想
ウィルソン・フィスクの心理戦がポリティカルサスペンス並み
これですよこれ。まじでポリティカルサスペンス並みに裏切りがあったり、買収されていたりとすげー心理戦だらけ。
ナディーム捜査官が悩みに悩んだ末に上司に報告したら裏切者だったとか。最後証言の裏付けとってくれてるけどそれでもムカつくわあの上司。
ナディームも命がけで証言したってのに陪審員買収されてるとかね。もうマジでウィルソン・フィスクを法的に止める手段ないよね。
それからあれ。フィスクを倒すかカレンを助けるかってシーン。ダークナイト程ではないにしろ、あれぐらい重要な決断に迫られたシーンですよね。
今回のデアデビルシーズン3はああいった駆け引きみたいなのが結構多かったですね。
カレン・ペイジの過去エピソード
デアデビルシーズン3はとにかくハードでダークでした。マーベルシネマティックユニバースは基本明るい作風が多いですし、ダークなヒーローはDCの専売特許みたいなところがありましたがデアデビルシーズン3で大きく変わりましたね。
むしろ映画『ダークナイト』の遺伝子を受け継ぐ直系の作品のような仕上がりでした。なかでもダークなエピソードで印象的なのがカレン・ペイジの過去のエピソード。
マット・マードックが思っていたように私たち視聴者も思っていたカレンのイメージといえばピュアでイノセントな正義感の強い女性。
ところが実際はマットをしのぐ程の暗い過去を持っていました。あんな人生を送ってきたカレンがここまで明るくふるまってこれた事がすごいですね。ますますカレンが好きになるエピソードだったんじゃないでしょうか。
レイ・ナディームに泣く
デアデビルシーズン3が始まってすぐに書いた記事で「ナディーム捜査官がシーズン3の第二の主人公かな」って話をしてましたが、実際にはそこまで深く描く余裕はなかったようですね。
ですが第一話から登場しているだけあってデアデビルシーズン3では非常に重要な役回りでしたし、最後の自らの命を犠牲にしてまでフィスクを檻の中に戻したのはもう泣けますよね。
マジでどんだけ良い父親なんだよ。デックスに撃たれる時も「お前でよかった」とかもうかっこよすぎ。死んじゃったのがもったいないくらい。
シーズン3がファイナルシーズン?ってくらい収まりが良い
デアデビルシーズン3は収まりが良かったですねー。デアデビルシーズン1の時はウィルソン・フィスクが檻から出てくる予感めっちゃしてたし、シーズン2の時はカレンやフォギーとの間にわだかまりを残したままでしたし。
デアデビルシーズン3ではフィスクとほとんど決着がつきましたね。デアデビルを殺すかヴァネッサが死ぬかでもしない限りウィルソン・フィスクが檻から出ることはないでしょう。
フォギー、カレンとのわだかまりも今のところ完全に解消したようです。たしかに今回の一件は法の力を行使して決着をつけた訳ですがデアデビルの能力がないと上手くいかなかったのはフォギーもカレンもわかってるはず。
マット自身もフォギーとカレンを必要としているのでこのままデアデビル引退してもいいんじゃないってくらい収まりがよかったですね。
Netflixマーベルドラマは現在大きな局面を迎えております。ルーク・ケイジ、アイアン・フィストがほぼ同時に打ち切りが発表されました。もしデアデビルも打ち切りになるのならデアデビルシーズン3の収まりの良いハッピーエンディングで終わってほしいですね。
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ヴィラン ブルズアイはシーズン4へ持越し
そんな収まりの良いデアデビルシーズン3でしたが一つだけ次回へ持越ししたことがあります。それがヴィラン、ブルズアイのことです。
個人的にはデアデビルシーズン2のパニッシャーのようにシーズンのフィナーレに偽デアデビルからブルズアイに変貌するのかと思っておりましたがデアデビルシーズン4以降に持ち越しとなりました。
パニッシャー、ジェシカ・ジョーンズシーズン2、アイアン・フィストシーズン2もそうですが最近は次回に持ち越しってパターンが増えましたね。
ブルズアイは原作ではウルヴァリンと同じアダマンチウムで骨格を補強されています。それと同様にドラマ版デアデビルではコグミアムスティールという金属で補強されるようです。
恐らくアダマンチウムというネーミングはX-MENのFOXが所有しているので使えないのかと思われますね。いつ完全に統合されるんだろう。アダマンチウムがダメならヴィブラニウムでよかったんじゃないのって思うんですが皆さんはどう思います?
アダマンチウムってたしかヴィブラニウムを人工的に作ろうとして誕生した金属だったと思うのですが。やっぱり希少なヴィブラニウムを死にかけたFBI捜査官に使うのはもったいないってことなんでしょうか。
ヴィラン化するデックスの過程がヤバい
今回もメインヴィランはウィルソン・フィスクだったわけですが、そのフィスクの部下としてヴィランになるデックスがヤバい。
デックスは頭イカれてるんだけと本当は良いやつなんだよ。心が壊れてるんだけど治したいと思ってるし、レイを殺すときも自殺予防センターの時と同じ台詞を言ったり良い人間になろうとしてる。
最終エピソードでフィスクに戦いを挑んだのも愛のため。歪んだ愛だけど。
そんな心に闇を抱えた良い人間のデックスがヴィラン化、闇堕ちするのがもう辛くてたまんない。Netflixマーベルドラマの中で最も魅力的なヴィランの一人になりました。
ヴィランで良いからスピンオフにしてくれ、猟奇殺人的なやつで。本当に魅力的でかっこいい。
でもやっぱり長いよ
ここまでデアデビルシーズン3を割りと誉めちぎった訳ですがやっぱり長い、というかトロい。Netflixマーベルドラマは基本的には全13話となっていてこれが結構ドラマの進行スピードを妨げているという感じはあります。スピード感というか勢いというか。
デアデビルシーズン3も例外ではなく、そろそろクライマックスかと思ってからが結構長いのよ。
でもシーズン3に関しては割かし正解だったかもしれませんね。作風自体がかなりダークでメランコリックなものになっているのでストーリーの進行の遅さがそういった雰囲気を一層強めているような印象もあります。
最後に
いかがだったでしょうか。デアデビルシーズン3面白かったですね。ブログに書かなくてもいいんだったらもっとゆっくり見ていたかったなとは思います。
先ほども言った通り、Netflixマーベルドラマは今ピンチを迎えています。アイアン・フィストとルーク・ケイジが打ちきりになりディフェンダーズの半分が打ちきりになったということになります。来年ディズニーがVODサービスを始めるということもあり、Netflixマーベル解消を迫られているのかもしれませんね。
もし今のNetflixマーベルのシリーズがディズニーの動画配信サービスに移動してしまうと今のようなダークでメランコリックな魅力はなくなってしまうんでしょうね。
これからどうなっていくか分かりませんがデアデビルをはじめとして全体的に評価の高いNetflixマーベルはもっと続いてほしいですね。
ではまた。
【デアデビル】シーズン3 ネタバレ感想と考察『Netflixドラマ』
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