出典:The Dark Crystal: Age of Resistance | Netflix Official Site
Netflixでドラマ版『ダーククリスタル』の配信がはじまりましたね。そもそも皆さん『ダーククリスタル』ってご存知ですか?ダーククリスタルは80年代の名作ファンタジーで今もカルト的評価を得ている作品です。
今から30年以上前の映画とは思えないほどの作りこまれた世界観や、それを実現するために全編ほぼパペットでの撮影は感動もんです。
そんな『ダーククリスタル』がNetflixでドラマになって帰ってきました。今日はそんなドラマ『ダーククリスタル エイジ・オブ・レジスタンス』について熱く語っていきたいと思います。
元々感想記事を書こうと思ってたんですが映画とは違い世界観広がり過ぎてて、まずは解説しないと無理だと判断。
感想記事はこちら→ネタバレ感想【ダーククリスタル】Netflixよ、やってくれたな|ドラマ
という訳で今日は解説記事になります。
※この記事は『ダーククリスタル エイジ・オブ・レジスタンス』のネタバレを含みます
- Netflix『ダーククリスタル エイジ・オブ・レジスタンス』のあらすじ
- 『ダーククリスタル エイジ・オブ・レジスタンス』の登場人物
- 『ダーククリスタル』の用語
- 最後に
Netflix『ダーククリスタル エイジ・オブ・レジスタンス』のあらすじ
Netflix版のダーククリスタルは本家の続編ではなく前日譚です。
そもそも本家ダーククリスタルのあらすじなんて覚えてねえって人もいるかと思うので改めておさらしておきますね。
昔々に惑星トラのクリスタルが割れ、2つの種族が誕生しました。悪のスケクシス族と善のミスティックス族です。それから1000年、スケクシス族は長年惑星を支配していましたが徐々に勢力は弱まります。
予言ではゲルフリン族が世界を救うとされており、そのゲルフリン唯一(だと思われていた)の生き残りジェンが、世界を救うためにクリスタルの欠片を探しスケクシス族に立ち向かうという話。
そしてNetflixドラマ版のダーククリスタルの時系列としてはスケクシス族の統治下にある惑星トラが舞台となっています。
映画の『ダーククリスタル』ではスケクシスを倒すと予言されていたゲルフリン族は絶滅させられていましたが、Netflixの『ダーククリスタル エイジ・オブ・レジスタンス』ではまだ予言がないのでゲルフリンがたくさんいます。
ゲルフリン達はスケクシスを支配者として称え、彼らのために働いています。そんな中でスケクシスの体制、惑星トラの異変「ダークニング」に疑問を感じた3人のゲルフリンが世界を救うために反乱を起こしていくというストーリーになっています。
『ダーククリスタル エイジ・オブ・レジスタンス』の登場人物
ゲルフリン族
人間っぽいビジュアルの種族で主人公たちの種族。本家の映画『ダーククリスタル』では主人公ジェンとヒロインのキーラのみが生き残っていましたが、ドラマ版ではリアンをはじめとするたくさんのゲルフリンが登場しましたね。
特徴としては手を触れることで記憶を共有することができます。また女の人だけ羽を持っています。
また本作ではゲルフリンには7つのクラン(種族)がいることが判明しました。ゲルフリンの7つのクランはこちら。
- ヴァプラ
- ストーンウッド
- グロッタン
- シファ
- スプライトン
- ドゥーサン
- ドレンチェン
それぞれに特徴があるようですが、メインの種族は3つ。
ハラールという山に住む高貴で知識ある種族のヴァプラはゲルフリン族でもっとも発展していて他の種族をまとめるています。
ストーン・イン・ザ・ウッドに住むストーンウッドのゲルフリンは強い戦士で、城の護衛を行っている者もいます。
地下に住むグロッタンは心優しい種族で、長年地下に住んでいるので、その存在を都市伝説みたいに思ってる人もいるみたい。グロッタンの洞窟にしかない苔を食べると顔が発光します。また暗いところで暮らしていたので明るさに慣れてないです。
リアン(ストーンウッド)
『ダーククリスタル エイジ・オブ・レジスタンス』の主人公の一人。
クリスタル城で護衛をしていたのですが、恋人のミラがスケクシスの実験台になっているところを目撃してしまったことで、罪を擦り付けられトラ中を追われます。
声優は『キングスマン』シリーズや『ロケットマン』で人気沸騰中のタロン・エガートン。
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ブレア(ヴァプラ)
『ダーククリスタル エイジ・オブ・レジスタンス』の主人公の一人。ヴァプラの王女で、純粋で好奇心旺盛な末っ子。
スケクシスの体制に疑問を感じ、理由を探ろうと本を読んでいるときにビジョンを見ます。ビジョンで見た記号の意味を探っていく中で反乱に巻き込まれていきます。
声を当てるキャストは『スプリット』などで大人気のアニャ・テイラー=ジョイ。
ディート(グロッタン)
主人公の一人。グロッタンの優しい女性。グロッタンなので臭いとか汚いとか言われることが多いです。
聖なる木の声を聞き、トラ全体がダークニングに感染していることを知ります。グロッタンの長であるモードラ・アーゴットに言われハラールへの旅に出ることになります。
声優は『ワイルド・スピード』シリーズや『ゲーム・オブ・スローンズ』のナタリー・エマニュエル。
出典: Wikipedia
ミラ(ヴァプラ)
クリスタル城の護衛の一人でリアンの恋人。スケクシス達がエキスを作る実験台にされ命を落としました。
彼女の死がきっかけでスケクシス達の正体が明かされるきっかけとなります。
演じるキャストは『エクスマキナ』や『トゥームレイダー ファースト・ミッション』のアリシア・ヴィキャンデル。
ガージン(ドレンチェン)
リアンの友人で城の護衛の一人。リアンがミラを殺してないことを知り、脱走の手伝いをします。その結果、スケクシス達に捕まり拷問を受けることに。
声優はハリス・ディキンソン。『マレフィセント2』では『Titans/タイタンズ』のブレントン・スウェイツに代わりフィリップ王子を演じることが発表されています。
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オードン(ストーンウッド)
クリスタル城の護衛のキャプテンにしてリアンの父。殺人鬼の父親とスケクシスの護衛の間で揺れ動きます。
キャストはマーク・ストロング。『シャザム!』などたくさんの出演作があるベテランですね。
セラドン(ヴァプラ)
ヴァプラの王女でオルモードラの長女。ブレアの姉で、いずれオルモードラになる人物です。母に甘やかされて育ったブレアにきつく当たっています。
声優は『美女と野獣』や『クローバーフィールド・パラドックス』のググ・バサ=ロー 。
出典: Wikipedia
タヴラ(ヴァプラ)
ヴァプラの王女でオルモードラの次女、ブレアの姉です。セラドンと違いブレアに優しく仲の良い姉妹です。タヴラはヴァプラの力強い戦士です。
声を演じるのはドラマ『アウトランダー』でお馴染みのカトリーナ・バルフ。
出典:Wikipedia
ナイア(ドレンチェン)
ガージンの双子の妹。ガージン同様に戦士です。
声優は『アントマン&ワスプ』でヴィランと言うべきかどうか微妙なゴーストを演じたハンナ・ジョン=カーメン。
カイラン(スプライトン)
ナイアと一緒にリアンを捕まえに来たゲルフリン。スプライトンの戦士です。『スタートレック・ディスカバリー』でクリンゴンとのハイブリッドであるアッシュを演じているシャザド・ラティフが声を当てます。
カディア(シファ)
シファクランの長老で預言者。ブレアが記憶を消してしまいました。声優はエディー・イザード。『カーズ2』のアクセルロッド卿などを演じています。
オニカ(シファ)
カディアの跡を継いで長老になったシファ。ブレアが記号の秘密を探る手伝いなどをします。
声をあてるのは『ハンガー・ゲーム』シリーズでイカツい髪型をしたクレシダを演じたナタリー・ドーマー。
出典:Wikipedia
オルモードラ(ヴァプラ)
ヴァプラのモードラでブレア、セラドン、タヴラの母。7つのクラン全てのゲルフリンの長にあたります。
声優はティム・バートン映画でお馴染みのヘレナ・ボナム=カーター。最近だと『オーシャンズ8』なんかにも出演していましたね。
モードラ・ファラ(ストーンウッド)
ストーンウッドのモードラ。『ゲーム・オブ・スローンズ』や『300〈スリーハンドレッド〉』など強い女性役を演じることが多いレナ・ヘディが声を当てております。
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モードラ・アーゴット(グロッタン)
グロッタンのモードラ。キャストはマペッツシリーズのベテランであるルイス・ゴールド。
司書(ヴァプラ)
ハラールの図書館の司書。王女に意見してることもあるところ見るとそれなりの地位があるようです。
声優は『キャプテン・アメリカ』シリーズなどでお馴染みのトビー・ジョーンズ。
レキーア(ドゥーサン)
砂漠からほとんど出ないクラン、ドゥーサンのサンドマスター。クリスタルの砂漠を抜ける時に協力しました。声優はテオ・ジェームズ。Netflixの『すべての終わり』などに登場しました。
スケクシス族
『ダーククリスタル』シリーズにおける悪役種族。クリスタルが割れたことでウルスケク族から分裂した種族です。惑星トラを支配し、種族間でも権力争いが行われています。
大合致の時はダーククリスタルから力を得て不老不死に近い存在になれますが、それ以外では科学者が開発した装置でゲルフリンからエキスを吸い取って力を得ます。
映画版ではポドリン(ポッド族)からもエキスを抽出していましたが、ポドリンからは取れるエキスはすぐに力が消滅してしまいました。
スケク・ソ(皇帝)
スケクシスたちの皇帝。映画版の『ダーククリスタル』では冒頭で死んでしまったスケクシスですね。
声優は『ハリー・ポッター』シリーズのマルフォイの父役などでお馴染みのベテラン、ジェイソン・アイザックスです。
スケク・シル(侍従長)
皇帝の側近であるスケクシス。狡賢く、自身の地位のために戯言言ったりする多分一番悪いヤツ。
声優はハリウッドきってのオタク俳優のサイモン・ペッグ。『スター・トレック』のスコッティなどでお馴染みですね。
スケク・テク(科学者)
スケクシスの科学者。クリスタルの力を解明し、ゲルフリンからエキスを抽出する装置を開発します。片目が機械になっています。
声を当てるキャストは『スター・ウォーズ』のルーク・スカイウォーカー、マーク・ハミルです。
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スケク・ヴァー(将軍)
皇帝の命令すら無視することもある暴力的な将軍です。侍従長と権力争いをすることもしばしばあります。
声優は『ドクター・ストレンジ』の図書館の人でお馴染みのベネディクト・ウォン。
出典:Wikipedia
スケク・マル(狩人)
残忍で侍従長がリアンを捕らえる時に呼び出したスケクシス。普段はクリスタル城にいないようです。ドクロをかぶっているプレデターっぽいヤツ。
声優は『ゲーム・オブ・スローンズ』などに出演するラルフ・アイネソン。
スケク・ラク(徴税官)
ゲルフリンから献上品を徴収するスケクシス。病気で鼻水を垂らしています。
声を担当するのはラッパーで俳優のオークワフィナ。『オーシャンズ8』に出演していましたね。
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スケク・オク(記録保持者)
メガネいっぱいかけてるスケクシス。転んだブレアを車に乗せて話してたスケクシスです。
スケク・アユク(美食家)
太ったスケクシス。声優はハーヴェイ・ファイアスタイン。
スケク・グラ(征服者)
太陽の輪に住むスケクシス。長年隔離されて住んでいたことが原因かちょっとイカれてる。声優は『ブルックリン・ナイン-ナイン』などのアンディ・サムバーグ。
出典:Wikipedia
その他
マザー・オーグラ
クリスタルの元守護者。彼女がスケクシスにそそのかされクリスタルをスケクシス達に託したことで、スケクシスの統治が始まることになります。
ハップ(ポドリン)
ポドリン族でディートと共に旅をします。パラディンに憧れています。
ウル・ヴァ(ミスティック)
ウルスケク族から分裂したスケクシスともう一つの種族であるミスティック族のアーチャー。
ウル・ゴー(ミスティック)
太陽の輪にスケク・グラと住むミスティック。愉快でお喋りなスケク・グラとは反対にトロい。
『ダーククリスタル』の用語
トラ
ダーククリスタルの舞台となる惑星。クリスタルの力と結びつきがあります。
クラン
ゲルフリンの一族のこと。7つのクランが存在します。
- ヴァプラ
- ストーンウッド
- グロッタン
- シファ
- スプライトン
- ドゥーサン
- ドレンチェン
ハラール
ヴァプラのゲルフリンが住む高山にある街。とても栄えているので話の舞台になることも多いです。
グロット
グロッタン達が住む洞窟。
モードラ
多分「女王」?みたいな意味だと。それぞれのクランの長をモードラと呼びます。また全てのゲルフリンの長であるオルモードラ(オールモードラ)と呼びます。
アラシム(スピッター)
クモのような生物でスピッターとも呼ばれています。好戦的で強力なモンスターで、かつてスケクシスに反乱を起こしたことがあるそうです。統治者として一つの集合体になっています。
小さいアラシム(?)は憑りついて洗脳することが出来ます。グロッタン達より先にグロットの洞窟に住んでいました。
グルーナック
絶滅したと種族で機械に詳しく、力が強い。スケク・シルがスケク・テクのために連れてきた。
ランドストライダー
映画版の方にも登場した長い足を持った生き物。トラの中で最も速いのでゲルフリンが乗ることが多いです。
フィズギグ
毛むくじゃらの生き物。こちらも映画版のダーククリスタルに登場しましたね。
ゴブル
地中に埋まってるキノコみたいな生き物。捕まると地面に引き込まれます。リアンの父オードンは狩人と一緒にゴブルに飲まれて死亡しました。
ナーロック
グロッタンの洞窟に住む生物。
ロア
ブレアが復活させた古代の怪物で守護者。長年オルモードラの玉座の下に眠っていました。
デュアル・グレイヴ
スケクシスを倒す伝説の剣。トラに最も寵愛されたゲルフリンが使うそうです。
オーレイヤル
反乱のシンボルである記号。
最後に
以上、いかがだったでしょうか。多分抜けもあるだろうけど頑張ってまとめました。気が付いた部分は追記していきますね。
解説しただけでお腹いっぱいだけど、これでようやく感想が書けます。