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感想【ハリウッド】Netflixドラマ|映画好きは全員見るべし!業界の光と影を描いた新しい定番

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Netflixオリジナルドラマ『ハリウッド』のポスター

出典:ハリウッド | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

 

どうも映画系ブロガーのでょお(@dyoblog_)です。

Netflixの海外ドラマって大量にある割には当たり外れが結構多いんですよね。ですが先日新しく配信が始まったドラマがかなりの当たりだったので今日は感想を書くことにします。

そのドラマは、

 

Netflixオリジナルシリーズ『ハリウッド』

 

ぶっちゃけノーマークだったんですが、これかなり面白いです。1940年代のハリウッドを舞台に、ハリウッドドリームを掴もうとする若者たちが切磋琢磨するお話し。

要約するとショボそうな感じに聞こえますがw

 

この記事はNetflixドラマ『ハリウッド』のネタバレを含んでいます。

 

 

Netflixドラマ『ハリウッド』の概要と評価

  • 主演:デヴィッド・コレンスウェット、ダレン・クリス、パティ・ルポーン
  • 原題:Hollywood
  • 製作:ライアン・マーフィー、イアン・ブレナン (2020年-)

7.7

 

60

83

 

となっております。

私はハリウッド業界についてほとんどないので予備知識がないので分かりませんが、評論家からの評価は低めのようです。

製作には『glee』などのライアン・マーフィーが名を連ねてるだけあり、新たな人気ドラマになりそうな感じはありますね。

 

Netflixドラマ『ハリウッド』のあらすじ

夢と希望にあふれる第2次世界大戦後のハリウッドで、成功を追い求める俳優や映画製作者たち。その胸に抱くのは、何を犠牲にしてでもかなえたい大きな野望。

出典:ハリウッド | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

  

となっております。

群像劇ではないですが主人公がいっぱいいる系ドラマですね。

それぞれ俳優や監督、脚本家などに憧れる才能ある若者たちが夢を目指しながらハリウッドの闇に立ち向かい、一つの作品を公開を巡って波乱万丈色々あるお話し。

 

Netflixドラマ『ハリウッド』のキャスト・登場人物

正直に言って登場人物多すぎ。長ったらしくなるので駆け足で紹介します。

ジャック・コステロ(デヴィッド・コレンスウェット)

ジャック・コステロ(デヴィッド・コレンスウェット)

出典:ハリウッド | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

ハリウッドスターに憧れるものの演技経験、指導ゼロ。売春行為でハリウッド業界に参入します。

本作『ハリウッド』の主人公かと思いきや途中からおもいっきりサブキャラ並みの扱いを受けるジャック。

 

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演じるデヴィッド・コレンスウェットは『ザ・ポリティシャン』で自殺するイケメン同級生を演じた人ですね。

 

レイモンド・エインズリー(ダレン・クリス)

レイモンド・エインズリー(ダレン・クリス)

出典:ハリウッド | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

エーススタジオの若手監督。一応、アジア系の血を引いてるそうです。なんで彼がこんなに優秀なのかは覚えてない。

 

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キャストにはダレン・クリス。『glee』でゲイ役を演じた人ですね。本作ではストレート。

どう見てもアジアっぽい雰囲気はないと思ったら、彼のフィリピン人の母はスペインの血も引いてるとのことなのでアジア遺伝子はだいぶ薄そうですね。

 

カミール(ローラ・ハリアー)

カミール(ローラ・ハリアー)

出典:ハリウッド | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

優秀な黒人女優。ステレオタイプなマヌケなメイド役を演じるのに辟易しています。レイモンドの恋人で「メグ」の主演。

 

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演じるのは『スパイダーマン:ホーム・カミング』のマドンナ、リズ役の人。『ブラック・クランズマン』にも出演してました。

美形なんだけどたまに片目ずつ瞬きするのが気持ち悪い。ゾワゾワする。

 

アーチー(ジェレミー・ポープ)

アーチー(ジェレミー・ポープ)

出典:ハリウッド | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

「メグ」の脚本家。男娼をしていたけど脚本がエインズリーの目に留まってデビュー。黒人でゲイなので社会的に厳しい状況に立たされてる。

 

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演じるキャストはジェレミー・ポープ。舞台を中心に活躍する俳優さんだそう。うん、なんとなくわかる。

 

クレア(サマラ・ウィービング)

クレア(サマラ・ウィービング)

出典:ハリウッド | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

カミールのライバルの女優。金髪でキツめの顔なのでいかにもワガママな悪者かと思いきや、終始良い人でビックリ。

なぜかわからないけどジャックに出会った時から気があります。あまり深堀されないからなんで惚れてるかすら不明。マイノリティじゃないから影が薄くなりがちなのかもね。

 

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演じるのはNetflixオリジナル映画『ベビー・シッター』のサマラ・ウィービング。クセのない美人なので明日になったら忘れてそう。私でょおはイケメンと美人が覚えられない病です。

 

ロック(ジェイク・ピッキング)

ゲイの俳優。大物だけどクソなマネージャー、ヘンリーに見いだされます。アーチーと恋人になるロマンス担当。

 

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キャストはジェイク・ピッキング。マーク・ウォールバーグ主演の『パトリオット・デイ』やNetflixオリジナル映画『ホース・ガール』などに出演歴があります。

 

ヘンリー(ジム・パーソンズ)

ハリウッドの大物マネージャー。ゲイ。

その地位を悪用してセクハラを強要する、作中で一番悪いヤツ。とはいえ彼も純粋な悪者じゃないあたりがいいよね。

一番嫌いだけど一番好きなキャラクター。

 

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キャストには『ビッグバン・セオリー』のシェルドンことジム・パーソンズ。自身もゲイを公表していることで有名ですね。

久しく見てないけどアレって大学生の設定だったよね。ジム・パーソンズってもうアラフィフなんだけど今はどうなってんだろうか。

 

エイヴィス(パティ・ルポーン)

エーススタジオの経営者エースの妻。エースが心臓発作で昏睡状態になってる間、経営を任されます。

当初は保守的でしたが、「メグ」に取り組むうちに挑戦的で前衛的な方法を取るようになります。多分一番いい人。

演じるのは『ドライビング Miss デイジー』などに出演するほか『アメリカン・ホラー・ストーリー』などにも出演しているベテラン、パティ・ルポーン。

 

アーニー(ディラン・マクダーモット)

ジャックが出会うガソリンスタンドの経営者。ガソリンスタンドとは名ばかりで実際は男娼宿のようなもの。

病気が原因でキツく当たるときもありましたが、タダで2万5000ドル(だったっけ)を寄付してくれるなど、本当はいい人。このドラマ良い人ばっかり。

 

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キャストはディラン・マクダーモット。もはや説明不要ですね。本作ではいい感じのおじいちゃんになってて良き。

 

ディック(ジョー・マンテロ)

エーススタジオのプロデューサーで実質的頭脳。本当はゲイだけど長年隠してきたことが現在も苦痛になってる。

演じるのはジョー・マンテロ。

 

Netflixドラマ『ハリウッド』の感想

Netflixドラマ『ハリウッド』の一場面

出典:ハリウッド | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

 

感想を一言でまとめると面白かったです。割と評判がよかったけどどうなのかなーと思いつつ見てみたんですが良いですね。

史実を知ってるとさらに楽しめるかと思いますが、知識がない人でも十分楽しめるぐらいにはなっています。

実話風だけど実話じゃないドラマ

本作『ハリウッド』は実話じゃないですが実話っぽい作品になっています。

例えば物語のラストで『ハリウッド』の面々が参加した作品「メグ」がアカデミー賞にノミネートされますが、「メグ」以外の作品は実話だったりします。

他にも印象的な話だと『風と共に去りぬ』のスカーレット・オハラ役、ヴィヴィアン・リーが登場するエピソードなんかもありましたよね。

 

このドラマは映画業界について詳しければ詳しいほど面白い作品です。なのでその辺の知識が全くない私が感想書いていいのかどうかちょっとだけ気が引けました。

 

この手の作品は実は他にもNetflixにあるんですよね。

『ムーラン・ルージュ』や『華麗なるギャッツビー』などのバズ・ラーマンが仕掛け人を務めた『ゲット・ダウン』です。

ヒップホップの誕生を史実と創作が入り乱れた実話風ドラマで描いた作品でしたがシーズン1でキャンセルされましたね…。

 

実話じゃないのでテーマが壮大すぎる

一応1940年代頃が部隊の作品になってるんですが、扱ってるテーマがあまりに非現代的な気がしますね。

まず登場人物にゲイが多すぎる。

私は否定しませんし、なんなら気が合うなら同性でも構わないぐらいに思っています。

とはいえ実際のところ人口の~10%いるかいないかぐらいというのが現状かと。ですが『ハリウッド』に登場するメインキャラ10人中4人がゲイという割合はちょっと多くないかと感じますね。

脇役あわせるとゲイの方が多いんじゃないかってぐらい。

 

無理に同性愛者アゲしすぎてるように感じます。

それ自体は良いとしても、舞台が1940年代と今よりマイノリティの声が小さかった時代なので余計に違和感を感じてしまいます。

 

ハリウッドで初めて黒人脚本家が黒人女性を主演に添えて撮った映画がアカデミー賞取るのとかも、夢が大きすぎるというか…

だからこそマイノリティの人には大事な作品なのかもしれませんが、ご都合主義すぎるとちょっと興醒めしちゃうところはあります。

 

あと外国人って「あなたの気持ちは分からないけど」って前置きしてるのに「わかるわけないだろ」って言うの好きだよね。アレめっちゃ腹立つんだけど。

気を使っても怒られるんならどうしろと。

 

現在も問題になり続けるハリウッドの闇

大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインを筆頭に次々とセクハラ問題が明るみになるハリウッドですが、それらも本作では重要なテーマの一つとなっています。

ロイ改めロックがマネージャーのヘンリーに枕営業を強要されるエピソードも作品の大部分を占めるテーマになっています。

ハリウッドの何がリアルなのかハリウッドに縁のない私にはわかりませんが、「あぁマジでこんな感じの世界なのかな」と勉強になったりもするのでいいかも。

 

でもしれっと一番ヤバいのはスキャンダルもみ消すやつだと思ってる。

スキャンダルもみ消してくれないと「メグ」が公開できないし、正義のために悪を行使する的な感じだったけどアレ普通に一番ヤバいよね。

ジャックが生活に困窮していることは十分に伝わりましたが、犯罪を犯したのはジャック自身ですし、その犯罪をもみ消すためにマフィア?が記者を半殺しにするのとか怖すぎる。

これ逆の立場にしたらえげつないし、枕営業よりももっと怖いと思うんだけど。仕事してたら難癖つけられて足折られるんだぜ。

 

夢と希望もいっぱいのハリウッド

ここまで悪い部分ばかり語りましたが、そもそもそれ以外は語る必要がないぐらい良かったので。

色々難癖つけたけど面白かったですよ。これから何十年先も変わらないであろうハリウッドが変わり、黒人が受け入れられマイノリティが受け入れられ始め、世界が変わるという夢と希望がいっぱいの作品でした。

よくわからんけどこれぞハリウッドドリームって感じね。

厳しいテーマを扱いつつもハッピーな作品になったのは『glee』や『ザ・ポリティシャン』のライアン・マーフィーが仕掛け人だからなのかなと思いますね。

たしかにこの手のドラマが好きな人におすすめの作品って感じ。

この手のドラマが嫌いだと言いつつも何やかんや割と見てるのは好きなのかもしれない…w

 

最後に

いかがだったでしょうか。

おうちでゴールデンウィークを過ごしている人も多いと思うので、もし興味があったらぜひとも一気見してほしいところですね。

ハリウッド映画に少しでも興味あれば個人的には結構おすすめかと思います。

以上、暇やったら他の記事も見てってっちょ↓

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