出典:https://www.netflix.com/jp/title/80244953
どうもでょお(@dyoblog_)です。このスーパーヒーローブームはいつ過ぎるんでしょうか。
ここ10年マーベル映画を皮切りにスーパーヒーローをテーマにした作品がたくさん作られています。
ホラー映画に全振りした『ブライト・バーン』とか、やたらアーティスティックな『アンブレラ・アカデミー』とか、下劣な『ザ・ボーイズ』とか。
Netflixの新作ドラマである本作『ジュピターズ・レガシー』もそんな挑戦を試みた作品。
てなわけで今日もネタバレ感想&考察となります。未視聴の方はご注意ください。
- Netflixドラマ『ジュピターズ・レガシー』のあらすじ
- Netflixドラマ『ジュピターズ・レガシー』の概要と評価
- Netflixドラマ『ジュピターズ・レガシー』の登場人物とキャスト
- Netflixドラマ『ジュピターズ・レガシー』の感想 ※ネタバレ注意
- 『ジュピターズ・レガシー』のネタバレ考察&解説「シーズン2」はどうなる?
- 最後に
Netflixドラマ『ジュピターズ・レガシー』のあらすじ
スーパーヒーロー第1世代が、子供たちに使命を託す。だが、昔のやり方が通用しない世界を前に、それぞれが葛藤し、世代間の緊張が高まっていく。
と、まあこんなことが書いてありますが、実際のところメインとしては崩壊寸前の家族の物語とスーパーヒーロー誕生の物語がシーズンを通して長々と描かれます。
Netflixドラマ『ジュピターズ・レガシー』の概要と評価
- 主演:ジョシュ・デュアメル、ベン・ダニエルズ、レスリー・ビブ
- 原題:Jupiter's Legacy
- 製作:2021年-
6.9
36
62
評論家の評価も観客の評価もぶっちゃけ微妙って評価でしょうか。数字的には化も不可もなく、ってかどちらかといえば不可か…。
Netflixドラマ『ジュピターズ・レガシー』の登場人物とキャスト
このドラマとにかく登場人物がクッソ多いんですよね…。
なのでいつもと違って軽めにご紹介。
- シェルドン/ユートピアン(ジョシュ・ディアメル)
- ウォルト/ブレインウェーブ(ベン・ダニエルズ)
- グレース/レディ・リバティ(レスリー・ビブ)
- ブランドン/パラゴン(アンドリュー・ホートン)
- クロエ(エレナ・カンプーリス)
- ジョージ・ハッチェンス/スカイフォックス(マット・ランター)
主人公のシェルドンには『トランスフォーマー』シリーズなどでお馴染みのジョシュ・デュアメル。
出典:https://www.netflix.com/jp/title/80244953
1920年代の若者時代と現代のおじいさん時代の両方を特殊メイク(?)で演じてます。マジでおじいちゃんにも見えるし、マジでそこそこの若者にも見えるおがすごいですね。
シェルドンの妻グレース役にはレスリー・ビブ。
出典:https://www.netflix.com/jp/title/80244953
『アイアンマン』『アイアンマン2』に記者役で出演していました。ちなみに本作でも元記者です。
シェルドンの兄チャールズ・エグゼビアっぽい能力のウォルトにベン・ダニエルズ、シェルドンの親友ジョージにはマット・ランター。
Netflixドラマ『ジュピターズ・レガシー』の感想 ※ネタバレ注意
てなわけで以下、『ジュピターズ・レガシー』のネタバレ感想になります。
おぞましく退屈!第7話までは覚悟すべし
出典:https://www.netflix.com/jp/title/80244953
ドラマってかシリーズものの最大の欠点って最後まで観なきゃ、結局良いのか悪いのかわからないんですよね。
だからテレビで放送しているショーに関しては飽きさせないように毎エピソードごと飽きさせないように工夫しています。
ところが、ですよ?
この『ジュピターズ・レガシー』はとにかく退屈でとんでもなくパッとしないエピソードが序盤を締めています。
とにかく長い。長い、長い、長すぎる。
親世代と子世代の時代のストーリーがフラッシュバックして交互に描かれるので、文字通り「長い」のも事実なんですが、進展しないエピソードが繰り返され続けるので、めっちゃ長く感じます。
えぇ、まだ4話なの…?あと半分も見なきゃなのかよ…
ってマジでなりました。
個人的には第7話まではめちゃくちゃ地味です。逆に言うと7話目まではセーブしてるお陰なのか結構盛り上がります。はじめっからずっとこのペースで進んでほしかったけど。
ダークじゃないけど、シリアスすぎてしんどい
スーパーヒーローものって良くも悪くも若年層向けが多いと思うんですよね。もちろん大人が観ても楽しめるし、大人しか楽しめない要素が含まれてることもあります。
とはいえ『ジュピターズ・レガシー』は大人しか楽しめないと思います。というか子供(=若者)が楽しめる要素が皆無です。
よくマーベル映画と比較して「DCはダークでシリアスだ」みたいなことを言われますが、シリアスといっても現実的なシリアスじゃないんですよね。良い意味で中二病的なシリアス。
ところが『ジュピターズ・レガシー』はシリアスすぎる上に中二病的なエキサイトがなさ過ぎる。
ダークサイドっぽいボスキャラとの戦闘が第1話で出てくるんですが、これがハイライトなんじゃないかと思ってしまうぐらい地味で退屈なシリアスがこの後続きます。
シリアスなのは大いに結構なんですが、DC映画や『Titans / タイタンズ』みたいに全身タイツのマッチョ共の殴り合いが見たい人には退屈で退屈で…。
原作者は『キック・アス』や『キングスマン』のマーク・ミラーなんだけど、あの手の軽快さやストレスが発散できそうな楽しさはありません。
例えるなら、中二病要素を取り除いたウォッチメン。シリアスだけどカッコよくない。
まあ一応グロはあるんだけどダークって表現ではないのよね…。
衣装はたまらなくダサい
出典:https://www.netflix.com/jp/title/80244953
最近はスーパーヒーローものも多様化してて、現実にいても比較的おとなしいコスチュームが多いですよね。それが最も得意だった『X-MEN』シリーズはなくなっちゃったけど…。
ダサい衣装もダサいのをあえてダサく見せてるのは全然アリで、『ザ・ボーイズ』とかまさにソレなんだけど、シリアスな路線でネタレベルのダサい衣装だとちょっと気になって仕方ない。
衣装がダサすぎるから本編見るまでは『ザ・ボーイズ』みたいに意図的にダサい衣装にしてるネタだと思ってましたよ…。
相関関係がわからなすぎる
出典:https://www.netflix.com/jp/title/80244953
コレ。マジでコレ。相関図が必要。
さっきもチラッと言いましたがそもそも登場人物が多すぎる。二つの時代が交互に進むのでかなり多いし、親子関係があるキャラクターがいたりとややこしすぎる。
そのくせサブキャラには一切スポットを当てないので、お前誰だよ状態のモブキャラが満載です。
これが『Titans / タイタンズ』みたいなビッグタイトルであれば、名前が出ただけで誰が誰かパッと判断が付きますが、比較的知名度の低い『ジュピターズ・レガシー』は原作コミック読んでる人でない限り結構厳しいと思います。
ライコウちゃん可愛い
出典:https://www.netflix.com/jp/title/80244953
それだけなんだけど。ライコウちゃん可愛い。
ちょんまげヘルメットも割と好き。冒頭に出てきたウルトラマンっぽいお姉さんもカッコいいデザインだったので、衣装がダサすぎるのはユニオンの人たちだけなのかもしれません。
ちなみにこのライコウちゃん役アンナ・アカナというお名前だそう。いつも思うんだけどアジア系に釣り目メイクとかドギツイ口紅させるのは有罪だよね…。
そんなライコウちゃんですがあっさりと退場しまして、冒頭に出てきたブランドンの友人バリーもあっさり退場させちゃったので、アジア系の人がまた怒り出しそうです…。
『ジュピターズ・レガシー』のネタバレ考察&解説「シーズン2」はどうなる?
いつも通り文句ばっか出てしまいましたが、普通にシーズン2が楽しみです。というかシーズン2以降が本命なんじゃないかと思ってるので考察&解説です。
【解説】ラストのオチについて
出典:https://www.netflix.com/jp/title/80244953
最後の最後で意外にもどんでん返しを持ってきた『ジュピターズ・レガシー』。まずはこのラストのオチについて改めておさらいしましょう。
ブレインウェーブことウォルターはシェルドンの放任主義ゆえに国がダメになっているとし、ユニオンの新しいリーダーとして取って代わろうとしています。
スカイフォックスが黒幕であるかのように思わせ、実は全てウォルターの仕業だったわけです。
これまでのストーリーにおいてウォルターは確執さえあれど良い人として描かれていたわけですが、ラストのシーンで口封じのためには娘を殺してしまうほど残酷な人間であることがわかります。
オジマンディアス思い出したのは私だけじゃないハズ…。
【考察】本物のスカイフォックスになにがあってどこにいるのか
出典:https://www.netflix.com/jp/title/80244953
スカイフォックスはユニオンのコードが独善的であるとして彼らの元を離れスーパーヴィランとなったと言及されていましたが、彼になにが起こったのか、シーズン2では描いてほしいですね。
ハッチは裏切ったのはユニオンの方だと言っていましたし、ユニオンのコードが正しいのか、それを守るべきなのかについてはシーズンを通しての問いだったので、スカイフォックスことジョージこそが正しかったという可能性もあります。
そして気になるのはパワー・ロッドは常にストリップバーに飛ばすということ。
常に正しい場所へ転送してくれるはずのパワー・ロッドがジョージの居場所だけ別の場所に飛ばすのは考えにくいです。
ウォルトがジョージの居所を知っているという可能性もあります。
彼らには因縁があったようですし、ウォルトがスカイフォックスを黒幕に仕立て上げるには、ジョージが現れない確信がなければ難しいです。
シーズン2ではハッチの開発中の装置で彼の過去について詳しく掘り下げてほしいですね。
【考察】ハッチは本当に能力を受け継いでいないのか
出典:https://www.netflix.com/jp/title/80244953
スカイフォックスことジョージの息子であるハッチ。彼にはパワーがないそうですが、本当に能力を継承していないのか疑問です。
ブランドンもクロエもぺトラも親から能力を継承しています。
もしかすると彼だけ能力がまだ開花していないのかもしれませんし、能力を受け継いでいない明確な理由もあるのかもしれません。
【考察】パワー・ロッドの元の持ち主リチャード・コンラッドになにがあったのか
出典:https://www.netflix.com/jp/title/80244953
ストーリーのラストでパワー・ロッドの本来の持ち主がジョージではなくコンラッドであったことが発覚します。
コンラッドの持ち物がなぜハッチの手に渡ったのかが謎ですし、なにより現代には全く登場しないコンラッドになにがあったのかはもっと謎です。
シーズン1ではスカイフォックスについてばかり言及されていますが、6人目のヒーローであるリチャード・コンラッドについてはほとんど謎のままです。
【考察】ブランドンはどうなるのか
出典:https://www.netflix.com/jp/title/80244953
ぺトラとの会話でコードの重要性を理解したと言っていたブランドン。
最後のエピソードでブラックスターが彼を人質に取った時、シェルドンは息子かコードかとっさに選択することが出来ませんでした。ぺトラが現れなければコードを選んでいたかもしれません。
その後ブランドンは父の行動に対して明らかに失望しており、再び父に対して落胆しています。
シーズン2ではウォルトが親子の仲をさらに裂こうとするのは目に見えてるので、ブランドンの今後が気になります。
最後に
『ジュピターズ・レガシー』シーズン2の動向が気になりますね!
とはいえシーズン2では序盤の長ったらしさを解消してほしいところです。いくらなんでもエンジンがかかるの遅すぎだとおもうわ…。
Netflix利用者でFireTV持ってない人は下記記事絶対読んだ方がいいですよ↓
まだFire TV StickなしでNetflix観てるの?それって損してない?