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どうもでょお(@dyoblog_)です。最近は『マンダロリアン』の感想しかロクに書けてない気がします。
てなわけで今日も『マンダロリアン』の感想なんですが、シーズン2もいよいよクライマックスとなっておりまして、残すところ次週のチャプター16で終了となります。
今週は最終話の1個前のエピソードなので非常に重要な回になってますね。てなわけで早速感想の方をどうぞ。
この記事はドラマ『マンダロリアン』シーズン2「チャプター15 信奉者」のネタバレを含んでいます。
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- ドラマ『マンダロリアン』シーズン2第7話の評価と概要
- ドラマ『マンダロリアン』シーズン2第7話のあらすじ
- ドラマ『マンダロリアン』シーズン2第7話の登場人物・キャスト
- ドラマ『マンダロリアン』シーズン2第7話の感想 ※ネタバレあり
- ドラマ『マンダロリアン』シーズン2第7話のイースターエッグ、小ネタ
- 最後に
ドラマ『マンダロリアン』シーズン2第7話の評価と概要
- 主演:ペドロ・パスカル
- 原題:The Mandalorian
- 製作:ジョン・ファブロー (2019年-)
9.0
80
-
IMDbの評価が9点、Rotten Tomatoesの評論家の評価が80点となっております。評価としては高評価ですが、他のエピソードよりも特別評価が高いって訳ではないような感じですね。
今回のエピソード監督はリック・ファミュイワ。シーズン1の第2話「ザ・チャイルド」と第6話「囚人」を監督してました。
なので今回のエピソードにゲスト出演したメイフェルドを前回描いたのもこの監督。
ドラマ『マンダロリアン』シーズン2第7話のあらすじ
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さらわれたザ・チャイルド(グローグー)を救うため、マンドーはキャラ・デューンの協力の元、かつての敵であるメイフェルドの力を借りることに。
元帝国の狙撃兵であるメイフェルドの過去の経歴を利用してモフ・ギデオンの居所を探ろうとするマンドーたち一行は惑星モラックにあるレムナント基地へ潜入することにします。
ドラマ『マンダロリアン』シーズン2第7話の登場人物・キャスト
以下、「チャプター16 信奉者」の登場人物、キャストの復習になります。
マンドー(ペドロ・パスカル)
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劇中でメイフェルドに言われてたように、今回はマンダロリアンの掟を曲解して、トルーパーの格好で元帝国軍に潜入します。
ベスカー着てなくても強いマンドーだけど、いつもみたいにベスカーの防御力利用して戦おうとしてベスカー着てないこと思い出すっぽい演出が好き。
「やっべ、今日ベスカー着てねぇわ」って心の声が聞こえてきそうじゃん。
メイフェルド(ビル・バー)
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前シーズンの第6話「チャプター6 囚人」からの再登場。
ぶっちゃけ今回のエピソードの主人公はメイフェルドだったってぐらいの大活躍だったよね。メイフェルドがメインでマンドーが脇役。
以前は帝国軍として従事しており、その時のことが心に深い傷をつけたようです。帝国軍を抜けた理由も、仲間やバーニン・コンの惑星の住人が犠牲になっていくのを見たってことなんだろうなぁ。
ただのアウトローだと思ってたのに、実はちゃんと良心を持った戦争の犠牲者だったという過去を持ってるという『マンダロリアン』の深さに改めて感動。
メイフェルドかっこよスギィィ!!
ボバ・フェット(テムエラ・モリソン)
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先週のエピソードで満を持して登場したボバ・フェット。
メイフェルドを引き取りに行く間にちゃっかりアーマーにお色直ししちゃってるという。つや消しニューペイントカッコいい!
旧三部作では傷だらけでハゲハゲのアーマーだったので、そんなこと気にしないタイプなのかと思ってたよね。でもよくよく考えるとボバのアーマーは元々ジャンゴカラーだったわけなので、ボバ本人があの色を気に入ってるんかね。
キャラ・デューン(ジーナ・カラーノ)
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保安官になって早速職権乱用してます。
メイフェルドを私的な目的で利用し、その後は脱獄させるという。客観的に考えると完全に汚職保安官。
フェネックとの美女コンビでチームアップするのを期待してたんだけど、来週にお預けかな…。
ヴァリン・ヘス(リチャード・ブレイク)
メイフェルドの元上司。戦争の悲惨さを理解してるメイフェルドに対して、悠長に俺らは生き延びたからいいっしょ?みたいなこと言っちゃったせいで撃たれて死んじゃう。
ヴァリン・ヘスを演じたのはリチャード・ブレイク。
ドラマ『マンダロリアン』シーズン2第7話の感想 ※ネタバレあり
以下、ネタバレありの感想になります。
結論から言うと今回の『マンダロリアン』はマジで神回です。
昨シーズンに登場したビル・バーのメイフェルドが『マンダロリアン』で1、2を争う良キャラとなり人気を獲得したのは言うまでもないでしょう。
メイフェルド主役回
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シーズン1に登場した時、メイフェルドがこれほど深みのあるキャラクターになるとは誰も思ってなかったでしょう。
正直、私はもう彼が大好きで仕方ありません。出演回数の多いキャラやカルガなんかよりももっと好き。
メイフェルドは元帝国軍の狙撃兵だったということは周知の事実。そして新たにメイフェルドが惑星バーニン・コンでシンダー作戦に参加していたことが発覚しました。
シンダー作戦は簡単に言うと、パルパティーンの死後に開始された帝国軍による全滅作戦。
彼はこの作戦を通して、帝国軍によって行われたことは正義でも何でもないと悟ります。仲間の部隊を失い、バーニン・コンに住む人々もみんな犠牲になった。
特に食堂で元上司のヘスと会話していたシーンのビル・バーの演技は本当に素晴らしいです。ヘスと会話しながら顔を歪ませ、結局彼の言動に我慢できず射殺するのはもう大正義としか言いようがない。
最後は元狙撃兵としての手腕を見せ、EE-3カービン・ライフルを使いレムナント基地をたった1発の銃弾で破壊しました。
ライドニウムを盗もうとしない海賊
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メイフェルド節は基地潜入後にとどまらず、帝国のジャガーノートを乗っ取った道中でも聞くことが出来ます。
目的のためにルールを曲げるマンドーと自分は同じだと言い、モラックの住人にとっては帝国でも新共和国でも変わらないと言います。
結局彼らにとってはあくまで支配される側と支配する側という違いしかない訳です。
それを象徴するのがジャガーノートを襲う海賊。
マンドーは彼らのことを海賊と呼びましたが、彼らはライドニウムを奪おうとしているわけではありません。破壊しようとしているだけです。なにかが欲しいのではないんですよ。
つまり彼らは賊ではなく、モラックの自警団として自分たちの惑星を守ろうとしているだけなんですよね。
抑圧されたモラックの住人として帝国軍から解放されることを望んでいるだけ。潜入中のマンドーにとって彼らは敵ですが、彼らは何も悪いことをしていないというのが辛いですね。
マンドーの素顔
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そして今回、実質初めてマンドーが人前でその素顔を明かしました。
マンドーが素顔を見せたのはこれまでドロイドであるIG-11だけ。マンドーはチルドレン・オブ・ザ・ウォッチと呼ばれる過激派マンダロリアンの教義に基づき人前でアーマーを脱ぐことが禁止されていました。
ところがマンドーは彼にとって大切なグローグーを救い出すために、マンダロリアンアーマーからストームトルーパーのアーマーに着替えるという屈辱的な思いに耐え、さらには人前でヘルメットを脱ぐこともいといませんでした。
メイフェルドの言う通り、目的のためには時にルールを破ることも仕方ないってことですね。酸いも甘いも見てきたメイフェルドの黒白ハッキリしないグレーな立ち位置が最高にカッコいいです。
最終話直前と思うと微妙なエピソード
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念のため初めに言っとくけど今回は神回です。 多分『マンダロリアン』史上もっとも奥深いエピソードのひとつだと思います。
とはいえこれが最終話直前のエピソードだと思うと若干微妙な印象はあります。
というのも最終話ってやっぱり本来一番盛り上がるべきエピソードな訳でして、それの手前に当たるエピソードもやっぱりクライマックスに向けて盛り上げていかなきゃダメだと思うんですよね。
『マンダロリアン』シーズン1だと最終話の手前のエピソードは、モフ・ギデオンが酒場を取り囲みクイールが殺されてしまったエピソードです。
今回のエピソードはたしかに良作ですが、最終話への布石としてはシーズン1の時ほど盛り上がらなかったのは明らかですよね。
最終話への前準備がイマイチ出来てない状態で来週のフィナーレを迎えるのは若干心配です。
一応マンドーがモフ・ギデオンの言葉をそっくりそのまま引用して、首を洗って待ってろよ的な線宣戦布告をする訳ですが、これだけじゃ物足りないなぁ…。
スレーヴ1の内部が見れたのが一番嬉しい
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個人的にSWネタとしてはボバ・フェットの船、スレーヴ1の内部が見れたのが一番嬉しいです。
スレーヴ1は着陸時はエンジンを下に向けるけど、飛行中はエンジンが後ろ向きになるんですよね。
搭乗する時は水平に搭乗してコックピットはジャイロがついているのかとか、搭乗時仰向けになって発進するのかとか気になってたのが明かされたのが嬉しいですね。
さらにスレーヴ1にはコックピットに座席が2つしかないはずなので、どこにみんな乗ってるのかとか思ってたんだけど、やっぱり格納スペースっぽいところに乗ってるのね。
地味だけど、ファンとしてはこういう部分が一番楽しいよね。んでもって作ってるクリエイターもこういう部分が一番楽しそう。
ドラマ『マンダロリアン』シーズン2第7話のイースターエッグ、小ネタ
最後に今回のエピソードに登場した『スター・ウォーズ』の小ネタやイースターエッグについて軽く解説して終わりたいと思います。
モラック
マンドーたちが今回訪れる惑星。元帝国保安局の基地がある惑星です。
ライドニウム
揮発性が高く安定性のある燃料。高価な燃料として知られています。
ISB
帝国保安局の略称。銀河帝国の中でも特殊な秘密警察が保安局です。
レムナント
つまり帝国の残党のこと。
シンダー作戦
パルパティーンの死後に開始された作戦で、帝国の敵である惑星を滅亡させる作戦です。
バーニン・コン
シンダー作戦が実行され標的となった惑星。
EE-3カービン・ライフル
メイフェルドが基地をふっ飛ばしたライフル。
ボバ・フェットが旧三部作で持ってたあのブラスターですよ。多分スレーヴ1の船体にあったんでしょうね。
ジャガーノート
マンドーとメイフェルドが帝国の基地に潜入するために乗っ取った乗り物。
最後に
いやー、あっという間に7週間も経過しちゃいましたね。単純に考えても2カ月ぐらいしかない訳ですし、シーズン2もあっという間だったなぁ。
来週、いよいよシーズン2が最終話ですがモフ・ギデオンとの戦いがようやく終わるのかが見ものです。今度こそはちゃんと仕留めてくれよな。
キャラ×フェネックのチームアップも期待したいし、スピンオフ作られそうなボバの行く末も気になるし、グローグーが呼んだであろう謎のジェダイの所存も気になります。
以上、来週も期待したいですね。This is the way !
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