出典:ナルコス: メキシコ編 | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
どうもでょお(@dyoblog_)です。ちょっとおっくうですが『ナルコス:メキシコ編』シーズン2の感想後半を書きます。
何がおっくうかっていうと、シーズン2の後半を脳内でおさらいすることなのよね。なんつーかシーズン2はすっごい疲れるラストだったので感想書くのも疲れそう。
やっぱり『ナルコス』ってあれだけハードな作品だから感想書くのも労力いるんだよ。アベンジャーズみたいにただ盛り上がりまくる映画だと一瞬で感想書けるんだけどね。(←失礼)
とはいえものすごく面白かったのは間違いない。特に9話と10話のラスト2話はヤバいです。
※警告:この記事はNetflixオリジナルドラマ『ナルコス:メキシコ編』シーズン2の後半(第6話以降)のネタバレを含みます。
『ナルコス:メキシコ編 シーズン2』の概要と評価
- 主演:ディエゴ・ルナ、スクート・マクネイリー
- 原題:Narcos: Mexico
- 製作:Carlo Bernard (2018年-)
8.4
94
91
IMDbの評価はシーズン2が平均8.38ポイントでシーズン1が8.53ポイントなのでシーズン1より評価が落ちてます。
私的にはシーズン2の方が面白かったけどね。
『ナルコス:メキシコ編 シーズン2』後半の感想(※ネタバレ注意)
いやー本当に面白かったよね。
さっき評価の項目のところで書いたんだけど、IMDbの評価はシーズン1の時よりも落ちてるのよ。ただ体感的にはシーズン2の方が絶対によかったよ。
ここからはその理由について解説していくのでネタバレ注意です。未視聴の方はお引き取りください。
第9話『成長、繁栄、自由』の一世一代のギャンブルがヤベェ
いやいや第9話の盛り上がりかたすごくない?
フェリクスが一度に70トンという桁違いのコカインを輸入しようとするんだけど、これって思い付きで言った適当な数字っぽかったじゃん。
元々はゲラを連れてカリ・カルテルのパチョと交渉しようとしてたのに、ゲラに裏切られて先に直接取引されてて、仕方なしに口から出まかせ的に言ったと思ってたんですよ。
ところがやっぱりフェリクスは天才で、とっさに頭を回転させて思いついた打開策だったようです。
というのもゲラや他の者にはできない膨大な量を一度運ぶ経歴が出来れば、今後カリはフェリクスに仕事を依頼すると読んだわけです。
そのせいで不可能にも近いとんでもない賭けに出ます。
アマドが裏切りそうな雰囲気が何度もあったので、追跡装置を飛行機に戻したって話してた時はやめてーッ!フェリクス逃げてーッ!と思わず口に出しちゃったよ。
このエピソードのハラハラドキドキ感はすごかったですね。やっぱり『ナルコス』はこういう興奮が一番大事な気がします。
イサベラのラストへぼくない?
出典:ナルコス: メキシコ編 | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
これまでティフアナを仕切ってたベンハミンの妹エネディナと手を組んでいたイサベラでしたが、ベンハミンたちが連合を抜けたことでエネディアはあっさりイサベラをお払い箱。最終的には逮捕もされてるし。
なんかすごそうな雰囲気だったから今後は彼女たちが発展していくのかと思ってたんですよねー。
やっぱり誰も信用しちゃダメだよね。頼まれてもいないのにパートナー扱いしちゃ乗っ取られる。
Gさんのブログによるとイサベラは架空の人物らしいので、彼女の降板は当然なのかもしれません。じゃあなにしに登場したの?ってぐらいの出番でしたが。
天才でも予期できない連合の崩壊
記録的な取引を成功させたフェリクスでしたがライバルを蹴落とすためにさらに強硬手段に出ます。
シルマーの倉庫をタレこみゲラを蹴落とし、パチョにコカインの半分を自分たちで売れるように要求します。
フェリクスは長期的な視点で見ると自分たちでコカインをさばいた方が金が稼げると読み、数億ドル分のコカインを警察に自分自身でタレこんだのですが、これによりカリ・カルテルの支払いが遅れてしまいます。
なのでフェリクス以外の長期的な視点やフェリクスの独断に納得いかないプラサの幹部は激怒するわけです。うん、そらそうやろ。今も金ないのに金払う人の収益潰したんだし。
これまでの出来事も積もり積もって結局みんながフェリクスの元を離れ連合は解散を迎えました。
シナロアのエクトル・パルマの妻と子供を殺したってのも大きいでしょうね。
どうでもいいところなんだけど靴屋で働いてたフェリクスの運転手は本当に気の毒というか、なんというか。彼女たちを殺しても殺さなくても殺されるんだよね…。
出典:ナルコス: メキシコ編 | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
さらには庇護をうけるためにあれほど必死になって情報操作した選挙も、結局は意味をなさず政府から裏切られることになりました。
これまではフェリクスのコカインビジネスから大金を得ていた政府も自由貿易協定でより多くの利益が見込めたため、なんのためらいもなくフェリクスを切りました。政府の手のひら返しこわーい。
とはいえラストの面会シーンは超強烈でしたよね。
本物のミゲル・アンヘル・フェリクス・ガジャルドがアレだけ先読みしていたのかはかなり怪しいですが、そこまで予測出来て仲間が裏切らないと思ってたのが情けない気もします。
いずれにしてもこれからより暴力的で恐怖の時代がやってくることを示唆する強烈なラストでした。
【考察】シーズン3以降はエル・チャポが主人公?
出典:ナルコス: メキシコ編 | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
私はメキシコカルテルの史実について別に詳しくないし、そんなことはもっと賢い人にお願いしとく。
ですがこれからはフェリクスの予想通りにある程度は展開していくのかと思います。
- アレジャノ・フェリクス兄弟→ティフアナ
- パルマ、エル・チャポ→シナロア
- ゲラ→ガルフ
- アマド→フアレス
それぞれがプラサを仕切ることになります。
ティフアナとシナロアはシーズン2の冒頭からケンカしっぱなしでしたから、『ナルコス:メキシコ』シーズン3では彼らの対立がメインになりそうです。
シーズン4あたりだとエル・チャポが主人公になってその後はアマドが主人公になってもう一度エル・チャポが主人公になりそう。
というのも調べたところ史実的にはこうなってるから。
- 1989年フェリクス逮捕
- 1993年エル・チャポ逮捕
- 1997年アマド死亡
- 2001年エル・チャポ脱獄
- 2014年エル・チャポ再逮捕
ちなみにチャポはこの後もう一回脱獄してます。すごすぎワロタ。今現在は終身刑で収監中のようですが、2回も脱獄してたら3回目もありそうだよね。
チャポは現在62歳。体力的にいけそうで怖い。
【解説】連合分裂はフェリクスの指示?
色々調べてみると面白いんですが、史実だと連合が分裂したのはフェリクスの指示だったとか。
フェリクスは逮捕された後、刑務所内から指示して幹部を集めグアダラハラ・カルテルはシナロア、フアレス、ティフアナの3つのカルテルに分裂させたとかなんとか。
『ナルコス』シリーズは実話をベースにしているとはいえ、ある程度は脚色もあるのでまあ仕方ない。実話をベースにしてないって言い張ってるけど。
最後に
いかがだったでしょうか。
『ナルコス:メキシコ編』まだまだ終わる気配が全くないですねー。コロンビアを舞台とした無印『ナルコス』と違い、メキシコとの麻薬戦争は現在進行形で今も多くの死者が出ているという現実があるので仕方ありません。
『ナルコス』は面白いんだけど撮影のロケハン中にスタッフが殺されたり色々と賛否ある作品なのでこれからどうなっていくのか気になりますね。
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