出典:ザ・ポリティシャン | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
どうもでょおです。
季節の変わり目が原因なのかわかりませんが、アレルギーで鼻水がヤバいです。薬飲むから眠いしブログに全然コミットできてないです…。
全然集中できないのを言い訳にNetflix見まくってるんだけど集中できないから感想書けてないんですよね。頑張って徐々にアウトプットしていこうかと思います。
というわけで今日の感想はこちら。
Netflixオリジナルドラマ『ザ・ポリティシャン』です。
大統領になることを夢見る高校生が生徒会選挙に勝つために画策するドラマです。
学園もの大嫌いで選挙にも行かない私が何故こんなドラマに手を付けたかと言うと、脇役陣が何気に豪華だから。ジェシカ・ラング、グウィネス・パルトロー、ディラン・マクダーモットとかが出ております。
この記事はNetflixオリジナルドラマ『ザ・ポリティシャン』のネタバレを含んでいます。未視聴の方はご注意ください。
ドラマ『ザ・ポリティシャン』のあらすじ
物心ついた頃から大統領になることを夢見てきたお金持ちの御曹司ペイトン。手始めに、最も過酷な政治の舞台、高校の生徒会長選でお手並み拝見。
大統領になるために良い大学へ行く、そのために高校の生徒会選挙を頑張るって話。
アメリカの高校のことは知りませんが、生徒会長って選挙で決めるんですね。日本だと階級によってそもそも通ってる高校が違うので、ブルジョワ層と一般層がここまで混ざってる学校って多分ないですよね。メインキャラはほぼ全員セレブなんだけど。
私は『ザ・ポリティシャン』い全く興味なくてノーマークだったんですが、配信開始前から「政治版Glee」として注目を集めていたみたいですね。
ドラマ『ザ・ポリティシャン』の登場人物・キャスト
ペイトン(ベン・プラット)
ドラマ『ザ・ポリティシャン』の主人公。大統領になるのを目標としていて、その第一歩として高校の生徒会選挙に勝つために画策します。セレブ高校生なんだけど、養子で母親以外の家族には嫌われてる。
親友(と言うか恋人に等しい)リヴァ―が生徒会長に立候補したことを皮切りに様々な問題に直面していきます。
ペイトンを演じるのは実年齢26歳のベン・プラット。『ピッチ・パーフェクト』などに出演している俳優ですが、ブロードウェイのミュージカルを中心に活躍しているようでシンガーとしてもデビューしているそうです。
アストリッド(ルーシー・ボイントン)
ペイトンの対抗馬で、恋人のリヴァーが自殺したため跡を継いで出馬します。生徒会会長になりたいというより、権力欲しさやペイトンへの対抗心から出馬したって感じです。負けん気が強くて勝つためには手段を択ばない的な女子です。
アストリッド役のルーシー・ボイントンは『ボヘミアン・ラプソディ』でフレディ・マーキュリーの妻役を演じた女優さんですね。
アリス(ジュリア・シュレイファー)
将来大統領夫人になることを目標としているペイトンの彼女。超意識高い系です。
そもそもペイトンと付き合ってるのもペイトンが大統領になることを見越してですし、ペイトンが選挙に勝てるように戦略的に別れたり色々やります。
ジェームズ(テオ・ジャーメイン)
ペイトンの参謀?って言うんでしょうか。ペイトンを生徒会長にするために画策します。あくまでペイトンを生徒会長にするのが目的。自分自身は副生徒会長になる訳でも何でもありません。
トランス俳優が必要だったとのことでテオ・ジャーメインがキャスティングされたそうですが、『ザ・ポリティシャン』の劇中ではむしろストレートだった感じだけど。
逆にペイトンやアストリッド、マカフィーやリヴァーなど他のメインキャストがゲイやバイセクシャルとして描かれている中で彼だけそれらしいシーンがなかったのがちょっと謎です。
マカフィー(ローラ・ドレイファス)
ジェームズ同様にペイトンを支える参謀的な人。ペイトンの対抗馬アストリッド側の副生徒会会長候補と付き合ってます。
インフィニティ(ゾーイ・ドゥイッチ)
ペイトン側の副生徒会会長候補。ガンを患った生徒として知られていますが、実は仮病だということが発覚して物語が思わぬ方向に進んでいくキーパーソーンです。
ゾーイ・ドゥイッチは『ゾンビランド』10年越しの続編『ゾンビランド:ダブルタップ』に新キャラとして登場することが発表されています。
その他
学園ものなんで登場人物がマジで多いです。メンドクセー。その他のキャストを紹介しますね。
まず主人公ペイトンの母にグウィネス・パルトロー。『セブン』が公開された90年代あたりに人気だった女優ですが、『アイアンマン』シリーズへの貢献で今じゃ若い子もみんな知ってる女優ですね。
ガンを患ってる少女インフィニティの母親にはジェシカ・ラング。『キングコング』の恋人役としてお馴染みですが、個人的にはやっぱり『トッツィー』が好き。最近だとドラマ『アメリカン・ホラー・ストーリー』で知られてる人かと。
同じく『アメリカン・ホラー・ストーリー』のディラン・マクダーモットはアストリッドの父親役として出演しています。あまりヒット作ってない気がするけど特徴的な顔なので忘れないよね。
あとアストリッドの母親役にジャニュアリー・ジョーンズが登場してます。『マッドメン』でお馴染みの女優さんで『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』のエマ・フロスト役も有名です。
ドラマ『ザ・ポリティシャン』の感想
別に『Glee』自体そんなに好きだったわけじゃないし、もっというと学園もののドラマとか映画って基本的に好きじゃないんですよね。でも思ってたより楽しかったです。
ちょっと変わった作風なんですよね。コメディなんだけどシュールなコメディで淡々と展開していくストーリーが面白いです。生徒会長に立候補する主人公のペイトンとそれを支える3人の補佐達との関係が何とも言えないですね。
「親友」とか「愛してる」とか言うんだけど全く心がこもってない感じが好きです。うわべだけの付き合いで全員将来を最優先している感じが良い。最終エピソード見ると彼らの関係がうわべだけじゃないとわかるんだけど。
選挙の話なので人権問題とかLGBTQや不正などいろんな要素が盛り込まれてはいるんだけど全然難しい話じゃありません。
そもそも政治に興味を持っていない高校生の方が多いですし、最終的に「学校でドレイクのコンサートする」って言った陣営が開票すると勝ってた訳ですし。
第5話「浮動票」では選挙に全く興味がない男子学生を主人公に彼の1日が描かれますが、やっぱり高校生ぐらいだと政治に興味がないことなんて当たり前にあります。最終的に彼が誰にも投票しなかったところが全てを物語っていますね。
全然難しいドラマじゃありません。どちらかと言うと「駆け引き」がメインの話といった感じでしょうか。
発端が「選挙に勝つかどうか」なのに選挙が終わってからも結構話長いのも変なところ。選挙終わってから2、3話あります。
選挙終わって上手くいかなかったから舞台に参加してみたり、卒業後大学生になって飲んだくれになってる話があったり、意外と長々続きました。
あと魅力的なのは主人公ペイトン役ベン・プラットの歌声でしょうか。歌が上手いからなのか全8エピソードの中で3回も歌ってるシーンを見ることが出来ます。最終話の歌は特に印象的でした。
逆に一番ツッコミたいのはやっぱり絶対キャスティング。高校生設定なはずなのに高校生に見える人が全然いない。
実年齢より若くキャスティングされるのは当たり前のことなんだけど皆すごい老けて見えるんですよね。実年齢が30超えてる人もいるので大学生がギリギリってところ。
その理由としてはやっぱり服装が「大人っぽ過ぎる」からだと思います。メインキャラクターのほとんどはセレブ層なので、ファッションが豪華で大人びてる。だから余計に高校生に見えないという。
逆にガンを患っている(らしい)インフィニティは服装がアレなだけに老けて見えないですもんね。
正直『ザ・ポリティシャン』はシーズン2に特に期待したいなと思っています。
というよりシーズン1はシーズン2への大きな伏線のような作品でしたし、ようやくここから物語が始まる感じにもなっています。
ペイトンたちの高校生生活は終了して彼らは大学生になりました。仲良しグループだったわけでもないのでバラバラの大学に進学しているので、シーズン2では学園もの要素がなくなりそうです。
シーズン1の時よりもさらに選挙に重きを置いてストーリーが展開していくと思われるのでちょっと期待したいですね。個人的に好きだったインフィニティの出番がなさそうなのが残念。
最後に
まあ色々言ったんですが申し訳ないけどシーズン2がリリースされても見るかどうかは微妙ですね。服装や画作りからもわかる通りポップでキュートな作品なのでガーリーな女の子の方が楽しめるドラマなんだと思います。
そもそも私の好みと正反対のドラマなので仕方ないですが。
でも苦手なタイプのドラマでも十分楽しむことが出来たのでNetflixドラマ『ザ・ポリティシャン』はそれ相応のポテンシャルをもってるんじゃないでしょうか。
このブログでは海外ドラマの感想記事をめっちゃたくさん書いているので興味のある方はこちらもご覧ください。