どうもでょおです。
私の地域も梅雨が明け、蝉が鳴いててすっかり夏になりました。先日、バイクのハンドル交換の記事をアップしました。
アメリカンバイクのハンドル交換やり方【完全版】穴あけで配線スッキリ
スワローハンドルというハンドルに交換したのですが、スワローハンドルって多分一番配線中通しが難しいハンドルだと思うんですよ。90度に曲がってるところがあるし。さらに配線5本も通したからかなり苦労した。
そこで今日はハンドル配線中通しのコツをご紹介したいと思います。
やってみたけどダメだった方法
まずはやってみたけどダメだった方法をご紹介します。
1つ目が針金をそのまま通す方法。当たり前だけどコレじゃ絶対に上手くいきません。針金がスワローハンドルの角の部分に突き当たってそれ以上進まなくなります。
続いて2つ目。ネットで調べて良さげだったのが掃除機を使う方法。動画もアップされていてすごく良さそうだったのですが、スワローハンドルでは上手くいきませんでした。というかウチの掃除機ダイソンじゃねーし、そんな吸引力ねーわ。
ハンドルによっては(あと掃除機)掃除機を使った方法もいいかもしれませんね。
難しい配線ハンドル中通しを成功させる方法
一般的に配線をハンドルの中に通すときに言われる方法すべてを組み合わせたハイブリッド方法で中通しさせました。
用意するものは下記の4つです。
- テグス
- M6ステンレスナット
- 針金
- 細目のリボン
これらがあればスワローハンドルのようにきわどい角度があるハンドルでも中通しができます。
まずはテグスを通す
一番初めにハンドルの中を通すのはテグスです。理由はテグスは細くて柔軟性があり、最も簡単に通るからです。
テグスにM6のステンレスナットを通してください。理由としてはM6サイズ以上になると通りにくくなります。またM6以下になると軽くて重りの役割を果たしません。アルミナットよりもステンレスナットの方が重量があり、中を通しやすいです。
図にしてみるとこんな感じ。
初めは配線を通す穴(出口と入り口)ではなくハンドルの端から端にテグスを通しましょう。こうすることで容易にハンドルの中通しが成功します。
端から端までテグスが通ったら、針金を「し」の字に曲げて中通しする穴からテグスを引き出します。
テグスとリボンを結ぶ
最終的には最も丈夫な針金をハンドルの中に通す必要があるのですが、テグスと針金を結んだ場合テグスが弱すぎて中で切れてしまいます。なのでテグスよりも丈夫で針金よりも柔らかいリボンを使い、テグスとリボンを置き換える必要があります。
もしかするとタコ糸のようなものでも代用できるかもしれません。
針金をハンドルの中に通す
ハンドルの中に通っているものがテグスからリボンに変更出来たら、次は針金に置き換えます。針金も細いものが良いでしょう。
先ほどの「テグス→リボン」と同じように「リボン→針金」に変更します。リボンの端に針金を結んで針金をハンドルの中に通します。
配線をハンドルの中に通す
ここまで出来たらいよいよハンドルの中に配線を中通しします。
先ほど通した針金の先に配線を結びます。
この時に配線はビニールテープなどでまとめてはいけません。ニッパーで切りっぱなしにしてください。ビニールテープでまとめるとテープの部分から滑って針金が外れることがあります。
複数の配線をまとめて持ち、針金で巻いてください。配線の端から1cmほどがベストです。端に近すぎると外れやすいですし、遠いと引っ張る力が上手く伝わりません。
この時は必ずプライヤーなどを使ってキッチリ結びましょう。やりすぎると針金が切れるので注意が必要です。
また配線の頭の部分にはオイルなどを塗ってください。ハンドルの中は外側のようにツルツルしておらず、ザラザラなので意外とつっかえやすいのです。
ここまで出来たら後はハンドルの中に配線を通すだけ。針金を出口から引っ張りながら、入り口側から配線を押してください。
最後に
以上、いかがだったでしょうか。もっと単純なハンドルの場合はここまでやらなくても配線中通しは出来ます。でもスワローハンドルやZバーのような複雑で窮屈なハンドルの場合は、かなり難易度が高いので今回紹介したようなやり方でないとできないと思います。
これまでもハンドル中通しは経験していますが、今回のようなハンドルでここまで苦労したのは初めてでした。
恐らくこの方法がベストでしょう。工数多いので面倒に感じますが、遠回りが一番の近道だったりします。
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