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ネタバレ感想【アベンジャーズ/エンドゲーム】皆の期待を裏切った映画

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アベンジャーズ/エンドゲームのポスター

(C)2019 MARVEL

 

 

どうもでょおです。

マーベルシネマティックユニバース11年の集大成、『アベンジャーズ/エンドゲーム』が公開されました。

私は仕事を休んで行ってきましたよ。本当に色々なことがあった映画でしたね。

この記事では『アベンジャーズ/エンドゲーム』のネタバレありの感想レビューをしていこうかと思います。まだ映画を見ていない方はお引き取りください。ネタバレ平気だからって人も読むんじゃねえ。絶対兵器じゃないから。

まだ見ていない方はネタバレなしの感想を読んでくれ。

ネタバレなし感想【アベンジャーズ/エンドゲーム】見たことを後悔してる

 

▼ここから下はネタバレあります▼

 

映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』のあらすじ

…ネタバレしてもいいよね?

 

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でサノスが指パッチン(正式名称:ザ・デシメーション)を行い、全宇宙の生物がちょうど半分消滅してしまってから1カ月足らずでサノスは6つのインフィニティストーンすべてを破壊してしまいました。

インフィニティストーンがない限り、消滅した仲間たちを救うことはできないと希望を失ったヒーローたちは5年の月日をかけて過去を捨て去りました。

そこへ運良く量子の世界から帰還することが出来たアントマンことスコット・ラングがタイムトラベルのヒントを持ち帰ることに。

彼らはタイムトラベルに再び希望を見出し、全人類を復活させるために再び戦いに挑みます。

 

映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』のレビュー

『アベンジャーズ/エンドゲーム』はマーベルシネマティックユニバースの集大成ということで、本当に密度の濃い3時間でした。ありとあらゆる面で私たちの期待を良い意味で裏切りつくしてくれました。

でも悪い意味で期待を裏切ったところもなかったわけではなくて、今回はよかったところ、悪かったところ両方レビューしていきたいと思います。

予告編のシーンは本当にごく一部だった

ですよね。

これまで見せられてきた『アベンジャーズ/エンドゲーム』の予告編では残されたヒーローたちが再び集結し、そこへ強力な助っ人キャプテン・マーベルが合流し、彼らがサノスと再び熱い戦いを繰り広げるんだ。

と思わせぶりでしたが、あのシーンの多くはサノスの指パッチン直後、つまり『アベンジャーズ/エンドゲーム』の舞台の5年前でした。

あの後すぐにサノスがいともたやすく殺され、5年の生活を経た後に再び任務に参加するとは予想していませんでした。

もしかすると予告編はすべてフェイクなんじゃないとさえ思っていましたが、インフィニティウォー直後の出来事と5年後に話を分けたことでマーベルの秘密主義が上手く実現した形ですね。

 

キャプテン・アメリカがムジョルニアを使った

アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソーのビッグ3がサノスと対戦するシーンはやはり超胸アツでした。覚醒ソーの電撃をアイアンマンが制御してブラスターとして使うシーンや、ムジョルニアとストームブレイカーの二刀流(刀とちゃうな)という展開には超興奮しました。

中でも最高だったのはキャプテン・アメリカがソーのハンマームジョルニアを使って戦ったことでしょう。ムジョルニアは"高潔な心"がないと持ち上げることが出来ないハンマーです。ソーの他には唯一ビジョンが使えました。

そんなムジョルニアをキャプテン・アメリカがキャッチしたシーンはMCUに残る名シーンの一つですね。

『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』でムジョルニア持ち上げ合戦をしてた時、キャップが持ち上げようとしたとき少しだけハンマーが動いていました。

ソーはこの時のこともあってかスティーブがハンマーを持ち上げた瞬間「わかってたよ」と叫びます。ソーのこの反応もまた最高でした。

なんだか原作コミックでもキャップがムジョルニアを使うシーンがあるんだってね。

インフィニティ・ウォーを遥かに超える大戦

ネタバレ感想【アベンジャーズ/エンドゲーム】皆の期待を裏切った映画

(C)2019 MARVEL

良い意味で一番期待を裏切られたのは間違いなくここでしょう。

サノスの指パッチンによりヒーローたちの半分が消滅してしまったこともあり、『アベンジャーズ/エンドゲーム』ではインフィニティ・ウォーの時のような超ド級の大戦争は見れないと思ってたんですよね。

アベンジャーズのオリジナルメンバーだけでこそこそと戦うのかと思ってたわけですが、この予想は大きくハズレてくれました。(よかった)

ハルクの指パッチンによって失われたヒーローたちは無事に復活し、サノスとの決戦の一番いいタイミングで登場しました。ここまでスーパーヒーローの登場が頼もしいと感じたことはないです。

ソーが吹き飛ばされ、キャップのシールドが破壊され、トニーが危機的状況のなかで現れたドクター・ストレンジの魔法陣を見た瞬間は思わず立ち上がりそうになってた。

 

インフィニティ・ウォーでやったことの焼き増しではなく、さらにパワーアップしてたってのが最高ですよね。

インフィニティ・ウォーの時は宇宙組とワカンダ組で戦いが分散されていたわけですが今回は本当に全員参加。「アベンジャーズアッセンブル!!!」です。

さらにそこへ生き残っていたヴァルキリーやワスプ、専用のアーマーを身に着けたペッパー、キャプテン・マーベルなんかも参加して超超超胸アツでした。女性陣カッコよすぎ!ナターシャいないのが本当に悔やまれる。

 

チョイチョイ挟まれる小ネタはマーベルファンへのご褒美

ネタバレ感想【アベンジャーズ/エンドゲーム】皆の期待を裏切った映画

(C)2019 MARVEL

これまで長いことMCUのファンを続けてきた人たちにしかわからない小ネタがたくさん含まれてたのは本当に楽しかったです。

まず脇役総出演。

ストレンジにソーサラースプリームの座を譲ることになったエンシェント・ワンから始まりました。ストレンジに出会う5年も前だというのにエンシェント・ワンはストレンジに絶対的信頼を置いていたんですね。今後二度と見ることが出来ないと思っていた師弟関係の愛を垣間見ることが出来ました。

それからハワード・スターク。父親になったトニーが自分の父と子供についての会話をしている。最高のシーンだったと思います。トニーがハワードから教えられた言葉をハワードに教えるのもグッときましたし、一番良かったのは再びハグ出来て思いの丈を全て伝えることが出来たことですよね。私はこのシーンでも泣いちゃった。

そしてソーと母親の再会ね。

フリッガはソーの家族の中で一番初めに死んでしまったこともあり、その関係性をオーディンほど深く読み解くことが出来ませんでしたが『アベンジャーズ/エンドゲーム』ではしっかり見ることが出来ましたね。

その他重要ではないもののロキやコーグとミーグ、そしてジェーンなんかが『マイティ・ソー』シリーズからは登場しました。その他にもピアース理事やクロスボーンのラムロウ、ピム博士などが登場しました。もちろんスタン・リーもね。

 

マーベルファンなら楽しめるセルフオマージュシーンも多数あったのはクッソ盛り上がりましたよね。

アスガルド人がロケットのことをウサギと呼んだり、クリントがナターシャに「ブダペストか」って言ったのは『アベンジャーズ』の時のセリフを言い返してるんですよね。スパイダーマンがカレンに即死モードの起動を指示したり、キャップのいつものセリフ「I can do this all day」がネタとして使われてたのも笑えました。

他には『キャプテン・アメリカ/ウィンターソルジャー』のエレベーターでヒドラ達と乗り合わせるシーンを再現したのもありましたね。

スティーブが過去へ戻ってインフィニティストーンを元の位置に戻すときにバッキーがかけた「バカをするな」とかけた言葉は『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』で出兵を見送るときにかけた言葉です。

こういったファンでしかわからないセルフオマージュ的小ネタは製作陣からファンへのご褒美だと受け取りました。

 

アイアンマンで始まりアイアンマンで終わる

ネタバレ感想【アベンジャーズ/エンドゲーム】皆の期待を裏切った映画

(C)2019 MARVEL

マーベルシネマティックユニバースが11年前に始まったのは『アイアンマン』からでした。実は当時ロバート・ダウニーJrがトニー・スタークにキャスティングされたときは反対意見がすごく多かったんですよね。

ロバート・ダウニーJrは演技力もあり昔はアイドル的人気の俳優だったんですが、その後ジャンキーになったこともあり「お騒がせ俳優」としてハリウッドのお荷物のように扱われていました。

ところがロバート・ダウニーJrは見事にトニー・スタークをやってのけ、アイアンマンを成功させたことによりマーベルシネマティックユニバースは本格的に始動することができたのです。

 

そんなアベンジャーズを始めた男がアベンジャーズを終わらせました。自らの危険を顧みず、ドクター・ストレンジが見てきた1400万605通りの1つの未来を実現しました。

「私がアイアンマンだ」って言った瞬間はもう歓喜。鳥肌立ちすぎて羽生えるかと思ったぐらい。隣の外人さんはなんかゴニョゴニョ言ってた。

このような形でトニーが自らたった一人を犠牲にしてサノスやブラックオーダー達を倒すとは予想もできませんでした。トニーの死亡はとても残念ではありますが、シリーズを終了させる完璧なラストでした。

 

スティーブのデートの約束

そして良い意味で期待を裏切ったシーンといえばスティーブ・ロジャースがとうとう自分の人生を選んだということでしょう。

キャプテン・アメリカという名前にふさわしく、スティーブはこれまで国のことを最優先に尽くしてきました。だからこそスティーブは超人血清に適合しましたし、これまで何度も世界を救うことに成功しました。

その結果、スティーブは愛した女性ペギー・カーターと一生結ばれることがなかったのです。

多分これまでのスティーブならインフィニティストーンを返却した後、現代に戻ってきて再びキャプテン・アメリカとして戦ったと思います。ところがキャップはここで唯一自己中な判断をしたんですよね。

他者のために戦い続けて全てを犠牲にしてきたスティーブだからこそ、自分を選んでくれて本当に嬉しいかったです。

本当に良かった。

これまで本当にお疲れさまって声をかけたくなりましたよね。

 

 

過去改変じゃなかった

他に期待を裏切ったところといえば、過去改変ものじゃなかったということ。私は去年『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』を見た時に「過去に行って過去改変するんじゃない?」って予想していました。

確かに過去には行ったけど過去改変じゃなかったんですよね。ホントいい意味で裏切ってくれた。

私はSF映画が大好物なので過去改変ものって嫌いなんですよ。エンドゲームの劇中でブルース・バナーが言ってた通り、過去改変は出来ないってのがSF映画のあるべき姿だと思ってます。過去は変えられないという仮説は「親殺しのパラドックス」という説で知られてます。

マーベルシネマティックユニバースには宇宙人も魔術師も登場する非現実的な世界ですが、その中で出来るだけ整合性を保つように作られています。

そんなマーベルが過去改変したら多分みんなゲンナリしたと思います。過去は一切変えずに死んだ人だけ生き返らせるという無理難題を解決したインフィニティストーンってやっぱり無限の力だわ。

この部分に関しては別の記事でさらに掘り下げて書いてるので興味がある方はこちらもどうぞ。 

考察|エンシェントワンの言う「別の時間軸」すでに生まれてる

 

やっぱりタイムトラベルだった

で、ここからは悪い意味で期待を裏切られたという所をレビューしていきますね。

まずは「やっぱりタイムトラベルした」ってこと。

タイムトラベル説はこれまでかなりリーク情報として挙がってたんですよね。量子トンネルを抜けて過去に行くってこともかなり噂されてました。

リーク情報を意図的に避けてた私でさえ知ってる情報でした。

そんなかなり有名なリーク情報が全部まるっと当たってたんですよ。あのスーツもやっぱり量子トンネル用だったしね。

リーク情報全てが嘘でもっと別の何かが設定されてるはずだと期待していた私にとっては「やっぱり既知の情報通りなのね」とガッカリしましたね。

てかリークしたやつ誰だよ。映画より洩らしたヤツに腹立つわ。

とは言ってもそこから先は全く予想外だったのでよかったのかもしれませんね。

 

スコットの帰還方法テキトー過ぎじゃね?

『アントマン&ワスプ』のエンドロールを見た時、スコット・ラングの身に起こった最大の悲劇を一体どうやって抜け出すのか、って期待してたのにたまたまネズミがスイッチ押したとかさすがにテキトー過ぎじゃない?とガッカリしましたね。

5年も経っててバッテリー上がってないとかハンク・ピム博士の有能さに丸投げしてるし、ネズミの体重ぐらいで動くスイッチにも納得いかん。大体あそこまで変なトラックなら動かすときにイタズラしてボタン押されてるだろ。

まあ重要なのはここじゃないし。構わないっちゃ構わないんだけど。

 

タイムトラベルの開発簡単すぎじゃね?

さすがにピム博士の量子トンネルの研究が下地にあったとはいえ、タイムトラベルの開発が夜中にポッと思いつくのってどうなんでしょう。トニーもあそこまで無理って言ってたのにね。

まあこれも重要じゃないのでいいんだけど。

 

キャップって老けるんだね

キャプテン・アメリカって100歳くらいだから超人血清のおかげで老けいないんだとばかり思ってました。超人だから人よりも老化が遅いのかなんて思っていましたが、氷漬けから出てきてから歳食ってたんですね。

ペギーと長年連れ添うことが出来たようで何よりですね。ペギーも知ってたんなら言ってくれても良かったのに。…よくないか。

 

ソーの激太り

ネタバレ感想【アベンジャーズ/エンドゲーム】皆の期待を裏切った映画

(C)2019 MARVEL

これもかなりガッカリした。前作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』では死ぬほどカッコよかったんですよ。ロケットとグルートと一緒に地球へ飛来し、ストームブレイカー片手に「サノス連れてこい」のシーンなんて最高に鳥肌モンでした。

そのソーが激太りですよ。ネタとして面白いんだけど、ビッグ3で一番カッコいいんだからせめて最後までカッコよくいさせてあげてほしかった。

「途中でなんかやって痩せるんやって」「もう少ししたら絶対痩せるはず」とか勝手に思ってたぐらい。

でもまあソーの家族はすでに全滅してますし、指パッチンで死んだ人を復活させても、オーディンもロキもフリッガもヘイムダルもウォーリアーズもみんな生き返らないんですよね。

逆に『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』ではキャップとトニーに見せ場があまりなかったのでソーの見せ場はインフィニティウォーへ、キャップとトニーの見せ場はエンドゲームへ、と分散させたのかも。

 

キャロルが全然出てこない

ネタバレ感想【アベンジャーズ/エンドゲーム】皆の期待を裏切った映画

(C)2019 MARVEL

私が一番ショックだったのがコレ。この間の『キャプテン・マーベル』を見てからキャロルが大好きなんですよ。なのにキャロルは全く出てこず。

たしかにチョロッと現れて最強のヒーローらしく無双してサノスの戦艦を堕としたりと見せ場はあったんですがコレジャナイ。もっとキャロルらしい魅力が見たかった。刈り上げた髪はカッコよかったけどね。

でもアベンジャーズオリジナルメンバーの集大成だったわけだから活躍しなくても仕方ないのかもね。

どうやら『アベンジャーズ/エンドゲーム』は『キャプテン・マーベル』よりも先に撮影したらしいので仕方ないですね。

 

 

復活することが出来なかった者たち

そして悔やまれることといえば復活することが出来なかった者たちのことです。サノスの指パッチン以外で命を落とした者ですね。

サノスに首の骨を折られて死んだロキ、サノスに突き刺されて死んだヘイムダル、サノスに突き落とされて死んだガモーラ、サノスにマインドストーンをもぎ取られて死んだビジョン。…サノス殺し過ぎやでやっぱ。

彼らが復活できなかったのはとても残念ですね。生き返ることが出来なかったからビジョンやロキはストリーミングサービスでドラマ化が決まったってことなんですね。過去を描いたものになるんでしょう。

例外的にある意味生き返ったガモーラは今後再び時間をかけてガーディアンズ達に馴染んでいくんでしょうか?最後にガーディアンズが映ったシーンにはいなかった気がするんだけど。

 

そして語らないわけにはいかないのがブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフ。フィナーレでトニーが死んじゃったので影が薄い印象がありますが。

ナターシャとクリントが2人でヴォーミラに行くって聞いた瞬間、もうみんな予想ついちゃったよね。「絶対どっちか死ぬやん」

もうこっから嫌な予感しかしてなくて絶望ですよ。なんでよりによってナタクリなんだよ。

もちろんこのシーンでも泣いちゃいました。

 

さすがに扱いが不遇すぎるためかブラック・ウィドウは単独映画化が予定されています。この感じで行くと過去の話になるんでしょうね。

 

最後に

まあところどころ文句みたいなのも出てきましたが、アベンジャーズ11年最後の集大成としては完璧な映画でした。ここまで完璧なオチを付けられるのかと映画の出来にすら感動しました。

レビューもかなり長くなっちゃたしね。

今後のMCUは少しペースダウンするようですが、キャプテン・アメリカの盾を受け継いだサムやガーディアンズ達と共に行ったソーなど今後どうなっていくのか気になる部分もたくさんありました。

いやー面白かった。次どうなるのか気になりますがひとまずこの余韻に浸っていたいとも思います。

ではまた。

 

 

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