バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(字幕版)
どうもでょおです。
来年2月にDCエクステンディッドユニバースの最新作『アクアマン』が公開されます。それに備えてもう少しDCEU関連の記事を増やしておこうかと思います。
というわけで今日は『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』の感想を今更ながら書いておこうかと思います。
ではどうぞ。
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』あらすじ
バットマン(ベン・アフレック)は、両親の殺害現場を目撃したという過去のトラウマから犯罪者一掃に力を注ぎ、一方超人的能力を持つスーパーマン(ヘンリー・カヴィル)は、その力を人類のために惜しみなく使ってきた。だが、その破壊力の強大さゆえに、スーパーマンは人々からバッシングを受けるようになり……。
出典:シネマトゥデイ
本作『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』はマン・オブ・スティール2でもありバットマン1にもなる作品です。ストーリー自体は『マン・オブ・スティール』の続きでありつつ、バットマンも主人公にした映画です。
簡単にいうと前作『マン・オブ・スティール』でゾッド将軍と対決した際に街をぶっ壊しちゃったのでバットマンことブルース・ウェインが脅威だと感じ、一方的に敵意をむき出しにして戦うことになります。
悪夢でスーパーマンが支配する荒廃した世界を見て、引退していたのにスーパーマンと戦うことを決意します。
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』の感想
設定自体は胸アツ
MCUのシビルウォーでも同じことが描かれましたが、超人たちが街で戦いを繰り広げると街にも大きな被害が出てしまいます。
スーパーマンが世界を救ったつもりでも実際には沢山の被害が出ており、スーパーマンとゾッド将軍との戦いについて詳しく知らない人にとっては突然エイリアンたちが街を破壊しているようにしか感じません。そんな地球人の気持ちを代弁するようにブルース・ウェインがスーパーマンと対立するという設定は最高です。
その一方でスーパーマンを神のように崇める信者たちも多く、どちらが正義でどちらが悪かと定義せず相対的な作品になっている点は超胸アツ。こういった演出をさせるとザック・スナイダーの右に出る者はいないですね。
CGアクションは超ガッカリ
と、ここまで良いことを書いてきましたが映画は全体的にガッカリで、中でものアクションシーンは特にガッカリでした。ほとんどCGなんじゃないかと思うほどガッツリとCGで、なんだかゲームのプロモ映像とかで使われてそうな雰囲気。実写もCGもしっかりと組み合わせているMCUとは大違いですね。
おまけに不自然なほど壮大な音楽もテレビゲームみたい。すげークセェと思っていたらこの音楽がワンダーウーマンのテーマだったんですよね。
チャラララー、ジャンジャンジャン
って感じのあの音楽。ハンス・ジマーらしいスコアですがクサいです。アニソンみたい。
マーサ&マーサは失笑
さらにスーパーマンとバットマンの戦いに決着をつけたのはまさかのマーサ被り。バットマンとスーパーマンが如何にして仲間になるのかと期待していたのにね。
スーパーマンとバットマンはこれまで何度も映画化されてますしとても有名なので両親の名前を知っている人もたくさんいるので、そういった人からするとバットマンが「なぜマーサのことを知ってるんだ」みたいなことを言った瞬間に失笑物です。
もちろん私も失笑、というかもう呆れてしまいました。
幼い頃に両親を失ったブルースが、スーパーマンも自分と似たような境遇に立たされていると知って手を貸すのはいいんですけどそのキッカケがアホくさすぎます。
ワンダーウーマン称賛映画なオチも残念
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』の時点ではワンダーウーマンの正体がまだ不明でした。どんだけ強いのかもわかりませんし、そもそも強いのかすらわからない状況。
突然現れて加勢するってのは本当に必要ないです。バットマンとスーパーマンの二人が主人公ってだけで十分お腹いっぱいなのに、ワンダーウーマンの強さをここまで知らしめる必要があったのかなと思います。
ここはやっぱりバットマンとスーパーマンだけで十分でした。
恐らく映画の最後にバットマンとワンダーウーマンがメタヒューマンをリクルートするという流れにしたくて大活躍させたんでしょうがマジで雑過ぎ。『ジャスティス・リーグ』まで足を早めすぎたんでしょうね。
最後に
なんだかんだ言いつつも頑張ってるDCユニバース。徐々にダークな要素を減らしつつ誰でも楽しみやすい作品へと路線変更を行っていて次回作『アクアマン』は予告編を見る限り単純で明快な作品に仕上がっていそうです。
DCEUは今後は十分期待できそうです。ではまた。
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