どうもでょおです。Netflixオリジナル映画作品の『ベイルート』が先日6月15日より全世界同時配信を開始しました。早速、鑑賞したのでその感想記事をネタバレなしで軽くご紹介したいと思います。
ベイルートについて
シリアやイスラエル近くの中東にある国レバノンの首都がベイルート。Netflixオリジナル映画作品の本作はベイルートが舞台のサスペンスドラマになっています。
中東が設定になっていることもあり、やはり内戦がバリバリ起こってるさなかの映画です。
ベイルートのあらすじ
内戦で荒廃したベイルートで米国人スパイが拉致され、その救出に駆り出された落ちぶれ元外交官が、敵の要求する人質交換の交渉役として危険な勝負に挑む。
主人公のメイソンはベイルートの首席公使で超エリートだったんですが、難民の少年カリームを助けて家に住ませてあげてたことが原因で妻が殺されてしまいます。その結果、落ちぶれてしまうんですが10年後、何故かベイルートでの人質の交渉役に抜擢されてしまいます。
10年前は街もメイソンもイケイケだったわけですが、10年経って内戦で街は荒廃し、妻を殺されたメイソンも酒でボロボロになっています。
ベイルートのキャスト
- ジョン・ハム
- ロザムンド・パイク
- ディーン・ノリス
- シェー・ウィガム
主演はマッドメンでお馴染みのジョン・ハム。このブログでたびたび感想をあげてた『レギオン』シリーズのナレーターもやってましたがおそらく最近では『ベイビー・ドライバー』のバディ役のイメージが一番強いんじゃないでしょうか。首太くてかっこいいおっさんなんだけどなんとなく地味なんだよ。
そんでロザムンド・パイク。『タイタンの逆襲』やトム・クルーズの『アウトロー』に出演し、デヴィッド・フィンチャーの『ゴーン・ガール』で世界的に高評価を受けた彼女が登場します。ベイルートはジョン・ハムよりロザムンド・パイクに期待して観たようなもんです。
シェー・ウィガムはワイルド・スピードシリーズでいっつも鼻を折られている彼ですね。もう登場した瞬間から嫌なやつ感が漂っております。
ベイルートの感想
基本的に重厚感のある雰囲気でボリュームもあり見ごたえのある作品です。アクションシーンなんかはありませんが爆発シーンもあって緊迫感もあったりします。
誘拐犯であるテロリストだけではなく仲間側にも敵がいたり、誘拐犯がメイソンの過去にかかわりの深い人物という設定があり、かなり面白い設定のサスペンスとなっております。
ですがそのサスペンスの設定があまり功を奏していません。主演のジョン・ハム演じるメイソンが親友のCIAのスパイを交渉人として救うというお話なので基本的にぬるいといいますか地味です。
見どころや見せ場みたいなものもそれほどなく上映時間1時間49分が結構長く感じます。
落ちぶれ元外交官でアル中という設定なんですが、それほどアル中設定が活かされている感じもなく。ロザムンド・パイクは『ゴーン・ガール』の影響で演技派で何かやらかしてくれるんじゃないかと期待していましたが、やっぱり地味で印象が薄く『アウトロー』のようなただのヒロイン枠でした。
面白かったなと納得させてくれるのはそのエンディング。一応ネタバレなしなので伏せますが、若干考えさせられる尾を引くエンディングでまだよかったなと思います。
終わり
Netflixオリジナル作品ってドラマは映画並みの規模だったりして結構見ごたえがあるんですが、映画だと結構残念なものが多い傾向がある気がします。なんとなくオリジナルドラマの方が満足感が高いというか。
とはいえ、全くつまらなかったわけではなく、それなりの見ごたえと緊張感のある映画でしたよ。映画ベイルートはNetflixでどうぞ。