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ネタバレ感想評価【クリード2炎の宿敵】面白いけど、文句が沢山ある

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どうもでょおです。

今週は身内の不幸ごとがありブログがあまり書けていなかったので週末は気分転換に映画館に行きました。

映画ロッキーシリーズ最新作の『クリード 炎の宿敵』が公開になりましたね。私も早速映画館に足を運んでみましたよ。そこで今日はいつも通り感想記事を書きたいと思います。

もちろん今回もネタバレありの感想評価になりますのでまだ見ていない方はご注意ください。

先日、これまでのロッキーシリーズを振り返ったページは下記からどうぞ。

【クリード2 炎の宿敵】たった5分で復習 意外と忘れてるロッキーシリーズ

 

映画『クリード 炎の宿敵』のあらすじ

ロッキー(シルヴェスター・スタローン)の指導を受け、ついに世界チャンピオンになったアドニス(マイケル・B・ジョーダン)に、リングで父アポロの命を奪ったイワン・ドラゴの息子ヴィクターが挑戦状をたたきつける。ロッキーの反対を押し切り、父のリベンジを誓い試合に臨んだアドニスは、ヴィクターの反則行為によって勝利する。しかしアドニスは、ボクサーとしてその結果に納得できなかった。

出典:クリード 炎の宿敵 (2018) - シネマトゥデイ

とのことです。まあここまでの設定自体はありがちというか、読めてしまうところはあります。 

父アポロを殺されたアドニスが、父を殺したドラゴの息子ヴィクターへの復讐ではないけど熱い思いで挑戦。案の定ロッキーの制止は聞かず試合に臨み、ボロ負けしそうなところ、ヴィクターの反則負によって命を救われました。戦意喪失しつつも自身の内面に向き合い、再戦するという流れになります。

これまでのロッキーシリーズを完全に踏襲するストーリーですね。よく言えば伝統に従い、悪く言えばいつもと同じ。

映画『クリード 炎の宿敵』のキャスト・登場人物

  • アドニス・クリード/マイケル・B・ジョーダン
  • ロッキー・バルボア/シルヴェスター・スタローン
  • ビアンカ/テッサ・トンプソン
  • イワン・ドラゴ/ドルフ・ラングレン
  • ヴィクター・ドラゴ/フローリアン・ムンテアヌ

まあ大まかなキャストはこんな感じ。

今をときめくスター、マイケル・B・ジョーダンが伝説のボクサー、アポロ・クリードの息子アドニスを演じ、1976年から実に43年間もロッキー・バルボアを演じ続けてるシルヴェスター・スタローン、マーベルシリーズのヴァルキリーやリメイク版メン・イン・ブラックで主演を演じるテッサ・トンプソンが耳に難病を抱えるドニーの恋人ビアンカ役で続投しています。

やはり注目は宿敵ドラゴのドルフ・ラングレンが復帰したことでしょう。そしてドラゴの息子である初登場のヴィクターを演じるのはガチなボクサーのフローリアン・ムンテアヌ。ロッキーシリーズはこれまでも本物のボクサーを起用していることがありましたね。

さらにかつて『ロッキー4 炎の友情』ドラゴ夫人を演じたブリジット・ニールセンも復帰しています。結構勢ぞろいです。

あと注目してほしいのが『ロッキー・ザ・ファイナル』でロッキーの息子を演じたマイロ・ヴィンティミリアが再登場しています。『ロッキー・ザ・ファイナル』では初めはロッキーに反発していましたが最終的にロッキーの復帰を支える重要な役割だったのに前作『クリード チャンプを継ぐ男』では登場しませんでした。

これも踏まえて結構な勢ぞろいです。

映画『クリード 炎の宿敵』の感想評価

感想を一言で言うと面白かったです。

さきほども言った通り『クリード 炎の宿敵』はかなり伝統に沿ったなーと思います。前作『クリード チャンプを継ぐ男』はロッキーシリーズの設定を引き継ぎつつもしっかり別物だったんですが『クリード 炎の宿敵』は展開も雰囲気もかなり旧ロッキーシリーズっぽかったです。

チャンプになったけど挑戦者が強すぎて全く歯が立たず、戦意喪失してしまうのは『ロッキー3』のロッキー対クラバー戦の展開とソックリです。デンジャーを字幕で野獣と訳してたのも絶対『ロッキー3』の「野獣の目」に被せてきてますよね。

ドラゴとの再戦がロシア本国のアウェイだというのも同じですし。見る見るうちにラウンドが進んでいく演出もそれですよ。それから不満な結果でありつつも勝利し、メディアから叩かれまくるアドニスは『ロッキー2』のアポロと同じ状況です。

セルフオマージュが本当にたくさんありました。前作『クリード チャンプを継ぐ男』では意図的にロッキーのテーマを抑えてたんだと思うんだけど、今回はめっちゃガッツリ使っててビックリしました。

クリードが勝った時にロッキーのテーマが高らかに鳴り響くってのはどうなんでしょう。だって"ロッキー"のテーマなんだよ?前作ではクリードのテーマ(勝手にこう呼んでる)が使われてたのに。

そんでもう一つどうしても語らないといけないのがドラゴですね。

ご存知の通りドラゴは『ロッキー4』でエキシビションでアポロを殺し、その後試合でロッキーに負けたボクサーです。ロッキーは米国の英雄なのに、自分は見向きもされないどころか妻に捨てられ国を追われひどい扱いを受けてきた復讐をロッキーの弟子アドニスにぶつけようというもの。

ちょーっと待て。

ロッキーはとうにボクシング業界を引退していて、そもそもトレーナーをする気すらさらさらなかったんだと思うんですが。アドニスとロッキーが出会わなければドラゴの復讐は実現しないと思うんですけど、アドニスがボクシング業界に登場してから企てた復讐計画じゃないですよね?

アドニスがめっちゃ弱いボクサーだったらどうやってロッキーに復讐するつもりだったんだろう。ヴィクターの強さを見せつけて評価されればよかっただけなんだろうか。

それからドラゴのキャラ改変ね。ドラゴといえば科学の英知を結集して、実質反則に近い方法で鍛え上げたボクサーでした。無口で冷血な人間だったんですがクリード2ではかなり人間味のあるキャラクターになっていました。

まあこの数十年の間に色々と変化していったというものなんでしょうけど、最後は息子への愛を見せつけました。『エクスペンダブル』シリーズとかB級アクションとかでドルフ・ラングレンを見る機会が多いので違和感を感じませんでしたが、ドラゴだと思ってみるとやっぱ別人に感じます。

と、ここまでマイナスイメージのことばかり言いましたが面白かったですよ。先ほど言ったセルフオマージュもとても楽しめましたし、色々な家族の物語があり、ブワッと来たシーンもたくさんありました。

やっぱりねマイケル・B・ジョーダンのアドニス・クリードが良いんだよ。ロッキーみたいに不服そうな顔して怒鳴り散らすんじゃなくて、涙をボロボロこぼす素直さみたいなのがめっちゃいいです。アレ見るとつられて泣いちゃう。

それに対するヴィクター・ドラゴも良いんですよ。ヴィクターを演じるフローリアン・ムンテアヌはやっぱり本業がボクサーだということもあり、マイケル・B・ジョーダンほど心揺さぶられる演技というものはないんですが、それでも感情移入しちゃう。あんなに厳しい父親なのに本当に父親が大好きなんだなと感じます。

良い意味でこの映画には完全な悪者がいないよね。憎らしく思う相手が一人もいないんだよ。

最後に

『クリード 炎の宿敵』、面白かったですね。3作目も大いに期待してよさそうな感じです。

あとどうでもいいんですが、ドニーとヴィクターってあんなに体格差あるのに同じ階級なの?ボクシング知らないのでよくわかないのですが、アドニスはあれでヘビー級なの?ヴィクターが化け物サイズなせいで小さく見えました。

まだ見てない人は是非おすすめします。

ではまた。

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