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ザ・ディスカバリー【ネタバレ・ラスト解説】R.マーラにキュン死する映画

ネタバレ・ラスト解説【ザ・ディスカバリー】R.マーラにキュン死する映画

引用:ザ・ディスカバリー | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

どうもでょおです。今更なんですが最近観たNetflixの映画【ザ・ディスカバリー】がなかなか良かったので感想記事を書いてみます。一応SF作品なんですが正しくはラブストーリーで、まあ私の柄ではないんですが。ちょっと人によっては意味が分かんないという方がいるかもしれないのでエンディングの解説を含めてネタバレ感想記事を書こうかななんて思います。

 

【ザ・ディスカバリー】あらすじ

科学者である父親が証明した死後の世界の存在は、大量の自殺者を生んだ。それでもなお研究を続ける父に反発する息子は、1人の女性と出会い恋に落ちるが…。

引用:ザ・ディスカバリー | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

死後の世界の存在が発見されたことで来世に賭けようとして大量の人間が自殺します。それでも研究を続ける父親を止めようとするウィルというおっさんが主人公。父親は研究を続けているものの大量自殺者に対して罪の意識はあり、自殺させないためにカルト教団のような施設を経営。
たまたま出会った美女の自殺を食い止め2人は恋に落ち、死後の世界の真実について調査していきます。

【ザ・ディスカバリー】キャスト

主人公ウィルを演じるのはジェイソン・シーゲル。Wikipediaによると元々ニコラス・ホルトがキャスティングされていたとか。包容力のある大人のおっさんって感じなのでこっちの方が良かったと思います。イケメンなニコラス・ホルトにするといかにもラブストーリーな感じになりそう。
ウィルの父親を演じるのはロバート・レッドフォード。最近は結構何にでも出てるイメージがあります。逆に言うとバリバリの現役で元気いっぱいですな。
そしてこの記事のタイトルにも書いたルーニー・マーラ。ジェイソン・シーゲル演じるウィルが恋に落ちる陰を抱えた美女アイラを演じます。正直キャラクターとしては結構使い古されたパターンで特に目新しいキャラクターじゃないです。でもね可愛いんですよ。こんな子がヒロインなら何としてでも救いたくなる主人公の気持ちは分かります。
ルーニー・マーラはフィンチャー版のリスベット・サランデルを演じたのが有名ですね。「キャロル」で高い評価を得たのも知られています。ちなみにお姉ちゃんのケイト・マーラもバリバリ現役の女優。姉妹ってなぜか妹の方が人気あることが多いよね。

【ザ・ディスカバリー】感想

いかにもSFを求めている方には向いていないかもしれません。SFを題材にしたラブストーリーやヒューマンストーリーといった感じです。死後の世界が存在していることは分かってるけどその詳細がわからないから研究するってのが物語なんですが描かれるのは2人の恋ばかり。スティーブ・カレルとキーラ・ナイトレイの『エンド・オブ・ザ・ワールド』やフォアキン・フェニックスとスカヨハの『her/世界でひとつの彼女』的な感じ。
抑揚の少ない恋愛ドラマを延々と続け最後の最後にSFらしいラスト、エンディングを迎えます。なんとなくドラマ『ブラックミラー』でありそうな内容の設定でしたね。死後の世界を発見したことで自殺者が急増するという皮肉なんかも。

【ザ・ディスカバリー】ラスト解説

死後の世界はあったの?

この映画『ザ・ディスカバリー』は死後の世界が本当にあるのかどうかをウィルとアイラが調査します。病院の廊下が昔は合ったけど今はなくなってるので過去の世界なんじゃないかと思わせてきます。本編にもある通り、これは過去ではありません。
死後の世界とはパラレルワールドつまり平行世界のことでした。人生で重要な選択をした時、「もし別の選択をしていたならば」の"もし"の世界が死後の世界だったのです。『ザ・ディスカバリー』の作品内でロバート・レッドフォード演じるトーマスが「時間は一定方向に流れるのではない」ということを示唆するセリフがあります。ウィルの記憶の中のアイラが同じことを何度も繰り返していることを告げています。ウィルはありとあらゆる平行世界で何度もアイラを助けようとして死ぬことを繰り返しています。一つの世界で死ぬと次の平行世界に生まれ変わります。時間は一定ではなく繰り返し流れていっているということになりますね。

ラストシーンの意味

ラストシーンでは浜辺を歩くウィルが男の子を助け、それがアイラの死んだ息子のオリバーだったことが判明します。二人は恋に落ちることもなく挨拶そこそこに別れますが、最後にウィルが何かに気づいたように振り返ります。
この世界も平行世界だと思われます。ウィルが幼い頃に臨死体験をして、見た死後の世界がラストのシーンです。ウィルが幼い頃に臨死体験をして見た男の子は弟ではなくアイラの息子オリバーだったのです。
ウィルは何度もアイラを助けようとしては失敗を繰り返してきました。ウィルは記憶の中で「この船に乗るんじゃない」とアイラに言っています。アイラが船に乗った理由は息子を失ったことですから、息子を救うことでアイラは船に乗ることはありません。そしてアイラを救うことが出来ました。
ラストシーンの世界ではウィルはアイラを救うことに成功しましたが、船に乗らないことで二人が恋に落ちることはなくなりました。アイラが「出会うべきじゃなかった気がする」と言っていたのもここに繋がっています。
最後にウィルが何かに気がついたように振り返りますが、これも映画の冒頭にあった「見覚えがある」と同じようなもので、恋に落ちたことを思い出したのではなく既視感でアイラを感じただけだと思います。

終わり

恋に落ちないことこそが救う方法だという設定はタイムループものの名作『バタフライ・エフェクト』とよく似ていますね。ifの世界、平行世界がたくさんある映画の『ミスター・ノーバディ』に似ているところもあります。ただそれらの映画とは違い『ザ・ディスカバリー』は全編ガッツリSFに振っている訳でもなく、オチではフルにラブストーリーに振っている訳でもなく少しどっちつかずな所があります。
大量自殺者の話も序盤のきっかけに使われた程度でその後はほとんど二人のラブストーリーなので脚本に甘さも感じますが、尾を引くラストで視聴者側にメッセージを投げかけてくる作品ですし、考えさせられる映画なので良かったです。