出典:ホース・ガール | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
どうもでょお(@dyoblog_)です。またNetflixで奇妙な映画の配信が始まりましたね。
アリソン・ブリー主演のNetflixオリジナル映画『ホース・ガール』です。
かなり抽象的で不思議な映画だったので困惑した人も多いんじゃないでしょうか。結構面白かったので私的には好きな映画でしたね。
ということで今回は 映画『ホース・ガール』の感想記事になります。
もちろんいつもと同じくネタバレを含んでいますので未視聴の方はご注意ください。
『ホース・ガール』の評価と概要
- 監督:ジェフ・バエナ
- 原題:Horse Girl
- 製作:2020年 アメリカ
5.4
56
-
と、こんな感じで評価はあまり高くないですねー。なんとなくそんな気はしてたよ。
面白いと好きは比例しない。私が好きって言った映画は大体評価されないw
本作は主演のサラを演じたアリソン・ブリーも脚本に参加しています。メガホンを取るのはジェフ・バエナ。
『ライフ・アフター・べス』や『天使たちのビッチ・ナイト』といった一癖も二癖もあるコメディ映画を監督することで知られていますね。個人的に『ライフ・アフター・べス』は全くコメディだと思わなかったけど。普通に純愛だよね。
どうせなら両作品に出演した私の好きな女優、オーブリー・プラザも本作に出してくれたらもっと喜んだよハイ。
『ホース・ガール』のあらすじ
出典:ホース・ガール | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
手芸と馬と超常現象犯罪ドラマが好きで、少し変わってはいるが心優しいサラ。いつからか不思議な夢を見始めた彼女の頭の中で、夢と現実の区別がつかなくなっていく。
あらすじ自体はすごくシンプルで簡単なストーリーでしたね。クラフトショップで働く浮かない主人公のサラが徐々に現実と夢の差が分からなくなってき、自分はエイリアンが作った祖母のクローンだと思い込むようになります。
『ホース・ガール』の登場人物・キャスト
サラ(アリソン・ブリー)
仕事が大好きでクラフトショップで働くサラ。かつて自分の馬だったウィローと戯れるのが好きですが、もう彼女の所有物じゃないので馬舎の人には煙たがられています。
サラの祖母も彼女と同様に妄想などの奇行があったそうです。母親は鬱だったとか祖母とは違ったと言われていましたが、精神疾患という見方をすれば似たようなものかと。
サラを演じるのはNetflixオリジナルドラマ『LOW: ゴージャス・レディ・オブ・レスリング』のアリソン・ブリー。『天使たちのビッチ・ナイト』で共演したデイブ・フランコの嫁。
ニッキ(デビー・ライアン)
サラのルームメイト。まあリア充。
とはいえ面倒見が良くて、誕生日に一人のサラを元気づけようとパーティしたりする実はいい人。後半はほとんどブチギレてたけどしゃーない。
演じるキャストはデビー・ライアン。ディズニーアイドルやってた頃が懐かしい。同時期に活躍したゼンデイヤやべラ・ソーンと比べると全く見ない。
ダレン(ジョン・レイノルズ)
サラに好意を抱く男性。サラとデートしたりしますが、彼女がお墓に連れて行ってぶち壊し。その前のシーンで既にぶち壊してるけど。
ロン(ジョン・オーティス)
サラが夢の中で見た男性。実在していて配管業者のオーナーをしていました。
出番かなり少なめですがジョン・オーティスが演じています。もうちょっと出番欲しかったよね。役割ちっさすぎ。
Netflix映画『ホース・ガール』の感想
出典:ホース・ガール | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
アリソン・ブリーの演技を堪能する映画
本作『ホース・ガール』の主人公であるサラは、いわゆるコミュ障で人付き合いが苦手なシャイな女性です。
ズンバ教室のクラスメイトや先生を誘うことも出来ません。
ルームメイトのニッキに「予定がキャンセルになった」と言っている所を見る限り、上司のジョアンに「友達の誕生日を祝ってもらう」とついた嘘と同様の嘘をニッキにもついていたようです。
以前は彼女の馬だったウィローに執着し、今現在の乗り手である少女にも厄介な絡み方をしています。馬舎の人がうんざりしていることにも気が付いていません。
その他の彼女の楽しみといえば『X-ファイル』と『スーパーナチュラル』を足したようなテレビドラマ「煉獄」。
主演の2人を演じているのがロビン・タニーとマシュー・グレイ・ギュブラーという。海外ドラマファンにはお馴染みのテレビスターを使ってるところが何気にニクイよね。
世間一般的に見ると「完全に痛い喪女」なサラが実はとてもいい子で、見てるこっちは彼女のデートを応援したくなるんですよね。
全くモテない系だけどダレンと出会って変わっていくかも、ってタイミングで日常が妄想に支配され始めます。自分自身が信じられなくなって恐怖を覚えて壊れていく。
そんなサラを演じたアリソン・ブリーを堪能するための映画。ってことで良いんじゃないの?というのが私の着地点でしたね。
映画『ホース・ガール』に似た映画
これ見ててふと思ったんですが「去年似た映画あったよなー」と。
去年の春頃にも馬が出てきて、現実か妄想か、みたいな映画がNetflixオリジナルでやってましたよねー。ブリー・ラーソン主演の『ユニコーン・ストア』です。
あっちのブリーがやってたのはもっとキュートな女の子でオシャレでガーリーでしたが、こっちのブリーがやってるのはもっとコミュ障気味の女の子。
どっちも不思議ちゃん的なところがあり人付き合いは苦手な、いわゆる社会から離れた人間が主人公ですが『ホース・ガール』の主人公サラはもっと現実的で美化されていない女性です。
あとケヴィン・スペイシーとジェフ・ブリッジスが共演した『光の旅人 K-PAX』って映画にも似てるよね。宇宙人なのか妄想なのかって感じの所が。こっちは割と隠れた名作的作品なのでおすすめです。
ラスト・オチの考察:サラの妄想だったのかエイリアンのクローンだったのか
結論から言うとサラの妄想だったんだと思います。あまりに抽象的な部分が多く、実際サラの証言を裏付けるシーンは一切なかったので。
精神病院でサラと同じ部屋にいた女性もそもそも存在していたのかどうか疑問です。
恐らくジョン・オーティス演じる配管社のオーナー、ロンは実在の人物でしょう。サラの勤めるクラフトショップで見かけるのは2度目でしたし、もしかすると頻繁に見かけていたのを潜在意識下で覚えていて夢に見ただけかもしれません。
逆にサラの左側に寝ていた女性は、サラが夢で見た女性を具現化した妄想だったんじゃないかと思いますね。
この映画は「現実かな、妄想かな」と考えながら楽しむタイプの映画というよりは、妄想を現実と感じて自分自身が信じられなくなることへの恐怖を描いた作品。と思うのが適切なのかなと思います。
最後に
いかがだったでしょうか。全く評価されてないようですし恐らく観客のスコアも期待できないとは思いますが、個人的にはNetflixオリジナル映画の中では好きな方ですね。
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