出典:How It Ends | Netflix Official Site
どうもでょおです。今回はNetflixオリジナル映画『すべての終わり』を見た感想記事になります。Netflixオリジナル映画の終末ものなんですが評価を一言でまとめると残念でした。
ぶっちゃけ公開後すぐに見たんですが感想記事にするほどのものじゃなかったなと思ったので引き延ばしにしておりました。
この記事はネタバレがあるのでまだ見ていない方はご注意ください。
『すべての終わり』あらすじ
原因不明の大異変が発生。米国全土が戦場と化す中、行方不明になった妊娠中の婚約者を捜すため、若き弁護士が危険を承知で、未来の義父とともに西海岸へ向かう。
世界の終末を迎えた世界で主人公が未来の父になる男と一緒に恋人をさがしに行くロードムービーです。
『すべての終わり』キャスト
- テオ・ジェームズ/ウィル
- フォレスト・ウィテカー/トム
- カテリーナ・グレアム/サム
- ニコール・アリ・パーカー/ポーラ
- グレイス・ドーヴ/リッキー
主人公にはテオ・ジェームズ。特に印象のない雰囲気の俳優ですね。何というか代用が効きまくりそうな感じの。
「ダイバージェント」シリーズに出てた俳優です。こういうハイティーン向け映画多過ぎて全くわかりません。ハンガーゲームとかああいった類の映画。
テオ・ジェームズの恋人の父親役にはフォレスト・ウィテカー。B級映画含めどんな映画にも顔を出す印象ですね。
『すべての終わり』感想
冒頭でもお伝えしましたがこの映画、結論だけいうと残念映画です。雰囲気だけはヴィゴ・モーテンセンの『ザ・ロード』のような落ち着いたトーンでなんとなくかっこよさそうな雰囲気を漂わせております。特に派手な映像もなくミニシアター系っていうんでしょうか。予算をそれほど導入せず良い映画を作ろうとした雰囲気があります。
ですが良いのは雰囲気だけでストーリーは微妙。というか何がしたかったのかわからんレベルです。色々なことが詰め込まれた割には全てが中途半端ですべてに必然性が感じられず、すべてにおいて盛り上がりにかける映画でした。
旅が始まる前はフォレスト・ウィテカー演じるトムとテオ・ジェームズのウィルの関係性があまり良くないのですが、旅が始まってしまうとこれが上手く活かされずただ旅が進んでは終わるだけ。もうちょっとケンカとかあっても良くないっすか。
そして何故か途中で二人の旅に参加するリッキーというメカニックも何がしたかったのか訳が分からず気が付けば消えていました。
結局ウィルは恋人と再会することができたのですがここからの展開が取って付けたような無意味な者にしか感じませんでした。
ストーカー的なヤバいやつが出てくるんですが彼の気持ち悪さもいまいち物足りないし、必然性を感じません。恋人サムがそれほど嫌がっていないので余計に無駄に感じますね。
最終的になぜ世界が終わりになったのかもわかりませんでした。別になぜ世界が終わりになったのかわからないのもありだと思いますが、世界が終わってしまった原因が明かされない映画なら、生き残ることの理由をもっと色濃く描いてほしかったです。
そもそも主人公ウィルと恋人の中の良さがそれほどはっきりと伝わらず。
とにかく薄っぺらい内容で、前半はずっとフォレスト・ウィテカーに頼りっぱなしなくせにあっけなく殺してはさらに退屈な内容を加速させました。
あと、ポスターなどでマスクをつけたテオ・ジェームズが載ってるんですがマスク付けてるシーンもほとんどなくて。雰囲気すら騙された感あります。
最後に
Netflix映画「すべての終わり」は雰囲気やトーンはそれなりに良い映画っぽかったですが、蓋を開けてみれば特になにもない内容でありがちなストーリーを続けるだけの映画でした。これを見るならもっと面白い映画があると思います。
私としては珍しくおすすめしない映画です。感想記事もいつもよりかなり短くなったしねwではまた。