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さてさて今日は金曜日なので映画に行って参りました。今月はスターウォーズのお陰で全く注目されていない感じがありますが、こちらの映画を見て参りました。
『ジュマンジ/ネクスト・レベル』
前作が一応ジュマンジ2という立ち位置だったので、一応本作でジュマンジ3ということになりますが、前作の『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』さえ見ておけば問題ない感じでしたね。
前作は割と好きだっただけに頑張って擁護しようかと思ったんですがちょっと難しい。ぶっちゃけ前作の良さを全部とっぱらった映画になってしまった気がします。
というわけで今日は『ジュマンジ/ネクスト・レベル』の感想評価をどうぞ。
この記事は映画『ジュマンジ/ネクスト・レベル』のネタバレを含んでいます。未視聴の方はご注意ください。
もしまだジュマンジ3を見ていないならこちらの記事で復習してくださいな。→考察【ジュマンジ/ネクストレベル】リメイク前、続編との違いを解説
- 映画『ジュマンジ3 / ネクスト・レベル』のあらすじ
- 映画『ジュマンジ3 / ネクスト・レベル』の登場人物・キャスト
- 映画『ジュマンジ3 / ネクスト・レベル』の感想評価
- 続編、ジュマンジ4?はどうなるのか
- 最後に
映画『ジュマンジ3 / ネクスト・レベル』のあらすじ
ジュマンジ~~~~~~!!!!!!と叫んで、ジャガー像に宝石をブチ込み、ゲームクリアしたのが2年前。
当時高校生だったスペンサー、マーサ、フリッジ、ベサニーもそれぞれの路を進み、今は大学生。しかし、あの時の興奮が忘れられず、粉々に破壊したハズのジュマンジをこっそり修理し始めるスペンサー。その瞬間、またしてもゲームの中に吸い込まれてしまった。スペンサーを救出する為に、再びジュマンジにログインする3人。しかし、壊れたゲームの世界はバグっており、何故かスペンサーのお祖父ちゃん達もジュマンジの中に!?!?そこはジャングルのみならず、砂漠、氷山など新たなステージが追加され難易度もレベルアップ!完全に無理ゲーと化したジュマンジ。しかし、使えるライフは3回。
ゲームクリアしか生きて現実世界に帰る手段はない!!!!!!"全クリ マストです!"
前作『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』でも名残惜しそうに、元の世界に戻ったオタクのスペンサーがゲームを修理してジュマンジに吸い込まれてしまいます。
スペンサーを救うために残りの3人もログインしたのは良いけど、スペンサーのおじいちゃんたちまで間違ってジュマンジの世界にやってきてしまいます。
映画『ジュマンジ3 / ネクスト・レベル』の登場人物・キャスト
ブレイブストーン博士(ドウェイン・ジョンソン)=エディおじいちゃん(ダニー・デヴィート)
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前作でオタクのスペンサーがプレイしたキャラクター、ブレイブストーン博士になっちゃうのはスペンサーのおじいちゃんであるエディ。
アクシデントによってジュマンジの世界にやって来たものの、孫のスペンサーを救うためにエディおじいちゃんが奮闘します。
こういうなのってやっぱり現実世界とジュマンジの世界でギャップがあるから面白いんだろうね。オタクのスペンサーも面白いけど、ゲーム自体分からない状態のおじいちゃんも面白い。
キメ顔が得意のブレイブストーン博士を演じるのは前作に引き続き、ロック様ことドウェイン・ジョンソン。前作も結構やりたい放題やってた気がしますが、本作はさらに磨きがかかっております。おじいちゃんキャラがもうネタ。
ブレイブストーンをプレイするエディおじいちゃんにはダニー・デヴィート。説明不要の名チビ俳優ですね。最近は実写版『ダンボ』に出演していたのかな。
マウス・フィンバー(ケヴィン・ハート)=マイロ・ウォーカー(ダニー・グローヴァー)
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ケーキを食べたら爆発する動物学者兼バックパック係のマウスでプレイするのはエディおじいちゃんの友人のマイロ。マイロはエディおじいちゃんとかつて大喧嘩をしておりまして、15年振りエディに会いに来たところゲームに吸い込まれてしまいます。
前作でもロック様とケヴィン・ハートの可愛い対立があった訳ですが、本作でも同様に展開しています。
ブレイブストーン博士のお付きフィンバーを演じるのはケヴィン・ハート。ドウェイン・ジョンソン×ケヴィン・ハートのコンビがウケるのか、『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』にもゲスト出演していましたね。
マウスでプレイするマイロ役にはダニー・グローヴァー。『プレデター2』や『リーサル・ウェポン』のイメージがいまだにあります。
シェリー・オベロン(ジャック・ブラック)=フリッジ(サーダリウス・ブレイン)
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ジャック・ブラックが演じる地図が読める人ね。
前作ではリア充な女子が使ってたキャラクターですが、今回はスペンサーの友人でガタイの良いアメフトの子が入ってます。
前作に引き続き意外な役回りを任されたAリスト俳優のジャック・ブラックですが、やっぱり前作のオネエキャラの方がいいわ。持味半減してる感はある。
ルビー・ランドハウス(カレン・ギラン)=マーサ(モーガン・ターナー)
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ダンスファイティングが得意の強い女格闘家は前作に引き続きマーサがプレイします。前作から2年が経過している設定なのもあり、すこし冷却期間を置いている模様。
帰郷して久しぶりに会う約束をしたはずなのに、スペンサーがゲームの中にいることが分かり救出に向かいます。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』に登場する、青いハーフサイボーグのツンデレ妹ネヴュラでお馴染みのカレン・ギランが続投。美人はどんな格好しても美人ってわかるよね。
本作では前作以上に見せ場が多かったですね。フリッジが中に入っちゃったりしてましたし。
シープレーン(ニック・ジョナス)=アレックス(コリン・ハンクス)
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個人的に意外だったのがアレックスの再登場。
前作では1996年にジュマンジに吸い込まれて、そこで20年も過ごすというとんでもない経験をしたアレックス。前作同様に使用するキャラはシープレーン。
前作ではかなり臆病なキャラクターだっただけに再登場するのちょっと意外。というかちょっと気の毒な気もしなくない。
シープレーン役は前回同様ジョナスブラザーズのニック・ジョナス。しばらくバラバラで活動してた気がするけど、いつの間にか最近再結成してるよね。
馬=ベサニー(マディソン・アイスマン)
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前作ではジャック・ブラックの好演もあり結構キャラが濃かったリア充女子のベサニーですが本作ではなんと馬。もはやプレイヤーでも何でもねーだろコレと思っていたところ、とんでもない隠し玉を持っておりました。私なら馬でプレイするわ。
ミン・フリートフット(オークワフィナ)=スペンサー(アレックス・ウルフ)
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前作での主人公。ブレイブストーン博士をプレイしていたスペンサーはミンというキャラに。泥棒が得意な盗賊のキャラです。真面目なスペンサーが泥棒キャラになってるギャップのある設定です。
ミン役には最近人気のオークワフィナ。ラッパーらしいですがそちらの活動は存じ上げないですハイ。『オーシャンズ8』や『クレイジー・リッチ! 』に出演していた彼女ですが、今大注目でMCU参戦も報告されていますね。
映画『ジュマンジ3 / ネクスト・レベル』の感想評価
続いてここからは『ジュマンジ3 / ネクスト・レベル』の感想評価になります。
結論から言うと「面白くなかった」です。感想評価は甘い方なんだけどコレはちょっとナシかな。
正直期待値が挙がっていたってところも原因かもしれませんが、面白い要素がガッツリ割愛されている印象です。2作目は1作目を超えれない典型的な映画になっちゃいました。
コメディ要素が圧倒的に減少
正直もうこれに尽きるのかなと思ってます。
前作『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』ってオリジナル版と比較して一番ひねりが効いてたのって、現実の自分とゲームの中のキャラのギャップだと思うんですよ。そこが一番面白くて、それが上手くコメディにできてたんだけど。
今作『ジュマンジ/ネクスト・レベル』ではおじいちゃん2人を除いて過去にプレイ済みな訳でして、ギャップどころかマッチすらしてる感じがあるんですよね。イケてない女子のマーサが誘惑するシーンとかなくなってる訳で、だからといって同じことやってもおもんない訳で。
色々な理由はあるんですが圧倒的にコメディ要素が減ってるんですよね。特におじいちゃん2人は単純におもんない。基本的にストーリー進行を妨げますし、動物の情報を伝えるのがトロいのとか同じことばっかりやってますし。
色々な理由はあれどとにかくコメディ要素が激減しました。はっきりいってコメディ2割でアドベンチャー8割って感じです。
前作のジュマンジもそうなんだけど、このシリーズって「アドベンチャーとして」「ゲームとして」見るとスゲーおもんないんですよ。そこにコメディが加わってるから面白い訳で、コメディなくなるとクソ退屈なんですよ。
ぶっちゃけ驚きのない『センター・オブ・ジ・アース』くらいおもんない。
バグってないじゃん
まあこれはアレれですよね。日本のマーケティングが相変わらずクソなミスリードするパターン。
この記事の冒頭で公式サイト引用したあらすじ通り、本作は「ゲームがバグっててヤバい」的な売り出し方をやってたわけなんですが、ぶっちゃけ全然バグってない。
というかゲームに吸い込まれる部分以外バグなし。単純に新しいステージのジュマンジ「ネクストレベル」でしかない。
前作よりもゲームとしての魅力は増えてた気がしますが(ダチョウとかマンドリルとか)、マーケティング通りの「無理ゲー」なジュマンジが見たかったです。おじいちゃんいなければ余裕でクリアできてるくらいの難易度だよね。
「良い話」風がクドい
前作『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』もちょっと「良い話」風の仕上がりになっていました。
冴えないオタクのスペンサーがゲームの力を借りて彼女や友達を手に入れるというテーマがありました。あとベサニーの失恋→アレックスの娘の名前という「ちょっとだけほっこりする良い話」感があったんですが、このあたりがかなりクドくて露骨。
おじいちゃんがジュマンジの世界にほれ込んで、そこで余生を過ごす設定なんてぶっちゃけ映画見る前からみんな読めてるだろうし、予想通りのわざとらしい良い話になってましたよね。
キャラ入替は失敗
まあ「失敗」と一言で片づけるのはちょっと違うんですが。
ジャック・ブラックに関しては確実に失敗ですよね。どう考えてもベサニーの地図係の方が圧倒的に良い。実際、途中から川に入って元のキャラに戻ってましたもんね。あっちの方が明らかに締まり良いでしょう。
ケンカ仲直りしてやることなくなったからか挙句の果てにマイロは喋ることすらできない馬になっちゃってるし。
新旧バディムービー俳優
良い点を挙げるとすればやっぱりキャスティングの仕方が明なのかなと思いますね。
ダニー・デヴィートとダニー・グローヴァーはそれぞれバディムービーの俳優として人気が高かった俳優です。ダニー・デヴィートはシュワルツェネッガーとコンビを組んだ『ツインズ』でのイメージが強いですし、ダニー・グローヴァーは『リーサル・ウェポン』でリッグスに振り回されるまーたふのイメージが強いです。
そんなコンビものに向いてる2人のやり取りが、ゲームの中では現代のコメディコンビのドウェイン・ジョンソンとケヴィン・ハートの間で繰り広げられている構図が面白いですよね。
この二人は『セントラル・インテリジェンス』でもコンビですし、何より私生活でも仲良しらしいですよねー。
二人ともバディムービーの印象が強いのでこのキャスティングは粋。
続編、ジュマンジ4?はどうなるのか
個人的には本作『ジュマンジ/ネクスト・レベル』はジュマンジ2だと思っていますが、世間的にはジュマンジ3と呼んでる人が多そうなので仮にジュマンジ4とします。
もう本当に最近の映画ってどうしてこうも続編作りたがるかね。
ラストのエンディングではダチョウの大群が街に押し寄せて終わりました。ジュマンジ4が製作されるとすれば、現実世界にジャングルがやってくるという設定になるのでしょう。
でもこれって初代ジュマンジと全く一緒やん。せっかく新しく生まれ変わったジュマンジシリーズを元通りに戻してどうするんですかねホント。
今度はブレイブストーン博士たちとスペンサーたちが別々に登場するんでしょうか。いずれにしてもロック様たち出てこないと話になんないんで、どういう風に続編を展開していくのかは気になります。
最後に
いかがだったでしょうか。
個人的には「2019年見たガッカリ映画ベスト5」に余裕にランクインしてしまいました。見どころもたくさんあってハデでポップコーンムービー的には悪くないんだけど、前作がかなりよかっただけにね…。
このブログでは他にもたくさん映画の感想や解説、考察なんかをやってるので興味があれば是非合わせてご覧ください。
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