モーグリ: ジャングルの伝説 | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
どうもでょおです。先日から配信されたNetflixオリジナル映画『モーグリ: ジャングルの伝説』を鑑賞したので早速、感想を書こうかと思います。
ちょっと途中眠くなっちゃうところはありましたが豪華な声優陣とディズニー版ジャングルブックにはないダークな作品で比較的満足に楽しめました。Netflixって家で見るもんだからつい眠くなっちゃうよね。
この記事はネタバレありの内容になっています。
『モーグリ: ジャングルの伝説』について
ディズニーでおなじみのジャングルブックと同じ原作の『モーグリ: ジャングルの伝説』は元々ワーナーが2016年に配給する予定でしたが、本家(?)ディズニーが実写版『ジャングル・ブック』を公開しちゃったため公開が延期、結局Netflixがワーナーから配給権を購入し配給するという形になりました。
『モーグリ: ジャングルの伝説』の監督は"愛しいしと"のアンディ・サーキス。ロード・オブ・ザ・リングのゴラムやリブート版『猿の惑星』シリーズのシーザーなどモーキャプ俳優として有名ですね。
絶対に欲しくないゴラムのフィギュア
本来は本作がアンディ・サーキスの監督デビュー作品になる予定でしたが、公開年が遅れてしまい、その肩書きもなくなってしまいましたね。
出典:ファイル:Andy Serkis by Gage Skidmore 2.jpg - Wikipedia
『モーグリ: ジャングルの伝説』のキャスト
またしても実写版ジャングルブックと比較して申し訳ないのですがぶっちゃけあっちの方が豪華なのは間違いないです。
でも『モーグリ: ジャングルの伝説』も負けてはいませんね。
- バギーラ/クリスチャン・ベイル
- カー/ケイト・ブランシェット
- シア・カーン/ベネディクト・カンバーバッジ
- ニーシャ/ナオミ・ハリス
- バルー/アンディ・サーキス
- アキーラ/ピーター・マラン
と、ザックリこんな感じ。ちなみに実写版『ジャングル・ブック』と比較するとこうなります。
- クリスチャン・ベイル=ベン・キングズレー
- ケイト・ブランシェット=スカーレット・ヨハンソン
- ベネディクト・カンバーバッジ=イドリス・エルバ
- ナオミ・ハリス=ルピタ・ニョンゴ
- アンディ・サーキス=ビル・マーレイ
- ピーター・マラン=ジャンカルロ・エスポジート
どうですか。
個人的にスカヨハよりはケイト・ブランシェットの方が適役ですがそれ以外はジャングル・ブックの方が豪華に感じますね。
『モーグリ: ジャングルの伝説』のあらすじ
インドのジャングルでオオカミの群れに育てられた人間の子供モーグリ(ローハン・チャンド)は、クマのバルー(アンディ・サーキス)や黒ヒョウのバギーラ(クリスチャン・ベール)のもとでジャングルの厳しいルールを学んでいくにつれ、周りの動物からもジャングルの一員として受け入れられていく。そんな中、それを認めない獰猛なトラのシア・カーン(ベネディクト・カンバーバッチ)が現れ、モーグリはジャングルのさらなる危険にも直面する。
まあ仕方がないことなんですがディズニー実写のジャングルブックと似通ってますよね。
そもそもディズニー実写版ジャングルブックがアニメ版よりも原作に寄せてるせいで、『ジャングル・ブック』と『モーグリ: ジャングルの伝説』が、より似てしまう羽目になりました。
例えばアニメ版のカーってめっちゃサブキャラだったと思うんですけど。
『モーグリ: ジャングルの伝説』の感想
モーグリ: ジャングルの伝説 | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
モーキャプ俳優だから撮れる映画
『ジャングル・ブック』と比較してもっとも違うなと実感したのはモーションキャプチャです。ジャングル・ブックの方は最新のCGを駆使して、動物たちを如何に本物に見せるかといった工夫がなされていたのに対して、『モーグリ: ジャングルの伝説』はモーションキャプチャによる生の演技が活かされていました。
知らない方のために一応説明するとモーションキャプチャは顔に点をいっぱい書いてその点を読み取り、それを土台にCGを合成する仕組みです。なのでただのCGではなく役者の演技が活かされるCGです。
監督がモーションキャプチャ俳優のアンディ・サーキスということもありモーションキャプチャに思い入れがあるんでしょうね。
つまり『ジャングル・ブック』がリアルな動物指向なのに対して、『モーグリ: ジャングルの伝説』は非常に表情豊かな動物なのです。
『モーグリ: ジャングルの伝説』は愉快で楽しいミュージカル要素もあるディズニー版と違い、ダークでジメジメとしたトーンの作品です。モーグリがジャングルを出て人間の村に行こうとする理由もかなり重いものです。
そういったヘビーな内容を描くには動物たちの感情表現も非常に重要で、モーションキャプチャなくしてはできなかったであろうと思いますね。
やっぱりワーナーはダーク路線?
もともとはワーナーが配給する予定だった本作はディズニー版と比較するとダークな内容です。主人公モーグリの親友のアルビノオオカミが剥製にされたり、人間の村で牢屋に閉じ込められたりと、正直好んで子供には見せたくないところもあります。
ディズニーのマーベル映画が明るく子供向きな作品なのに対して、ワーナーのDC映画が暗く暴力的で大人な作品なのは有名ですね。もしかするとワーナーはディズニーが出来ないダークな作品をあえて選んでいたのかもしれませんね。
DC映画がダークな作風から明るい作風に路線変更したこともありますし、ダークな作品である本作を配給したくないと思って配給権を売ったのかもしれませんね。
子供向き映画なのに子供に見せていいかわからない
『モーグリ: ジャングルの伝説』は子供向きの映画だと思います。
ジャングルでオオカミに育てられた少年がやがてジャングルのリーダーになるという始まりの話です。子供向きの映画だと思います。
でも先ほども言った通り結構残酷なんです。オオカミのリーダーアキーラが殺されかけて、助けるために火を使ったら、助けた当人に人間の武器を使うやつは出て行けって言われたりね。
子供にとっては残酷ですし、なかなかショッキングなところもあるのでどうなんだろうなーと思います。
子供いないのにこんなこと考える意味全くねぇんだけど。
最後に
とはいえ面白かったです。
Netflix映画ってはずれ率が高いんですが、今回は結構当たり。途中眠たくなったのはあるんですけど、よかったです。
もしまだ観ていない方はぜひご覧ください。ではまた。