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感想【ネオン・デーモン】一般人が見ると脳死するようなイミフ映画

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どうもでょおです。映画の感想記事は久しぶりですかね。

今回は新作映画ではなく少し前の映画、『ネオン・デーモン』の感想記事になります。最高にかっこいい映画『ドライヴ』でだだハマりしたニコラス・ウィンディング・レフンが監督だったんですが、まあ予想通りの映画でした。

この映画は公開から時間が経ってるので、ネタバレありの記事でお届けします。

ではどうぞ。

 

『ネオン・デーモン』あらすじ

トップモデルを夢見て故郷の田舎町からロサンゼルスに上京してきた16歳のジェシー。人を惹きつける天性の魅力を持つ彼女は、すぐに一流デザイナーや有名カメラマンの目に留まり、順調なキャリアを歩みはじめる。ライバルたちは嫉妬心から彼女を引きずりおろそうとするが、ジェシーもまた自身の中に眠っていた異常なまでの野心に目覚めていく。

引用:ネオン・デーモン : 作品情報 - 映画.com

とまあ、あらすじだけ読んでるとドロドロとした愛憎劇が楽しめそうな映画です。ジャンルはホラーってことでいいんでしょうか。純朴な田舎の少女がモデルになるため、都会に出てきます。

普通この手の映画は何の特徴もないモデルの卵がモデルになるために手段を選ばず、いろいろな事に手を染めて闇堕ちしていくしていくパターンが多いです。

『ネオン・デーモン』はそうではなく誰もがうらやむ美女がはじめからスターダムを駆け上がり周りから妬まれる映画です。その点ちょっと特殊な視点かなと思いました。

『ネオン・デーモン』キャスト

主演にはエル・ファニング。イノセントな女の子の役ってもう彼女にしか回ってこないですよね。確かに透明感が合って純粋そうなイメージはあります。

メイク係で友人の役にはジェナ・マローン。そういや彼女もエル・ファニングと同様、子役出身の俳優でした。芸能界とかモデル業界とかわからないんですがメイクさんもこんなに美人なんですか?

その他、全く見せ場なしのモーテル大家にキアヌ・リーブス、ちょい役でクリスティーナ・ヘンドリックスなんかが出演しています。

先輩モデル役の人はガチモデルかと思いきや俳優さん(ベラ・ヒースコート)でした。

『ネオン・デーモン』感想

そもそもエル・ファニングがモデルってどうなの

いや、モデル業界とか知らない私が言うのもあれなんですがエル・ファニングがモデルってどうなんですか。一般成人男性の私が持つイメージとしては、モデルさんは私より20cmくらいは背が高くて手足がひょろりと長いイメージなんですよ。

偏りのあるものの見方ですが、エル・ファニングがモデルのイメージには到底結びつきませんでした。

あとエル・ファニングってアイドル的人気がありますがそんなに可愛いですか?多分前も言った事あるけどお姉ちゃんの方が圧倒的に美人だと思うんですけど。

これ主人公は誰なの?

「これ主人公って誰なの?」ってなりました。

ニコラス・ウィンディング・レフンは現実かどうかわからない演出をする事が多いので、「また現実じゃない演出か」と思ってたら「あれ、エルちゃん死んでね?」と。そしてそのままエンディングへ。

いや、途中からジェナ・マローンがすごすぎて、こっちが気になってしょうがないんですよ。本当にどっちが主役かわからないぐらい。その怪演っぷりでエルちゃん喰ってんなと思ったら文字通り喰ってるという展開で胸クソ。マジで吐くかと思いました。

分解してみるとフラれて逆恨みした子と、蹴落としたいライバルが新人モデルを殺したってだけな訳ですが。モデル業界の狂気を描きたかったんだろうけど、主犯の動機がただフラれたってことだけなのはどうなんでしょうか。殺害することにこそ興奮を覚えたようにも取れましたけど。

ジェナ・マローンをもっと深く描いてほしかったと思いますが、そうするとやっぱりモデル業界の異質さより、ただヤンデレなメイクさんがいたってだけの話になっちゃいますよね。

最後には殺害したモデル二人の内のひとりが重圧に耐えきれず気が狂れてしまいます。必要なシーンなのに蛇足っぽい印象があるのはなんででしょうか。

『オンリー・ゴッド』の再来

この記事の冒頭でも言いましたがニコラス・ウィンディング・レフンの『ドライヴ』が好きなんですよ。それで同じくライアン・ゴズリングを主演にした『オンリー・ゴッド』も期待して見たんですが、本作『ネオン・デーモン』と同じようにがっかりしました。

具体的に言うとまず長ったらしい。『ドライヴ』の時もそういう感じはあったんですが、BGMと芸術的な映像だけのシーンが多い。これで暗喩や感情を表現しているんでしょうがちょっと視聴者側に丸投げ過ぎやしませんか。
こういう映像ドゥニ・ヴィルヌーブもよくやるよね。

と、言いつつも『オンリー・ゴッド』よりは全然面白かったです。気持ち悪がりつつも見入ってしまったりコントラスト効かせまくりの映像美に惹かれました。長ったらしいと思いつつも、途中で挫折することなく観ることができましたし。『オンリー・ゴッド』の時は一瞬寝ちゃったんだわ。

最後に

残念ながら最後に印象に残ったのは胸クソの悪さとヤンデレジェナ・マローンのイメージだけ。後半の展開でエル・ファニングの印象は全部吹っ飛びました。

個人的には残念な映画でしたがニコラス・ウィンディング・レフンは『ドライヴ』のような映画よりも『ネオン・デーモン』のようなこっち寄りの映画を作ることを好むんでしょうか。残念とは言ったものの面白くなかった訳ではないので今後の作品もあまり期待しすぎないで見たいと思います。

ではまた。

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