でょおのぼっちブログ

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【スター・ウォーズ最新作】を初回で観たヤツの悲しい末路

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どうもでょおです。いよいよ今週末スター・ウォーズ/フォースの覚醒の続編スター・ウォーズ/最後のジェダイが公開になりますね。
スター・ウォーズファンの皆様、14日プレミアム・ナイトのチケットは手に入りましたか?私は全然ダメでした。15日0:00からの分もダメですぐに諦めました。

スター・ウォーズ/最後のジェダイの初回公開を早めに諦めたのには実は理由がありまして、それは昨年のローグ・ワン/スター・ウォーズストーリーを張り切って初回公開に行って痛い目にあったからです。昨年は全く触れることなく感想レビューだけ書いて終わりましたが実はあの裏には色々な事件がありました。
あれから1年経って傷が癒えてきたので、振り返ってネタにしたいと思います。

 

私にとってローグ・ワンとは何だったのか

まず私にとってローグ・ワン/スター・ウォーズストーリーという作品がどのようなものなのかを語る必要があります。世界中のSFファンと同様、私にとってもスター・ウォーズはとても重要なシリーズ作品の一つです。どれほど好きかは昨年書いた記事をご覧になっていただければ分かると思います。

スターウォーズが大好きだ!誰も知らない伝説「ローグワン」に備えて - でょおのぼっちブログ

私は色々な映画が大好きですがどれも古い作品ばかりです。かつて社会現象を巻き起こした映画は私にとっては映画の歴史の一部でしかありません。新生スター・ウォーズはSF映画の歴史の再スタート、新たな歴史です。この歴史の一部をリアルタイムで傍観できることが、何よりも嬉しいのです。ローグ・ワン/スター・ウォーズストーリーはそんな新生スター・ウォーズの第2作目で、シリーズ歴代最高傑作と呼び声のあった作品です。
そんな映画を公開初回に行くのには私にとっては映画の初回を見る以上に大きな意義があったのです

前日の感情

ローグ・ワンの初回は0:00からでした。もちろん前日は一日中ローグ・ワンのことを考えていました。仕事も身に入らなかったのは今でも覚えています。そんな中、私の精神を乗っ取っていたもう一つの要素があります。
ブログです。このでょブログです。
当時は今以上に能力も低く、アクセス数があがらないことに毎日気が狂れてしまいそうでした。ちょうど第一関門と呼ばれる3ヶ月目なのにも関わらず、アクセス数は1日2桁。だんだんと記事を書く気も失せていました。
今思い返すとブログ以外にもココナラしてたりして、とにかく一日中仕事をしていました。さらには一人暮らしを売りとして「でょおのぼっちブログ」を書いていたにもかかわらず、トラブルを起こした弟が帰ってきて2人暮らしをしていました。小さいときからとても仲は良かったですが"半"家出状態で家を出た弟との間には壁があったことは間違いなく、これらがアクセス数向上の妨げになっていたことも明らかです。

脱線してしまいましたが、当日は「最高の映画も観れて、さらにうだつの上がらないブログが最新のトレンド記事でアクセスが倍増して、副業の量も減らせて、自由も増える」今思い返すとあまりに楽観的ですが当時はそう信じきっていました。この映画ローグ・ワン/スター・ウォーズストーリーが今の生活と未来を変えてくれる。そんな風にすら思っていたかもしれません。

当日、鑑賞時の感情

映画館に着くと、深夜の地方とは思えないお祭り騒ぎでした。カイロ・レンやストーム・トルーパーのコスプレイヤーさんや、時差の関係で国より公開が早いのか外国人観光客や、明らかに中学生くらいの未成年団体なんかもいました。いつも通りひとりぼっちで映画館に行った私ですがこの日はひとりぼっちじゃない気がしました。この中に知り合いや友達は一人もいないけど、この中の全員が私と同じ目的で私と同じ気持ちで集まってる仲間、そんな風にすら感じていたかもしれません。
ローグ・ワン/スターウォーズストーリーの鑑賞の後の気分は最高でした。歴代シリーズ過去最高傑作というのも納得で帰宅時の車の中でも終止ニヤついていたような気がします。このとき私は「とにかくこの今の気持ちを表現したい」「最高の気分の間に最高の気分を伝えたい」そう思ってました。でも誰にも伝えられない、ぼっちをこじらせると怖いですね。
なので帰宅後すぐにでょブログで感想記事を書くことにしました。帰宅後すぐに書くこと自体は決めていたんですが、感情が義務から希望に変化していました。

帰宅後に事件は起こった

約深夜2時30分に帰宅。当然、同居していた弟は就寝中のため家は真っ暗でした。急いで私の作業スペース、リビングのベストポジション。私が7、8年間座り続けていて、一人暮らしを続けていた3年間ラップトップの定位置になってるポジションに向かいました。
するとそこには弟がいました。ジャバのように大口を開けて、ウーキーのような大きないびきをかいて寝ていました。普段、弟がそこで寝ていることはありえませんし、そこに座ることすらあり得ない所です。

普段、私の定位置として決まっていた場所が盗られたこと、ただそれだけだったのに私には3年間一人暮らしをしてきた実家を奪われたように感じました。
親が再婚して嫁いだので私は3年間実家に一人暮らしをしていました。実家に一人暮らしというと親のすねかじりに聞こえますが、実際は私は否応なしに実家暮らしをしていました。親は片道70kmほどの所に住んでいて、頻繁に実家に戻ることは出来ない上、猫の世話(嫁ぎ先には連れて行けなかった)や家の手入れも必要でした。私は光熱費や家賃は払っていましたし、県外の就職先を断ったり、都会暮らしにも憧れがありました。3年間一人で実家の保全にそれなりに犠牲も払っていたつもりでした。

自分勝手に家を出た弟が自分勝手に帰ってきたうえに、自分が面倒を見続けた自宅を我が物顔で占拠している。正直自分勝手で器の小さな話ですが、その日はそう感じました。

私の中でダークサイドが広がった

人間の思考は広がります。良いことを考えれば良い考えが広がりますし、悪いことを考えれば悪い考えが広がります。
弟に腹を立て始めると、止まりませんでした。別室にはヒーターがなく、同じ部屋の別の場所で記事を書き始めましたが、広がりすぎた悪い考えは止まりませんでした。大きないびきで気が散っていたのもありますが、はじめの一行から次を書き始めるまでに1時間、2時間とかかりました。翌日にすれば良いのにどうしても最高の感情を最高の記事にしたい。そう思っていましたがすでに最高の感情は欠片すらなく全く思い出せませんでした。コーヒーを飲んだり、チョコレートをやけ食いしたりして気を紛らわせましたが、いびきが聞こえる度に気持ちが弟への腹立たしさに向きました。

結局、記事を書き終えることが出来たのは朝の6時半。最低な気分で書いた記事は気持ちが乗っておらず、ローグ・ワン/スターウォーズストーリーを観ないで書いたような空っぽのゴミ記事になりました。
私は次の日も仕事があったので徹夜することも考えましたが、4時間も気が狂れて怒り狂ってブログを書いていたので心身ともに相当疲れきっていました。ベッドに入ったのはいいものの、「ブログを書く」という目的を失った私は再び弟への怒りの感情がわき上がり止まりませんでした。
最後に時計を見たのは7時半。目を覚ますとお昼前でした。会社へ車を飛ばしましたがすでに遅刻。未だに怒りを覚えていた私は遅刻の原因すら弟のせいにしていました。

ジェダイは帰還しなかった

自分でも引いてしまうほどに怒りは収まらず、約1ヶ月間、弟と顔を合わせず猫の世話以外に帰宅しませんでした。私はほとんどマイカーの中で過ごしました。
私が何かに腹を立てていたのは知っていると思いますが、謝罪や詳細を聞かれることはなく、弟は今も私が腹を立てていた訳を知りません。私も今ここで初めて他人に打ち明けます。
その後、弟は実家を出て行き、自然消滅的に仲直りをしました。ですが特に話し合いや解決をした訳ではないので以前からあった壁はさらに分厚くなり、ベイダー卿さながらのマスクをかぶって本音を隠し、弟とはうわべだけで付き合うことになりました。
幼少時代の大親友である弟と本音を交わすことはこの先、一生ないでしょう。

スター・ウォーズ/最後のジェダイ公開日

2017年12月15日(金)全国公開

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