出典:プロジェクト・パワー | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
どうも自称映画系ブロガーのでょお(@dyoblog_)です。
世間を見渡すと"映画だけブロガー"がこれって結構な人が損してると思うんよね。
差別化できないし、人間自分が得意だと思ってることが実はそうでもなかったりするのはよくあること。私は猫好きだからブログ始めの頃は猫の記事とかよく書いてたんだけど当たらなかったんよ。
映画が好きで映画ブログやりたいと思っても、アンタに向いてるかどうかはわからんのよ。
前置き長くなっちゃったけど、かくして映画ブロガーになった私が今日見た映画はこちら。
Netflixオリジナル映画『プロジェクト・パワー』
ジェイミー・フォックスとジョセフ・ゴードン=レヴィットが共演したスーパーヒーロー風映画。
この夏はヒット映画がないので割と期待して待ってました。
『プロジェクト・パワー』の感想を一言でまとめると面白かったですよ。でもなんというか…でもね。
うん。とりあえず感想をどっぞ。
この記事はNetflix映画『プロジェクト・パワー』のネタバレを含んでいます。未視聴の方はご注意ください。
- Netflix映画『プロジェクト・パワー』の概要と評価
- Netflix映画『プロジェクト・パワー』のあらすじ
- Netflix映画『プロジェクト・パワー』の登場人物・キャスト
- Netflix映画『プロジェクト・パワー』の感想 ※ネタバレ注意
- 最後に
Netflix映画『プロジェクト・パワー』の概要と評価
- 監督:ヘンリー・ジュースト、 アリエル・シュルマン
- 原題:Project Power
- 製作:2020年 アメリカ
6.4
69
65
米格付けサイトIMDbの評価が6.4、Rotten Tomatoesの評論家の評価が69で観客の評価が65。
結論から言うと微妙。観客の評価も高くないのでいわゆる俳優補正も効いてない感じです。まあ確かにそらそうですわな。
監督したヘンリー・ジューストと アリエル・シュルマン二人は『NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム』の監督でして、絶妙に地味な映画です。
アクションや設定の面白さとかあるんで地味じゃないんだけど、地味なんだよね。上手く言えないんだけど。
ちなみに『NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム』の方も現在はNetflixで視聴できるみたいなので、気に入った方は是非どうぞ。
Netflix映画『プロジェクト・パワー』のあらすじ
元兵士、少女、そして警官。同じ目的のために手を組んだ3人は、超人的な能力が得られるという危険なクスリの撲滅を目指し、ニューオーリンズの街を駆け回る。
設定は分かりやすく言うとアレだよ。
X-MENと『リミットレス』足した感じ。『リミットレス』みたいに薬で力が覚醒するのとかまさにソレよな。
警官のフランクは、使用するとスーパーパワーが5分だけ使えるドラッグの流通元を探るためにドラッグディーラーの少女と協力。
一方で元兵士のアートはあることが原因で誘拐された娘を救うためにドラッグ"パワー"の流通元を探します。
Netflix映画『プロジェクト・パワー』の登場人物・キャスト
んじゃこっからは『プロジェクト・パワー』のキャストについて紹介しやす。まあネトフリらしく主演がちょっぴり豪華なだけの規模の映画って感じは相変わらず。
アート(ジェイミー・フォックス)
出典:プロジェクト・パワー | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
誘拐された娘を救うためにドラッグの流通元を探っています。
その正体はドラッグ製造のためのモルモットとして使用された実験台。そして、その影響下で生まれた娘のトレイシーはドラッグなしでも超能力を発揮できたことから組織に狙われ誘拐されました。
制御できんからワイはクスリ使わんのや!とか言ってた割にしっかりとコントロールできちゃってるとこが萎える。
主人公アートを演じるのはジェイミー・フォックス。『アメイジング・スパイダーマン2』では電気男だったけど本作ではテッポウエビ男。
個人的にジェイミーキツネくんあんま好きくなくてゴメンなさい。だってナルシー感すごくない?
だって自分大好きじゃないとワンコとのツーショットでこんな顔できないもん。
フランク(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)
出典:プロジェクト・パワー | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
ドラッグを追う警官のフランク。
目には目を的にドラッグ使っちゃって謹慎に。バットマンの時も法律が枷になるとか言ってたんで、キャラがだだ被り。というかわざとだろうけど。
ドラッグを使った時の能力は銃弾を弾くぐらい硬化出来る能力。ただしそこは現実味があって、撃たれたら気絶するしかなり大ダメージ受ける。
あとなぜかシュールで地味なコメディ担当。ただし終始スベってる。
イーストウッドの『ダーティハリー』の引用なんて全然おもろない。
キャストにはジョセフ・ゴードン=レヴィット。耳がデカくて目がクリクリなのでキューピーちゃんと勝手に呼んでましたが、若干日焼けしてちょっと雰囲気変わってました。
キューピーちゃんっぽくない?
ロビン(ドミニク・フィッシュバック)
出典:プロジェクト・パワー | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
フランクに協力するドラッグディーラーの少女。写真左。
ラップが上手いとかいうマジでどうでもいい設定つき。アートにフリースタイル披露してるシーン無駄に長ない?お題3つもいらなくない?
フロウのないフリースタイルラップ聞かされても何も盛り上がらないんだけど。と、ヒップホップ好きならではのどうでもいい感想を書いときます。
ビギー(ロドリゴ・サントロ)
ニューオーリンズにドラッグを持ってきた人。黒幕ではないけど一応ドラッグの流通元ね。
ドラッグを使ったらデカくなるからビギーって名前だそう。ヒップホップが絡んでる映画のくせにノートリアスとは何の関係もないです。
ビギー役のキャストにはロドリゴ・サントロ。
超絶イケメンな彼ですが、一生ネタにされそうな役を『300 〈スリーハンドレッド〉』でやってましたね。
そう、コイツ。
(C) 2007 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
マジでロドリゴ・サントロといえば、裸の金ピカ鼻輪おじさんのイメージしかねえです。
ニュート(マシン・ガン・ケリー)
ロビンのいとこでロビンにドラッグを流通してた男。
ドラッグを使うとヒューマントーチになります。クリエヴァでもマイケル・B・ジョーダンでもなく、演じるのはラッパーのマシン・ガン・ケリー。
なんだったか忘れちゃったけど前もネトフリ映画に出演してましたよね。
白人ラッパーのMGKはラップゴッドことエミネムの娘と〇リてぇぇーーみたいなこと歌詞にしちゃったせいで、ラップゴッドからコテンパに天罰与えられたので有名。
2000年代に生きた人ならわかる。ヘイリーちゃんに手出したら絶対アカン。
Netflix映画『プロジェクト・パワー』の感想 ※ネタバレ注意
肝心の感想なんですが、冒頭でも言った通り面白かったですよ。金曜日の夕方にピッタリのエンタメ映画です。テンポも良いし設定も楽しいし、なにげにロビンのドミニク・フィッシュバックちゃんが良い味出してます。
とはいえ実際のところ文句言いたいことの方が多かったので、ちょっとその辺りについて語ります。
たった5分だけスーパーヒーローという設定が忘れてね?
アイデアはそもそもめっちゃ面白いんですよ。
- 薬を飲めば誰でもスーパーヒーローに
- 実際は副作用で爆死するガチャ要素あり
- 5分しか持たないという制限時間あり
コレだけ聞いたら神要素並んでるんだけど、実際はこの設定が最大限活きてる気がしない。
たった5分でしか使えない超能力って設定が面白いし、ウルトラマンとか仮面ライダー555とかみたいな雰囲気がある。
ただこの「制限時間」というの設定がイマイチ盛り上がり切ってないんよ。
例えば、あと1分しかないから早く倒さなきゃとか、ヤツのパワーが切れるまで何とか逃げ切らなきゃみたいなドキドキ感がほぼない。
あったのは序盤のカメレオン男と戦った時だけ。せっかく時間制限というギミックがあるのに、ただただ敵を倒すだけなのは正直微妙かな。
ラストの戦いで ジェイミーキツネくんがテッポウエビ攻撃したのだって制限時間要素ないしね。一撃だもん。
そもそもスーパーヒーローとかって、ヒーロー側が強すぎるとおもんない。
例えばマーベルコミックの『ゴーストライダー2』とかまさにそれで、 強すぎるからラスボスを一瞬で倒してしまって何も盛り上がらずエンディングになっちゃったじゃん。
『プロジェクト・パワー』もアレと同様で、何も盛り上がらずに鉄砲エビがただただ無双して終了。
やっぱりラストの戦いは、苦労してやっとの思いで倒すという演出がアクション映画には必ず必要だと思う。
副作用で爆死するガチャ要素も活きてない
制限時間のひねりが活きてないのと同様で、副作用ガチャの要素も活きていない。
というのもアートもフランクもシナリオが始まった時点で既に薬の服用歴があるから。これ飲んだら爆死するかもしんねーってハラハラ感がない。
中盤でマスク被った強キャラっぽい雰囲気のヤツが薬で爆死したシーンぐらいしかない。
ロビンが最後まで薬を飲まなかったので、彼女が薬飲むか飲まないかみたいなシーンがあったらまだよかったんじゃないのと思ったり思わなかったり。
話変わるけど、そもそもこの映画って2018年の時点で撮影が終了してたハズなんだけど、大分ほったらかしだったのでどうなってんだろうって感じだったんですよね。
製作側が「公開に値しない駄作」としてボツったっぽい状況にあったのが、突如配信されることになったんですよね。本当にボツってたのかは不明ですが、正直その可能性は十分にある気がします。
コロナで見るもんないからあの映画仕上げて配信しよーぜ的なことを妄想してしまいました。
パワーの源は本当に動物なの?
劇中でパワーの源は動物って話がありましたよね。
アートのパワーはテッポウエビって自分で言ってました。調べてみると映画で言っていたのはマジらしいです。
ハサミをパッチンって閉じると衝撃波と4400℃の熱を発するそう。
ハサミの2つの刃が噛み合う瞬間に気泡が発生し、すぐさま破裂する。これによってプラズマの閃光と、4,400℃もの高温が生じる。
出典:WIRED.jp
…サノスかよ。
とはいえ、自分で自然発火できる動物ってこの世にいるんですかね。
ニュートはイモリことなのでもしかすると、
ニュート→イモリ→サンショウオ→サラマンダー(サンショウオの英名)→サラマンダー(火吹き竜)
に、ひっかけてるのかもしれないけど、実際に火を吹いたり火を体に付けることが出来る動物のことは知らない。
ちなみにミイデラゴミムシという100℃のガスを放出することが出来る虫はいるみたい。屁放り虫っていうぐらいなので、めちゃめちゃダサいけどw
あとビギーも体の半分だけが巨大化するメカニズムが微妙に分からないよね。なんで半分だけやねん。
あとただのパワータイプの能力多くないかい?どうせならアナと雪の女王の人みたいなのと戦ってほしかったです。
この記事の最初の方に『X-MEN』と『リミットレス』足したみたいな映画だけど言ったけど、ハッキリ言ってどっちもこの映画より面白い。
笑っていいのか違うのか地味な部分が多い
先も言ったけどジョセフ・ゴードン=キューピッドちゃんだけ、シュールなコメディキャラになってるんですよね。
鏡に向かってイーストウッドのマネするとか、チャリンコでカメレオン男追いかけるとか、裸で猫アレルギーとか、ママの携帯持ってるとか。
ネタでやってるのか何なのかわからないし、これは笑いどころなのかなって感じがありましたね。
なんていうかユーモアのバランスが私の好みには合ってませんでした。
『プロジェクト・パワー』に続編はあるのか
ざっと調べてみたところ、現段階で続編の企画などは内容です。
Netflixオリジナル映画は『タイラー・レイク -命の奪還-』や『バードボックス』などにも続編の企画が進行しているので、評判が良ければ続編は作られると思います。
ですが先ほども言った通り、本作『プロジェクト・パワー』は2018年のクランクアップから配信開始まで1年半以上の時間がかかっています。
さっき言ったみたいにもし本当にボツ映画だったなら続編はないかもしれませんね。
ただ世界観やストーリーに奥行きがあまりなかったし、陰謀めいた設定や背後に何かあるような雰囲気は感じられるものの、話が発展していくような感じがなかったからね。
この辺もあまり気に入らなかったんだけど、コレに関しては最近フランチャイズ映画に慣れ過ぎてるってのが原因なのかもしれません。
昔の映画は説明しすぎないってのが普通だったし、今の映画みたいに続編ありきの世界観になってなかったし。
とはいえいくらでも話を発展できそうなので期待しましょ。
最後に
いかがだったでしょうか。このブログでは他にもNetflixオリジナル映画やドラマについて熱く語ってますので、興味があるかたは是非合わせてご覧くださいな。
あと皆さんの『プロジェクト・パワー』の感想も良かったら聞かせてちょ。
ほんで私のことちょっとでも気に入ってくれたらフォローしてくださいな。フォローしてくれたら片足立ちでジャンプして喜びます。
ではでは。
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