出典:ラトルスネーク | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
どうもアレルギーで全く仕事がはかどっていないでょおです。薬で眠くなるし仕事どころじゃ全くありません。
頭ボーっとするそんな中、本日見た映画がこちら。
Netflixオリジナル映画『ラトルスネーク』。
ウィル様の『ジェミニマン』に行こうかと思ってたんですが、アレルギーでの体調不良がヤバいのでおとなしくお家で映画を見ることにしたんですが、まあショボかったですな。
先日の『ルディ・レイ・ムーア』が良かったし、『ELI/イーライ』もなかなかだったのでNetflixに再び期待してたんですが、うーん。見事なまでのB級映画でしたね…。
この記事は映画『ラトルスネーク』のネタバレを含んでおります。未視聴の方はご注意ください。
Netflixオリジナル映画『ラトルスネーク』のあらすじ
毒ヘビにかまれた幼い娘が、謎の女性に命を救われる。ほっとしたのも束の間、シングルマザーは、その代償として日没までに見知らぬ誰かを殺すよう言い渡される。
本当にこれだけの映画です。わかりやすいあらすじ。
でも毒ヘビって書いてあるけど正確にはガラガラヘビ。タイトルの『ラトルスネーク』はガラガラヘビの意味なので。
母娘は引っ越しのために長距離ドライブの道中、テキサスの荒野の真ん中でタイヤがパンク。母がタイヤ交換を行うのですがその最中に娘がガラガラヘビに噛まれちゃいまして、運よくあったトレーラーハウスに駆け込んでそこにいた女性に娘の命を救われます。
安心してたら目には目をならぬ魂には魂をということで、代わりに誰かを殺せと宣告されてしまい、母は娘のために日没までに誰かを殺そうと試みます。
Netflixオリジナル映画『ラトルスネーク』の登場人物・キャスト
- カルメン・イジョゴ
- テオ・ロッシ
- エマ・グリーンウェル
カルメン・イジョゴが人を殺すことを強制される母親カトリーナを演じます。『エイリアン:コヴェナント』のクルーの一人として出演したりファンタビ2にチラッと登場してた女優さんです。演技力が高く評価されているんだけど華がないので(失礼)たとえNetflixオリジナルだとはいえ主演はちょっと厳しいです。
Netflixオリジナルドラマ『ルーク・ケイジ』や『サンズ・オブ・アナーキー』のテオ・ロッシがカトリーナに命を狙われる一人ビリー役を演じております。テオ・ロッシ相変わらずの小者チンピラ感を醸し出しております。このヘボさっぷりがたまりませんよね。
あとは『フラワーショウ!』で主演を務めたエマ・グリーンウェルがテオ・ロッシの恋人役として出演しています。
Netflixオリジナル映画『ラトルスネーク』の感想
冒頭でショボいとは言ったんですが、本当は結構なポテンシャルを持ってるはずの映画だったとは思います。なんていうのか惜しいんですよね。
- ガラガラヘビの正体
- カトリーナの過去
この二つをもう少し掘り下げれば大分面白くなったんじゃないかと思います。
ちょくちょくこの二つについて触れてはいるんですが、カトリーナが人を殺すことを強要されてる部分が多くておろそかになっている気がします。
まずガラガラヘビの正体から考察していきましょう。
カトリーナに早く殺せと催促に来ていた人達は、劇中からもわかる通りかつての被害者たちです。カトリーナと同様にガラガラヘビに噛まれた人の代わりとして命を奪われた被害者たちですね。
トラック運転手がカトリーナに迫った時やバックパッカーと出会った時のことを考えると、ガラガラヘビが被害者の姿に化けて出てきた感じなんじゃないかと思います。
つまりガラガラヘビは自分で噛みついておいて、助けてほしけりゃ誰かを殺せと言ってくるわけです。なんという無茶ぶり、不公平にもほどがある。
でもガラガラヘビは娘の魂を奪えるのに、そうではなくカトリーナに殺すことを強要しているんですよね。そんなに魂が欲しけりゃヘビの毒で母娘両方から奪うこともできるのにしてないんですよ。
ということはガラガラヘビは自身で魂を奪うことが出来ないってことなんじゃないかと思います。つまり娘はそもそもヘビの毒に侵されてなくて、それすらも幻覚なんじゃないかと思います。
カトリーナに幻覚を見せることで誰かを殺させようとしてたんじゃないかと思いますね。
誰かの命を救う代わりに誰かの命を差し出せと言ってきたり、不公平で不条理な契約を要求してくるガラガラヘビの正体は多分、悪魔やサタンなんでしょうね。ヘビってそもそも悪魔の化身って言われているし。
ガラガラヘビの正体がネイティブアメリカンの呪いや言い伝え的なものだという都市伝説的な雰囲気、上述の「ガラガラヘビ=悪魔」の部分をもう少し強調してくれるとさらに面白いものになったんじゃないかと思っています。
続いてカトリーナの過去について。理由は不明ですがオクラホマまで引っ越し中なんですよ。飛行機使えばいいのに使わないから金欠なんだと思う。夫と別れて、もしくは逃げ出して?シングルマザーとなっているみたいですよね。
娘に傷つけてもいい人は誰もいないと教えたり、車に貼ってあるステッカー見る限り良い人なんですよね。殺す相手の選び方も先が短い人を選んだり、DV野郎をターゲットに選んだり。最終的には自殺しようと思ってましたし。
そんな優しい人がどうして夫と別れてシングルマザーになったのか、そしてなぜガラガラヘビはそんな彼女を狙ったのか。このあたりをもっと深く掘り下げてくれたらさらにおもしろかったんじゃないかなと。
テキサスという片田舎のオカルトっぽい雰囲気をにおわせてる感じがスティーヴン・キングっぽいですよね。スティーヴン・キング原作じゃないみたいなんだけどそれっぽい。と思ってたら実は監督&脚本がスティーヴン・キング原作の映画『1922』のザック・ヒルディッチだったようです。
面白そうな設定やポテンシャルはあるんですが、まあショボかったですね。娘も母も助かってハッピーエンドなところも個人的には微妙ですね。なんかもっと皮肉のきいたラストでもよかったんじゃないかと。殺したのに日没に間に合わなかったとかそんな感じの方が個人的には好きですね。
あとなんやかんや言いつつガラガラヘビが助けてくれたのとかどうなんよ。ヘビのおかげで救われたみたいなオチにどうも納得がいかなかったですね。
最後に
うーん。やっぱりNetflixオリジナル映画ってこんなもんなんでしょうね。こんなにたくさん配信してくれるのは嬉しいんだけど、数を半分くらいにして品質上げてほしいなと。
話によると普通の映画よりも制作費がかなり少ないそうですね。元々サスペンスやホラーって予算かかりにくそうだけど、もう少し練ってほしかったですね。これじゃスピルバーグに文句言われても仕方ないよな。
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