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どうもでょおです。
皆さんお待ちかね本日からスパイダーマンシリーズ第二弾の映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』が公開です。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』の公開より約2カ月経過しましたが皆さんアベンジャーズロスに陥っていないでしょうか?私はトニーロスよりキャップロスです。
このブログではこれまで長きにわたってたくさんのマーベルシネマティックユニバースを紹介してきました。そして今後もMCU映画の感想や解説をしていきたいと『スパイダーマン: ファー・フロム・ホーム』を見てきて、改めて思いました。
というわけで早速、いつものように感想評価していきたいと思います。こちらはネタバレなしの感想で、後程ネタバレありの感想をアップしますのでお楽しみに。
一応、ネタバレなしの感想ですがニュアンス的なものもダメな方は下記の記事で復習をどうぞ。
【スパイダーマンファーフロムホーム】たった5分で完璧に予習と復習
映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のあらすじ
「アベンジャーズ エンドゲーム」後の世界を舞台に、スパイダーマンこと高校生のピーター・パーカーが真のヒーローへと成長していく姿を描く。夏休みに学校の友人たちとヨーロッパ旅行に出かけたピーターの前に、元「S.H.I.E.L.D.」長官でアベンジャーズを影から支えてきたニック・フューリーが現れる。一方、ヨーロッパの各都市をはじめ世界各国には、炎や水など自然の力を操るクリーチャーが出現。世界に危機が迫るなか、ニックは「別の世界」からやってきたという男ベックをピーターに引き合わせる。
マーベルシネマティックユニバースの映画は「公開順=映画内のタイムライン」ではない作品もあるのですが、本作は公開順。
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』タイムライン的に『アベンジャーズ/エンドゲーム』の後。ちょうど現実世界と同じように時間が流れています。映画の中ではあれから8カ月と設定されてました。
つまりトム・ホランドのスパイダーマンのタイムラインとしては、
- シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
- スパイダーマン: ホームカミング
- アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
- アベンジャーズ/エンドゲーム
- スパイダーマン: ファー・フロム・ホーム
となっております。なので前作『スパイダーマン: ホームカミング』より時間的にはかなり経過しております。それに『アベンジャーズ/エンドゲーム』で5年間経ってるもんね。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』での指パッチンで他の次元とのワームホールが誕生し、そのワームホールを通してエレメンタルズと呼ばれる炎水土などを司る怪物が現れます。
そのあとを追ってきたミステリオ改めクエンティン・ベックがニック・フューリーを通してスパイダーマンと共闘することになっていきます。
映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の登場人物・キャスト
ピーター・パーカー/スパイダーマン(トム・ホランド)
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クモに噛まれてスーパーパワーを身に着けた高校生。師弟関係に当たるトニー・スタークを失ったことでヒーロー活動に熱が入るものの、責任の大きさやピーター・パーカーとしての私生活など様々な悩みを抱えています。
ピーター・パーカーといえばやはりこの「何やっても上手くいかない感」といいますか、運命に振り回されてる感ですよね。本作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』では前作以上に原作に近い幸薄なピーターを見ることが出来ます。
また本作ではシビルウォー時にトニーからプレゼントされたスーツの他に前作、前前作から登場するアイアンスパイダースーツ、黒いスーツ(ステルススーツって言うらしい)、赤と黒の新スーツが登場します。1つの映画で計4回の衣装チェンジはもはやアイアンマン級。
新しい赤黒のスーツですがスパイダーマンといえば赤と青のイメージが強いので、何となく地味に感じてしまいますね。ヨーロッパ舞台だから多少お上品でいいと思うけど。
ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)
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かつてのシールド元長官のニック・フューリーは現在アベンジャーズのサポートメンバーとして彼らを統率しているようです。つまりやってることはシールドの時と変わりません。よく覚えてないんだけどヒドラから隠れる必要はなくなったんか?いつの間に残党も死んだの?
本作ではスパイダーマンに協力を仰ぎスカウトするためにヨーロッパへやってきます。なんとなく『アイアンマン』のエンドロール映像の時を思い出す。ニックが直々にスカウトしに来る感じが。『アイアンマン』の時はスカウトするのやめたって言いに来てたけど。
クエンティン・ベック/ミステリオ(ジェイク・ギレンホール)
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そしてなんといっても大注目はクエンティン・ベック。原作コミックにおけるベック、ミステリオはスパイダーマンのヴィランの代表格でシニスターシックスにも参加していたほどのヴィランです。
シニスターシックスはスパイダーマンに登場する悪役6人衆って感じの同盟のことね。
そんな根っからのヴィランが予告編では異次元からやってきたスーパーヒーローとして描かれており、公開前はミステリオの正体を巡って色々な論争が繰り広げられました。この記事ではネタバレできないので実際の所どうだったのか真相は劇場でご確認ください。
いずれにしてもこのミステリオ、めっちゃカッコイイんですよ。原作ファンをもうならせるデザインだと思います。前作『スパイダーマン: ホームカミング』のヴァルチャーは原作からかなりかけ離れていたのですが、ミステリオは原作に忠実でありながらも各段にブラッシュアップされております。
原作コミック同様に緑のチェーンメイル風デザインのスーツ、紫のケープ、そして特徴的なマジックミラーヘルメット。緑の煙をまとって戦うミステリオはめっちゃカッコイイです。普通にフィギュアとか欲しくなる。
それでこのベックが良い人なんですよね。高校生でまだまだたくさんの悩みを抱えるピーターにかつては父親代わりの存在としてトニーがいた訳ですが、そのトニーがいなくなりベックが代わりになってるところもあります。
ジェイク・ギレンホールに優しい言葉かけられたら誰でも尊敬してしまいます。
ミシェル・“MJ”・ジョーンズ(ゼンデイヤ)
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前作のラストであだ名がMJと言ったミシェル。前作では全編通してミシェルと呼ばれていたのですが本作からはMJで統一に。
サム・ライミ版の『スパイダーマン』に登場したのでご存知の方も多いかと思いますが、MJはスパイダーマンシリーズにおけるヒロインの一人。ピーター・パーカーの妻として知られております。真のヒロインで一番人気のあるグエン・ステイシーはグリーンゴブリンに殺されてしまうのでMJと結婚するんですね。
ところがMCU版スパイダーマンにおけるMJは名前も素性も異なりますから二人のロマンスがどうなるのかはまだまだわからないところがあります。高校の同級生というところはグエンと一緒ですからもしかしたら次回スパイダーマンホームカミング3で最悪の事態が起きてもおかしくありませんね…。
まあね。とにかくMJ演じるゼンデイヤが可愛すぎる。『スパイダーマン: ホームカミング』では他の女の子にゾッコンだったピーターがいつの間にかMJにメロメロになってるのもよくわかります。
そういやディズニーチャンネル時代の相棒べラ・ソーンちゃんはイマイチヒットしてる印象ないよね。
その他
前作『スパイダーマン: ホームカミング』に参加した面々も引き続き登場しております。ピーターといい感じのコンビを披露してくれたハッピーにはお馴染み映画監督のジョン・ファブロー。前作以上にピーターとの掛け合いが良いです。ハッピーといい関係?な若い叔母さんのメイにはマリサ・トメイ。前作のラストでピーターの正体を知ったメイ叔母さん。予告編でもあった通り、叔母さんが勝手にスパイダーマンのスーツをスーツケースに入れたりおかしなこといっぱいして笑わせてくれましたよ。
あとは久々に活躍する何気に人気のマリア・ヒル姉さんにはコビー・スマルダーズ。お願いだから彼女をもっと活躍させてほしい。シールドの女性隊員の活躍がイマイチすぎる。シャロン・カーターなんて跡形もなく消えたよね?
そしてもちろん椅子の男こと親友ネッドも登場します。本作ではピーターに恋のアドバイスをする先輩としても活躍(?)しています。ネッドを演じるジェイコブ・バタロン君がインタビューの時スキンヘッドだったのが衝撃だったわ。あの髪型ヅラなのかよ。
映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の感想
2代目アイアンマン
もちろんピーターは2代目アイアンマンではありませんが、世間はスパイダーマンを第二のアイアンマンとして見ていまして、その重圧をピーターは抱えております。
ピーターを2代目アイアンマンのように扱うのは映画の中の世間だけではなくて、映画自体もピーターを2代目アイアンマンにしようとしている感じがあるんですよね。なんていうか映画全体に『アイアンマン』シリーズっぽさってのが感じられるんですよ。
例えばスーツ。歴代映画のスパイダーマンと違いMCUのスパイダーマンのスーツは超ハイテクです。スーツにウェブシューターを備え、ウェブウィングも当然装備、そしてアイアンマンのようにAIアシストが搭載されています。前作ではカレンと命名してましたよね。
AIアシストと会話しながら戦闘するこの感じはアイアンマンとジャービス、またはフライデーそっくりです。
正直ネタバレになるのでこれ以上は言えないんですが、随所に「あぁアイアンマンでこれ見た」ってシーンがありますよ。いい意味でのオマージュです。
こういったアイアンマンっぽさを盛り込むことが出来るジョン・ワッツ監督には感服です。もしかするとハッピーのジョン・ファブローからアドバイスを受けたりもするのかもしれませんね。
これはピーターの成長物語
マーベルシネマティックユニバースにおけるアベンジャーズメンバーの中で最年少のピーター・パーカーはスーパーヒーローとして悩み、恋に悩む高校生です。
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』はそんなピーターの成長物語になっています。この流れは『スパイダーマン:ホームカミング』そしてアベンジャーズでも描かれてきました。
これまで恩師としてピーターを導いてきたトニーに代わり、本作では先輩ヒーローであるミステリオ、ベックがその役割を担う部分があります。
ミステリオが敵か味方かは別として、ベックのおかげでピーターがまた一つ成長できたことは間違いありません。
ちょっとスパイ映画風
そうなんですよ。なんとなくスパイ映画を意識した作りになってるんですよね。スパイ映画の代表といえば何といっても007。本作は007のように世界の美しいロケ地を舞台にヨーロッパ中を飛び回ります。
本作『スパイダーマン: ファー・フロム・ホーム』の舞台の一つとなったベネチアは『007/カジノロワイヤル』でも舞台になった街ですしね。
闇夜に紛れる黒いスーツはどことなくスパイっぽさを感じます。
007シリーズといえばスパイダーマンと同じ配給会社のソニーピクチャーズ・エンターテイメントが製作していました。ですが近年権利を手放したので、ソニピは007シリーズに変わる新しいスパイものとしてもスパイダーマンをリリースしたかったのかもしれませんね。
それともディズニーマーベル側がソニピの持つスパイもののイメージを上手く利用したのかもしれません。
最後に
いかがだったでしょうか。本作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』はMCUフェーズ3の最後の作品になります。つまり、今後に公開されるマーベルシネマティックユニバース作品は新たな方向に向いて進んでいくこととなります。
そして残念ながら2019年公開のマーベルシネマティックユニバース作品は本作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』が最後。次はもう翌年以降になってしまいます。
今のところまだ何が公開されるかは明かされていませんが、2020年5月に次の作品が公開されるということが分かっています。
ここから約1年長いですね。
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