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どうも、でょお(@dyoblog_)です。
昨晩『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』を見てきたのですが未だドキドキが止まりません。なんだかほとんど寝れんかったわ。
さてさて前回ネタバレなしの感想を書いたので、今日はネタバレありの感想を書こうかと思います。ちなみにネタバレなしの感想はこちら。
ネタバレなし【スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け】黙って見ろ!感想評価
早速、ネタバレありの感想評価、レビューを書いていきたいと思うんですが、ホントにもうとにかくスターウォーズロスがヤヴァいです。昨日葬式でもあったっけ?ってくらい落ち込んでる。
映画見てから12時間以上経過してるので、さすがにちょっと興奮状態は冷めてきまして賢者タイム余計複雑な心境になっています。
というわけでいつものように感想評価いってみましょー。
この記事は映画『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』のネタバレを含んでいます。未視聴の方はご遠慮ください。
- 映画『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』の概要
- 映画『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』のあらすじ
- 映画『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』の感想評価(ネタバレありレビュー)
- 最後に
映画『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』の概要
- 監督:J・J・エイブラムス
- 原題:Star Wars: The Rise of Skywalker
- 製作:2019年 アメリカ
6.8
59
-
評論家の評価は正直なかなかの低評価。明らかに駄作、つまらないと告げております。
私個人の意見としてもたしかに脚本は穴だらけでアレ?っと思う所があったのは事実ですが、シリーズをとりあえず完結させることができたことに関しては評価すべきかと思います。
そもそも『スター・ウォーズ フォースの覚醒』公開時点から3部作構成なのは決定していたのに、脚本決めずに計画性ゼロにシリーズを進めてきた女帝キャスリーン・ケネディが一番問題です。
一旦自分が離れた映画の続編を作るのはJJもかなり苦戦したことが想像できますね。自分が始めて部下に任せた仕事を結局自分で後始末するのと同じくらい厄介そうな仕事です…。お疲れJJ。
映画『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』のあらすじ
前作『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』のあと、カイロ・レンはファーストオーダーの最高指導者として実権を握りますが、ダース・シディアスこと元皇帝パルパティーンが特に説明なくオープニング映像部分だけでひょっこり復活。
自身の地位を脅かすパルパティーンを倒そうとするカイロ・レン、そして打倒ファースト・オーダーのレジスタンスの戦いが始まります。
映画『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』の感想評価(ネタバレありレビュー)
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ここから先はガチガチの強烈なネタバレを含んでおりますので、未視聴の方はブラウザバックでオナシャス。
スタートはタトゥイーン、ラストもタトゥイーン
革新的で新しいことを『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』でしようとしたライアン・ジョンソン監督とは違い、J・J・エイブラムスはとにかく過去作品を引っ張ってくるタイプの監督です。
言い方を変えれば懐古厨。
セルフオマージュや過去のキャラクターをたくさん引っ張ってくることでファンを喜ばせるファンサービス旺盛な映画でしたね。彼自身がかなりのスターウォーズフリークなんだと思いますが。
例えばイウォークね。
惑星エンドアに住む小さい熊のような種族で旧三部作の三作目『スター・ウォーズ ジェダイの帰還』に登場したキャラクターたち。
続三部作の三作目にもちょこっとだけサービス登場。その他『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』に登場したポーグも不必要に再登場。あと一応ファンサービス的にナインナンも登場しました。(もっと出てもよかったんやで)
この辺りはやっぱりちょっとホッコリするというか安心しますよね。なんというか自分の知ってるキャラクターが出てくるあたり。
そして一番グッと来たのはやはりタトゥイーンが物語のラストだったということですね。スターウォーズが始まった今から42年前、すべてはタトゥイーンの夕日を眺める青年ルーク・スカイウォーカーから始まりました。
そして物語を締めくくるのもタトゥイーンの夕日だという部分はもうね。あざといんだけどウルッとくるしかないでしょ。
歴代のジェダイマスターの声を挿入したりして、なんというか盛り上げ方をよくわかってらっしゃるって感じです。
ローズちゃんお疲れ…
いや、みんな本当にどうでもいいと思ってそうなんだけど、コレどうしても感想として言いたい。
ローズというかケリー・マリー・トランお疲れ。
誰も興味ないだろうけど彼女の人生気の毒過ぎるんだよね。『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』で大抜擢された若手女優なのに、ローズというキャラクターを演じただけに大バッシングを受け、本人自身がSNSアカウント閉鎖にまで追い込まれるとんでもない自体になったんですよね。
ローズは前作であれほど幅を利かせてたキャラクターなので、いつの間にか死んじゃったとか、ないがしろに扱うわけにもいかず。逆に活躍させるわけにもいかないから、もう見てて辛くて辛くてしょうがない。イジメられっ子に気を使って仲間に入れてあげてるみたいな感じが漂ってて…。
皆さんパンフレット読みました?
ケリー・マリー・トランのインタビューの部分、「ジャナを見てほしい」って言ってんですよ。ローズじゃないんですよ?新キャラですよ?いやもうホント辛い。「自分にはもう期待しなくていいよ、自分も期待してないから」って気持ちが見て取れる。
これからのキャリアも相当厳しいものになってしまいそうで本当に同情します。
ハックス将軍のポンコツっぷりを愛してる
相変わらずいいよねドーナル・グリーソンのハックス将軍。
どうして彼はお偉いさんなのにこうもポンコツなのか。これまではカイロ・レンとの権力争いをしている仲の悪すぎる兄弟みたいな感じだったんですが、本作『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』では完全にカイロ・レンの配下にあります。
なので地位は変わらないけど力関係が圧倒的に違うこれまでとは違い、本作では力関係も地位も完全にカイロ・レンより下になっています。
そんなハックス将軍の対抗策はレジスタンスのスパイという裏切り行為。ホントにポンコツだわー。やってることがお子ちゃま過ぎる。
「カイロ・レンが負けるところを見たい」ってセリフ、正直ほかのキャラクターが言ってたらむちゃくちゃだと感じてしまいそうですが、ハックスなら納得しちゃう。
カイロ・レンに話を遮られたり、ウーキーに吠えられてビクついたり色々可愛すぎるハックス将軍も残念ながら裏切りがバレてしまい処刑。まあアレなら私でも気づくだろうねw むしろコレまでにバレてないのが不思議よ。
レイとベンのキス問題
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多分『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』で一番問題視されそうなのが、レイとカイロ・レンというかベンのキスシーンかと。
いやいや、お前らの間にあったのは恋愛感情だったのかよ!と。
何回か戦って、フォースのテレビ電話で会話しているとはいえ、なんか腑に落ちないなー。
というかフィンはどうなるのよ。『スター・ウォーズ フォースの覚醒』の時から完全に一方通行なのかよ。
まだベンの方はわかるんですよ。
そもそも執拗に「ダークサイドへ来いよ、へっへ」みたいなこと言ってましたし、殺せといわれても無視。「ベンの方はわかる」とか言っちゃったけど恋愛感情があったならむしろストーカーだよね。どころか捕虜とかこつけて誘拐したりしてんじゃん。
レイの方はカイロ・レンの中にジェダイとしてのベンを見ていて、ダークサイドから何度も救い出そうとしていたわけですが、好きだったんですね、ほーん。
うーん。個人的には恋愛的なキスではなく、単純に深い愛のキスだと思っておくことにします。なんていうか母親が子供にするキスと同じだと思っとく。愛が深すぎるに加えて命を救ってくれたという事実も相まったんだと。
そのくせラストのエンディングでフォースの霊体で現れないのはなんでなんよ。ダークサイドにいたアナキンは最後ルークを見守ってたじゃん。カイロ・レンもジェダイのベンとして戻ったなら霊体になってもいいんじゃない?正確にはジェダイじゃないんだろうけど。
ついでにお母さんと師匠と再会できてハッピーエンドってならなかったんだろうか。やっぱり師弟関係がないとダメなんだろうか。
脚本のアラはご愛敬
上述のキス問題もそうだと思うんですが、そもそもライアン・ジョンソンが撮った『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』の続編にしないといけないわけで、もうストーリーとして実現可能な選択肢が少なかったんだと思うんですよね。
「最高指導者スノークあっさり殺しちゃってどうするの?」
「パルパティーン復活させるしかないか」
「双子じゃないのになぜか繋がっちゃう二人どうするよ?」
「愛し合ってるってことにしとくか」
みたいな感じで、ライアン・ジョンソンの敷いたレールを走る方法が他になかったってところがあったのかと思いますね。と言ってもそもそもJ・J・エイブラムス自体しっかりストーリーを作り込んだ完璧な映画を作ると言うよりも、ファン心に訴えかける映画作ってるイメージですし。
旧三部作だって完結編の『スター・ウォーズ ジェダイの帰還』が一番悪いって言われてるし、どんな映画でもトリロジーの完結編は面白くないのが定説ですし、まあこんなもんでしょう。
むしろ行き当たりばったりで適当に風呂敷広げた映画を頑張ってまとめたんだなーと感心。
ただ『スター・ウォーズ フォースの覚醒』はシリーズの焼き直し、『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』はシリーズで最も革新的で野心的な作品と見るなら、本作『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』はまた保守的に戻ったと言えますね。
なんていうか「成功させる」じゃなくて「失敗させない」に走った感じはあります。
あとは描かれなかった部分の物語にもツッコミ入れられそうな気がしますが、その辺は今後のスピンオフ作品などで広げるため敢えて掘り下げてないんだと思います。
そもそもダースシディアス生きてたんか?とか、帝国の残党ごときがファーストオーダー作るとか強すぎやろとか。スピンオフで掘り下げるんでしょう。(適当)
紛れもなくスカイウォーカーの夜明けだったけど、これは問題作
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映画公開前は「スカイウォーカー」とは誰のことよと話題になりましたね。順当に考えれば生き残っているのはレイアとベンの2人。
レイアは演じるキャリー・フィッシャーが残念ながら急逝したためベンのことかと思われていました。『スター・ウォーズ ジェダイの帰還』でベイダーがアナキンに帰還したのと同じで、ベンもライトサイドに戻ってくるからスカイウォーカーなんだろうと。たしかにベンは帰って来たけど。
もう一つの可能性として言われていたのがレイの血筋ね。レイとカイロ・レンの関係は、ルークとレイアのものに似ていたので二人も何らかの形で血が繋がってるんじゃないかと思われていました。
作中でも言われていた通り、血筋よりも大切なものがあるということで、悪の権化パルパティーンの孫だったレイはスカイウォーカーの名を二人の師匠から引き継ぐということになりました。
賛否ありそうだけどこのラストは大好きですね。
ルークとレイアの2人のスカイウォーカー(レイアはオーガナだけど)から教えを受けた弟子のレイがその名を襲名するのっていいですよね。
親子や血族といった部分はスターウォーズにおいてとても大切なテーマです。
親の復讐でダークサイドに堕ちてしまったアナキン。自身がベイダー卿の息子ということを知り、父親を救い出したルーク。父親を殺したことを後悔し続けるカイロ・レン。
血筋は切っても切れないというのがある意味スターウォーズのテーマだったわけですがそれを覆すものになっています。そういう意味で言うと本作はシリーズを根底から覆す問題作でもあると言えるでしょう。
最後に
あぁー終わった。本当に終わった。
なんだかこの感想レビュー書くのすら終えたくなかったけど、調子に乗ると1万文字以上書いちゃいそうなのでここらでやめます。
面白かった、楽しかった、シリーズ終了に喝采を送りたい。そう思う一方で俯瞰的に見るとちょっと残念に感じる部分も正直あったりします。
まあ目下のところ、新たなる希望をもってドラマ『マンダロリアン』に期待しよう。
主演のペドロ・パスカル好きだし、きっと面白いはず。配信開始は26日、ディズニーデラックスにて。詳しくは下記記事でも紹介してるので興味があればどうぞ。
それではこの名言で締めさせていただきます。長寿と繁栄を
May the Force be with you! フォースと共にあらんことを
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スカイウォーカーの夜明けまで見たら他の作品も復習したいよね。
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