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ネタバレ感想【テネット】期待値上げすぎて大失敗!つまらないノーラン映画になった難解映画

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ネタバレ感想【テネット】期待値上げすぎて大失敗!つまらないノーラン映画になった難解映画

© 2019 Warner Bros. Entertainment, Inc. All Rights Reserved.

 

…テネット期待値あげすぎたわ

 

どうも映画系ブロガーでょお(@dyoblog_) です。

待ちに待ったどころか町に待った『テネット』観てきましたよ!クリストファー・ノーラン監督最新作ということで注目度がハンパなかった映画ですが、やっぱりスゴすぎたです。

という訳で早速感想です。

ぶっちゃけるとハードル上げすぎて大失敗したんですが、久々にうぉおぉぉーー!語りてぇぇーー!!とブロガーの血が騒ぎました。どころか沸騰してる。

 

本作を観てテネットヤベェー!ってなった人もいるでしょ?でも間違いです。

だってヤベーのは『テネット』じゃなくてノーランだから。ノーラン作品は『テネット』含めほぼ全部ヤベーです。どころか『テネット』以上に面白い作品もあります。

ちな他のノーラン作品はU-NEXTで観れます。復習したくて軽くリサーチしたんだけど、ノーラン作品の配信が一番多かったのがU-NEXT。

まだ一回も加入したことない人なら、約1カ月無料で利用できるので是非。タダで使えるんだから使わな損です。

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この記事は映画『テネット』のネタバレを含んでいます。未視聴の方はご注意ください。

 

 

 映画『テネット』の概要と評価

  • 監督:クリストファー・ノーラン
  • 原題:Tenet
  • 製作:2020年 アメリカ

7.9

 

73

77

 

となっております。

ハッキリ言うと評論家も観客も評価は微妙なところ。あくまで現時点だけど。

というのもノーラン監督の映画は観客の評価も評論家の評価も大体80~90を推移するのが定番だから。

ぶっちゃけノーランの70点台は評価としては低い点数です。

 

 映画『テネット』のあらすじ

満席の観客で賑わうウクライナのオペラハウスで、テロ事件が勃発。罪もない人々の大量虐殺を阻止するべく、特殊部隊が館内に突入する。部隊に参加していた名もなき男(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は、仲間を救うため身代わりとなって捕らえられ、毒薬を飲まされてしまう…しかし、その薬は何故か鎮痛剤にすり替えられていた。昏睡状態から目覚めた名もなき男は、フェイと名乗る男から“ あるミッション”を命じられる。それは、未来からやってきた敵と戦い、世界を救うというもの。未来では、“ 時間の逆行”と呼ばれる装置が開発され、人や物が過去へと移動できるようになっていた。

出典:映画『TENET テネット』オフィシャルサイト|大ヒット上映中

 

言ってみれば本作はノーラン版007のような作品。世界を股にかけて活躍するスパイ映画です。

核兵器よりもさらに強力な時間を武器に世界に終末をもたらそうとするセイターを阻止するために、"主役" とニールは協力して第三次世界大戦を食い止めようとするストーリー。

時間、つまりタイムトラベルというSF要素を組み込んだ007映画みたいな感じだよね。

 

 映画『テネット』の登場人物・キャスト

一応、ザックリと『テネット』のキャストと登場人物を振り返りますが、ササッと済ませます。

早く感想書きたいんで。

"主役"(ジョン・デヴィッド・ワシントン)

"主役"(ジョン・デヴィッド・ワシントン)

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めっちゃ面白くない?映画の主人公なのに名前がないんだよ。

劇中で名前が呼ばれてなかったんですが、公式では名前がないみたいです。

劇中ではProtagonist("主役")と呼ばれていました。

公式サイトでは "名もなき男" と称されてましたが、個人的には不適切だと思うので劇中通り "主役" と呼びます。だって名前呼ばれてないだけで多分名前あるでしょ?名もなき男なら名前を持ってないって意味になるし。

 

"主役" はオペラハウスで潜入捜査官としてテロを防いだものの人質に取られ、自害しますが、それ自体がテストだったため合格した "主役" は組織テネットの一員に。

 

キャストにはジョン・デイヴィッド・ワシントン。名優デンゼル・ワシントンの息子で『ブラック・クランズマン』なんかに出演しております。

カリスマ性のある良い俳優だけどまだまだパッパを越えられそうにない。

 

ニール(ロバート・パティンソン)

ニール(ロバート・パティンソン)

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"主役" の仲間で物語の重要人物。アメリカ人である "主役" とは違い英国人として描かれています。

時間の逆行について "主役" よりも詳しく知っており、実は物語のカギを握ってます。

このことに関しては次回、別の記事で改めて解説予定なのでお楽しみに。

 

キャストにはロバート・パティンソン。

次期ブルース・ウェインを演じることが話題の彼ですが、こないだ観た『悪魔はいつもそこに』みたいなクソ野郎役が似合ってるので好きです。

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キャサリン / キャット(エリザベス・デビッキ)

キャサリン / キャット(エリザベス・デビッキ)

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第三次世界大戦を起こそうとしているテロリスト、セイターの妻。愛称キャット。ケイトとかキャスとかとちゃうねんな。

セイターに贋作を売りつけたことで脅され不自由に暮らしています。2人の間にはマックスと言う息子がいます。

 

演じるのはめっちゃ背高いエリザベス・デビッキ。

ナポレオン・ソロのリメイク『コードネーム U.N.C.L.E.』の悪役や『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の悪役なんかをやってます。

ちな身長191cm。多分本作で一番背高い。ロブが185cm、ジョン・D・ワシントンは175cmと日本人並みのサイズなので圧倒的にデカい。

背高い女の人って素適よね。シャーリーズ姐さんやターミネーターのマッケンジー・デイヴィスよりも圧倒的にデカいデビッキ嬢。

 

アンドレイ・セイター(ケネス・ブラナー)

アンドレイ・セイター(ケネス・ブラナー)

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悪者。時間の逆行を使い、アルゴリズムと呼ばれる兵器を集めて世界を滅亡させようとしています。

未来に選ばれたテロリスト。本人はガンにかかってるので俺が死ぬんだから世界も滅んじまえッ!と道連れにしようとしています。文字にするとなんか薄っぺらい。

 

演じるのはケネス・ブラナー。俳優なのか監督なのかラベリングできないぐらいどっちも活躍してる。

監督としては『マイティ・ソー』や『シンデレラ』なんかをやってましたね。

 

その他

  • マイケル・クロズビー卿(マイケル・ケイン)
  • ローラ(クレマンス・ポエジー)
  • プリヤ(ディンプル・カパディア)
  • アイヴス(アーロン・テイラー=ジョンソン)
  • マヒール(ヒメーシュ・パテル)

その他のキャストとしてはノーラン作品で一番の常連マイケル・ケイン。『テネット』ではほとんどカメオ出演だったけど。

『テネット』のマイケル・ケイン

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あとは『キック・アス』のナヨナヨオタクやってたアーロン・テイラー=ジョンソン。最近はあの頃の面影ほとんどないぐらいのタフガイに。美形なのにマッチョ+ヒゲもこなせる辺り、なんとなくマシュー・マコノヒーと同じ香りがするわ。目の色も青だし。

ハリポタ挫折したので馴染がなかったクレマンス・ポエジーがチョイ役なのに可愛すぎてキュン死しました。げっ歯目っぽさすこ。

 

 映画『テネット』の感想レビュー

ではここからは映画『テネット』の感想になります。マジでネタバレ禁止なので皆さん未視聴の方は要注意です。

複雑怪奇すぎて "最低の映画体験" だった

『テネット』の一場面

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炎上しそうだけどハッキリ言います。

『テネット』に期待値上げすぎて大失敗しました。ぶっちゃけ最低の映画体験でした。

キャッチコピーは "最高の映画体験" って書いてあったんだけど。

 

なにがそんなに悪かったのかと言うと、「複雑すぎること」です。

これまでもクリストファー・ノーラン監督映画はいわゆる難解映画が多く、複雑な映画と呼ばれることが多かったです。

でもどの映画も割と親切だったんですよね。

複雑でも必ず理解できるように作られている映画。1回観ただけで満足できて、2回目観てさらに満足できる映画が特徴的だったんですよね。

ところがよッ!

『テネット』はノーラン史上もっとも複雑な映画なんですよ。ノーラン史上どころか下手すりゃ映画史上もっとも複雑かもしんない。

 

あまりに複雑にしすぎたので、どんでん返し映画の醍醐味であるアハ体験ができないんよ。お前がアホすぎるって意見もあるかもだけど、その辺は許してほしい。

『インセプション』を観た時も『メメント』を観た時も高校生だったけど、ある程度理解できてアハアハしまくってたんよ。

ノーラン映画って "高尚な映画" じゃなくて、"高尚そうな映画" だと思ってるんですよね。賢い映画というより賢く感じさせてくれる映画というか。『テネット』はとにかく難しすぎて賢く感じさせてくれない。

 

複雑に感じるもう一つの理由がハイテンポなアクション映画だということ。

これまでもノーランは難しい映画たくさん作ってきたんですが、どれも観客に考える時間をある程度与えてくれてたんですよね。

ところが『テネット』はスパイものですしアクション映画です。いつものようにゆったりと解説しながら進めていってくれません。

なので説明されたことを理解する前にドンドン話が進んでく。

 

ノーラン特有の尊さが感じられずつまらない

クリストファー・ノーランの映画ギミックばかりが注目されがちだけど本当に評価すべきなのはとても壮大で崇高で神聖な神話としての雰囲気だと思うんですよ。

 

例えば『インセプション』。夢の中に入って夢を植え付ける犯罪映画なんですが、サイドストーリーとして主人公コブが自殺したモルの思い出を乗り越え、現実にいる家族の元に帰るという尊い愛のストーリーです。

『ダークナイト ライジング』の壮大さはゴッサムシティだけでなく全世界の終わりを感じさせるような偉大さを感じました。

『メメント』のようなこじんまりとした作品でさえ、すべてがまやかしだと知ったレナードがこれまでと同じように生きていくことを決める精神的なものを感じます。

『インターステラー』に関しては言うまでもない尊さ。

 

『テネット』は第三次世界大戦を阻止するという、これまでで最大規模に壮大な映画なのにそういった側面がない。

いや、ホントはあるんだけどそれが分かりづらいし多分みんな分からない。

だからおぉこれぞノーランの偉大さよ!みたいな、いつもの頭皮まで出るトリハダがない。

 

ますます007を撮ってほしい

『テネット』の一場面

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とはいえクソ映画じゃないし、とても面白い映画なのは紛れもないです。

ぶっちゃけ期待あげすぎてたし、これまでの映画が分かり易くて良すぎたってのもあると思う。

個人的には画作りやテイストが最高なのでますます『007』シリーズを撮ってほしいと思いました。

 

英国出身のクリスが『007』好きなのは皆さんご存知かと思います。

『ダークナイト』シリーズのブルース・ウェインの雰囲気はどう考えてもジェームズ・ボンドを踏襲してます。

『インセプション』では誰でも気づけるぐらい露骨に『女王陛下の007』のオマージュがあります。

なので私を含めファンはノーラン監督が『007』シリーズのメガホンを取ることを望んでます。

 

『テネット』はある意味ノーラン版の『007』って感じの映画でした。

『007』らしく世界を股にかけてエストニアやロシア、ノルウェーのオスロなどの色んな国に行きますし、スーツへのこだわりやオペラハウスというロケーション。

アメリカ人の "主役" と英国人のニールが協力する姿は、ジェームズ・ボンドとフェリックス・ライターの関係にとても似ています。

荒唐無稽なテクノロジーを使いテロを起こそうとするヴィランも007っぽいし、悪役の妻が美女で事件に巻き込まれるなところもまるでボンドガールです。

その他にも「絵画を盗む」という謎な任務やカーアクション、様々な要素が007です。

 

私は007シリーズ全24作観てるぐらいのファンなので、ノーランが007を撮ってくれるのが楽しみで仕方ないです。

ちなみに次回『007 / ノー・タイム・トゥ・ダイ』でクレイグボンドは終了、再びリブートするので監督も交代するかと思われます。

26作目の『007』シリーズは是非ノーランにやってほしいと、ますます感じる映画でした。

 

最後に

なんだか批判部分が多めの感想になっちゃいましたが、『テネット』は面白かったです。

制作費2億ドル超えで、ワーナーとは思えないマーベル映画並みの巨額のお金がつぎ込まれてますし、演者たちによる逆再生演技もスゲーです。

 

これまでの作品に比較するとつまらない印象はありましたが、内容的には多分スルメ映画なんでしょ。私は単純なので何度も見て楽しむよりも、初見で興奮したいタチですが。

とはいえ、まっだまだ語りたいことがあるので次は考察&解説記事を書きます。今年もっとも語りたい映画なのは間違いないので。

 

ノーランの過去作はぶっちゃけ『テネット』より面白いのでU-NEXTで復習します。

記事執筆時点で一番多くノーラン作品配信してるのがU-NEXTなので。初回1カ月は完全に無料なので『テネット』でアハ体験できなかった人は過去作ぜひ見ましょうな。

良ければあなたの『テネット』の感想もコメント欄から書いてくださいね。Twitterもやってるのでそっちで語り合うのもOKなのでお待ちしてまーす。

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