出典:ユニコーン・ストア | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
どうもでょおです。昨日はまた4時寝でしたよ。ホントどうにかして時間を作らないとそろそろヤバそうです。
さてNetflixオリジナル映画『ユニコーン・ストア』が配信になりましたね。
画家になる夢に挫折した女性がユニコーンを飼う夢を叶えるチャンスに出会うという、一風変わったヒューマンコメディ映画になります。
ブリー・ラーソンが主演、監督を兼任しています。
なんて言うのか独特でしたね。
内容はロマコメやヒューマンコメディでよくある定番な展開なんですが、毛色がなかなかシュール。
変わった雰囲気の映画ですが、主演のブリーは最高にキュートでした。
映画『ユニコーン・ストア』のあらすじ
子供の頃、キットはユニコーンの飼い主になることを夢見ていた。大人になったキットは芸術の世界で生きていこうとしたが、どうにも芽が出なかった。挫折したキットはやむなく実家に帰ることにした。ほどなくして、キットの下に謎の商人からの案内状が届いた。キットがその店へ向かうと、商人は「貴方が一人前の大人であると証明できれば、ユニコーンを売ってあげましょう」と申し出てきた。「子供の頃の夢が叶う」と歓喜したキットだったが、自分が「一人前の大人」ではないことは一応自覚していた。それどころか、どうすれば「一人前の大人」になれるのかも分からなかった。
という、なかなかのお花畑な設定ながら誰しもが悩む「一人前の大人」という題材を扱ったストーリーになっています。
夢を追いかけていて大人になり切れなかった主人公のキットの元にユニコーンの飼い主にならないかと持ち掛けくる男が現れます。
ところがユニコーンを飼うのには一定の条件が必要で、その条件を満たすためにキットは生活を変え、内面を変えていくというストーリーになっています。
映画『ユニコーン・ストア』のキャスト
キット(ブリー・ラーソン)
出典:ユニコーン・ストア | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
そんな主人公キットを演じるのはマーベル映画『キャプテン・マーベル』で戦う女性ヒーローを演じるブリー・ラーソンです。
ブリー・ラーソンといえば『キャプテン・マーベル』もそうですが『ルーム』や『キングコング: 髑髏島の巨神』などの力強い女性のイメージが強いよね。
ジョニデの出世作ドラマをチャニング・テイタムとジョナ・ヒルでリメイクした『21ジャンプストリート』に出演していたときのブリー・ラーソンはもうちょっとムッチリしてまして、チャーミングでヒラヒラした格好の女の子もやってました。
『ユニコーン・ストア』のブリー・ラーソン、キットはどっちかというとそっちの方向性を持ったキャラ。
子供の頃ユニコーンが欲しいと思ってたキラキラした女の子が大人にならず、そのまま大きくなったようなキャラクター。
洋服はすっごいカラフルだし、雲と空の服着たり、ベール(?)のついたお姫様風のヒラヒラしたパジャマ着てるし。
なのに自己中で、癇癪持ちの典型的な大人子供です。
ちなみに今回の『ユニコーン・ストア』でブリー・ラーソンは初の長編映画監督にもチャレンジしております。
セールスマン(サミュエル・L・ジャクソン)
出典:ユニコーン・ストア | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
キットに「ユニコーン売ったるで」って言う謎のセールスマンにはサミュエル・L・ジャクソン。シールドの長官ではありません。
相変わらずクセがすごいキャラを演じることが多いですね。毎年3、4本の映画に出演しているだけあり出演作が覚えてらんない。
ブリー・ラーソンと共演するのは『キャプテン・マーベル』『キングコング: 髑髏島の巨神』についで3回目。多分。
『キャプテン・マーベル』でのコンビがなかなかチャーミングだっただけに今回もニックとキャロルのサミュエル・L・ジャクソンとブリー・ラーソンのコンビが良かったですね。
サミュエルが演じるのは謎のセールスマンで、ユニコーン大好きなキットにユニコーンを売るためにキットへ色々な条件を出します。
サミュエル・L・ジャクソンといえば竹中直人が吹き替えするイメージですが、今回の役は山寺宏一にしてほしい感じ。何となくわかりません?
その他
ブリー・ラーソン演じるキットの母親役には『トイ・ストーリー』のジェシーの声でおなじみのジョーン・キューザック。父親役には『ゲット・アウト』の白人父親のブラッドリー・ウィットフォード。
キットの幼なじみにはデップーのタクシードライバー、ドーピンダー役で有名なカラン・ソーニなどがキャスティングされています。
映画『ユニコーン・ストア』の感想
出典:ユニコーン・ストア | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
まず言いたいこととして、この映画『ユニコーン・ストア』は確実に評価が割れると思います。それも綺麗に半分に。
たまたま母親が来てたので一緒に見たんですが全く受け付けないようだったのに対して、ゆとり世代代表の私にはかなり響くところがありまして、妙に納得した映画でした。
この映画は年齢的に成人しているのにも関わらず、中身が全く成長しない大人子供、子供が子供を育ててるママゴトのような親にとってはすごく良い映画だと思います。
四捨五入するとアラサーなのに未だ子供染みている私には共感できる部分がたくさんありましたね。
ブリー・ラーソン初監督作ということで意気込んでいたのか何なのかわかりませんが、世界観が独特すぎ。
ピンク色のユニコーン、キラキラしたグリッター、マシュマロ。なんかどこをどう切り取ってもファンシーなファンタジーなんですよね。(英語のファンシーって意味が違うらしいな)
これ日本が舞台だと原宿に憧れる地方女子とかがやりそうだよね。キディランドに入り浸ってるような。
その割に絵のトーンがけっこう暗くてピンクなキットが周りから浮いてる違和感があります。意図的なんだけど。
こういうところが重なって「変わってる」というかシュールというか。
あとは大人になれない女子を演じるブリー・ラーソンが可愛い。本当に可愛い。ストーリーの冒頭で飲めないコーヒー飲んでるあたりからもう可愛い。
いい年してユニコーン欲しさにめっちゃ頑張ってて可愛い。
ヴァージルを見てヴァージルって名前に見えないとか言ってるところが可愛い。
とにかくブリー・ラーソンが可愛い映画なんですが、これって多分、女の子目線の可愛いなですよね。男が言う「可愛い」と女が言う「可愛い」が違うなんて話はよく聞きますが、『ユニコーン・ストア』のキットは後者。
若い女の子がハマりそうな感じ。
ストーリーに共感できて、ブリー・ラーソンの可愛さを満喫できる映画ですが気に入らない部分もそれなりにありまして。
まず退屈。ストーリー展開が物足りなくて1時間半の映画なのにもっと長くすら感じました。コメディ映画みたいにゲラゲラ笑う感じじゃなくシュールで、半分スベッてるみたいな笑いが小出しにされてる感じ。退屈です。
主人公のキット以外は特に深堀されない独壇場映画なんで仕方ないんだけど、もうちょっとサミュエル・L・ジャクソンが見たかったですねー。キャラ濃いのに出番少なめで無駄遣いされててもったいない。
サミュエル・L・ジャクソンが見たくてこの映画見たようなもんなのに。
あとたまーに真顔になるブリー・ラーソンの顔がめっちゃ怖いのって私だけでしょうか。ヒエッてなるんだけど。
最後に
まあNetflix映画なのでこんなもんだと思います。すっごい名作でもなく、救いようのない駄作でもなく。なんとなくどこかツメが甘いのがNetflixだと思ってる。
自分自身大人になりきれてないんだよね、と悩んでる女子にはおすすめしたい映画です。
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