おはようございますでょおです。
6月2日に全米公開を控える映画ワンダーウーマンのCMで面白いものが放送されたみたいですね。(日本公開は8月2日)
DCコミックドラマ「スーパーガール」とタイアップしたコマーシャルです。
DCエクステンデッドユニバース(DCEU)でドラマと映画がコラボしたのは初めてではないでしょうか。
出典:Supergirl - Extended "Wonder Woman" Promo - YouTube
DCエクステンデッドユニバース(DCEU)は2つある
これまでDCエクステンデッドユニバースは完全に別物でした。権利を別の会社が所有してるかのように一切相容れないものでした。
ドラマ版でキャラクターを演じた俳優が映画版では別のキャラクターを演じています。
出典:DCドラマ『フラッシュ』グラント・ガスティン、映画版主演エズラ・ミラーを擁護/2016年1月22日 - 海外ドラマ - ニュース - クランクイン!
- フラッシュ/バリーアレン
- キャプテンブーメラン
- デッドショット
- デスストローク
- アマンダウォラー
などなど
ドラマARROW(アロー)でスピーディ/テア・クイーンを演じたウィラ・ホランドがそれらについて不満を漏らしたこともありました。
出典:The CW Network, LLC.
ドラマARROW(アロー)に登場する宿敵デスストロークが死ぬこともなくただドラマから退場したのは映画版側からの圧力があったという話もありました。
ドラマ「スーパーガール」S2にはスーパーマンが登場します。当然、映画のDCエクステンデッドユニバース(DCEU)に登場した、マン・オブ・スティール/ヘンリー・カヴィルとは別の俳優、タイラー・ホークリンという方が演じています。(クリストファーリーヴの次に理想のスーパーマンとして高い評価を得ています)
出典:https://serienytt.no/tv-serie/supergirl/
ドラマと映画のタイアップの意義
DCエクステンデッドユニバース(DCEU)のドラマと映画がクロスオーバーしたからといってすぐにそれらが作品に影響することはないでしょう。
興行的にも、内容的にも「映画>ドラマ」という決定的な図式があるのはいうまでもありません。
ドラマ俳優が映画に起用されることが少なく、両者のレイヤーは基本的に別物です。
ですが今回のように「映画のためにドラマが利用される」ということは配給側からすれば「あり」、ということが今回のドラマスーパーガールとタイアップしたCMから見て取れます。
コミックのDCユニバースはパラレルワールドになっています。アース1、アース2といくつもの似た世界があるのです。ドラマ「フラッシュ」シーズン2ではこれを大々的に取り上げた作品でした。
出典:Jay Garrick telling Team Flash about Earth 2 - YouTube
現在、映画のDCエクステンデッドユニバース(DCEU)は不安定で失敗続きですが、今後もしかするとパラレルワールド版のキャラクターとしてドラマ俳優をカメオ出演させることもあるかもしれません。
今回のワンダーウーマンのCMように「映画のためにドラマを利用する」ということは良しとしているのであれば。
スーパーガールから見る映画「ワンダーウーマン」のターゲット
ドラマ「スーパーガール」は明らかに女性向けな作品です。男の私が見ていてもキュートでチャーミングだと感じます。
恋に仕事にヒーロー活動にと忙しい日々を送る主人公カーラは現代女性の生き写しです。
その女性層をターゲットにしたドラマ作品とタイアップしたCMですから当然、ワンダーウーマンもそれと同じような層を狙っているものと思われます。
CMの内容も穿いているブーツを褒めるというとても可愛らしいものです。
出典:Supergirl - Extended "Wonder Woman" Promo - YouTube
ワンダーウーマンの続編の制作が決定
(C)2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
近年、「女性のための」戦う女性が主人公の作品が多く制作されています。
その一つに「スノーホワイト」があります。主人公も悪役も女性、サポートする男性俳優には女性からも評価が高い俳優を起用するファンタジーアクション作品です。
同じようにワンダーウーマンもサポートする男性役にプリティー・プリンセスやイン・トゥ・ザ・ウッズで王子様を演じたクリス・パインを起用しています。
いずれも男性キャラクターが男臭すぎない、「男の憧れる男」ではなく「女性の理想の男」に近いキャラクターとして描かれています。
「スノーホワイト」もワンダーウーマン同様に続編が制作されました。こちらは残念ながら興行的にも評論家からの評価もいまいちの大失敗の作品でした。(正直、プロットが原因)
近年では素人目に見ても大失敗する可能性がある作品でもバンバン制作されています。内容的に大失敗しようが集客が可能な「続編もの」「リメイクもの」がたくさん制作されているのもそのひとつです。
内輪では非常に評価が高く、本国では期待値が高いワンダーウーマンが日本でも同じように期待値が高いのか微妙ですが公開前に続編の制作を決定して本当にいいのかどうかワーナーブラザーズにはしっかり見極めてほしいですね。
DCコミック映画最新作ワンダーウーマンは8月25日に日本公開されます。
ワンダーウーマンとスーパーガールのコラボから見るDCEUの今後を最後まで読んでいただきありがとうございました
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