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ネタバレ感想【僕と生きる人生】面白い!けどラストでぶち壊したNetflixドラマ

『僕と生きる人生』のポスター

出典:僕と生きる人生 | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

どうもでょおです。最近寒すぎるけど風邪とか引いてませんか?作業効率にも影響するぐらい冷えてくるようになりましたよね。こういう寒い日は引きこもってドラマ一気見が一番だと思うのは私だけでしょうか。

はい、そんな私が引きこもって一気見したドラマがこちら。

Netflixオリジナルドラマ『僕と生きる人生』です。

しんき臭いヒューマンドラマっぽいタイトルですが違います。アントマンのクローンが作られてシックスデイなお話です。

…。ごめんなさい意味不明だよね。

Netflixオリジナルシリーズ『僕と生きる人生』は『アントマン』でお馴染みの俳優ポール・ラッドが主演を務めるドラマで、ある日突然自分のクローンが現れて、そのクローンと生活をシェアするというコメディ。シュワルツェネッガーの代表作『シックス・デイ』や今月公開の『ジェミニマン』に似た部分がありますね。

一気見したから一応最後まで見たので、今日はその感想を書こうかと思います。

この記事はNetflixオリジナルドラマ『僕と生きる人生』のネタバレを含んでいます。未視聴の方はご注意ください。

 

Netflixオリジナルドラマ『僕と生きる人生』のあらすじ

行き詰った人生をどうにかしようと、怪しげなスパで奇妙な施術を受けたマイルズ。だが、目覚めると、自分よりすべてにおいて優れたもう一人の自分がいた...。

出典:僕と生きる人生 | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

 

仕事や私生活などいろんなことが上手くいっていない主人公のマイルズが、スパに行って気分爽快になるはずが気がついたら土の中。やっとの思いで家に帰ったら自分と全く同じクローンがそこにいます。

紆余曲折ありながらもそのクローンと生活を共にし始めたのですが、そのクローンは自分よりも人気もので仕事も出来て自分より全てにおいて優れているという話。

エピソード数はこんな感じ。

  1. 最高の自分
  2. ストリップモール生まれ
  3. ドリンクさえ完璧
  4. 魂の伴侶
  5. 問題なし
  6. 隣人であり友人
  7. ピニャコラーダ
  8. 会えてよかった

1話30分程度しかないのでめっちゃ短いですね。全部合わせても4時間くらいしかありません。映画2本分くらいしない。

そういやNetflixって意地でも24話構成にしないんだろうか。Netflixオリジナルで24話程度あるやつって見たことないんだけど。

 

Netflixオリジナルドラマ『僕と生きる人生』の登場人物・キャスト

  • マイルズ(ポール・ラッド)
  • ケイト(アシュリング・ビー)
  • ダン(デスミン・ボルヘス)
  • プール(カレン・ピットマン)

基本的にメインキャラは3人。マイルズとクローンマイルズ、そして妻のケイトです。

元のマイルズは冴えない男で仕事もイマイチ、妻との間もイマイチです。昔は妻との仲も良く、仕事でも賞を取るほどだったようですが。

状況を変えるためにスパへ行きますが、そこで複製されてしまって二人になっちゃいます。

クローンされた新しいマイルズの方は仕事は優秀、話も面白くて妻にとの仲も一気にアツアツに戻るような完璧男です。

主人公のマイルズたちを一人二役で演じるのはマーベル映画『アントマン』でお馴染みのポール・ラッド。『アントマン』でもそうですが元々コメディ系の俳優なので自分の畑に帰ってきた感じですね。

ちなみにNetflixオリジナルのSF映画『Mute/ミュート』では悪役として登場しています。

 

Netflixオリジナルドラマ『僕と生きる人生』の感想

 

まず感想を一言でまとめると結構面白かったです。

このドラマ『僕と生きる人生』を見る前はぶっちゃけクローンがテーマって若干今更感を感じてたんですよね。公開目前の『ジェミニマン』にも同じこと思ってるんだけど。

SF映画って最近はAIがテーマのことが多いですし、一昔前はロボット、それよりさらに前がクローンの流行時期だったと思うんですよ。

ちょうど『シックス・デイ』や『クローン』とかあのあたりの頃が一番騒がれてたんじゃないかと。

でもまあクローン技術が比較的身近なものになって、クローンに対する恐怖とか減ってきた今だからこそ「SFジャンルじゃないクローン作品」も受け入れやすいのかなと。

 

本作『僕と生きる人生』の一番面白い部分って多分「どっちがクローンなのかはっきりしてる」ってところだと思うんですよ。自分が本物だとかニセモノだとかいうテーマって本当にもう語りつくされてるところがありますし。

クローンで作られたマイルズは完璧な人間、その一方で元のマイルズは冴えない中年です。彼らはどっちとも個々に別々の悩みを抱えていて、それらに共感できるから面白いのかなと。オリジナルマイルズはどうやってもクローンマイルズにかなわない、クローンマイルズはどうやってもオリジナルにはなれないというジレンマですね。

オリジナルのマイルズは自分が本物でオリジナルだということで、クローンマイルズにマウントを取る訳ですよ。どこまでいってもお前はニセモノだと言わんばかりに。

ところが仕事や人間関係など全てのことにおいてクローンマイルズが優れているので面白くない。それどころか仕事も妻も奪われて、生活というよりマイルズという人生そのものが奪われそうになります。

じゃあクローンマイルズに悩みがないかというとそうではないんですよね。

自分は妻と結婚した記憶も思い出もすべてを覚えているのに、すべて自分が体験したことではないんです。自分が手にしている全てのものは全て自分のものではないんです。

それにいくらクローンマイルズが優れていても妻ケイトが選んだのはオリジナルのマイルズでした。クローンマイルズが完璧すぎるがゆえにマイルズのように感じられなかった訳です。

なんていうのかな。欠点もたくさんあるけどそれを全部含めてマイルズだ、欠点も一緒に生きるんだとそういったテーマのドラマでしたね。

 

でもそういった「自我」がテーマになってるのに最後ラストで結構ぶち壊しちゃった感じがしなくもないなと。

ケイトは欠点があってもオリジナルのマイルズを選びやり直そうとしたんですが、なんとケイトの妊娠が発覚。二人のマイルズは全く同じDNAなので当然どっちが父親かはわからず、結局二人が父親でいいんじゃね?って感じのエンディングを迎えました。

最後のエピソードが全編通して何とも言えない変な話になんですよ。どっちかのマイルズを選ぶんじゃなくて結局どっちもを取るんですよ?長々と6エピソード使ってやったやり取りが全部無駄じゃないの?と思ったり。

でも逆に言うとこれまでのやり取りがあったからこそ、ラストで全員がハグできたのかななんて思ったりもします。

 

あともう一つ要らないなと思ったのがマイルズを捕らえた警察。本当に無駄な気がしてなりません。次エピソードへのクリフハンガーにしかなってないんじゃないかと。別に幼児教育に目覚めるために投獄される必要はなかったし。

クローンマイルズもその間なにかしてる訳でもなく寝てただけだしね。単純に『僕と生きる人生』シーズン2への伏線要員なんでしょうか。

 

最後に

いかがだったでしょうか。

物凄く面白かったって程ではないですが、なかなか魅力的な作品でした。深いテーマを持ちつつもダークでブラックなユーモアがあるコメディ作品なので引きこもって週末に一気見して楽しむドラマシリーズだと思うと上等です。

Netflixのドラマは当たり外れが多いですが本作『僕と生きる人生』はあたりでしたね。

このブログではNetflixオリジナルを含む映画やドラマの感想をたくさん書いているのでもし興味がある方は合わせて下記の記事も読んでみてね。もちろんこれからも継続して書き続けていく予定なので読者登録はお気軽に。

【まとめ】Netflixオリジナルドラマの感想評価31本
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ネタバレ感想【ザ・ポリティシャン】シーズン2への超長い伏線|Netflix

Netflixドラマ『ザ・ポリティシャン』のポスター

出典:ザ・ポリティシャン | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

どうもでょおです。

季節の変わり目が原因なのかわかりませんが、アレルギーで鼻水がヤバいです。薬飲むから眠いしブログに全然コミットできてないです…。

全然集中できないのを言い訳にNetflix見まくってるんだけど集中できないから感想書けてないんですよね。頑張って徐々にアウトプットしていこうかと思います。

というわけで今日の感想はこちら。

Netflixオリジナルドラマ『ザ・ポリティシャン』です。

 

大統領になることを夢見る高校生が生徒会選挙に勝つために画策するドラマです。

学園もの大嫌いで選挙にも行かない私が何故こんなドラマに手を付けたかと言うと、脇役陣が何気に豪華だから。ジェシカ・ラング、グウィネス・パルトロー、ディラン・マクダーモットとかが出ております。

この記事はNetflixオリジナルドラマ『ザ・ポリティシャン』のネタバレを含んでいます。未視聴の方はご注意ください。

 

ドラマ『ザ・ポリティシャン』のあらすじ

物心ついた頃から大統領になることを夢見てきたお金持ちの御曹司ペイトン。手始めに、最も過酷な政治の舞台、高校の生徒会長選でお手並み拝見。

出典:ザ・ポリティシャン | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

 

大統領になるために良い大学へ行く、そのために高校の生徒会選挙を頑張るって話。

アメリカの高校のことは知りませんが、生徒会長って選挙で決めるんですね。日本だと階級によってそもそも通ってる高校が違うので、ブルジョワ層と一般層がここまで混ざってる学校って多分ないですよね。メインキャラはほぼ全員セレブなんだけど。

私は『ザ・ポリティシャン』い全く興味なくてノーマークだったんですが、配信開始前から「政治版Glee」として注目を集めていたみたいですね。

 

ドラマ『ザ・ポリティシャン』の登場人物・キャスト

 ペイトン(ベン・プラット)

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ドラマ『ザ・ポリティシャン』の主人公。大統領になるのを目標としていて、その第一歩として高校の生徒会選挙に勝つために画策します。セレブ高校生なんだけど、養子で母親以外の家族には嫌われてる。

親友(と言うか恋人に等しい)リヴァ―が生徒会長に立候補したことを皮切りに様々な問題に直面していきます。

ペイトンを演じるのは実年齢26歳のベン・プラット。『ピッチ・パーフェクト』などに出演している俳優ですが、ブロードウェイのミュージカルを中心に活躍しているようでシンガーとしてもデビューしているそうです。

 

アストリッド(ルーシー・ボイントン)

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ペイトンの対抗馬で、恋人のリヴァーが自殺したため跡を継いで出馬します。生徒会会長になりたいというより、権力欲しさやペイトンへの対抗心から出馬したって感じです。負けん気が強くて勝つためには手段を択ばない的な女子です。

アストリッド役のルーシー・ボイントンは『ボヘミアン・ラプソディ』でフレディ・マーキュリーの妻役を演じた女優さんですね。

 

アリス(ジュリア・シュレイファー)

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将来大統領夫人になることを目標としているペイトンの彼女。超意識高い系です。

そもそもペイトンと付き合ってるのもペイトンが大統領になることを見越してですし、ペイトンが選挙に勝てるように戦略的に別れたり色々やります。

 

ジェームズ(テオ・ジャーメイン)

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ペイトンの参謀?って言うんでしょうか。ペイトンを生徒会長にするために画策します。あくまでペイトンを生徒会長にするのが目的。自分自身は副生徒会長になる訳でも何でもありません。

トランス俳優が必要だったとのことでテオ・ジャーメインがキャスティングされたそうですが、『ザ・ポリティシャン』の劇中ではむしろストレートだった感じだけど。

逆にペイトンやアストリッド、マカフィーやリヴァーなど他のメインキャストがゲイやバイセクシャルとして描かれている中で彼だけそれらしいシーンがなかったのがちょっと謎です。

 

マカフィー(ローラ・ドレイファス)

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ジェームズ同様にペイトンを支える参謀的な人。ペイトンの対抗馬アストリッド側の副生徒会会長候補と付き合ってます。

 

インフィニティ(ゾーイ・ドゥイッチ)

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ペイトン側の副生徒会会長候補。ガンを患った生徒として知られていますが、実は仮病だということが発覚して物語が思わぬ方向に進んでいくキーパーソーンです。

ゾーイ・ドゥイッチは『ゾンビランド』10年越しの続編『ゾンビランド:ダブルタップ』に新キャラとして登場することが発表されています。

 

その他

学園ものなんで登場人物がマジで多いです。メンドクセー。その他のキャストを紹介しますね。

まず主人公ペイトンの母にグウィネス・パルトロー。『セブン』が公開された90年代あたりに人気だった女優ですが、『アイアンマン』シリーズへの貢献で今じゃ若い子もみんな知ってる女優ですね。

ガンを患ってる少女インフィニティの母親にはジェシカ・ラング。『キングコング』の恋人役としてお馴染みですが、個人的にはやっぱり『トッツィー』が好き。最近だとドラマ『アメリカン・ホラー・ストーリー』で知られてる人かと。

同じく『アメリカン・ホラー・ストーリー』のディラン・マクダーモットはアストリッドの父親役として出演しています。あまりヒット作ってない気がするけど特徴的な顔なので忘れないよね。

あとアストリッドの母親役にジャニュアリー・ジョーンズが登場してます。『マッドメン』でお馴染みの女優さんで『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』のエマ・フロスト役も有名です。

 

ドラマ『ザ・ポリティシャン』の感想

別に『Glee』自体そんなに好きだったわけじゃないし、もっというと学園もののドラマとか映画って基本的に好きじゃないんですよね。でも思ってたより楽しかったです。

ちょっと変わった作風なんですよね。コメディなんだけどシュールなコメディで淡々と展開していくストーリーが面白いです。生徒会長に立候補する主人公のペイトンとそれを支える3人の補佐達との関係が何とも言えないですね。

「親友」とか「愛してる」とか言うんだけど全く心がこもってない感じが好きです。うわべだけの付き合いで全員将来を最優先している感じが良い。最終エピソード見ると彼らの関係がうわべだけじゃないとわかるんだけど。

 

選挙の話なので人権問題とかLGBTQや不正などいろんな要素が盛り込まれてはいるんだけど全然難しい話じゃありません。

そもそも政治に興味を持っていない高校生の方が多いですし、最終的に「学校でドレイクのコンサートする」って言った陣営が開票すると勝ってた訳ですし。

第5話「浮動票」では選挙に全く興味がない男子学生を主人公に彼の1日が描かれますが、やっぱり高校生ぐらいだと政治に興味がないことなんて当たり前にあります。最終的に彼が誰にも投票しなかったところが全てを物語っていますね。

全然難しいドラマじゃありません。どちらかと言うと「駆け引き」がメインの話といった感じでしょうか。

 

発端が「選挙に勝つかどうか」なのに選挙が終わってからも結構話長いのも変なところ。選挙終わってから2、3話あります。

選挙終わって上手くいかなかったから舞台に参加してみたり、卒業後大学生になって飲んだくれになってる話があったり、意外と長々続きました。

あと魅力的なのは主人公ペイトン役ベン・プラットの歌声でしょうか。歌が上手いからなのか全8エピソードの中で3回も歌ってるシーンを見ることが出来ます。最終話の歌は特に印象的でした。

 

逆に一番ツッコミたいのはやっぱり絶対キャスティング。高校生設定なはずなのに高校生に見える人が全然いない。

実年齢より若くキャスティングされるのは当たり前のことなんだけど皆すごい老けて見えるんですよね。実年齢が30超えてる人もいるので大学生がギリギリってところ。

その理由としてはやっぱり服装が「大人っぽ過ぎる」からだと思います。メインキャラクターのほとんどはセレブ層なので、ファッションが豪華で大人びてる。だから余計に高校生に見えないという。

逆にガンを患っている(らしい)インフィニティは服装がアレなだけに老けて見えないですもんね。

 

正直『ザ・ポリティシャン』はシーズン2に特に期待したいなと思っています。

というよりシーズン1はシーズン2への大きな伏線のような作品でしたし、ようやくここから物語が始まる感じにもなっています。

ペイトンたちの高校生生活は終了して彼らは大学生になりました。仲良しグループだったわけでもないのでバラバラの大学に進学しているので、シーズン2では学園もの要素がなくなりそうです。

シーズン1の時よりもさらに選挙に重きを置いてストーリーが展開していくと思われるのでちょっと期待したいですね。個人的に好きだったインフィニティの出番がなさそうなのが残念。

 

最後に

まあ色々言ったんですが申し訳ないけどシーズン2がリリースされても見るかどうかは微妙ですね。服装や画作りからもわかる通りポップでキュートな作品なのでガーリーな女の子の方が楽しめるドラマなんだと思います。

そもそも私の好みと正反対のドラマなので仕方ないですが。

でも苦手なタイプのドラマでも十分楽しむことが出来たのでNetflixドラマ『ザ・ポリティシャン』はそれ相応のポテンシャルをもってるんじゃないでしょうか。

 

このブログでは海外ドラマの感想記事をめっちゃたくさん書いているので興味のある方はこちらもご覧ください。

【ドラマ】感想の索引(五十音順) - でょおのぼっちブログ

ネタバレ感想【レイジングディオン】ヒーローものじゃねえ!子育てママの話

Netflixドラマ『レイジング・ディオン』のポスター

出典:Raising Dion (@RaisingDion) | Twitter

どうもでょおです。

最近アドセンスのクリック単価が下がっているので記事を多めに投入したいんですよね。スマートプライシングか何か知りませんが、多分私にできることは更新作業だけ。

という訳で今日はNetflixドラマの感想記事をアップしようと思います。

今日の感想はNetflixオリジナルドラマ『レイジング・ディオン』です。

マーベル映画『ブラックパンサー』のヴィラン、キルモンガーで人気のマイケル・B・ジョーダンがプロデューサーを務めたスーパーパワーを持った男の子の話で、マイケル・B・ジョーダンは男の子の父親役として出演しております。

2015年のコミックと同名の短編映画が元になっているそうですね。

 

この記事はドラマ『レイジング・ディオン』のネタバレを含んでいます。未視聴の方は自己責任でお願いします。

 

ドラマ『レイジング・ディオン』のあらすじ

夫を亡くしたシングルマザーと、特別な力を発揮しはじめた息子。母は超能力の存在を隠しながら、身の回りで起こる不思議な出来事の真相を解明しようとする。

出典:レイジング・ディオン | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

 

と、こんな感じになっています。

ある日突然スーパーパワーが使えるようになった少年ディオン。シングルマザーのニコールがディオンのパワーを狙う雷の中の男「いびつな男」や、夫が生前働いていたバイオナイニシアティブ社から息子のディオンを守っていく内に、夫の死の謎を解き明かしていくストーリーとなっています。 

 

ドラマ『レイジング・ディオン』の登場人物・キャスト

ニコール(アリーシャ・ウェインライト)

ドラマ『レイジング・ディオン』の登場人物・キャスト

出典:レイジング・ディオン | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

ある日突然、スーパーパワーを持った少年のママになった主人公のニコール。夫のマークは事故で他界。女手一つで息子のディオンを育ててるんだけど仕事をクビになったり上手くいっていないところに、息子にスーパーパワーがあるということが発覚してさらに大変。

ニコールを演じるアリーシャ・ウェインライトはドラマ『シャドウハンター』に出演していたそうですが、見てないので知らないです…。

美形の女優さんなんですが困り顔がなんとなくイラッとするのでちょっと苦手です。

ディオン(ジャシア・ヤング)

ドラマ『レイジング・ディオン』の登場人物・キャスト

出典:レイジング・ディオン | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

特に何の前触れもなくスーパーパワーを発揮しちゃったディオンくん。引っ越しを余儀なくされてしまい、転校生としてクラスになじもうとしている普通の子供。

ちょっと変なのはディオンくんが周りより明らかに幼いんですよね。話し方もおぼこいし、実際クラスメイトより2歳くらい年下な気がします。幼さを強調して純粋さを強調してるのかもしれませんね。

この手のドラマで採用されるキャラクターって多分12歳前後が多いと思うんですよ。『ストレンジャー・シングス』とかもそうですし、往年の『スタンド・バイ・ミー』もそうです。

でも『レイジング・ディオン』のディオンくんは多分8歳くらい。詳しくは後述しますが、本作『レイジング・ディオン』は子育てママの話なので、ディオンくんを幼くすることで子育て感を強調してるんじゃないかと。

パット(ジェイソン・リッター)

ドラマ『レイジング・ディオン』の登場人物・キャスト

出典:レイジング・ディオン | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

ニコールの友人というか正確にはディオンの友人。コミックやSF映画などに詳しいギークなエンジニアです。マークとは親友でマークの死後、ニコールの手助けをしているといった感じ。

パット役はイケメンじゃないジョシュ・ハートネット風のジェイソン・リッター。『THE EVENT/イベント』というソッコー終わったドラマで主演だったのを覚えてます。

アダム・ドライバーやドナルド・グローヴァーなどの人気俳優が出演していたドラマ『ガールズ』にも出演していました。

マーク(マイケル・B・ジョーダン)

ドラマ『レイジング・ディオン』の登場人物・キャスト

出典:レイジング・ディオン | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

ニコールの夫でディオンの父。見知らぬ女性を川で助けた際に流されてしまい死んだとのこと。生前は科学者でバイオナ・イニシティブという会社でパットと働いていました。

マークを演じるのは『レイジング・ディオン』の製作総指揮でもあるマイケル・B・ジョーダン。『ブラックパンサー』のキルモンガーや『ファンタスティック・フォー』のヒューマントーチなどスーパーヒーローものに縁がありますね。その他、『クリード』シリーズでも主演を務めるなど人気絶頂の俳優ですね。

マイケル・B・ジョーダンファンのために言っておくとゲスト出演というかリカーリングキャラです。第一話の時点で死んでるので数話にちょろちょろっと出てくるぐらいです。

思ってるより出演シーン多かったけど。

 

ドラマ『レイジング・ディオン』の感想

これは子育てのドラマ

タイトル『レイジング・ディオン』のレイジングは「子育ての意味」のレイジングですね。『レイジング・ブル』のレイジングじゃないです。

なので本作はスーパーヒーローのドラマというよりは、夫に先立たれた妻が特殊な環境で子育てする話。スーパーヒーローという荒唐無稽なテーマを扱っているものの、ストーリーの内容は「子育てするママ」にクローズアップされていて、主婦層や子育てママをターゲットにした作品って感じがしますね。

シングルマザーで子育てが大変だけど仕事を頑張ったり夢を追いかけたり 恋愛したりするエピソードも含まれているのでママ層は共感できることもたくさんあると思います。

子育てしたことない私が言っても説得力ないんですが、やっぱ母親ってすごいです。私も母子家庭だったのでグッと感じるシーンもあり母に電話してみようかなと頭によぎりました。

でも多分、それに気づかず普通にスーパーヒーローのSF作品だと思ってスルーしている人が多いんじゃないでしょうか。子育て中の女性向きのドラマだと思うんだけど。

 

ヴィランの正体がひどくね?

ヴィラン自体はいいんですよ。雷の中にいて、初回から父の死と何らかの関係があることが分かってたし。でも「いびつな男」の正体がパットで、その理由が自分の病気を治すためだったんならちょっと待てよと。

正直、序盤でパット怪しいなとは思ってたんですよね。妙に協力的だし、明らかにニコールに惚れてるし。そもそもこういうパターンの悪者って良くあるし。

でもパットってディオンの能力で自分を治すのが目的なら結構詰め甘くないですか?マークを殺してからニコールとディオンを騙し続けて能力も隠し続けて、結構忍耐強いと思うんですよ。

そのくせ自分の命かかってんのに恋愛感情持ち込みすぎて自滅するとか愚かすぎる。もっと計画的で賢いと思うんだけど

あとディオンに治してもらうならもっと色々タイミングあったくないですか?そもそも車の中で偏頭痛治す時に全部治してもらったらダメなんだろうか。

あとアメリカの男はみんなこんなクソ野郎ばっかなんでしょうか。親友の妻の未亡人を狙うとかそもそもモラルないよね。パットを見てたら『アンブレラ・アカデミー』のバーニャに言い寄ってた男を思い出したんだけど、本当にこんなヒドいヤツいるの?

 

スーパーヒーロー設定をもうちょっと頑張ってほしい

そもそも子育てメインの話だと思わずに見た私が悪いんだけど、もうちょっとスーパーヒーロー部分頑張ってほしかったなと。

オーロラが出ているときに放射線を浴びた彗星っぽいものが降ってきたことによってその場にいた人たちがスーパーパワーを身に着けたんですが、能力に差異があるんですよね。

マークは透明になってものを透過することができ、瞬間移動もできる。シャーロットは透明になることができて紫の電撃が放てる。パットは雷雲に変身できる。田舎にいたおっちゃんは植物に力を与える能力ができるとか、それぞれ能力がバラバラなんだけどその理由がないんですよね。一部被ってたりもするし。

同じことが原因で能力を得ているんだったら、それぞれの能力が違う理由も付けてほしいんですよね。リブート版『ファンタスティック・フォー』みたいに。

もしかすると全員同じ能力を持ってるけどそれぞれが使いこなせてないだけなのかもしれないけど、もう少し解説あってもいい気がします。

 

先ほど言った通り、母親層には共感が得られる作品だと思うんですよ。でもその分スーパーヒーローもの要素が少ないというか、どっちつかずになってる感じなんですよね。ニコールやディオンが抱える問題って能力がない人にでも生まれる問題なんですよね。

子育てしながら恋愛するとか、誰かと友達になりたいとか、友達に嫌なことしちゃったとか。

普通の人間でも抱える問題です。本当はスーパーパワーを持った子供を育てる母親の大変さで共感させたいんだろうなといった感じなんだけど。

ヒーローものに寄るのかメロドラマに寄るのか、結局どっちつかずになってしまい消化不良気味になっちゃったのはありますね。

 

『レイジング・ディオン』シーズン2に期待する?

クリフハンガーで終わったのでシーズン2に継続する可能性はありますよね。でもシーズン2更新してどうなんだろうとちょっと思ってます。

というのもまずマイケル・B・ジョーダンが出演しなさそうということ。マイケル・B・ジョーダン演じるマークはラストでパットから解放されたように見えました。能力者は死なずに霊体のように登場できるみたいですが、パットに取り込まれていないならどこ行ったの?って感じなのでもしかするともう登場しないんじゃないかと思うんですよね。

続いてパットの行動原理。

パットの目的って元々はディオンの能力を使った治療だったわけじゃないですか。パットの体は流星群(?)に直接触れたことで蝕まれていたので、肉体が滅んで田舎の少年に憑りついたみたいだから解決したと思います。

なんだかんだ言いつつ病気が治って結果オーライです。となると後は復讐が目的になると思うんだけど、その必要あるかねと思ったり。もし私なら「人生やり直しできるやん」と思ってあの男の子として人生やり直しそうなんだけど。

『レイジング・ディオン』がシーズン2に更新されても個人的にはあまり大きな期待はしないかなと。正体が分かった以上、シーズン1のように謎解き要素はなくなりますし、面白い要素が大幅に減ってしまいそう。

 

と、色々文句言ったんだけど一応原作のコミックがあるそうなので、続編についてのプロットもしっかり用意がありそうなので大丈夫だと思うけど。

 

最後に

いかがだったでしょうか。

何がすごいってスーパーヒーロー作品がここまで色んなテーマの作品に使われるようになったということですよね。

「スーパーヒーロー×ホラー」とか「スーパーヒーロー×子育て」みたいな変化球作品が増えるのは面白いなと思います。今後もこう言ったスーパーヒーロー系映画やドラマが増えていくんですかね。

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ネタバレ感想【レギオン】シーズン3|これで終わり。あっけない程の終わり。

ネタバレ感想【レギオン】シーズン3前半|大好きなレニーを返してくれ

出典:エピソード|レギオン シーズン3|FOX|FOX ネットワークス

どうもでょおです。

さてさて私の大好きな海外ドラマがまた終わりました。このブログでも何度も感想を紹介している『レギオン』です。

めっちゃ好きなのに何故かあまり人気がないので、私一人で布教活動してんじゃないかと最近思ってます。

そんな『レギオン』シリーズはX-MENを原作としたテレビドラマでこの度シーズン3の第8話をもって終了しました。と言うわけで今日は『レギオン』シリーズの感想になります。

この記事には『レギオン』のネタバレを含んでおりますので未視聴の方は自己責任でお願いします。

 

『レギオン』シーズン3のあらすじ

シーズン3でデヴィッドはシャドウキングことアマール・ファルークの策略によりディビジョン3のメンバーであるシドやケリー、そしてファルークから追われることとなります。

愛する人に裏切られたことからデヴィッドはカルトの教祖となり、自身の力を使うことで信徒から愛される存在となりながら、シャドウキングを倒すため過去を改変しようとします。

時間旅行できるミュータント、スウィッチの協力を得てデヴィッドは過去に行き、ファルークが赤ちゃんデヴィッドの中に入るのを阻止しようと攻防戦が繰り広げられることになりました。

 

『レギオン』シーズン3の登場人物・キャスト

悲しいことに今回『レギオン』が終わっちゃったので改めて登場人物紹介しようかと思います。

デヴィッド・ハラー(ダン・スティーヴンス)

ネタバレ感想【レギオン】シーズン3|これで終わり。あっけない程の終わり。

出典:Wikipedia

本作『レギオン』の主人公。

X-MEN原作コミックではレギオン(英語読み:リージョン)というめっちゃ強いミュータントの一人。X-MENの創始者であるプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアの息子で人格ごとに別々の能力を持った多重人格者のミュータントです。

ドラマの『レギオン』での能力はチャールズ同様にテレパスでありながら自分の中に多数の人格を持っているというキャラクターです。

精神疾患なのか能力なのか常に曖昧に描かれていましたが、病気持ちなのは確定かと思います。そのため元々精神的に不安定で、両親に見捨てられ、恋人であるシドニーから裏切られたことからヴィランのようになります。

そんなデヴィッドを演じるのはダン・スティーヴンス。ナイトミュージアム三作目の『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』やマイカ・モンローのスリラー映画『ザ・ゲスト』などに出演していますが、一番有名なのは実写版の『美女と野獣』の王子様役かと思います。

 

シドニー・バレット(レイチェル・ケラー)

ネタバレ感想【レギオン】シーズン3|これで終わり。あっけない程の終わり。

出典:Wikimedia

素手で触れ合うと中身が入れ替わっちゃう能力を持ったミュータントで『レギオン』のヒロイン。素手で触れると大変なことになるので常に手袋をしてるからX-MENシリーズのローグになんとなく似てる。

ヒロインなんだけどサバサバしてるからどうも好きになれない。というか終始嫌いでした。なんとなくイラッとする言葉選びするんですよね…。

精神病院でデヴィッドと出会い恋人になりますが、デヴィッドが未来のシドニーと肉体関係を持ったことなどから不信感を抱き、最終的にファルークと手を組んでデヴィッドを追い詰めることにします。

改変される前の過去では迷いなくデヴィッドを何度か殺害しているので、愛は冷めきってます。

シドを演じるレイチェル・ケラーは『FARGO/ファーゴ』に出演していた女優ですね。可愛いし良い意味でクセがあるので今後のさらに活躍するのに期待したいです。

 

アマール・ファルーク(ナヴィド・ネガーバン)

ネタバレ感想【レギオン】シーズン3|これで終わり。あっけない程の終わり。

出典:Wikipedia

別名シャドウキング、『レギオン』のヴィランです。チャールズ・エグゼビアとの戦いに敗れ、その復讐として息子の幼きデヴィッドに長年とりついていました。

デヴィッドがイカれた元凶で、デヴィッドがディビジョン3に追われることになった原因もファルークの策略です。シーズン3はディビジョン3と協力してデヴィッドを追い詰めます。

長年デヴィッドに憑りついていたことから情が移り最近は彼のことを息子と呼ぶシーンも度々ありましたね 。

 

レニー・バスカー(オーブリー・プラザ)

ネタバレ感想【レギオン】シーズン3|これで終わり。あっけない程の終わり。

出典:Wikipedia

デヴィッドの友人で元々はファルークの化身だったと思います。正直このあたりは敢えて不明瞭にしてあるのでわかんないんだけど。シーズン1の頃はシャドウキングの化身として超ぶっ飛んだキャラクターでした。

シーズン2ではファルークから解放され、デヴィッドの姉エイミーの肉体を手に入れて復活。デヴィッドの右腕として活躍します。

シーズン3では恋人のサーモンとの間に(?)娘をもうけますが、時間の異常で二人を同時に失います。その結果、自殺を決意することになり途中退場。

個人的にレニーは『レギオン』シリーズで一番好きなキャラクターだったので途中退場は残念でしたね。

ぶっ飛びレニーを演じたのはオーブリー・プラザ。デイン・デハーン主演のゾンビになった彼女との切ない恋愛コメディ『ライフ・アフター・べス』でヒロインを演じたのも有名なんじゃないでしょうか。

あと『ダーティ・グランパ』ではロバート・デ・ニーロとの間に子供が出来ちゃうキャラもやってます。

 

ケリー・ラウダミルク(ビル・アーウィン/アンバー・ミッドサンダー)

ネタバレ感想【レギオン】シーズン3|これで終わり。あっけない程の終わり。

出典:Wikimedia

ディビジョン3の初老の科学者であるケリーと、戦闘能力に長けた先住民族の戦士で若い女の子ケリー。

彼らは二人で一つです。二人ともケリーと言う名前だけど英語だと綴りが違うみたいですね。幼いころから一緒に育っていたのですが、女性の方のケリーは男性の方のケリーの中にいる間は歳を取らないので、おじいさんと若い女の子のコンビになっています。

この設定がラストであんなことになるとは思ってませんでしたね。

男の方のケリーを演じるのはビル・アーウィン。あんまり見かける俳優さんではありませんがアン・ハサウェイの父親役として『レイチェルの結婚』に出演したり、『インターステラー』のモノリスロボットTARSの声優を演じたりしています。

女性の方のケリーはアンバー・ミッドサンダーもビル・アーウィン同様に『レギオン』以外で見かけることがないですね。若いし特徴的だからこれからどこかで見かけることが出来るかもしれませんね。

 

スウィッチ(ローレン・サイ)

ネタバレ感想【レギオン】シーズン3|これで終わり。あっけない程の終わり。

出典:Wikipedia

『レギオン』にはシーズン3より参加したキャラクターですがかなり重要な役でしたね。スウィッチちゃんいないと話にならないぐらい。

所謂タイムトラベラーの能力を持った中国人のミュータントとして登場した訳ですが、その正体はなかなか驚愕のものでした。ミュータントって普通は遺伝子に異常があって特殊能力を身に着けるんだけどスウィッチの場合、正確にはミュータントじゃないってことになるんじゃないかと。

スウィッチを演じるのは日本語も堪能な女優ローレン・サイ。中国系アメリカンで日本への留学経験から日本が上手なんだとか。Netflixの『テラスハウスinハワイ』に出演して人気急上昇中だとか。

 

チャールズ・エグゼビア(ハリー・ロイド)

ネタバレ感想【レギオン】シーズン3|これで終わり。あっけない程の終わり。

出典:Wikipedia

『レギオン』シーズン3の途中から参戦したプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビア。デヴィッドの父です。途中参戦とはいえ重要な役回りとして登場しました。

3代目チャールズ・エグゼビアを演じたのはハリー・ロイド。英国系俳優だけあってやはり『ゲーム・オブ・スローンズ』への出演歴もあります。

 

クラーク(ハミッシュ・リンクレイター)

ネタバレ感想【レギオン】シーズン3|これで終わり。あっけない程の終わり。

出典:Wikimedia

『レギオン』シーズン1から長いことシリーズに登場していたクラークはディビジョン3の幹部?リーダー?です。

メラニーが率いてたミュータント集団は元々ディビジョン3とは敵対していたので、クラークは序盤からデヴィッドの敵でしたね。シーズン1のラストではデヴィッドに顔の傷をつけられたことも発覚。シーズン2でデヴィッドがディビジョン3の一員となった時は一時的に仲間になりましたが、その後デヴィッドはディビジョン3に追われることとなったので再び敵になりました。

影が薄いキャラクターだけど、シーズン3ではゲイであることやプライベートなども明かされてて実は結構深堀されたキャラクターだったりします。

クラークを演じたのはブラッド・ピット、クリスチャン・ベール、ライアン・ゴズリングなどが総出演した『マネー・ショート 華麗なる大逆転』に出演したハミッシュ・リンクレーター。

 

プトノミー(ジェレミー・ハリス)

ネタバレ感想【レギオン】シーズン3|これで終わり。あっけない程の終わり。

出典:Wikimedia

超記憶や他人の記憶を蘇らせる能力を持ったミュータント。能力があまりにピンポイント過ぎて能力を活かしてるシーン少なかったけど。『レギオン』シーズン2にて死亡、その後は科学の力で復活してロボット化しました。

死んで生き返るというドラマチックな設定の割に生き返った後も特に活躍がないキャラクターでしたね。

プトノミーを演じたジェレミー・ハリスはデイヴ・バウティスタ主演のB級映画『ブッシュウィック 武装都市』に登場しております。

 

『レギオン』シーズン3の感想

最後の最後で急展開

『レギオン』のファイナルエピソードを見て一番ビックリしたのが展開の早さです。

『レギオン』シリーズってはっきり言ってめちゃめちゃトロいんですよ。なっかなか話が進まないのが特徴ってぐらいスローペースなんです。

ところが最後の最後でめちゃめちゃ急展開。普通の海外ドラマぐらいの進行スピードになったのでビックリしました。いや時間足りひんかったんか?はじめっからこのペースで進められたらもっと多くのこと出来たのにとかいろいろ思ってしまいましたね。

デヴィッド&チャールズvsファルーク&過去のファルークという展開は前エピソードから予想がついていたことでしたが…。まさかファルークが説得して決着が着くという何とも言えない終わり方でした。

「これで終わり?」的なことをデヴィッドが言ったときに思わず「ホンマやで(これで終わり?)」とつぶやいてしまいました。

二人の壮大な戦いの決着があまりにあっけないものだったという展開意外にビックリ展開だったのがスウィッチね。

 

スウィッチの正体

序盤ではレニーが嫉妬するぐらい大活躍していたスウィッチちゃんでしたが、後半からは全く出番なし。そもそもケリーがスウィッチの力を解析してタイムトラベル可能にしちゃったから、スウィッチちゃんそのものを登場させなくても話が進展するようになったんですよね。

と思ってたらラストエピソードでスウィッチの正体が明かされましたね。人間としてのスウィッチちゃんは歯が全部抜けて死亡。

真の姿として生まれ変わりました。真の姿って「時間」だそうです。マジか…。

スウィッチちゃん人間ちゃうやん。人間じゃないからこれまで父親として登場してきた人も正確には父じゃないみたい。何この急展開。

 

しかも時間を乱用したら現れる怪物はスウィッチの父親の言うこと聞くようにしつけ済み。というかスウィッチたちが時間そのものだから、時間を乱す者を捕らえる怪物はそもそも彼女たちのためにいるわけですね。

ファルークといい、時間の怪物といい、あまりに収まり良く話が収縮してしまいました。

 

結局のところテーマは愛

だったんですよね。

デヴィッドはこれまで愛を感じてこれなかった。両親には見捨てられ、自身の病気で姉との間には壁がありました。シドと別れたことがきっかけで自分は誰からも愛されないんだと感じ始めて暴走。

闇落ちしていくこととなりました。とはいえ傍から見れば当の本人があまりにモラルに欠け、自分本位な人間なのが原因なんだけど。

レニーが死んだ時も「見捨てられた」と言ってましたし…。

幼少期に愛を知らなかった少年が徐々にひねくれて、最終的には世界を滅ぼす原因となってしまったのですが、その少年を最後救ったのも愛でした。

両親の愛がデヴィッドを救うこととなった訳ですが、その状況を説明して事態を改めて気づかせたのはまさかのファルーク、ファルークの愛でした。

そもそもチャールズへの復讐としてデヴィッドに憑りつき長年苦しめてきたファルークでしたが、いつからかデヴィッドに情が移り、最終的には自分自身の息子のように感じており、その息子を救うため彼に本当の愛を注げることが出来るチャールズを説得しました。

 

いやーファルークってめっちゃ悪いヤツだと思ってたんだけど。これまでの悪の根源であるラスボスが戦線放棄したんだから、すげー肩透かし喰らった感はある。

お前デヴィッドをジャンキーにした奴だろ。それにエイミー殺した奴だろ。メラニー洗脳したりしてただろ。

愛を受けた事でデヴィッドがファルークへの復讐を取りやめ。ファルークは死んでないけどスウィッチによって過去改変が行われることになりました。

 

世界を救えたのかどうかはわからない

結局のところラストはどうなったのかというと、時間移動しすぎて時空が崩壊しかけたのをスウィッチが修復。その結果、これまでのタイムラインが消滅してデヴィッドが赤ちゃんの頃を起点として別のタイムラインが生まれます。

このタイムラインではデヴィッドは愛を受けて育つこととなり、さらにファルークの寄生もありません。つまりデヴィッドが闇堕ちして世界を滅ぼすこともない訳です。

でもさ、先のことなんてわからないじゃん。

もしかもしかすると、この先何かあってデヴィッドが再び両親に見捨てられたらどうなんの?

「生まれか育ちか」という永遠のテーマがあるぐらいですし、仮にデヴィッドが愛を受けて育ったからといって、何かの拍子に過度のストレスを受けて再び闇堕ちする可能性だってゼロじゃないんですよね。

 

結局のところこれまでシーズン1からシーズン3まで見てきたデヴィッドやシドたちは消滅し、存在しなかったことになって世界が救われたように見えますが、実際に救えたのかどうかはわかりません。

 

『レギオン』のファイナルエピソードのエンドロールのあとに実は映像が挿入されていました。リセットボタンの映像です。

つまりこれって改変した未来が失敗しても、またリセットしてやり直すことが出来ることを示唆してると思うんですよね。何回失敗したとしても過去改変できるなら何回でもやり直しがきく。

『レギオン』らしい思いっきり皮肉のきいたラストだったと思います。

 

最後に

うーん。どうなんだろう。

個人的に『レギオン』に不満を抱いたことって一回もないんですよ。例えばすごいスローペースだったり、ほとんど理解できないストーリー展開でも何故か納得させられる説得力みたいなのを感じるんですよね。

もっと壮大などんでん返しなラストや感動的なハッピーエンドが待ってるのかなと思っていたので、このように静かに終わっていくとは思いませんでした。

あまり満足いくラストじゃないのは間違いないんですが、それでもやっぱりなぜか納得させられちゃうんですよね。上手く言えないけどそれだけ『レギオン』って魅力的な作品だったんだと思います。

 

X-MENシリーズが持つ独特の雰囲気ってディズニー傘下で実現できないんだろうなー。良くも悪くも夢と魔法の国の配給スタジオですからメランコリーで奇怪な作品が見れなくなるのかもしれませんね。

 

ネタバレ感想【レギオン】シーズン3第1話|スウィッチちゃん可愛い
ネタバレ感想【レギオン】シーズン3前半|大好きなレニーを返してくれ

【Hulu】オリジナルストーリーやプレミアの違い|限定配信がややこしい

【Hulu】オリジナルストーリーやプレミアの違い|限定配信がややこしい

どうもでょおです。

乱立するサブスク動画サービス疲れ起こしてませんか?最近では各社が限定配信するサービスも増えてきて私はさらに疲れてきてます。

「このドラマはあれでしか見れないけど、こっちのドラマはあっちでしか見れない。」みたいなのが増えてて正直ウザいです。

 

さて、最近思ったことなんですがHuluのオリジナル作品、限定作品ってめっちゃややこしくないですか?

なんだか自分でもよく分からなくなってきたので、今日はHuluの限定作品について備忘録的にまとめたいと思います。

 

Hulu限定作品は3種類ある

AmazonプライムビデオやNetflixなど各社、オリジナル作品を配信しているところはたくさんありまして、いずれもそれを大々的にアプローチしています。

たとえばNetflixの場合、「Netflixオリジナルシリーズ」「Netflixオリジナル映画」として、Netflixでしか見れない映画やドラマを配信しています。Netflixの場合は分かりやすいです。

映画は「Netflixオリジナル映画」、ドラマやシリーズものは「Netflixオリジナルシリーズ」。めっちゃ分かりやすいです。

 

ところがHuluは分かりにくいネーミングで何故か3つも区分があるんですよね。それがこの3つ。

  • Huluオリジナル作品
  • Huluオリジナルストーリー
  • Huluプレミア

ぶっちゃけ初めは違いが全く分かりませんでした。というか今でもごっちゃになったりする。Netflixと違ってネーミングも分かりにくいでしょ?

「特にプレミアとかなんやねん、別に金いるんとちゃうか。」的な感じに思ってしまいます。(※別料金はいらない)

分かりやすく簡潔にまとめるとこうなります。

 

Huluオリジナル作品

  • Huluが製作しているオリジナル作品
  • 主に連続ドラマ
  • 日テレとの共同製作ドラマも多い 

ザックリとこんな感じ。「Huluオリジナル作品」は基本的に日本の連続ドラマが多いです。

Huluは世界中でサービスを展開していますが、日本のサービスは日テレ系列の会社が買収してサービスを提供しています。なので日本テレビ系列の番組などが非常に多いんですよね。

 

Huluオリジナルストーリー

  • 日テレドラマの外伝
  • Huluでしか見れない独占ストーリー

Huluオリジナルストーリーは日テレが民放で放送した連続ドラマの外伝的エピソードや続編のことです。

こちらもHuluでしか見ることが出来ません。

つまり日テレの連続ドラマを毎週楽しんでいた層をHuluに引き込もうとする魂胆ですね。言い方悪いけど。

 

Huluプレミア

  • Huluが日本最速配信する海外ドラマ
  • 配信開始時は独占配信している
  • あとから他のサービスも配信することがある
  • 中にはHulu製作のものもある
  • 追加料金は必要ない

前述の2つは日本のテレビドラマでしたが、Huluプレミアは海外ドラマ。

Huluが日本に独占して最速配信する海外ドラマはHuluプレミアとして配信されます。

ただしあくまで日本初上陸を謳っているので、あとあとになってAmazonプライムビデオやNetflixが配信を始めることもあります。でも大体Huluの1周遅れぐらいで配信しているイメージですね。

 

Huluプレミアの中にはHulu製作のものもある

Huluプレミアの中には米Huluが自社で製作しているドラマシリーズもあります。『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』などが当てはまります。

なのでHuluプレミアは

「Hulu製作のものもあるし、Huluが先行配信しているだけのものもある」
「Hulu製作は他では配信されないけど、そうじゃないものは他でも配信されるかも」

ということになります。ややこしい。

 

Huluに入るかどうかはHuluプレミアを吟味

日本ドラマの外伝ストーリー「Huluオリジナルストーリー」や、日本のHulu製作ドラマ「Huluオリジナル作品」が見たいなら、Huluを選べばよいです。

でも海外ドラマが見たくてHuluを選ぼうと思っているならちょっと考えが必要です。

見たい海外ドラマがHuluプレミアの中にあった場合、それがHulu製作の作品であるかどうかが重要です。

Hulu製作の作品であれば、今後もAmazonプライムビデオやNetflixでは配信されないと思いますが、Huluが配信だけをしている作品なら今後は他のサービスでも配信される可能性があります。

一応ザックりと下記がHuluが製作したHuluプレミア作品です。下記に該当するものはHuluでしか見れない場合が濃厚です。

  • ハンドメイズ・テイル/侍女の物語
  • マーベル ランナウェイズ

ただし上記に当てはまったからと言って、必ずしもHuluプレミアでしか見れないのかと言うとそうではありません。『マーベル ランナウェイズ』はディズニーデラックスでの配信もありましたし、一部例外はイレギュラー的にあるようです。

今後はHulu製作の作品は『マーベル ゴーストライダー』などが企画されているようですね。

 

最後に

いかがだったでしょうか。乱立するVODサービスを何とかしてほしいと思うんですが、これって日本はまだマシな方なんですよね。本国ではもっとたくさんありますし、その中から人気の作品をピックアップして配信している日本の動画サービスはむしろ親切なぐらいだったりします。

最終的にケーブルテレビみたいに何種類かの動画サービスに一括して契約できるサービスとか登場しそう…。

Hulu限定配信の区分訳がややこしくてわかんねって人は参考にしてみてください。

 

公式サイト:Hulu

※今なら14日間無料で見放題できます

 

絶対に失敗しない【動画配信サービス】の選び方|VOD歴5年が教える

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