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ルシファー終わっちまったよぉぉぉぉぉ!!!(悲痛な声)
どうもでょおです。
最近はブログ以外の仕事にコミットしてたんですが、今日は大好きな『LUCIFER/ルシファー』のファイナルシーズンがNetflixで配信開始になるので久々にブログ書くことに。
いっやー、切ねぇよ…。切ねぇッ!
『LUCIFER/ルシファー』ファイナルシーズン(シーズン6)の感想を一言でまとめると、思ってたよりも辛く悲しいエンディングになりましたね。
てなわけで今日はこの切なさについて延々と語る感想レビューになります。
- 『LUCIFER/ルシファー』ファイナルシーズン6の概要と評価
- 『LUCIFER/ルシファー』ファイナルシーズン6のあらすじ
- 『LUCIFER/ルシファー』ファイナルシーズン6のキャスト・登場人物
- 『LUCIFER/ルシファー』ファイナルシーズン6の感想 ※ネタバレ注意
- 『LUCIFER/ルシファー』ファイナルシーズン6のラスト・エンディングについての解説考察
- 最後に
『LUCIFER/ルシファー』ファイナルシーズン6の概要と評価
- 主演:トム・エリス、ローレン・ジャーマンほか
- 原題:Lucifer
- 製作:トム・カピノス (2016年 - 2021年)
9.0
-
93
リリースされたばっかりなので評価はまだ出揃っていないので変動するだろうけど、現在の評価はかなり高得点。IMDbは全エピソードの平均点です。
IMDbの方は全エピソードですでに200件ほどのレビューがありますが、Rotten Tomatoesの方は観客の評価が14件しか寄せられてないので、これからの変動幅が大きそうです。
ご存じの通り『LUCIFER/ルシファー』はシーズン6に当たる今シーズンがファイナルになります。
ルシファンに支えられてきた『LUCIFER/ルシファー』もいよいよ終了。
ちょっと寂しいと言いつつも、この手の海外ドラマとしてはちょうどよい引き際だった感じがしますね。
『LUCIFER/ルシファー』ファイナルシーズン6のあらすじ
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前シーズンの『LUCIFER/ルシファー』ではミカエルに刺されて死んだクロエがルシファーによって復活、結果ルシファーは神として認められたというところで終了。
ファイナルシーズンに当たる今シーズンでは、ワイほんまに神になれんのか?って準備ができてないルシファーが成長していくのが主題。
んでもっていつも通り、その裏でもっと重要な問題が動き出してるっていうお約束のストーリー展開。
『LUCIFER/ルシファー』ファイナルシーズン6のキャスト・登場人物
トム・エリスやローレン・ジャーマンをはじめとするいつものキャスト。
前シーズンで悲劇的に死んだダニエル・エスピノーザ役ケヴィン・アレハンドロもなんやかんやメインキャストで復帰。
でも特に目新しいキャストと言えばルシファーとクロエの娘ロリを演じるブリアナ・ヒルデブランド。
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中々思い出せなかったけど『デッドプール』のネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドやってた子ですね。最近認知症がはじまってるかと思ったけど大丈夫そう。
髪があると美人すぎね。
加えてエラの新しい相棒のキャロル・コルベット刑事役のスコット・ポーターがキャスティング。前シーズンでダンが死ぬ前にエラとくっつけたがってた人ね。
『LUCIFER/ルシファー』ファイナルシーズン6の感想 ※ネタバレ注意
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てなわけで以下が『LUCIFER/ルシファー』ファイナルシーズンの感想です。ネタバレにはご注意を。
最終シーズンにふさわしいてんこ盛りの大嵐
伏線回収じゃないけど、これまで宙ぶらりんになっていた問題提起を全部まとめて回収しまくったのがファイナルシーズンって感じでしたね。
てんこ盛りというか、ちょっと問題解決に忙しすぎるんじゃないのってぐらい。
前シーズンにで示唆されたエラとコルベット刑事のロマンスがあったり、エラっていつまで秘密にされてんのよ?と皆が疑問に感じてた部分も完結したり。
なんでアメナディエルが次期神様じゃねーんだよ!って事や、めっちゃいい人のダンがなんで地獄なの?とか…。
こういったこれまでに広げた風呂敷を畳みまくったのがファイナルシーズンでした。
あと、メイズとイブの結婚式もね。ホントお似合いだよぉぉぉっ!
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ファイナルシーズンにふさわしく、これまで以上に印象的で重要なシーンが多かった。
…うん。おかげで逆にアニメ回が浮きまくりだわ。
DCコミック原作ドラマはまた同じ展開をやりやがった!!
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まあ良いんだけどね。『LUCIFER/ルシファー』とファン層が違いそうだし。
『LUCIFER/ルシファー』って一応DCコミックが原作でして、DCドラマコミックユニバースの "アローバース" に属する作品なんですよね。
DCドラマのクロスオーバーイベント『クライシス・オン・インフィニット・アース』にもルシファー・モーニングスターが登場してますし。
んでもってこのアロー・バースでは「未来から娘がやってきて両親と仲良なる」って展開をすでにやってるんですよね。それも2度も!
『THE FLASH/フラッシュ』はそもそもタイムトラベルを何度も扱ってきた作品なので、娘のノラ・ウェスト・アレンが登場するのは当然。
『THE ARROW/アロー』の方では『LUCIFER/ルシファー』と同じく最終シーズンで娘のミアと主人公のオリーが出会う話。こっちはシーズン7の段階で用意周到にミアを登場させてたんだけど、『LUCIFER/ルシファー』は割と唐突よ。
天使たちにはそれぞれ特殊な能力が備わっているので、まあアリっちゃアリなんだろうけどさぁ…。
ルシファーの能力なんて「欲望を聞き出すこと」だよ?なんかザコすぎない?このルシファーからタイムトラベルできる娘が生まれるとか、トンビがタカを生むどころか飛行機ぐらい生んでるw
アメナディエルの能力がパワーアップしたならタイムトラベル出来そうだけど、天使の中でも段違いの能力でちょっとなんだかなぁと…。
これまでの『LUCIFER/ルシファー』ではこういった展開がなさそうだっただけに、DCドラマがまた同じことやってやがるッ!ってなりました。
神や悪魔ありきの話だからこそできる最高のエンディング
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最終話、エンディングめっちゃヤバいでしょ…。
『LUCIFER/ルシファー』はシーズン1の第1話からずーっと神々の神話ありきのお話だったので、このエンディングが最良だと思えますよね。
他のドラマでやったらちょっと興ざめするかも…。
そもそもキリスト教において、死は悼むことじゃないです。天国に迎え入れられ永遠の命を得ることなので。
天国のことを「より良い場所」と表現することからも分かる通り、地上で生きることよりも死後の世界の方が素晴らしいという考え方なんですよね。
なので天国に行ってシャーロットと再会するダニエルや、残りの人生死ぬまで嘘をつき続けるクロエもハッピーエンディングな訳ですよ。
現世では辛い思いをするけど、死後もっと素晴らしい世界があるからねってこと。
ちなみに余談だけど、私たち仏教徒も死は悼むことじゃないんですよ。
特に(日本で一番多い)浄土真宗は「死=天国に行く」ってニュアンスなので。脱線するので詳しく語らないけど。
『LUCIFER/ルシファー』ファイナルシーズン6のラスト・エンディングについての解説考察
最後にちょびっとだけスッキリしなかった人のために解説というか考察していこうかと。
ルシファーはなぜ8月4日は逃れたのに翌日消えたのか?
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未来からやって来たロリは「ルシファーは8月4日にスワンソンと10番街の角で消える」と言っていまして、日付が変わった時点で未来は改変されたと思われた訳ですよ。
アレ?日付変わってから消えてもいいの?って思った方に解説。この理由については2つの可能性があります。
タイムトラベルものの定番設定の一つに「歴史は元に戻ろうとする特性がある」というものがあります。
例えば、過去に行って殺された友人を救ったけど、友人は結局事故死したとか。
これはタイムパラドックスを防ぐために見えない力が働いているという説です。もし友人が生きていたら、その後の歴史も大きく変わってしまうから。
ルシファーが消えなければ未来の歴史がすべて変わってしまうので、歴史が元に戻ろうとして8月5日にルシファーが消えた説。
2つ目の可能性(というかコレで確定)は、そもそも8月4日に消えたってのは嘘だった説。
未来のクロエはロリに「父親は8月4日にスワンソンと10番街の角で消えた」と言っていた訳ですが、そもそもこれ自体が嘘で、本当は「翌8月5日に自ら望んで地獄に戻った」が事実だった。
『LUCIFER/ルシファー』ファイナルシーズンの場合、こっちの説が有力というか確定ですね。というかそう描かれてましたし。
なんでそんな嘘ついたのかというと、紛れもなく娘ロリ本人の願いだったからですね。
地獄に堕ちた人たちを救うために、ロリ、ルシファー、クロエは辛い決断をして自らの人生を犠牲にしてたわけです。切ねぇッ!
…んでも、まあ、クロエの死に際に来たれよ!って感じだけど。未来に帰ってきたロリは全て知ってるんだし、このタイミングでルシファー来れるじゃんっ!看取ってよ!!
クロエは老死したのになんで若返りしてんの?
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地獄に行く前に天国に行ったクロエ。老死したはずなのに若い姿で天国に現れました。
この理由は「天国には時間の概念がないから」だと思います。『LUCIFER/ルシファー』では一応天国でも時間が流れるみたいだけど。
キリスト教の概念では一応こんな感じの流れです。終末の日が訪れ、最後の審判が行われ、地獄行きか天国行きかが決められる。
なので死後、天国でアメナディエルと出会ったクロエは、この時点ですでに審判の日を体験している。でも地上では最後の審判は行われていない。
時系列ぐっちゃぐちゃで訳わかめな感じですが、キリスト教において死後は時間の概念がないので、こういう事なんだと思います。
いつどの時代で死のうが、時間の概念がない天国においては関係のないこと。
偉そうに語ってますが、詳しくないのでわかんないけどねっw
キリスト教の知識は10年前『LOST』にドハマりしてキリスト教の本読み漁った時に身に着けたものだしw
最後に
いやー、終わっちゃったね。
一時は打ち切りが発表された『LUCIFER/ルシファー』でしたが、その後はNetflixにてなんと3年も延命。
しかもこの時はシーズン5で終了って言ってたんだから、本当に延命しまくった海外ドラマです。
考えられる最高の形でエンディングを迎えてルシファンもにっこり、ここまでファンに寄り添う形の海外ドラマそうないですよね。
悲しいけど、冒頭でも言ったとおり『LUCIFER/ルシファー』にとってちょうどよい引き際でした。
……さて、ルシファーロスは何で埋めようか。