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Netflix最近制作スピード遅スギィ!!
どうもでょおです。やっと『ストレンジャー・シングス』の最新シーズンが始まりました。いや、遅いっ!
過去記事探してみたんですが、前シーズンの感想書いたのがなんと2019年。3年はさすがに時間かかりすぎでしょうよ……。
この記事書いた時に予想を書いてたんだけど、やっぱり本シーズンは「1986年の春」が舞台になりましたね。こういうの当たると嬉しい!
てなわけで今日は『ストレンジャー・シングス』シーズン4のパート1、『ストレンジャー・シングス 未知の世界 4』の感想になります。
合わせてサントラ曲紹介&解説も加えてますのでご覧くださいな。
- ネタバレ感想『ストレンジャー・シングス』シーズン4の考察と解説
- ネタバレ解説『ストレンジャー・シングス』はシーズン5(シーズン4パート2)で最後になる模様
- 挿入歌『ストレンジャー・シングス』シーズン4パート1のサントラ楽曲一覧
- California Dreamin’ / The Beach Boys
- Object of My Desire / STARPOINT
- Running Up That Hill / KATE BUSH
- I Was A Teenage Werewolf / THE CRAMPS
- Fever / THE CRAMPS
- Play With Me / EXTREME
- Detroit Rock City / KISS
- You Spin Me Round (Like a Record) / Dead or Alive
- Rock Me Amadeus / FALCO
- Tarzan Boy / BALTIMORA
- Wipe Out / THE SURFARIS
- Burning Up / DONNELL PITMAN
- Psycho Killer / TALKING HEADS
- Dream A Little Dream Of Me / ELLA FITZGERALD, LOUIS ARMSTRONG
- Travelin' Man / RICKY NELSON
ネタバレ感想『ストレンジャー・シングス』シーズン4の考察と解説
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てなわけで以下、『ストレンジャー・シングス 未知の世界 4』の感想です。一部次回への考察や小ネタなどについてもちょっぴり解説しています。
『ストレンジャー・シングス』シーズン4はとにかく長い!
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いや~、正直言ってこんなことを感想の第一声に言いたくないんですよ。
映画や海外ドラマをマジでたっくさん見て、こんなブログ書いてるような人間の感想とは思えないぐらい薄っぺらい感想なので言いたくないんですけど、とにかく長い!
当初、シーズン1が始まったころと比べるととにかくスケールがビッグになり、ファン層もビッグになり、ストーリーも作品時間もビッグになりました。
45分~1時間×10話前後の一般的な構成だったのに、シーズン4ではほぼ全てのエピソードが75分超え!最終話なんてほぼ100分ですよ。
いやマジでしんどい。
海外ドラマは基本イッキ見するタイプなので1日1シーズンとか何の抵抗もないんですが、さすがに気づいたら朝でしんどかった。
映画にしろ海外ドラマにしろ長ければ長いほど勢いはなくなっていくし、毎度のことだけど『ストレンジャー・シングス』はたくさんの登場人物をバラバラにチーム分けして同時進行で進むので、今回ばかりは冗長ぎみだと感じましたね。
Netflixも最近は若干勢い落ちてきてる、というか「実は微妙な作品多くね?」ってことにみんな気づき始めてるので、看板作品でもある『ストレンジャー・シングス』の予算も大幅にアップしてるんだろうなぁと。
それにしても6年前はこんなに人気作品になると思ってなかったわ…。
序盤は完全に心霊ホラー映画定番のそれ
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『ストレンジャー・シングス』はこれまでも良い意味で、オマージュというか「お約束」的な展開が繰り広げられる作品でしたが、シーズン4では作品運びも割とB級心霊ホラーの鉄板展開となってましたね。
自分たちがかかってる呪いの過去の被害者がいて、その被害者は今は精神病扱いされて、解決方法を聞きに行くのとか。
もう何回見たんだよってぐらいテンプレ化してる展開ですね。あえてやってるんだろうけど。
過去の再現シーンみたいなのもだし、はじめの犠牲者がチアリーダーとかもホラー映画あるある。チアリーダーが狙われるとか、過去の被害者とか、過去の再現シーンもそうだし。
なんていうか80年代あるある的なやりたいこと全部詰め込んだのが『ストレンジャー・シングス』シーズン4って感じでしたね。
元々シーズン4で終わる予定があるなんて言われてたのでやり残しがないように、80年代っぽいネタを矢継ぎ早に詰め込んだ感じ。
後半の先輩超能力者との戦いって展開とか、ヴェクナの呪いへの対策が「好きな音楽」とか。レンタルビデオショップもそうね。
なにより『エルム街の悪夢』フレディ・クルーガーが出てる時点でそれよ
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『エルム街の悪夢』でフレディ・クルーガーを演じたロバート・イングランドが50年代の猟奇殺人鬼ヴィクター・クリール役で出てました。ワンのお父さんですね。
これまでもウィノナ・ライダー、ショーン・アスティンといった80年代大ヒットした映画のスターを起用してるので、今回もその流れでカメオ出演って感じです。
んでもって当のヴェクナのヴィジュアルもフレディ・クルーガー意識してますよね。顔がただれて、片手が鉤爪になってて。
後半は80年代トレンドの「悪魔崇拝」に誤解される展開
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ヴェクナの対策が「好きな曲聴くだけ」とかいう、そんなバナナ展開も80年代らしくてめっちゃ好きなんですが、やっぱり80年代ホラーとなると悪魔崇拝は外せないなぁと言わんばかりに盛り込んでくれるのが『ストレンジャー・シングス』。
ヘルファイア・クラブというオタククラブが悪魔崇拝と誤解されてしまう展開も80年代ならでは。にしてもブラックなネタよ。
実際80年代はメタル音楽の影響なんかもありサタニズム、悪魔崇拝が問題となっていた時代です。
例えば前シーズン3の舞台である1985年の夏はナイトストーカーことリチャード・ラミレスが連続殺人事件を起こした時です。
彼はとても有名な殺人鬼で、ターゲットも加害行為も手法も全くバラバラ。
犯行時「神じゃなくて悪魔に誓え」とか、犯行現場に逆五芒星を残したりとか、法廷で手のひらに入れた五芒星を見せたりだとか、悪魔崇拝者として知られていました。
リチャード・ラミレスに関してはNetflixがオリジナル作品としてドキュメンタリー『ナイト・ストーカー: シリアルキラー捜査録』を配信してるので興味があればぜひ。
私は途中で気分が悪くなりました。
ところでヘルファイア・クラブって『X-MEN』シリーズから取ってるのかな?『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』に登場した悪役集団。
キャラ増量で人間模様は微妙な感じに…
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マックスのトラウマは良かったんだけど全体的に薄っぺらいキャラが増えちゃった感はぶっちゃけあるよね。
前シーズンはマックスとかロビンとか回を重ねるごとに超良キャラが追加されてただけに残念。
新キャラのエディ・マンソンはシリーズでは珍しく「年上のオタクキャラ」でして、狂言回しになってるので重要キャラではあるんだけどなんていうかなぁ…。
カルトの代名詞マンソンファミリーの教祖チャールズ・マンソンをオマージュして同じラストネームのエディがカルト扱いされるってのも分かるんだけど、このキャラ必要だった?って思っちゃう。既存のキャラにやらせてほしかったポジション。
新天地に引っ越したジョナサンの新しい友達アーガイルに至っては全く活躍なし。
というかジョナサン、ウィル、マイクたちのグループ自体がそもそも要らない。シーズン4パート2への伏線なんだろうけど、今シーズンには全く必要ないほどに活躍してなかったっていうね。
それからウィルのマイクへのLOVEがどういうモノかはひとまず置いといて、そっちも改善してあげてよ。
というかウィルにはきっともっと良い人がいるって!それにマイクは4人の中で一番ウザいぞ!
スティーブにナンシーをくっつけんなっ!!
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『ストレンジャー・シングス』はスティーブ人気が以上に高くて、シーズン3の時もロビンとくっつけなかったことで結構炎上ぎみ。
「スティーブを幸せにしてあげて」って声が大きかったんですが、個人的にはナンシーと元サヤにすんな!ってなりました。
登場時はイケイケな嫌な奴だったスティーブを見限ってジョナサンとくっついたナンシーが、「あれ?スティーブやっぱりめっちゃ良いヤツじゃん」って一人ビッチムーブしてるわけで。
そんなのをスティーブとくっつけてほしくないわマジで。大体ジョナサンも普通に良い人なので、良い人からもっと良い人に乗り換えてる感がすごい。
さっきも言ったけどシーズン4ではジョナサンのグループが空気なんだけど、それも全てスティーブにナンシーをあてがうためなんじゃないかとさえ思えてくる。
なんならスティーブの相棒ロビンのキャラすら若干変わってるよね。
スティーブはロビンとくっつければいいんよ!
恋愛感情のそれじゃないもっと尊い関係の親友なんだから無理に恋人作らせなくても良いのよ。親友同士の二人でカップリングすればそれでよかっただけなのよ。
ネタバレ解説『ストレンジャー・シングス』はシーズン5(シーズン4パート2)で最後になる模様
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そもそも『ストレンジャー・シングス』はシーズン4で完結するシナリオがあるって、シーズン2の時だったかに公表されてまして。
実際、次シーズンがフィナーレとなるとのこと。シーズン4を前半後半に分けてるってことですね。
シーズン4が2部構成になってるのも多分人気がゆえに増量したんだろうなと。
いずれにしても7月に配信されるシーズン5(シーズン4パート2)が最後となります。
裏側の世界にもエルと同じ能力を持つワンがいて、そのワンが新たにゲートを開いてた訳ですから彼を倒してすべてのゲートを閉じれば問題は全部解決します。
子供たちの青春模様がどうなっていくのかも気になるところですが、裏側の世界の問題を解決して『ストレンジャー・シングス』としてのストーリーは終わることになりそうですね。
挿入歌『ストレンジャー・シングス』シーズン4パート1のサントラ楽曲一覧
最後に『ストレンジャー・シングス』シーズン4で使われたサントラ楽曲、挿入歌をご紹介して終わりたいと思います。
今シーズンも有名な曲が何度か使われてましたが、以前ほど印象的なイメージはないですね…、ストレートすぎるというか。
『ネバ―・エンディング・ストーリー』が良すぎたのもあるけど。
California Dreamin’ / The Beach Boys
エルがマイクに書いてる手紙を読んでるシーンで使われた曲。
どうでもいいけどワイが見てる横で母ちゃんが「昔レコードもってたわ」って言ってました。
Object of My Desire / STARPOINT
スティーブとロビンが車に乗ってた時の曲。
Running Up That Hill / KATE BUSH
マックスのお気に入りのあの曲。これは間違いなくリバイバルで流行るでしょうね。
I Was A Teenage Werewolf / THE CRAMPS
昼食時のエディのシーンの曲。
Fever / THE CRAMPS
Play With Me / EXTREME
D&Dの参加者を探してるダスティンがエリカを誘おうと決めた時の曲。
Detroit Rock City / KISS
バスケの試合とD&Dのシーンで使われてた曲。
You Spin Me Round (Like a Record) / Dead or Alive
スケート場で流れてた曲。
80年代の曲と言えばコレ!ってので絶対上位にあがってきそうなデッドオアアライブ。日本ではディスコソングとして知られてるかと。
ちなみに日本のディスコは本国のディスコブームの終わり掛けにやって来たので、日本のディスコでかかってた曲は本国で言う「ディスコミュージック」ではないことが多いです。これ豆な。
Rock Me Amadeus / FALCO
スケート場で流れてた曲。こっちも80年代の曲でめっちゃ有名です。私も音源持ってるぐらい。
モーツアルトの人生をラップっぽく歌ったネタソング。
Tarzan Boy / BALTIMORA
Wipe Out / THE SURFARIS
Burning Up / DONNELL PITMAN
Psycho Killer / TALKING HEADS
私も大好きなトーキング・ヘッズの代表曲。
バスケ部のキャプテンが「エディをつるし上げろ」的なこと言ってた時の曲。
Dream A Little Dream Of Me / ELLA FITZGERALD, LOUIS ARMSTRONG
ヴィクター・クリールが助かった時に流れてた曲。
Travelin' Man / RICKY NELSON
裏切者ロシア人のユーリの飛行機のシーン。