でょおのぼっちブログ

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【ネタバレ】ブラックパンサー『マーベルの今後が不安になる』感想

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(C)Marvel Studios 2017

どうもでょおです。マーベル原作コミック映画、MCUシリーズ最新作ブラックパンサーを遅ればせながら観て参りました。これまでのマーベルシネマテックユニバース作品とは一線を画す映画になっていまして今後のMCUシリーズの雲行きが気になるような作品になっておりました。というのも映画ブラックパンサーがあまりに良すぎる上、これまでの作品と趣向が大きく異なる良作だったからです。噛み砕いて言うと「最高過ぎ、逆に今後心配」ってことです。
今回もネタバレ有りの記事になりますので映画ブラックパンサーをまだ観ていない方は十分ご理解の上ご覧ください。

 

アベンジャーズにはもう飽きた

マーベルコミック原作映画が大好きな私ですが心を鬼にして言わせてもらうと、アベンジャーズ系映画に若干飽きつつあります。まず作品数が多すぎる。映画のワンカットを観てどの映画か当てるゲームを普段からしている私ですがマーベル作品ではそうはいきません。特にフェイズ2と呼ばれる作品群以降に関しては「これなんだっけ」状態。そんな中、光明が差したのがブラックパンサーです。
これまでのマーベル作品はそれぞれ監督は違う物のどれも「アベンジャーズっぽさ」がありました。キャプテンアメリカ/シビルウォーなんかに至っては登場キャラもアベンジャーズ級で、主役がキャプテンアメリカかどうかだったかさえ忘れてしまいます。ですがブラックパンサーはこれまでの「アベンジャーズっぽさ」が全くありませんでした。確かに以前も登場したMCUキャラが登場していますし、話も前作からの続きになっています。でも完全に別物っぽさがあるんですよ。
映画クリードを観た時、「これロッキーシリーズじゃない」と思ったのとまさに同じ感覚。同じシリーズものっぽく生まれ変わらせるJJエイブラムスと違い、ライアン・クーグラー監督はシリーズを別物に生まれ変わらせる天才なんだなと改めて感じました。

全てのバランスがちょうど良い

スーパーヒーロ映画ってどうもバランスが悪くなりがちなんですよね。オリジンを描く尺が長過ぎてアクションシーンがお預け状態になったり、アクションてんこもりすぎてイマイチ主人公に共感できなかったり、苦悩する主人公を描きすぎてアクションシーンが欠如したり。
映画ブラックパンサーはこのバランスが本当にちょうど良いなと感じましたね。
国王ティ・チャラとしてのオリジンを描きつつ、こまめにアクションシーンを挟んで全く飽きませんし、人間模様や人種差別問題も最適な割合で描かれます。ブラックパンサーことティ・チャラが統治するワカンダが反映した背景や、複数の部族がいてかつて確執があったとかのバックボーンが描かれるんですがこれのバランスもちょうどいい。多すぎるとくどいし、少なすぎると置いてけぼりをくらうし。

とにかくキルモンガーに惚れる

「フルートベール駅で」やリブート版「ファンタスティック・フォー」でマイケル・B・ジョーダンを見たときはこの人かっこいいなくらいにしか思ってませんでしたが、「クリード」を観てべた惚れ。そんなマイケル・B・ジョーダンがブラックパンサーのヴィラン、エリック・キルモンガーを演じると来れば、もう観る前からかっこいいのは間違いない。実際に鑑賞して、ブラックパンサーを演じるチャドウィック・ボーズマンがかすむくらいにかっこよかったです。
マイケル・B・ジョーダンがヴィランのエリック・キルモンガーを演じる上でヒーロー映画の伝説、故ヒース・レジャーのジョーカーやマイケル・ファースベンダーのマグニートを参考にしていたことは周知の事実かと思います。ぶっちゃけキャラクターとしてはあまり似たところはないこの三者ですが、主人公を食い気味で主人公以上の人気があるヴィランとしてはキルモンガーも肩を並べたといえるでしょう。ブラックパンサーのヴィラン、キルモンガーはマグニートのように幼少時代の辛い過去への復讐心から歪んだ正義を掲げ、信念のために辛抱強く信念を持ち続けて来たヴィランです。
何をしても根底は父を失った子どもで、その生い立ちは今もアメリカのゲットーに存在しているものと同じです。エンディングでは歪んだ正義を掲げたキルモンガーの意思を次いでティ・チャラが世間に真相を話す事もキルモンガーを魅力的に見せています。

アクションシーンは言わずもがな

アメコミヒーロー物なのでアクションシーンは言うまでもなくエキサイトする物になっています。特に最後のアクションシーンは民族戦争が勃発することで見応えがあります。各キャラクターの武器のバランスもよくブラックパンサーは肉体は、キルモンガーは剣、オコエは槍、シュリは飛び道具と同じ国の戦士ながらも個性のある武器チョイスで観ていてわくわくします。
特に好きなのはシュリが運転するレクサスに乗って釜山の街を失踪するシーン。妹と共闘するもののシュリは安全な場所から遠隔操作で運転しているというハイテク設定も良かったですし、ヴィブラニウムの爪を使って走る車のタイヤを外したり、投げたヴィブラニウムの強靭な槍が車を止めるシーンは(ちょっと無理がある物の)斬新でかっこいいですね。

中身濃すぎて心打たれる

映画ブラックパンサーはただのヒーロー映画ものの枠に収まりきらないほど内容が詰まっていました。父ティ・チャカを失い国王になったティ・チャラの国王としての責任や成長、最後には父の間違いを認め父を超える王になりました。ティ・チャカの過ちが生んだ怪物キルモンガーも悲劇的な背景があったり。死んだ父と再会できる精神世界では思わず目頭が熱くなります。ちょっとライオンキングみたいなんだけど。
何があっても国に従えるオコエや、改革を望みつつも恋人を犠牲にすることができなかったワカビ、全くの部外者で職務外なのにも関わらずティ・チャラやワカンダを支えるエージェント・エヴァレット・ロス。メインキャスト全員に物語があり、ある意味で全員が主役でした。

曲が最高だよ

ケンドリック・ラマーが楽曲をプロデュースしたというのは既にご存知かと思いますが、全編にわたってヒップホップが広く使われてたりもします。トラップをベースにしたようなサントラが特に印象的で最高にかっこよかったです。ただ今一番イケているラッパーだからケンドリックを起用したのではなく、ケンドリックが体現する社会はラッパーとしての側面が映画にぴったりだという感じがしますね。DCコミックのスーサイドスクワッドでもラッパーとタイアップしてたりしますが今回は完全に別次元。もうね、ケンドリック・ラマーの楽曲をごった煮に混ぜ合わせて映画作ったらこうなりましたってくらいのハマりようでした。

あとがき

個人的にはマーベルシネマテックユニバースの作品の中では一番好きな作品になったというのが正直な感想ですね。キルモンガーが最後に死んでしまったのは残念なようでほっとしました。
アベンジャーズは今後も私達を楽しませてくれる映画で居続けてくれるでしょうか。次回作アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーも楽しみですね。
以上が【ネタバレ】ブラックパンサー『マーベルの今後が不安になる』感想になります。ではまた。
それにしてもアンディ・サーキスはモーキャプのイメージありすぎて、ゴラムやシーザーが見え隠れして全く集中できませんでした笑