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ネタバレ感想【モービウス】古臭すぎる!MCUと "間接的に" 繋がりがなければ長所のない映画

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映画『モービウス』のポスター

© 2022 Sony Pictures Entertainment.

どうも、昨年は全く映画を見れなかったでょおです。

数えたら260ちょっと、本当は抜けがたくさんあるけどそれでも多分300本以下でしょう。海外ドラマも587話でした。

映画業界もそろそろ復活してきたので、公開初日にさっそく『モービウス』を見てきたので今日はその感想になります。

で、肝心の感想なんですが一言でまとめるとMCUに間接的につながってるってところ以外は取り柄がない映画って感じでした。

ヒドいねホント…。

 

この記事は映画『モービウス』のネタバレを含んでいます。未視聴の方はご注意ください。

 

映画『モービウス』の概要と評価

映画『モービウス』の一場面

© 2022 Sony Pictures Entertainment.

4.9

 

16

67

IMDbでは満点の半分以下のポイントです。

Rotten Tomatoesでは観客の評価が67点と50点を上回りそこそこの点数を抑えたものの、評論家の評価はたったの16点。

50点満点じゃなくて100点満点中の16点よ。赤点どころか補修必須なぐらいの低得点ですよ。

 

またクソコメ来るとイヤだから言いたくないけど、正直なところ67点は過大評価だとすら思います…w

まあなんていうか本当に何もない映画なんですよね。まだ見てない人でどうしても見たい人がいるなら、1200円以下で見に行ってください。

4DXとか2000円近くお金を払うのは悲しくなってくるレベルの映画です。

ネタバレ注意『モービウス』の感想

映画『モービウス』の一場面

© 2022 Sony Pictures Entertainment.

冒頭でも言った通り、ハッキリ言って『モービウス』はまあ中々ヒドい映画です。

MCUと間接的に繋がってる(あくまで間接的に)ってとこ以外は見る要素がない映画だと思います。

 

ここ連続で『スパイダーマン: ファー・フロム・ホーム』『THE BATMAN/ザ・バットマン』と語る要素の多い濃厚アメコミ映画が続いたので、その反動もあるのか余計に薄っぺらい映画だと感じました。

私は映画の感想記事からも収入を得ているので、映画代も経費として落としてるのですが、この映画は経費のためじゃなければ感想書くのもメンドクサいぐらい。

古臭すぎる!2022年に公開して良いレベルの映画じゃない

映画『モービウス』の一場面

© 2022 Sony Pictures Entertainment.

なんていうか、この現代2022年にこの映画を製作して公開しようと思った能天気な勇気をまずは褒めたい。(力いっぱいの皮肉)

正直、2005年ぐらいの映画ならまだしも、超アメコミ映画全盛期の今現在にコレでOKだと思った製作陣はどうなってるのかと。

 

第一にプロットが古臭すぎるんですよね。

ひょんなことからスーパーパワーを身に着けて、その能力の制御方法を覚えて、"たまたま" 同時期にスーパーパワーを身に着けた悪役と戦う。

まだ同じことやってんのかよと。

 

もうこの手のオリジンストーリーってのは飽き飽きしてるんですよ。

毎年数本単位でアメコミ映画がつくられてきてるのに、まだその展開でイケると思ってるのかよと。

他のアメコミ映画はどんどん新しい試みをして、新鮮さを維持してるというのに。

映画『モービウス』の一場面

© 2022 Sony Pictures Entertainment.

 

第二に演出も古臭すぎる。

暴走して自分が殺したのかどうかわかんないって展開もありきたりだし、瀕死の愛する人の血を犠牲にしてパワーアーップ!って展開も『ブレイド』で見た気がするし。

真新しさがほとんどなくて、全ての演出がどこかで見たことがあるんですよね。

 

そもそもの能力が超人的な体力と高速移動でして、この高速移動時の演出が『X-MEN2』のナイトクローラーか『ジャンパー』にでも影響されてんじゃねーのか的な印象。どっちとももはや時代遅れのアメコミ映画なのよ。

 

唯一、ちょっと真新しい能力と言えばエコーロケーションなんですが、コレがもったいない。ぶっちゃけ超聴力と見せ方がなにも変わんない。

エコーロケーションってただ遠くの音がよく聞こえるとかそんな能力じゃないんですよ。自分の出した超音波の反響で位置を特定する能力なんですよね。

なのでコウモリはこの能力を使って真っ暗の中でも飛べるんですよ。どころか普段ほぼ目が見えないってぐらい。

どうせなら目をヤラれて見えない状況とか、真っ暗で何も見えない中でエコーロケーションを使うとかしてほしかったかなと。

映画『モービウス』の一場面

© 2022 Sony Pictures Entertainment.

でもまあ地下鉄で飛ぶシーンは唯一ちょっとだけ盛り上がりました。

まさかのタイミングでまさかの能力に目覚めるあのシーンのカッコよさこそアメコミ映画の醍醐味だと思います。

 

とはいえ、そもそもMCUがエイリアンと戦ってタイムトラベルしてるってのに、吸血鬼まがいの連続殺人鬼と戦ってるだけなんだから、規模感的にちっさすぎるってのもあるんだけど。

んー。地味すぎて見栄えしない。

ジャレッド・レトを救いたい

歴代ジョーカーの中で最不遇ジョーカーがジャレッド・レトなのは満場一致だよね。

一定の人気はあるもののぶっちゃけハーレイ・クインのカップリングのお陰だし、フェニックス版があそこまで高尚なものだとDCコミックスに愛想をつかすのもわかる。

でも、マーベルはマーベルでもソニピのこんなキャラじゃなくてもよかったんじゃないのと。

正直、キャスティングされた時点で不安しかなかったぐらいだったんだけど、案の定の結果になってしまったジャレッド・レト様を救いたい。

 

古くは『ファイト・クラブ』で人気を集めたジャレッド・レト様。

映画『モービウス』の一場面

『チャプター27』で、あのジョン・レノンを殺害したマーク・チャップマンを演じるために激太りの役作りをして高く評価されまして。

映画『モービウス』の一場面

その後はエイズ患者のトランスジェンダーのキャラクターを『ダラス・バイヤーズクラブ』で演じてアカデミー賞助演男優賞を受賞した超一流俳優なのです。

『ダラス・バイヤーズクラブ』の一場面

演技力があってイケメンでバンドマンで人気者なのに、エンタメ映画で恐ろしいほど役に恵まれていない。

そんでもってタイリースは出てたこと忘れるぐらい空気よ。マジで刑事役誰でもよかっただろ。

 

ここ連続でスパイダーマン、バットマンと濃厚な映画が続いた分余計に薄っぺらい映画だったなと。好きか嫌いかは置いといてスパイダーマン、バットマンは語れる要素がいっぱいあったし。

『モービウス』エンドクレジット映像について

映画『モービウス』の一場面

© 2022 Sony Pictures Entertainment.

もはや定番すぎて必要性すら疑問視するアメコミ映画あるあるのエンドロール中の特典映像。

今回ももれなく映像がありまして、2つともMCUの『スパイダーマン: ホームカミング』の悪役ヴァルチャーについて描かれたものでした。

要約するとMCUのユニバースからソニーズ・スパイダーマン・ユニバース、通称SUUのユニバースにやってきてマイケル・モービウスとコンタクトをとるというもの。

 

マイケル・キートン演じるエイドリアン・トゥームスが本作に登場するのは予告編の段階でわかっていたことですし、まさかその程度のことをビッグサプライズかのように紹介してること自体サムかったんだけど。

根本的にワクワクしないのよ。その理由がコレ。

SSUのラインナップがヘボすぎてフランチャイズ化は無理がある

ソニピとしては権利を今も保有し続けているスパイダーマンシリーズのキャラクター映画を定期的にリリースしていきたい思惑があるわけですが、ぶっちゃけソニーズ・スパイダーマン・ユニバースでフランチャイズ化は無理がある。

いくら天下のスパイダーマンが大人気であれど、そのヴィランや付随キャラクターたちだけでシリーズ化するのはディズニーでも無理だと思います。

 

誰がどう考えたってメンツが地味すぎるでしょ。

だってユニバースの中心人物がバルチャーだぜ。大人気MCUからのヴィランを引き抜いたからと言ってヴァルチャーだぜ。

パワードスーツ着たハゲおやじだぜ?テレビシリーズかよってぐらい華がないでしょ。

今後ソニピSSUのラインナップとしては人気ヴィランのクレイヴン・ハンターや『ヴェノム: レット・ゼア・ビー・カーネイジ』より派生ヴェノムのスーパーヒーロー、トキシンなんかが予定されています。

が、やっぱりマーベルシネマティックユニバースのように、「ドクター・ストレンジ映画化決定!」「キャプテン・マーベル待望登場!」みたいな華が全くない…。

ヴィランとしては魅力でも主役張れるぐらい人気かって言えば全くそんなことないし。

 

透明人間やマミー、フランケンシュタインにドラキュラといったユニバーサル古典モンスター映画のダークユニバースが破綻したのと同じ轍を踏むとしか思えませんね…。

とはいえソニピとしてはドル箱スパイダーマンの権利保持のために、(たとえクソ映画だとしても) スパイダーマン系列の映画を作り続けていくことこそが重要なんだろうけど。

将来的に『ブレイド』とクロスオーバーしても無理がある

モービウスはブレイドとも縁の深いキャラクターでして、マーベルシネマティックユニバースは今後、ブレイドの再映画化を企画しております。

スパイダーマンのようにモービウスも両ユニバースの橋渡しとして機能するキャラクターですし、実際にその可能性は高いと思います。

なんかこうしてみると、ソニピはMCUの人気にあやかろうと必死に見えますね…。

 

とはいえもし将来的にモービウスが『ブレイド』シリーズに合流したとしても、SSUはそれ単体ではヴェノム以外は人気が不足するでしょう。

ソニピはこれからもMCUの人気におんぶにだっこ状態で、MCUの威を借りていくことでそこそこの恩恵を享受するのがベストな戦略なのかもしれませんね。

最後に

以上、映画『モービウス』の感想でした。

正直なところ映画の製作が発表された時からすでに嫌な予感しかしなかった作品でしたが案の定低予算映画みたいな仕上がりになってしまいました。

スパイダーマンの人気ヴィラン、ヴェノムに続け!って感じだったんだろうけど、ヴェノムの人気はケタ違いだから同じようにはいかないよね……。

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