どうもでょお(@dyoblog)です。
ダサバイクのエリミネーター250SEをカッコよくカスタムしてると人気を博しています(自称)
バイク乗りってカスタムする派とカスタムしない派が大きく割れる業界なんですよね。クルマ好き層はホイール交換とかデフォなのでカスタムドレスアップは一般的なんだけど。
当の私としてはカスタムする派です。というかカスタムしなかったことがない。足に使う原付は別だけど。
という訳で今日はバイクカスタム派を代表して、私たちがバイクをカスタムする理由を語ります。
バイクをカスタムする理由
私は16歳の時に自動二輪免許を取ったのでバイク歴10年ちょっとですが、中学生の頃にはカスタムメインのバイク雑誌を読み漁ってたのでカスタムに関してはかなり造詣が深いと思います。
そんな私がバイクをカスタムする理由が以下の通り。
理由その1. バイクを自分にフィットさせるため
まずなにより一番の理由がコレです。
バイクカスタムは分かりやすく言うとオーダースーツのようなもん。
成人男性なら1着は何かしらのスーツを持ってると思いますが、市販のスーツって袖丈合わすと肩幅が合わなかったりするじゃないですか。
バイクもそれと全く同じです。足が短い人はシート高が合わなかったり、体重が軽すぎる人は純正サスじゃ硬すぎたり、乗り手が異なればバイクの調整も必要な訳です。
例えばこないだ隼のトライクを見かけたんだけど、この人はもしかすると隼が大好きだけど二輪免許が取れない身体障害があり、自動車免許しか持ってないのかもしれません。
その他にも自分の生活環境などに合わせるためにバイクをカスタムします。フリスコチョッパーの例が分かりやすいと思います。
街乗り用に変化したチョッパーがフリスコチョッパー
チョッパーバイクと言えば、バカみたいに長いロングフォークにアップハンドルでお馴染みですよね。でもあれって街乗りじゃめっちゃ取り回し悪いのが簡単に想像できますよね。
それを改善するために街乗り用として誕生したと言われているのがフリスコチョッパーです。
フリスコチョッパーは取り回しが良くなるようにロングフォークではありません。さらにハンドルは車をすり抜けしやすいようにミラーに当たらない位置にアップされています。
ダーウィンの進化論バリに環境に適応して変化してきたのがバイクのカスタムなのです。
ちなみに私のエリミネーターも環境に適応するためにカスタムしてます。チョッパーバイクのスタイリングが好きだけど山間部に住んでるので走りやすいようにライポジにかなり時間かけました。
理由その2. 一部バイク乗りは「純正ダサい」という思い込みがある
残念ながら中にはこういう理由の人もいます。バイクはカスタムする派の中でも一部だけど。
クルマのホイールと一緒で、「バイク買ったらまずはマフラー交換」「バイク買ったらミラー交換」みたいな固定概念を持ってる人がいます。
こういう人たちはカスタムしてる箇所が多ければ多いほど偉いって感じの考えを持っているので、逆に純正のままノーマルのままバイクを乗っている人をダサいと見下している場合が多いです。
多分カスタムメインのバイク雑誌とかの影響なんだろうなと思います。
雑誌的にはたくさんカスタムされたバイクの方が見どころも多いし、高く評価されるので、それらを真に受けすぎて「カスタム=大正義」みたいに思ってるのかと。
もちろんノーマルでもダサくないし、自分なりの目的をもってバイクを楽しめてればそれでいいんだけど。
こういう人はカスタムしてる箇所が多ければ多いほど偉いと思ってるので過剰なカスタムで逆にセンスの悪いダサいバイクになっちゃってることも多いんだけど。
ちなみにカスタムに大事なのはまずは計画性。
そこから随時気になった部分をカスタムしていく方法を取らないと行き当たりばったりでカスタムしたダサいバイクになっちゃいます。
理由その3. 中古バイクだから修理ついでにカスタムしてる
私の場合ですが、車にしろバイクにしろ新車って基本的に買わないんですよね。
それぞれの考え方があるので否定はしませんが、乗り物って所詮は道具でどうしても傷がついたりダメージを受けるものですし、綺麗に乗る必要って一切ないと思ってます。スマホにもカバー付けないし。
なので中古を買うんです。
中古車を買うと大体どっか壊れてたりするので修理ついでにカスタムしたり社外品に交換することが多いです。
例えばガソリンタンク内のサビがヒドいから交換ついでにオシャレなスポスタタンクに交換しちゃおうとか。ウィンカーが折れちゃってるから交換ついでにLEDタイプにしちゃおうとか。
でももし新車だったらもったいなく感じてカスタムしないかもですね。
理由その4. そもそも「乗って楽しむもの」だと思ってない
私の場合、これが大きな理由です。
バイクが趣味の人の多くがツーリングに行って旅を楽しむと思うんですが、私はめちゃめちゃツーリングにいかない人間です。
バイクで走るのは好きだし旅も嫌いじゃないけど、正直ツーリングはあまり好きじゃない。死ぬほど疲れるし。
ツーリングが好きな人からするとツーリング行かないのにバイクが趣味とか正気かッ?って感じだろうけど、私の場合はバイクは乗って楽しむものだと思ってないんですよ。
私たちバイクカスタム好きな人間にとって、バイクは説明書のないデカいプラモデルのようなもの。
自分好みに組み上げていく過程そのものが醍醐味なんですよ。
そしてバイクを乗ることやツーリングはプラモデルの完成度を確認するための品評会のようなものです。
気に入らない部分があればもう一度手直しにカスタムするための確認する場所がツーリングだったりします。
昔、私の父は倉庫に20台ぐらい壊れたバイクを保管してて、修理してカスタムして自分は乗らずに売るってことをやってました。乗らずに修理だけする父にとっては、修理とカスタムがメインディッシュだったわけです。
なので逆に言うとカスタム上級者(?)な私たちにとっては、自分でカスタムしないとかありえねーんですよね。完成済みのプラモが欲しいならフィギュアでいいじゃん。
組み立てていく過程を楽しみ、完成した時の達成感を楽しむのがバイクカスタムの一番の魅力です。
店にカスタム頼むとかもったいない。イチゴのショートケーキのイチゴを他人にあげてるようなもんですよ。
バイクをカスタムしない方が良い理由
とはいえバイクのカスタムはバイク乗り全員に手放しでおすすめできないのが正直なところ。カスタムによるデメリットもあるのでその理由についてお話しします。
理由その1. 命にかかわる場合がある
全部が全部ではないですが、バイクは100km以上の速度が出るのが当然なので中には命にかかわる部分もあります。
素人が下手にカスタムすると危険な部分もたくさんあるのでご注意。個人的に危険だと思うのは特に下記。
- タイヤ周り
- ブレーキ周り
- スロットル周り
その他にもありますが、この3つは特に危険だと思います。
タイヤは地面と唯一設置している部分なので、安物を使ったりするのは恐怖でしかないですね…
私は溝があるからって理由だけで10年以上前のタイヤで走行して事故ったことあります。今だから笑い話ですが、氷の上走ってんじゃねーのかってぐらい止まらなくて恐怖でした。
ブレーキ周りは言うまでもなく危険ですね。私はブレーキ周りが原因で転けたこともありますw
スロットル周りは意外と危険で、場合によってはアクセルが戻らない事態に繋がりかねないので要注意。
停止までかなりの距離があればエンジンブレーキでなんとかなるだろうけど、走行中にそんなこと鳴ったらテンパってそれどころじゃないよね…。
まずは走行自体に大きな問題を与えないフェンダー周りや電気系統などから始めるのがベターなのかなと思います。
理由その2. 査定額は100%下がる
バイクに飽きて下取りする時の査定額は100%間違いなく下がります。
だって査定って基本は販売時点の状態を100点満点ってするから。カスタムする人はオークションサイトで転売したり、オークションサイトに転売する系のバイク屋に販売するのが一番高く売れます。
とはいえ売るときのこと考えてバイクに乗るのはちょっと切ないし悲しいので個人的にはナシかなと。
だって事故って廃車になる可能性だってあるんだし、売ることを目的にしたいなら乗らないのが一番でしょ。
最後に
結論まとめると他人の趣味はほっとけってことですな。
アクションフィギュアで遊ぶ人もいればショーケースに入れて飾る人もいる訳で、バイクに乗って出かけるのが好きな人もいればバイクをカスタムするのが好きな人もいる訳です。
「下手なカスタムで他人に迷惑がかかる」って言い分もわからなくないですが、それ言い出すとキリないし最終的にバイク乗るなって結論になりそうだし。
このブログではバイクのカスタム大推奨してます。他にもカスタム関連の記事たくさん書いてるので興味がある人は是非ご覧くださいな。