どうもでょお(@dyoblog)です。
今年はバイク用ガレージ(屋根なし)を作るために頑張ってます。日曜もセメントこねこねしてて、全身筋肉痛で階段上るのがおじいちゃんみたいになってます。
さてさて今日はバイクの寿命についてお話ししていこうかと思います。
自動車は「生産から10年」「走行距離10万キロ」なんて話は良く聞きますが、バイクの方はどうなのよ?ってことで今日はバイクの寿命について語りたいと思います。
結論から言うとバイクに寿命なんてないです。
世間一般が言うバイクの寿命は何年?何キロ?
ぶっちゃけバイクに寿命なんてないんですが、世間一般的に言われている寿命としては、「走行距離10万キロ」「生産から10年」というのが一般的な寿命として知られています。
みんな大好きナップスやグーバイクもこのように書いてます。
エンジンを動かして稼働する乗り物は、走行距離10万キロが寿命の目安といわれています。
出典:NAPS-ON マガジン
バイクの寿命は、一般的に4stが走行距離10万キロ、2stが走行距離5万キロ程度だといわれています。
出典:グーバイクマガジン
ナップスは「エンジンで稼働する乗り物は…」と言ってるので、バイクや自動車、カートに芝刈り機、トラクターまで全部10万キロってことになりますね。
マジな話すると走行距離なんてアテになりません。
バイクに寿命なんてない理由
冒頭でも言いましたが、持論としてバイクに寿命なんてないと思っています。ここからはその具体的な理由についてお話ししていこうと思います。
バイクの寿命は何年?とかいう意味不明な問い
一昔前、バイクの寿命は10年なんて話がありましたが、全くそんなことはない。というか年数でバイクの寿命を判断するのはナンセンス。
まず私が乗ってるバイクは現時点で27年落ち、31年落ちのバイクに乗ってます。しかもロクに整備してません。
なんなら私は10年落ち以上のバイクしか買ったことないと思います。年式にこだわってないのでこの2台しか年式覚えてないんですが。
車も17年落ちとかに乗ってます。(好きで乗ってる)
例えばパソコンやスマホなどは大体みんな同じくらいの使用頻度ですが、バイクに関してはどれくらい乗るのかなんて人によってそれぞれです。
週末しか乗らない人もいるし、バイク通勤の人もいます。趣味の人と足に利用している人では使用頻度が全く違うので「何年」でダメになるみたいな話はそもそもナンセンス。
だったら旧車乗りなんてどうするんだよって話ですよね。半世紀近く古いバイクを所持している人だってたくさんいます。
バイクはやっぱり車よりは購入費も維持費も安いので、ヴィンテージな旧車を所有している人は結構います。旧車の代表格カワサキZ1なんかは50年近く前のバイクですし、ハーレーの世界では1940年代のバイクが普通に残ってます。
ただし資産価値としてはまた別の話。高く売れるかどうかは車種によって異なりますし、状態によっても大きく異なります。
バイク乗りとしては「資産価値ゼロ=寿命」ってことはねーだろと声を大にして言いたい。
昔ゼロ円で引き取ってもらったバイクまだ全然乗れたもん。
走行距離10万キロでダメになるとは限らない
ナップスによるとエンジン付きの乗り物は10万キロが寿命だそうですが、私の乗ってる車(マスタング)は17万キロ走ってます。
ここだけ自動車になって申し訳ないんですが、ツーリングとか行かねーので10万キロも走ることがまずない。
とはいえ通勤に使用していたレッツ2は10万キロ近く走ってましたし、アドレスV100もグーバイクの言う2stの寿命5万キロ以上走ってます。アドレスはまだ手元にあるし走る。
よく読むとグーバイクも寿命迎えても大丈夫って書いてる。(なら寿命と言うのは日本語としておかしい)
とはいえ、この走行距離を上回ってもエンジン自体は問題ないことがほとんどなので、寿命を迎えたからといって走れなくなるわけではありません。
出典:グーバイクマガジン
「走行距離=寿命」と考えて走行距離が短い中古車を探してるならやめましょう。そもそも走行距離なんてメーター改ざんがチョロ過ぎるのでアテになりません。
やっちゃいけないことですしやってませんが、やろうと思えば私も普通にメーター改ざんできます。
中古車の中にはメーターが好感されている物もあるので、走行距離を意識するのはあまり意味をなさないかと。
エンジンが死んだら寿命説←エンジン載せ換えでOK
10万キロが寿命というのも、まあ言いたいことはわかるんですよ。理由は10万キロも乗ってればエンジン回りの部品が劣化してくるから。
エンジンの中身は金属部品が熱を帯びながら高速でこすりあわさって駆動しています。なのでいくら潤滑してても徐々に削れたりして劣化するわけです。
エンジンのパーツは他のパーツに比べると高価なので、オーバーホールとなると結構費用が必要になってくるんですよね。
自分で出来ない場合は結構金かかる。というかどこか壊れてるなら自分でやってもお金はかかる。
参考までにこちらの業者さん(Battle Factory)は4st4気筒600ccのエンジンで9万円とのこと。
オーバーホール用の内部部品が生産終了している場合はエンジン載せ換えた方が手っ取り早いし安いです。多少ギャンブルだけど。
今ヤフオクで見てみたけど10万キロ走ってるような古いバイクだと1万円台~5万円位でエンジンが普通に出回ってます。
ジャッキと人手があればポンと載せ換えられるし、エンジンそのものをバラすよりも難易度が低いです。
エンジンを修理できない、または高すぎて手が出ないのであれば載せ換えればOKです。
載せ換えるエンジンすらない場合←エンジンスワップでOK
こんなことまずめったにないですが、載せ換えるための中古エンジンすら見つからないって場合もあるかもしれません。
よほどの絶版車ってことになるかと思いますが、そんな場合でもエンジンをスワップすれば大丈夫。
もはや資産価値はゼロになる覚悟だけど、寿命がないって言うんならここまでは言わないと。
バイクは自動車ほど出力がある乗り物じゃないので、他のバイクのエンジンを流用が容易です。個人でやるような人もいます。
エンジンスワップというと大げさに聞こえますが、海外のカスタム業界じゃ当たり前のようにやってますし、アメリカにはクレートモーターというスワップするためのエンジンが単体で売ってます。
フレームが死んだら終わり←フレームは交換できる
例えばとんでもない大事故を起こしフレームがグニャグニャに曲がったり、フレームがあり得ないぐらい錆びて朽ち果て穴だらけになった、みたいなことがあればフレームは使えません。
フレームはその名の通りバイクの骨格。人間でも全身の骨格移植なんてできないよね。
でもバイクはフレーム交換できます。
車台番号が変わってしまうので違法改造っぽいですが、陸運局にキッチリ申請すれば新しい番号を打ち直してくれます。
自動車の車台番号や原動機型式が腐食などにより識別困難になった場合は、職権による打刻が必要となります。
最後に
いかがだったでしょうか。
バイクや車は一般的な車であれば基本的に再生可能です。とはいえ修理すればするほど元の形とかけ離れていってしまうことがあるのは事実です。
海外のレストア業界ではネジ一本からホコリにまで価値があるとさえ言われてますしね。中にはネジを交換したり洗車するなんて笑止千万って人もいる訳です。
その一方でエンジン載せ換えやフレーム交換になんの抵抗もない人もいる訳です。
どうしても今乗ってるバイクが大好きというのであれば、フランケンシュタインみたいになっても乗ればいいと思いますよ。
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