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ネタバレ徹底考察【フィアーストリート】三作|続編は?隠されたイースターエッグ15選を解説

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『フィアー・ストリート』のポスター

© 2021 Netflix, Inc.

どうもでょおです。

『フィアー・ストリート』三部作面白かったよぉぉぉッ!

Netflixが新作ホラー映画三部作を1週間ごとに配信していくという、かなり太っ腹な手法で配信されまして。

実は元々『フィアー・ストリート』はNetflix制作映画じゃなかったので、当初は毎月公開という形でリリースする予定だったとか。

 

さて、それは置いといて『フィアー・ストリート Part 1: 1994』『フィアー・ストリート Part 2: 1978』『フィアー・ストリート Part 3: 1666』と、三部作にわたってストーリーが展開されたので、あの部分意味わからんかったとか結局どういうことやねんとかなる人がいそうな気がしたので解説&考察してみました。

合わせてたぶん皆が気付いてなさそうな小ネタ、イースターエッグについても解説しています。

 

  

【解説】なぜシェイディサイドは殺人ばっかり起きるの?なぜ不幸なの?

『フィアー・ストリート』の一場面

グッド家が能力を得るための生贄としてシェイディサイドの住人を選ぶから、です。

生贄にされた者は岩に名が刻まれ、殺人鬼となり大量殺人を行います。

またシェイディサイドが不幸で、なぜか苦しみが絶えない理由は、グッド家の呪いです。

いったいどういう仕組みかは不明ですが、グッド家のパワーによる庇護がなくなったことでサニーヴェイルの住人は交通事故を起こしていました。

【解説】サラ・フィアーは魔女じゃなかったの?結局呪いもなし?

サラ・フィアーは魔女ではなく、彼女がかけた呪いはありません。が、怨念的なものはあるかと。

サラの手や遺骨に触れると、サラのヴィジョンを見るようになります。これはグッド家により冤罪の罪で殺されたサラの怨念です。

サラは自身の無実と真犯人を教えるために、遺骨に触れた人物にヴィジョンを見せています。

 

一方でグッド家にとってはそのヴィジョンが自身の正体を明かす不都合なものなので、殺人鬼はヴィジョンを見たものを狙います。1作目ではサム、3作目ではディーナです。

1作目のラストでサムが殺人鬼になったのも、事件から生き残り知りすぎていたサムやディーナを殺すためにニックが名指ししたためです。

【解説】ニックとジギーの恋は本物?そうならなんでジギーは狙われたの?

【解説】ニックとジギーの恋は本物?そうならなんでジギーは狙われたの?

ニックがジギーのことを本当に好きだったのは言うまでもないでしょう。

ですがニックはサニーヴェイルを担う名家グッドの長男。殺人鬼を選ばないという選択は恐らく父親から許されなかったのかと考察します。

実際、ニックはキャンプ場で自身が原因であることを悔いていますし、できるだけ被害を減らそうとしてるっぽい描写もある。

また、「名家もラクじゃない」と、苦渋の決断だったこともわかります。

 

ニックは最初からジギーを救うつもりでいました。外に出るなといったのも何が起きているか理解していたからでしょう。

そしてジギーが狙われたのは完全にアクシデント。

アリスが持ってきたサラ・フィアーの手を持ってしまったために狙われることになります。

【考察】まだまだ広がる!?『フィアー・ストリート』シリーズ続編

【考察】まだまだ広がる!?『フィアー・ストリート』シリーズ続編

3部作できれいにまとまって完結したとはいえ、まだまだ続編作れる可能性がめちゃめちゃあるなと。

続編というか前日譚というか間?

サイレンス卿ことジョシュの話によると、シェイディサイドではこの3作で描かれた事件以外にも過去にたくさんの事件が起きています。

話に登場した殺人鬼をざっくりとまとめてみると下記の通り。

  • 1666年 サイラス・ミラー
  • 1904年 路上生活者 アイザック・ミルトン
  • 1922年 ビリー・バーカー
  • 1935年 ハンプティ・ダンプティ・キラー
  • 1953年 牛乳屋ハリー・ルーカー
  • 1965年 ルビー・レーン
  • 1978年 ナイトウィング・キャンプ場 トーマス・"トミー"・スレイター
  • 1994年 骸骨マスク ライアン・トーレス
  • 1994年 サマンサ・"サム"・フレイサー

赤字は事件そのものがまだ描かれていない殺人鬼です。

アイザック・ミルトンと路上生活者が同じ映像だったんだけど、もしソロモンの息子がアイザック・ミルトンを指名したなら間空きすぎて訳わからんことなってるよね…。

台詞の流れがおかしいだけなんだろうけど…。

あとアリスはアイザック・ミルトンをShame Killerって言ってた。

ちなみに牛乳屋ことハリー・ルーカーは1作目冒頭のチャットでは53年と言っていますが、その後は1950年とジョシュは言っています。

バリー・ルーカ―

三作目ではサラ・フィアーのことが描かれ三部作としては完結しましたが、間に起きたこれらの事件を単独作品のようにして描くことはいくらでもできそうですね。

【考察】原作がクソ長だからやっぱり続編作れる

この『フィアー・ストリート』シリーズ、原作本は1989年から現在まで続くシリーズです。

めっちゃめちゃ長いです。なので続編のネタには一切困らない。

元々はチャーニン・エンターテインメントと20世紀フォックスの制作なので、完全なNetflixオリジナル映画ではないけど…。

ドラマシリーズとかはNetflixに移行後も継続してたりするので、たぶん問題ないかと。

制作側がすでに続編に興味を示している

牛乳屋ハリー・ルーカーどうやら監督はすでに本シリーズの続編について関心を示しているとか。 

その場合、舞台を主に50年代に移してメインのヴィランは牛乳屋ことハリー・ルーカーになるとか。

また三部作のキャストを再登場させることにも関心を示している模様。

 【解説】あなたが気付かなかった『フィアー・ストリート』のイースターエッグ13選

以下、『フィアー・ストリート』三部作に隠されたイースターエッグというか小ネタというかトリビア的なのを13個ご紹介。

自分でいうのもあれだけど、コレ全部気づいたってなかなか頭良いよなワイ。

スクリーム、13日の金曜日へのオマージュ

まず1作目『フィアー・ストリート Part 1: 1994』は1994年が舞台です。なので90年代を代表するホラー映画『スクリーム』をオマージュしています。

スクリーム、13日の金曜日へのオマージュ

フード+マスク+ナイフでどう見てもそれよ。見た目もそうだけど、冒頭の襲撃方法とか演出とかめっちゃ似てるし。

 

続いて1978年が舞台の二作目『フィアー・ストリート Part 2: 1978』。

舞台になった78年のその翌々年に公開された金字塔ホラー映画といえば『13日の金曜日』ですよ。

『フィアー・ストリート Part 2: 1978』の舞台はナイトウィングサマーキャンプ。サマーキャンプ=ホラー映画のイメージを打ち立てた『13日の金曜日』へストレートにオマージュ。

スクリーム、13日の金曜日へのオマージュ

そこは斧じゃなくてマチェーテ使えよぉぉーーっ!って感じですが、斧もしょっちゅう使ってるのでセーフ(なにが?)

ちなみにジェイソンはホッケーマスクをつける以前は麻袋を被っています。(2009年版『13日の金曜日』より)

 

残る1666年。

ホラー映画に造詣が浅い私には何をオマージュしたのかわかりませんでした。てへぺろ

『ストレンジャー・シングス』のキャストが参加

『ストレンジャー・シングス』のキャストが参加

『フィアー・ストリート』シリーズは最近流行り(すぎ)なジュブナイル×ホラー要素にフルベットしてるので好きな人は多いハズ。

本作は同じく青春ホラーで、Netflixの看板作品『ストレンジャー・シングス』にも乗っかって、マヤ・ホークとセイディー・シンクちゃんの二人が参加。

1作目のショッピングモールのシーンなんて『ストレンジャー・シングス』パクりオマージュ確信犯。

マヤ・ホークは『ストレンジャー・シングス』でもモールの店員です。

『ストレンジャー・シングス』のキャストが参加

原作者の本が本屋でディスられている

原作者の本が本屋でディスられている

1作目の冒頭、義理の娘へのプレゼントとして『間違い電話』という本を購入する客がいます。

『間違い電話』は『フィアー・ストリート』シリーズの原作者R・L・スタインの本です。原作者の本を低俗とディスり倒していますw

ちなみにメタ表現にならないように作者が "ロバート・ローレンス" になっています。省略されている "R・L" ですね。

ジョシュの口癖はコナミコマンド

ジョシュの口癖はコナミコマンド

ジョシュが気合を入れる時に言う「上上下下左右左右BAスタート」というのは通称コナミコマンドと呼ばれるもの。

コナミのゲームに何度も登場する隠しコマンド、裏ワザの代表です。

シェイディサイド・ウィッチズとサニーヴェイル・デビルズ

シェイディサイド・ウィッチズとサニーヴェイル・デビルズ

シェイデサイド、サニーヴェイルの高校でのそれぞれのチーム名はウィッチズとデビルズです。

ウィッチズの方はわかるけど、デビルズの方は1作目を見ただけでは理解できません。

が、この段階でサニーヴェイル側が悪魔であるという最大のネタバレが匂わされていたんですよね。

悪魔と契約したのはニック・グッドの先祖であるソロモン・グッド。グッド家は代々サニーヴェイルの名家でした。

1978年から引き継ぐユニフォームの色

1978年から引き継ぐユニフォームの色

シェイディサイド・ウィッチズとサニーヴェイル・デビルズのユニフォームの色はそれぞれ赤と青です。

このユニフォームカラーは1978年のキャンプ場で行われたカラー戦争でも同じ色になっています。

Pixies の曲『Hey』が示すのは…

Pixies の曲『Hey』が示すのは…

1作目のラスト、事件が一段落したあとディーナとサムがベッドでメイクアウトするシーンでカセットから流れる曲はPixies の曲『Hey』。

この曲のサビは「We're Chained=私たちは繋がっている」の繰り返しで、本来恋愛のことを歌っているのですが、本当はサムとサラがまだ繋がっている、呪いはまだ解けていないということを表しています。

また、 " 私たちの仲を裂くのは悪魔か娼婦か" という歌詞は三作目を見た後ではかなりピッタリだということがわかりますね。

スティーヴン・キング『キャリー』へのオマージュ


キャリー [Blu-ray]

『フィアー・ストリート Part 2: 1978』でジギーとニックのシーン、『フィアー・ストリート』シリーズの原作者R・L・スタインと同じくホラー作家のスティーヴン・キングの『キャリー』へオマージュされています。

『キャリー』のクライマックスでは、主人公の上にバケツに入ったブタの血がぶっかけられます。ジギーの当初の作戦ではブタが手に入らないからペンキ。

 

ちなみに「読書会はスティーヴン・キングじゃなくてジュディ・ブルームが良い」と言ったのは皮肉で、ジュディ・ブルームはホラー作家とはかけ離れた少女向けの作家。

殺人鬼に選ばれた者はハエがたかる

最初たまたま紛れ込んでるのかと思っちゃいましたが、殺人鬼に選ばれた者にはハエが寄ってくるという描写があります。

一番初めのライアン・トーレスやトミー・スレイターなど、よく見るとハエが映り込んでいます。

これは地下にある心臓のようなものにハエがたかっているのと同じ理由でしょう。

ジギーの曲がジギーのシーンに使われている


ジギー・スターダスト

キャンプ場でのジギーのシーンに、ジギー・スターダストの『Mooage Daydream』という曲が使われてます。

ジギー・スターダストって誰やねんって方に説明すると、ジギーは初期のデヴィッド・ボウイの異名、というかオルター・エゴつまり別人格。

アルバム『ジギー・スターダスト』はもっとも有名なボウイのアルバムといいほどで、ある意味ではデヴィッド・ボウイの最盛期とも呼べるかもしれません。

 

そもそも彼女の本当の名前はクリスティンなので、自らジギー・スターダストにあやかってジギーと名乗ってるんでしょう。

どうでもいいけどでょおはここ2年ほどずーっとこのアルバム聴いてます。

『世界を売った男』で始まり『世界を売った男』で終わる 

『世界を売った男』で始まり『世界を売った男』で終わる 

2作目の事件終了後に警察がやってきたシーンでは同じくデヴィッド・ボウイの『世界を売った男』が使用されています。

"私は決して正気を失っていない" といった歌詞など、トミーがただイカれただけと言う警察や世間に対してシンクロ性が高い歌詞ですね。

 

さらに面白いのがこの曲は冒頭の現代(1994年)のシーンでも使われているんですよね。

でも使われてるのはニルヴァーナのカヴァーバージョンです。

ニルヴァーナ版『世界を売った男』はデヴィッド・ボウイのカバー曲の中でも最も重要で人気のあるバージョンです。

そしてこの曲が収録されたアルバムがリリースされたのが『フィアー・ストリート Part 1: 1994』の舞台である1994年。ニルヴァーナのヴォーカル、カート・コバーンが死んだ年でもあり遺作でした。

ジギーの犬「トム少佐」の名前の由来

ジギーの犬「トム少佐」の名前の由来

94年にジギーことクリスティン・バーマンが飼っているペットの犬の名前はトム少佐。で、この名前も実はデヴィッド・ボウイに由来しています。

デヴィッド・ボウイがヒットするきっかけとなった超有名曲『Space Oditty』の主人公がトム少佐。『Ashes To Ashes』や『BlackStar』にも登場するので非常に有名なキャラです。

名前も本名のクリスティンではなくジギーを名乗ってるので彼女は間違いなくボウイのファンでしょう。

イジメっ子ウィル・グッドは市長になる

イジメっ子ウィル・グッドは市長になる

ジギーをイジメていた集団の一人であるウィル。

警察署長の息子でのちに警官になるニックの弟ですが、実は彼は1994年では市長になっています。

『フィアー・ストリート Part 1: 1994』のサニーヴェイル高校でのスピーチや『フィアー・ストリート Part 2: 1978』のテレビでも確認することができます。

ちなみに1666年、ソロモンの弟も議員で公職でした。

カピンスキ警官のビフォーアフター

カピンスキ警官のビフォーアフター

ディーナが銃を盗んだ警官、実は2作目『フィアー・ストリート Part 2: 1978』に若者として登場しています。

後に警察署長を継ぐであろう子供のニックに媚びを売ってるヒゲの警察官が彼です。

ジョシュのチャット相手

『フィアー・ストリート Part 3: 1666』のラスト、何やら機械を見せびらかすマーティンとジョシュの元に、SSDにすればいいじゃんって言ってくるナードな女の子。

彼女は『フィアー・ストリート Part 1: 1994』でジョシュとチャットをしていた、ハンドルネーム「Queen of Air And Dirkness」。

もし『フィアー・ストリート』に新しい続編が作られるのであれば、二人のロマンスも見てみたい。

最後に

以上、『フィアー・ストリート』シリーズの考察&解説でした。

3作目ちょっと詰め込みすぎじゃね?感はありましたが、シリーズ通して面白かったし、ホラー映画が苦手なでょおでも楽しめる程度のグロシーンの少なさで助かりました。

ホラー映画というよりもジュブナイル映画ですね。

とにかく次回作、続編に期待したいところですね。よかったら関連記事も読んでくださいな。

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