どうも自称バイクブロガーのでょお(@dyoblog)です。
春頃にインスタ始めたんですがほとんど更新できてません。思うと写真なんて撮らないし、バイクは現在保険切れ。バイクの写真撮るなんて無理ですね。
さて今日はバイクや車の燃料であるガソリンについてのお話し。
「なんでハイオクは高いの?ハイオク車にレギュラー入れていい?」
「ガソリン車だけどハイオク入れたら速くなる?」
「安い軽油入れたら節約にならない?」
こういった疑問についてお答えします。結論から言うと「指定以外の燃料を入れるメリットはありません」
レギュラーガソリンとハイオクガソリンの違いはオクタン価
レギュラーガソリンとハイオクガソリンの違いはオクタン価というものに違いがあります。オクタン価89以上のガソリンをレギュラーガソリンと呼び、オクタン価96以上の物をハイオク(ハイオクタンガソリン)と呼びます。
オクタン価とは
じゃあオクタン価って何やねん、というとエンジン内で異常燃焼が発生しない値を表したものになります。
エンジンというのは基本的にガソリン(混合気)を燃焼室に取り込み、それを圧縮して爆発させることで力を得ています。
ところがオクタン価の低いガソリンを高出力のエンジンの燃焼室に入れると、圧縮する前に混合気が爆発してしまうことがあります。これを異常燃焼やノッキングと呼びます。
エンジン燃焼室の中で正しく爆発していないので適切な力を得ることが出来なくなってしまいます。
ハイオクガソリンはレギュラーガソリンに比べて異常燃焼しにくいガソリンです。
レギュラーガソリンとハイオクガソリンを間違えると…
ここからは入れるガソリンを間違えちゃったらどうなるのか紹介していきましょう。
レギュラー車にハイオクを入れても意味なし
ハイオクガソリンの方が異常燃焼しづらいのなら、レギュラー指定車にハイオク入れたらいいじゃんと思われるかもしれませんが、レギュラー指定車はレギュラーガソリンのオクタン価でも全く問題ないエンジンです。
なのでレギュラーガソリンを使っても異常燃焼しません。つまりハイオクガソリンを使うメリットがないということです。ハイオクを使ったからと言って速くなったりパワーアップしたりすることはありません。
もしあなたが車のエンジンを高出力にチューニングして、レギュラーガソリンでノッキング異常燃焼を起こすのであれば、ハイオクに変更することで適切な爆発を得ることが出来、速く走ることができるようになるかもしれません。
ただ一部車種ではレギュラーでもいいけどハイオク推奨としている車もあるので、車種によってはハイオクを入れることでメリットがある車もあります。
ハイオク車にレギュラーを入れるとパワーダウン
ハイオク指定車はハイオクタン価のガソリンを入れないと異常燃焼を起こしてしまいます。適切な爆発が行われないとエンジンは出力低下、パワーダウンを起こしてしまいます。
ハイオク指定車にレギュラーガソリンを入れた場合、異常燃焼が起きて適切なパワーを得ることが出来なくなります。
ハイオクより安くつけようとレギュラーガソリンを入れたらパワーダウンして結局ハイオクより安くついたなんてこともあり得ます。
とはいえ必ずしも異常燃焼が起こるとは限りませんし、すぐにぶっ壊れたりもしません。
私はチューニングしてハイオク指定になったバイクに乗っていたこともありますが、何度もレギュラーガソリンを入れてました。
ガソリン車に軽油を入れるとぶっ壊れる
ガソリンスタンドに行くとレギュラーガソリンとハイオクガソリンに並んで最も安い「軽油」というものも並んでますよね。
ハイオク車にレギュラーを入れても結構大丈夫なら、もっと安い軽油を入れたらめっちゃ節約になるじゃん。
と思われそうですが、これはダメ。そもそも軽油はガソリンではないので、ガソリン車に軽油を入れると普通にぶっ壊れます。
セルフのガソリンスタンドでぼーっとしててバイクに軽油入れかけた時、スタンドのおっちゃんが「兄ちゃん何やってんの」って慌てて飛び出してきたことありましたw
軽油は全くの別もの
ガソリン車に入れるとぶっ壊れる軽油についても軽く説明しておきますね。軽油、いわゆるディーゼルはガソリンと同じ原料で出来ていますが、ガソリンとはまた別のものになります。
専門的なことを言うと作る工程で蒸留を行う温度が違います。
ハイオクガソリンが高い理由
レギュラーガソリンより高価でちょっとリッチな気分になれるハイオクガソリンですが、なぜ高いのか。
理由はオクタン価を上げるために色々なものを混ぜて、手間も原料もコストがかかっているからです。
最後に
いかがだったでしょうか。ハイオクガソリンは基本的に高級車やスポーツカーなどの高出力エンジン向けのガソリンなので、普通車に不用意に入れるメリットは特にありません。
ボアアップなどでエンジンカスタムを行うとハイオク指定になることが多いので知識として知っておくと、より安心できますね。