出典:ストレンジャー・シングス 未知の世界 | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
どうもでょおです。Netflixの人気ドラマ『ストレンジャー・シングス』シーズン3を見終わりました。
いやー、めっちゃ面白かったです。今シーズンも笑いあり涙ありの名作でしたね。個人的にはシーズン2より好きでした。このブログではこれまで『ストレンジャー・シングス』シーズン3の感想を2つ書いてきました↓
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今日はその続き、『ストレンジャー・シングス』シーズン3の後半の感想評価になります。合わせてシーズン4の考察や予想もしております。当然本編のネタバレを含んでいますのでまだ見ていない方は十分ご注意ください。
それから前回同様、使用楽曲も一覧でまとめたのでご参考に。楽曲一覧はこちら
- 『ストレンジャー・シングス』シーズン3後半のあらすじ
- 『ストレンジャー・シングス』シーズン3後半の感想
- 『ストレンジャー・シングス』シーズン4のネタバレ考察・予想
- 最後に
- 『ストレンジャー・シングス』シーズン3の使用楽曲一覧
『ストレンジャー・シングス』シーズン3後半のあらすじ
『ストレンジャー・シングス』シーズン3 エピソード一覧
- スージー、応答せよ
- モールラッツ
- 消えたライフガード事件
- サウナテスト
- ザ・フレイド
- 多数からひとつへ
- 傷跡
- スターコート・バトル
後半はかなり急展開で色々ありましたね。
エルたちはサウナテストでビリーの正体がマインド・フレイヤーだと確信し、ナンシーとジョナサンが合流。情報を共有し合って病院で小型のマインドフレイヤーと対決。ダスティンを追ってスターコート・モールへ。
ダスティンとスティーブたちはスターコートモールの地下にあるソ連の施設に潜入し、そこでゲートを発見。スティーブとロビンが拷問に合うものの決死で彼らから逃れ、エルたち仲間と合流。この子供たちが再開するシーンがめっちゃ好き。それぞれに言いたいこと言いまくって話がまとまらない感じが大好きです。
ジョイスとホッパーはターミネーターそっくりなソ連の殺し屋に追われる中で、ソ連の陰謀が裏側の世界に続いてることを知ります。スミノフことアレクセイと前シーズンでナンシーたちに協力したバウマンを連れ立って遊園地で戦いモールへ合流します。
メインキャスト全員がスターコート・モールで合流し、マインド・フレイヤーとの戦い、ゲートの封鎖を試みるミッションを開始します。
『ストレンジャー・シングス』シーズン3後半の感想
感想を一言でまとめるととにかくめちゃめちゃ面白かったです。シーズン2はエルが仲間たちと一緒にいなかったこともあり、なんとなく物足りなさも感じたのですが『ストレンジャー・シングス』シーズン3にはそれがなかった気がします。寄り道が少なくて全編盛り上がってたというか。
80sオマージュ健在
80年代に生きてない私でもわかるオマージュがたくさんあってニヤケまくってましたね。
ナンシーとジョナサンが病院でフレイされたトムたちと戦うシーンはゾンビ映画そっくりでしたし、マイクたちが第1話「スージー、応答せよ」で見てた映画『死霊のえじき』もゾンビ映画だったね。
それからソ連の殺し屋がターミネーターそっくり。町長がホッパーに「ターミネーターだ」とか言ってたけど本当に似てる。雰囲気が若い頃のシュワちゃんにちょっと似てるし、アクセントの悪さも声もちょっと似てる。
サングラスはかけてないし着てるのはケミカルウォッシュのジャケットだけど。
あとはBTTF、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』オマージュね。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』1作目は1985年に公開された映画で、第一話で少年たちが『死霊のえじき』を見てる映画館にもポスターが貼られていました。第7話「傷跡」ではハイになったスティーブとロビンが『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を見てるシーンもあり、8話「スターコート・モール」の採用面接でも触れてました。スティーブは全然覚えてなくてマーティのことアレックスって言ってたけどw
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の劇場でのシーンでダスティンの無線がようやくマイクとつながるんですが、この時『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のBGMを背景に二人がウォーキートーキーで会話するシーンはをモロにオマージュしていて最高に盛り上がりました。
あとドリスコルさん家に『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で印象的な猫の時計もありましたね。目が動くアレ。
それから外せないのは1984年公開の『ネバーエンディング・ストーリー』。ダスティンがソ連のコードであるプランクス定数をスージーに聞くシーンで「ネバーエンディングストーリーのテーマ」を歌ったところなんて思わず声を上げて笑ってしまいました。マジで最高です。
ちなみにダスティン&スージー版のこの曲はストレンジャーシングスのサントラに入ってますw 一番下にリンク貼ってるので気になる方どうぞ。
ダスティンがサマーキャンプで出会ったスージーがフィービー・ケイツに似てるかどうかは置いといてシーズン4へのカムバックを期待します。二人は最高のカップルでしたね。最後のビデオショップで『初体験/リッジモント・ハイ』(1982年)のフィービー・ケイツの等身大ポップが登場したのは笑いましたが。
『ネバーエンディング・ストーリー』は現実世界と本の中の世界が結びつく映画ですから『ストレンジャー・シングス』と同じテーマを持ってますよね。裏側の世界とのそれを思い起こさせます。
崩壊寸前のホーキンスを平和なユタ州に住むスージーがラジオの交信で救うのもどことなく『ネバーエンディング・ストーリー』と被ってます。
80年代に生まれてなくても『ネバーエンディング・ストーリー』を見たのはバスチアンと同い年ぐらいの頃でしたな。
その他にはアレクセイがホッパーにファットランボーと名付けたり、ソ連の緑の液体がエイリアンのゼノモーフの血液に似てたり、1984年公開の『カラテキッド』(邦題:ベストキッド)が出てきたり、他にもいろいろ小ネタやオマージュがありましたね。
敵はマインド・フレイヤーじゃなかった
この間書いた感想で敵はマインドフレイヤーだったのかーなんて言いましたが違ったみたいです。
『ストレンジャー・シングス』にこれまで登場してきた怪物は子供たちが命名していましたが、シーズン3の敵には命名しませんでした。
なのでちょっと誤解してたのですが『ストレンジャー・シングス』シーズン3に登場した怪物はマインド・フレイヤーではなかったみたいです。ツルのように伸びる触手があり、形が似てるのでマインド・フレイヤーが変化したのかその亜種だと思ってましたが別の個体のようです。
マインド・フレイヤーはビリーに憑りつき(フレイし)、ビリーには兵器を作らせました。この兵器があの怪物だったということですね。フレイされた人間が破裂し合体してあの怪物になります。
フレイされた人間は肥料を食べて怪物に変身出来る体に変化するのかと思われます。多分だけど。
なのでマインド・フレイヤーと怪物の関係性が今ひとつわかりませんが、死んだのは怪物だけでマインド・フレイヤーは生きてると思われます。
さらに深く掘り下げられたキャラクター
『ストレンジャー・シングス』シーズン3がこんなに面白いのは多分、これまで以上にキャラクターが深く掘り下げられたことにあるんじゃないでしょうか。
エルが心配なマイクはマックスに焼きもち焼いたりホッパーに悪態ついたり極度に心配したりしていましたね。ウィルは友達とのこれまでの友情が変わってしまったことに苦しんでいました。
ナンシーはパワハラ上司に負けじと自分で事件を追うことにしましたし、そのナンシーの母親も意外にも深く描かれていましたね。ナンシーを鼓舞したり、ビリーと浮気しそうになったり、その後は旦那さんと一緒に花火見ててよかったね。
アレクセイと友情を築いたバウマンも意外にもしっかり活躍してました。シーズン2の時はナンシーとジョナサンがタレこんだぐらいだったのにシーズン3では大活躍で好きになりました。
あともっと意外だったのはスクープス・アホイのバタースコッチ戦艦で買収されたエリカね。ルーカスの生意気な妹ですがダスティンと息ぴったりですっかり良い相棒になりました。ダスティンにオタクと言われて認めたくなかったようですが、第8話「スターコート・モール」ではバイヤーズ家の寄付を受け取ってたのでシーズン4ではすっかりナード女子に成長してるかもしれませんね。
それから恐らく人気ナンバー1のスティーブ。ソ連人を倒したりここぞというタイミングでビリーに車で突っ込んだり相変わらずやるときはやるかっこいいです。
学校のプロムキングがダスティンに恋のアドバイスをされるほど落ちぶれてダサいナンパに明け暮れていましたが、ようやく息ピッタリのソウルメイトともいえる相手を見つけたのに結ばれなかったのは残念です。
フラれたというか真実を告白された後すぐにロビンが恋してた相手の歌の下手さをボニー・タイラーの「Total Eclipse Of The Heart」で笑いに変えるスティーブがめちゃめちゃかっこいい。彼女じゃなくても二人の友情は続いてくれそうですね。
これまでジョイスはウィルの心配ばかりしててヒステリーばっかでしたが、『ストレンジャー・シングス』シーズン3ではすっかり落ち着いており、ホッパーのよき相棒になってましたね。いくつになってもウィノナ・ライダーは可愛いです。
二人のウィットに富んだやりとりが最高でした。
ビリーとホッパーの死
そんなジョイスとホッパーの組み合わせはとてもよかったのにホッパしーが残念ながら亡くってしまいました。本当にあのシーン泣きそうだったよね。どうやっても助けることが出来なくてホッパーが犠牲に。
スターコートの地下でエンゾでのデートを約束して、引っ越しするのも思いとどまりそうだったのに辛すぎるよ。
最後の最後でホッパーの書いたスピーチのメモをエルが読んでるシーンはもうアカン。涙なくしてみることは出来ないシーンでしたね。
もう一人の犠牲者にはマックスの義兄ビリーがいます。第6話「多数からひとつへ」では彼の過去が明かされました。ビリーがなぜ年上の女性ばかりに興味があるのかもわかりましたし、なにより彼がどのようにして暴力的で最低な義兄になったのかも描かれました。
これまでクソ野郎だったビリーが最後に思いとどまってエルたちを助けようとしたところがかっこよかったです。ボブの時とは違って自らを犠牲にしたってのもウルッときちゃいましたね。
仲は悪くても兄を大切に思ってただけにマックスちゃんが可哀想。
『ストレンジャー・シングス』シーズン4のネタバレ考察・予想
ここからはストレンジャー・シングスシーズン4への考察です。
そもそもストレンジャー・シングスはシーズン4に続くの?シーズン3で打ち切りの可能性は?との声も上がりそうですが、基本的には安泰だと思われます。というのも『ストレンジャー・シングス』はシーズン4をファイナルシーズンにしようと思っていると、制作者のダファーブラザーズが語っていますのでシーズン4までは続くかと。
さらにもう一つこれまでの傾向から予想できることとして、シーズン4の舞台はシーズン3の翌年であるということ。
『ストレンジャー・シングス』はシーズンを重ねるごとに1年の月日が流れています。シーズン1では1983年、シーズン2は1984年、シーズン3は1985年です。つまりシーズン4は1986年が舞台になるであろうと思われます。
『ストレンジャー・シングス』シリーズは映画ネタが多いことでもおなじみですが、1986年公開の映画には『トップ・ガン』や『エイリアン2』『スタンド・バイ・ミー』などがありますね。『エイリアン2』あたりは出してくれてもいいかもしれません。
シーズン1ではクリスマスの時期、シーズン2ではハロウィン、シーズン3は夏、だったのでシーズン4は春が舞台になるかもしれませんね。
ラストのエンディングから考察するとソ連が何かやらかしそうです。ソ連はこれまでホーキンスの地下で暗躍していましたが、その間にエリカの予想通りデモゴルゴンを捕らえていたようです。
捕らえられたデモゴルゴンはソ連本国に送られて実験の対象になっているようです。ゲートを閉じて機械を破壊されたソ連人があれであきらめるとは思えませんね。
スターコート・モールの事件を収めに来たのはシーズン2の時に施設で働いていた博士ですから彼はもしかするとシーズン4にも再び帰ってくるかもしれませんね。
シーズン3のラストでは事件から3か月後、ホーキンスに陰謀説が浮上しておりテレビ番組でも取り上げられているようです。都市伝説的に注目を集めるホーキンスに今後どのような変化が訪れるのか気になるところですね。
スティーブとロビンはスクープス・アホイから「ファミリービデオ」へ一緒に転職したみたいですから、もしかするとファミリービデオはシーズン4でスクープス・アホイのような重要な役割を果たす場所になるかもしれませんね。
ちなみにスティーブとロビンを面接した人は『ストレンジャー・シングス』シーズン2でアーケードゲームの店で働いてた人でした。ナンシーとデートさせろって言ってた人ですね。
それからウィルやエルたち。ホッパーを失ったエルはバイヤーズ家の一員として迎え入れられ、ボブとホッパーを失ったジョイスは彼女たちを連れて別の町へ引っ越すことにしました。
シーズン4ではホーキンス再び危機が訪れ、それを察知したエルがウィルとジョナサンと一緒にホーキンスへ帰ってくるのかもしれませんね。
そして一番気になるのがエルの能力。第7話「傷跡」以降、エルは能力を失ってしまったように見えました。怪物のかけらが足に憑りついて力を吸い取っていたようにも見えます。マイクの言う通り彼女の能力が元に戻ればいいですがなんとなく引っかかるところがありますよね。
最後にソ連人がアメリカ人はやめておけと言ってましたがあれはホッパーなんでしょうか?エルはホッパーの死を知りませんでしたし、エルの力なくして救出することは不可能と思いますがなんとなく気になります。
それにソ連がデモゴルゴンを連れ帰ったのは爆発より前の出来事だと思いますので別のアメリカ人だと思われますが一体誰でしょうか。
最後に
いやー面白かった。本当に面白かったです。すでに2周目見終わってしまいました。シーズン4の配信がすでに待ちきれませんね。早く続きが見たいです。なんていうか面白くないところが一つもないって感じでしょうか。
『ストレンジャー・シングス』の評価がますます上がっていきそうですが、本当にシーズン4で終了してしまうんでしょうか。それはそれで嫌なんだけど、最高の時に終わってほしいとも思いますね。
『ストレンジャー・シングス』シーズン3の使用楽曲一覧
第1章 スージー、応答せよ
- Never Surrender / Corey Hart
- Open The Door / Gentlemen Afterdark
- Rock This Town / Stray Cats
- Moving In Stereo / The Cars
- Workin' for a Livin' / Huey Lewis & The News
- She's Got You / Patsy Cline
- Can't Fight This Feeling / Reo Speedwagon
- I Just Died In Your Arms Tonight / Cutting Crew
第2章 モールラッツ
- You Don't Mess Around With Jim / JIM CROCE
- Get Up and Go / THE GO-GO'S
- Gun Point Affection / Black Market Baby
- My Bologna / Weird Al Yankovic
- Material Girl / Madonna
- Cold As Ice / Foreigner
- Tennis Ball / Hello Peril
第3章 消えたライフガード事件
- Angel / Madonna
- Phone To Phone / Life By Night
- Lovergirl / Teena Marie
- The Pod Dance / Trevor Jones
- All Your Reasons Why / Smart Remarks
- Things Can Only Get Better / Howard Jones
- Wake Me Up Before You Go-Go / Wham!
- Is It a Sin / Al Hazan
- American Pie / Don McLean
第4章 サウナテスト
- Half O'shanty / Ronald Aspley
- Jack Tar's Hornpipe / John Leach
- We'll Meet Again / Vera Lynn
第5章 ザ・フレイド
- We Built This City / Starship
- A Certain Kind of Feeling / John Anthony
- Boogie Man / Sid Phillip
第6章 多数からひとつへ
- Neutron Dance / The Pointer Sister
第7章 傷跡
- R.O.C.K. In The U.S.A. / JOHN MELLENCAMP
第8章 スターコート・バトル
- Goldrush Two / YELLO
- (Your Love Keeps Lifting Me) Higher & Higher / JACKIE WILSON
- The Russian Nightingales / THE RED ARMY CHOIR
- Never Ending Story / GATEN MATARAZZO, GABRIELLA PIZZOLO
- Heroes / Peter Gabriel
出典:https://www.tunefind.com/show/stranger-things/season-3
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