どうもでょおです。
さて今回は久しぶりにバイクのメンテナンス記事になります。空冷バイクに乗っている人にとっては無縁の冷却水、クーラント(LLC)の交換について紹介していこうかと思います。
クーラントの交換って意外と軽視されがちというか、ちょっと難易度が高い印象がありますが実は超簡単。エンジンオイルの交換ができればクーラントの交換もチョロいです。
それではいってみましょー
クーラント(冷却水・LLC)の交換時期
クーラントの交換時期ですが、汚れてきたらです。クーラントが泡立ってたりすると交換時期を過ぎています。
交換頻度の大体の目安ですが3年ほどでしょうか。バイクに良く乗る人は2年くらいで変えてもいいかと思います。
ラジエーターキャップを開けてみてLLCが汚れていたり、泡立っていたら交換が必要です。クーラントは元々は緑か赤色なので茶色っぽい色の場合は汚れています。
ただクーラントは変えなかったからといってすぐに大事に至ることはあまりないのでご心配なく。
クーラント(冷却水・LLC)の交換方法
大まかな手順としては古いクーラントを抜いた後に新しいクーラントを入れて、エア抜きを行い完了です。
まずはラジエーターのドレンボルトを外しましょう。位置は車種によって異なります。ちなみにエリミネーター250SEのラジエータードレンボルトはここ。
ラジエーターボルトを外すと古いクーラントが出てくるので受け皿で受けてください。あとエンジンがそれなりに冷えてる時にやらないと痛い目にあいますw
冷却水が抜けたらラジエーターキャップ側から水道水をジャブジャブと注いでください。水でラジエーター内を水洗いするイメージです。
ラジエーター内がキレイになったら次はリザーバータンクも掃除します。リザーバータンクは乳白色のプラスチックでできてることが多いです。ラジエーターから細いホースでつながっています。普通に取り外して掃除するだけでOKです。ちなみにエリミネーター250SEのリザーバータンクはここ。
続いて新しい冷却水を作ります。LLCと水道水を1:1で割ります。恐らく北海道でもない限り1:1で十分だと思います。ちなみにLLCは凍結防止や錆止め効果があるだけです。なので冷却水はただの水道水だけでも良いっちゃいい。(絶対錆びるけど)
ドレンボルトとリザーバータンクを元に戻したらあたらしいクーラントを入れます。ラジエーターキャップから冷却水を入れ、ヒタヒタになるまで注いでください。
エア抜きの方法
バイクのクーラント交換でちょっと敬遠しがちなのがエア抜きですよね。なにも警戒することはありません。
エンジンかけて放置するだけです。徐々にエアが抜けて水面が下がってくるのでクーラントを継ぎ足すだけです。
ある程度エアが抜けたらリザーバータンクにもクーラントを入れます。タンク本体にレベルが書いてあるのでそれに合わせて入れましょう。
どうせこの時にすべて抜けきらないので私の場合はしばらくはLLCを持ち歩いて走っては様子見を繰り返し、水面が下がっていたら継ぎ足すようにしています。
クーラント(LLC)はバイク用と車用がある?
普通クーラントはバイク用も車用もありません。
バイク用として売っているものは量が少ないことが多いので車用の方がおすすめです。
さっきも言った通りクーラントを使わず水でも問題はありません。ただ水を入れるとは錆が発生したり、凍結、劣化するので緊急時以外はやめましょう。
おすすめのクーラント(冷却水・LLC)
ワコーズ LLC ロングライフクーラント
ケミカルで有名なワコーズのLLCです。値段も一般的な価格でおすすめです。とにかく安心を買いたいという方にはおすすめです。
ワコーズ ヒートブロックプラス チューニングマシン向けラジエター冷却液 R155
こちらはチューニングマシン向けの冷却水です。チューニング車両じゃなくても旧車などでオーバーヒートが心配な車両におすすめです。
ただし、冬はオーバーヒート気味になったり凍結温度が高かったりするので注意が必要ですね。
最後に
バイクのクーラントの交換は一見難しそうで取っつきにくいですが、バイクのメンテナンスの中でもとても簡単に行える作業の一つです。
今までクーラントの交換を怠ってきたなら一度挑戦してみることをおすすめします。
ではまた。