© 2019 Disney/Pixar.
どうも自称映画系ブロガーのでょお(@dyoblog_)です。
最近はブロガー名乗っちゃダメなんじゃないの?ってぐらいブログ書いてませんw
ツイ廃目指して頑張ってますが、これは無理そうですね。私に合ってない。2、3年後に辞めてると思います。リアルぼっちなのでSNS上でもぼっちです。
さて、映画館が徐々に稼働し始めて活気を取り戻しつつあります。
そんでもって来月に公開を控えてるのがディズニーピクサーの『2分の1の魔法』です。
実は『2分の1の魔法』の予告編が公開された頃から、2分の1の魔法ってハガレンのパクリじゃね?的な話が結構あったので今日はそれについてちょっと語りたいと思います。
- パクリ疑惑『2分の1の魔法』は『鋼の錬金術師』に似てる
- ディズニーはそもそも『ライオン・キング』で『ジャングル大帝』をパクってる
- ディズニーは『アトランティス 失われた帝国』でもパクリ
- 『ズートピア』もパクリで訴えられた
- 世の中はパクリだらけ
- 最後に
パクリ疑惑『2分の1の魔法』は『鋼の錬金術師』に似てる
鋼の錬金術師 1巻 (デジタル版ガンガンコミックス)
そもそも『鋼の錬金術師』通称ハガレンは、月刊少年ガンガンで2001年から2010年まで連載された漫画。私は1回も読んだことないですが、姉ちゃんがアニメを見てたのでなんとなく知ってる。
ハガレンなんて知らねーよって人のためにあらすじを説明すると、
エドワードとその弟アルフォンスは、幼き日に亡くなった母親を思うあまり、死んだ人間を蘇らせるという錬金術最大の禁忌、人体錬成を行ってしまう。しかし錬成は失敗し、エドワードは左足を、アルフォンスは体全てを失う。
己の右腕と引き替えに、かろうじて弟の魂を錬成し、鎧に定着させることに成功したが、その代償はあまりにも大きすぎるものであった。
エドワードはアルフォンスと共に、失った全てを取り戻すため、絶大な力をもつ「賢者の石」を探す旅に出る。
錬金術ってそもそも魔法じゃなくて、"錬金"なんだから金属を作り出すことだろうが!ってガチなツッコミはなしで。
『鋼の錬金術師』においては、ほぼほぼ魔術みたいなもののよう。
共通点が結構あるのでまとめてみました。
- 兄弟の話
- 親が死んでる
- 魔法が失敗する
- 魔法の石を探す旅に出る
- 登場人物の体が半分ない
正直、コレだけ合致してればパクリと言われても仕方ないですね。
ハガレンの作者が寛容な日本人じゃなかったら多分訴えてる。裁判では負けそうだけど。
Twitterでもパクリって言ってる人が結構多かったです。というかそう思わなかった人の方が少なかったです。
2分の1の魔法の事ハガレンって呼ぶのやめろや
— マユガミ (@MAYUGAMI_19) 2020年2月19日
ピクサーの新作映画
— わかなかや(渋谷区OL🗻キャンプ行きたい) (@wakana_sotomesi) 2020年3月13日
『2分の1の魔法』て陽気なハガレン?と思ってたら、CMでスキマスイッチの曲が流れて余計にハガレン🤤
パクったかどうか謎ですが、日本ではハガレンの主題歌を歌ったスキマスイッチを使って完全にハガレンに乗っかってる。
ピクサー最新作「2分の1の魔法」のCM見て、ほぼほぼハガレンじゃねって検索したら同じこと考えた人いっぱいだ
— ななみ (@nanami832) 2020年2月18日
「2分の1の魔法」が公開延期になっているのはハガレンのエルリック兄弟がライトフット兄弟を引き留めているから………だったらいいんですけどね pic.twitter.com/Y1RSIRiYWa
— しでぼー (@fukuhara15) 2020年4月14日
ディズニーはそもそも『ライオン・キング』で『ジャングル大帝』をパクってる
ライオン・キング (吹替版)
ピクサーの大元、ディズニーのパクリはディズニーファンとしては今更なに言ってんだよって感じです。
今から25年前に公開された『ライオン・キング』は手塚治虫の『ジャングル大帝』のパクリです。
当人たちは長年否定し続けていますが、まあ誰がどう見ても偶然とは言えないので、両方を知ってる人は『ライオン・キング』は『ジャングル大帝』のパクリだと思ってる。
『ジャングル大帝』の主人公レオの外国名はキンバでシンバにめっちゃ似てるってのもある。
逆に手塚治虫は『ジャングル大帝』を作るときにディズニーの『バンビ』を参考にしたと公言してる。
さらに初期のマンガにミッキーマウスそっくりのキャラが出てくることや、ディズニー版そっくりの『ピノキオ』と『バンビ』を無許可で漫画化したことはみんな知らないかも。
『ライオン・キング』と『ジャングル大帝』を比較したこんな動画を発見しました。
ディズニーは『アトランティス 失われた帝国』でもパクリ
アトランティス/失われた帝国(吹替版)
『ライオン・キング』ほどメジャーじゃないですが、ディズニーファンとしてはこちらもお馴染みの盗作疑惑。
『アトランティス 失われた帝国』はその名の通り、海底王国アトランティスを巡る話となっているんですが、これが日本のアニメ『ふしぎの海のナディア』に盗作じゃないかと言われてます。残念ながら私はこのナディアを見たことないです。
両方ともドク・ブラウンの愛読書、ジュール・ヴェルヌの『海底二万里』を原作にしてるので似てても仕方ないって意見もあるんだけど、なぜかキャラクタービジュアルがそっくりになるという不思議なパクリ疑惑。
そもそも『海底二万里』にはアトランティスの末裔であるお姫様なんて出てこんのです。
以下、imgurにアップされた比較画像。
似たキャラクターが別の役割ならまだしも同じ役割なのは確信犯だよね。
そもそも原作の『海底二万里』から逸脱したキャラクターなのに同じ役割のキャラがいることすら怪しい。
『ズートピア』もパクリで訴えられた
ズートピア (吹替版)
『ズートピア』に関してはそもそもちょっと勝手が違うんだけど、こちらはパクリで訴えにまで発展した。それもそうだよね、訴えた側がアメリカンだもん。日本人ならやんない。
ディズニーに企画を持ち込んだ脚本家が、脚本を買ってもらえなかったのに同じような企画でディズニーに映画化されたって話。
ちなみにこの訴訟は脚本家側の敗訴。
ことの真意は不明ですが、こういうことって割と世の中にあふれかえってて出したもん勝ちみたいなとこあるよね。
映画『ソーシャル・ネットワーク』で描かれたFacebookも似たとこがある。
世の中はパクリだらけ
© 2019 Disney/Pixar.
今回の『2分の1の魔法』に限らず、クリエイティブな業界はパクリだらけです。
大体みんな何かしらの影響を受けてる。
それを著作権侵害としてパクリと呼ぶのか、敬意を表したオマージュとするのかは別の話。
『モアナと伝説の海』もジブリ作品のパクリだらけと言われていましたが、個人的にこっちはオマージュだと思います。
モアナと伝説の海 (吹替版)
ようはそこにオリジナリティがあるかどうかってことですよねー。
映画『トワイライト』シリーズのキャラクターをパクって書いた同人誌が形を変えて『フィフティ・シェイズ』シリーズとして映画化されたのは有名な話。
プロットが『鋼の錬金術師』そっくりな『2分の1の魔法』も、ファンタジーの世界の後の世界、というオリジナリティが加えられてますし、大きな問題はないように感じます。
例え「2分の1の魔法は鋼の錬金術師に影響を受けた」と公言しても許容されてしまいそうなぐらいのオリジナリティはあるよね。
最後に
いずれにしても実際に映画『2分の1の魔法』を見てみないと分からないですし、なんなら私は『鋼の錬金術師』ほとんど知らないので、多分見てもパクリかどうかわかりません。
とはいえ個人的には『2分の1の魔法』はつまらないんじゃないかと勝手に予想してる。最近のピクサーは子供向けらしからぬ現実主義なので個人的にハマらないんだよね…。
ちなみに今回紹介したパクリ疑惑のディズニー映画はディズニープラスで全部見れます。
初月は無料で利用できるので気になる方はお試しをー。下記の記事でレビューしますた。
Disney+ (ディズニープラス) に登録した感想【デメリットあり!失敗するかも】レビュー
ネタバレ感想【2分の1の魔法】最近のピクサーはオワコン…。正直微妙だわ|評価と評論
【2分の1の魔法】エンドソングがなぜ全力少年なのか|海外アメリカ版主題歌5曲との比較