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原付スクーターが上り坂道を登らない時に確認するチェック項目

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原付スクーターが上り坂道を登らない時に確認するチェック項目

どうもでょおです。
通勤用に使ってる原付スクーター、アドレスV100が2代目になりました。初代通勤アドレスV100はお友達に貸出中です。運良く(?)ウチにアドレスV100が2台あってよかったです。

さて、本日は原付バイクのトラブルシューティング記事。原付スクーターでよくある「上り坂道を登らない、上らない」場合の原因解明です。可能性のある部分を紹介しますので自分のバイクが坂道を上がらない場合は参考にしてください。ではどうぞ。

 

大きな原因は3つ

バイクトラブルでよく言われる原因の切り分けです。原付スクーターが上り坂道を登らない場合の原因は大きく3つ。

  • 燃料トラブル
  • 吸排気トラブル
  • 駆動系トラブル

すべてエンジントラブルの一種です。エンジンのどこが一体悪いのか、この3つに分けられる場合が多いです。それでは可能性が濃厚な物から見ていきましょう。

燃料トラブル

原付バイクの燃料トラブルは想像がつくようにガソリンに問題があります。ガソリンはガソリンタンクからフューエルホースを通り、キャブに入り、エンジンに入ります。燃料系トラブルの場合は坂道だけではなくエンストする可能性等もあります。

ガソリンタンク

まずはガソリンタンクにガソリンが入っているか確認しましょう。ガソリンランプが切れてる可能性もなくはないので黙視でガソリンの有無を確認しましょう。ガソリンは少なすぎるとガソリン供給が上手くいかない場合もあります。たっぷり入っているか確認してください。

フューエルホース

ガソリンタンクとキャブレターを繋ぐホースです。ガソリンホースが詰まっていないか、キャブまでしっかりガソリンが来ているか確認してください。フューエルホースを外して詰まりが無いか、パーツクリーナーで綺麗にしましょう。

キャブレターの燃料トラブル

バイクのキャブレターの燃料トラブルですが具体的にはジェット類の詰まり等が考えられます。キャブレター取り外しは面倒で難易度も高いので後回しにしましょう。今の今まで走っていたなら一番最後で良いかと思います。

吸排気トラブル

キャブ以外の燃料系に問題が無ければ吸排気系を確認しましょう。吸排気は時間が経てば劣化するパーツが多いので原付スクーターが上り坂道を登らなかったり加速しない原因がある可能性が高いです。

マフラーの詰まり

2ストロークバイクの場合マフラーの詰まりも定番のトラブルです。高回転までめったに回さない2stバイクは詰まる可能性が大です。逆にいつも高回転まで回したり、飛ばしているバイクは詰まりにくいです。4ストロークの場合はほとんど詰まらないので飛ばしていただいて結構です。具体的にはパワーが落ち、全体的にふけ上がりが悪いのが症状です。
マフラーを焼いたり、針金で突いたり、ケミカルを使用して詰まりを改善します。

エアクリーナーの詰まり

エアクリーナーの詰まりやスポンジの劣化も非常に多いトラブルです。エアクリーナーはスポンジ状のフィルターですがここが詰まるとパワーが低下します。逆にこのフィルターがなくなってもパワーが低下し、上り坂道を登らない原因になります。エアクリーナー内部にあるスポンジは経年劣化でボロボロに崩れる(加水分解)ので一度点検したいところです。

またはどこかに穴が開いている可能性があります(二次エアー症状)。可能性が高いのはインシュレーターです。キャブレターとエアクリーナーを繋ぐ、ゴム製(ではない場合もある)の筒です。ゴムで出来ているため経年劣化でひび割れ穴があきます。インシュレーターのネジが緩んでエアクリーナーとキャブレターの継ぎ目に隙間が合ってもいけません。増し締めしましょう。二次エアートラブルはエンジンアイドル中にエアクリーナー付近にパーツクリーナーや水を吹きかけて、エンジンの調子が変わることで確認することが出来ます。他には前オーナーが意図的にエアクリーナーボックスに穴を開けてることもあったりします。

駆動系トラブル

燃料の問題も無く、吸排気系もクリアの場合は駆動系トラブルの可能性があります。原付スクーターはマニュアル車とは違い変速が自動で行われます。駆動系に問題があるとこの変速が上手くいかず上り坂道を上らない原因になる可能性があります。

平地では全く問題ないのに上り坂道を登るときだけ問題が出るなら可能性は濃厚です。ふけ上がりがよく、後輪を浮かせた状態ではしっかり回る場合はかなり怪しいです。

具体的にはドライブベルトの劣化、クラッチの劣化、ウェイトローラーの劣化などです。前オーナーがカスタムしている場合はウェイトローラーが軽い物に交換されている、プーリーの脱脂が出来ていないの可能性もあります。特にウェイトローラーは簡単に加速を良くすることが出来るので初心者でも取っ付きやすく交換されていることは珍しくありません。純正より変速タイミングが早くなります。
マニュアル車で言うなら上り坂道を登るのに5速や6速に入れると同じような物です。

駆動系トラブルの修理ですがそれほど難しい作業ではありません。ですが専用の工具が必要になります。工具さえあれば注意点はあるものの簡単な作業でかかる手間もそれほどです。

終わり

以上が原付スクーターが上り坂道を登らない時に確認するチェック項目になります。原付スクーターにかかわらずバイクのトラブルは原因が無数にあります。プロは経験で症状から原因を把握することができるんでしょうが素人の場合はしらみつぶしに確認していくしかありません。お金を払ってでも時間を浮かせたい場合はプロの整備士におまかせするのをおすすめします。
費用を浮かせたい場合はご自分でどうぞ。バイク屋よりお金がかかることなんて注意して作業すればほぼないですから。

ちなみに冒頭でお話しした2代目アドレスV100はウェイトローラーが軽い物に交換されていたのが原因でした。
原付スクーターが上り坂道を登らなくて困ってる方はぜひご参考にしてみてください。

 

 

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