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ハーレーダビッドソンがアドベンチャーや小排気量を作るってどうなん

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どうもでょおです。このブログの読者の多くはアメリカンバイクファンでしょう。アメリカンバイクのメーカーと言えば一番に思いつくのはハーレーじゃないでしょうか。そんなハーレー・ダビッドソンが今大きく変わろうとしています。

数年前にEVバイクのライブワイヤーが発表されたのは印象的ですが、その他に今回はアドベンチャーモデルなどの販売も行うことを発表しました。

 

アメリカンバイク(クルーザー)以外のハーレー

発表されたプロトタイプ

まずは今回発表された3台のハーレー・ダビッドソンのプロトタイプを簡単にご紹介します。これらは2020年に販売開始する予定とのことです。

アドベンチャーモデルのパン・アメリカ。

ハーレーダビッドソンがアドベンチャーや小排気量を作るってどうなん

出典:Pan America | Adventure Touring Motorcycle | Harley-Davidson USA

近年、アドベンチャーと呼ばれるジャンルのバイクが流行していることはアメリカンバイク畑にいる人間でもご存知でしょう。元々大型オフ車をツーリング向きにしたようなバイクをアドベンチャーと呼びます。大型バイクだけでなく250ccの小排気量V-Strom250なんかも登場したのは話題になりました。ハーレー・ダビットソンもこのアドベンチャーブームに乗っかろうという魂胆でしょうね。

ストファイモデル。これはまだ名前がないみたい。

ハーレーダビッドソンがアドベンチャーや小排気量を作るってどうなん

出典:Future Streetfighter Motorcycle | Harley-Davidson USA

ストファイ、ストリートファイターの流行はもう少し前ですかね。ネイキッドのカスタムスタイルの一つという印象です。外見がアグレッシブなので名前もストリートファイターなんですね。メーカー品だと「丸目ヘッドライトじゃないネイキッド」を指してる感じがあります。アメリカンバイク好きの私ですが実はストファイへの憧れがあります。個人的な印象ですがユーロ系のカスタムだと思ってます。

そして最後はV-RODのベースと思われる「カスタムモデル」と呼ばれるタイプ。

ハーレーダビッドソンがアドベンチャーや小排気量を作るってどうなん

出典:Future Custom Motorcycle | Harley-Davidson USA

ただ雰囲気はスポーツスターっぽいところがありますね。フューエルタンクとシートにかけてのラインを見る限り、トラッカーやカフェレーサーのようなスポーツユースに振ったクルーザーのようです。

その他、EVバイクのライブワイヤーの市販車モデルの発表や、日本を含めたアジア向けの小排気量バイクの開発に着手するようです。ライブワイヤーかっこいいよね。EVだから馬鹿速く加速するんでしょうね。

ハーレーダビッドソンがアドベンチャーや小排気量を作るってどうなん

出典:LiveWire Electric Motorcycle | Harley-Davidson USA

新規顧客開拓

そもそもハーレー乗りはいわゆるアメリカンバイク好きやチョッパー好きのなんちゃってDQNご愛用のバイクです。

今回発表されたプロトタイプのバイクはそんなハーレー乗りをそもそも眼中に入れていないんじゃないかなと思います。

良いイメージかどうかはさておき「ハーレー・ダビッドソン」というネームバリューは非常に強いです。おそらく日本に置ける外国のバイクメーカーで一番有名でしょう。一般人はドゥカティなんか聞いたこともないですし、BMWのバイクが存在していることすら知りません。
バイクを乗らない人間の知名度も高いハーレーのバイクを乗ると、バイク乗りだけではなく一般人からも注目されるでしょう。こんな考えするヤツは目立ちたがり屋なだけだろうけど。

そんなハーレーからおっさんっぽくないクルーザーバイク以外が出るなら乗ってみたいという人もいるかもしれません。また私のようにアメリカンバイクが大好きだけど、他のジャンルにも挑戦してみたいという方ならきっとハーレー・ダビッドソンを選ぶんじゃないでしょうか。

ハーレー・ダビッドソンに興味があるけどクルーザーはいらない。アメリカンバイク以外にも乗ってみたいけどハーレー・ダビッドソンが好き。

という方たちに向けた新規顧客開拓がメインの目的ではないでしょうか。

ハーレー・ダビットソンが日本を含めたアジアをターゲットに小排気量のバイクを開発するという話も出てきましたが、これも同じでこれまでハーレー・ダビッドソンに乗ってきたファンではなく「小さいものなら乗りたい」と思う新しい顧客に向けた製品なのは明らかです。

アメ車メーカーの失敗を活かそうとしているのか

アメリカのバイクを代表するハーレー・ダビッドソンは1日1台は見かけるのに対して、アメリカ車を日本で見かけることは全くありません。アメリカ車は日本への最適化、つまりは排気量の調整や右ハンドル化などが行われませんでしたでした。アメ車のビッグ3の一つフォードも日本を撤退しました。

日本向けにした車を日本で販売しなかったため余計に売れずに、新規顧客開拓につながらず一部変わり者のファンが買っているだけで撤退するハメになりました。

それに対してハーレー・ダビッドソンはあらゆるジャンルのバイクを販売したり、排気量を下げた若者にも乗りやすいバイクを販売することで新規顧客開拓につとめるようです。アメ車メーカーの失敗を活かそうとしているのかどうかはわかりませんが、アメ車メーカーと同じ失敗をする不安はありません。

 

最後に

こうやってみると、ストファイにしろアドベンチャーにしろハーレーっぽいデザインですね。タンク形状もティアドロップですし。ハーレーのブランド力を活かして、別ジャンルのバイクに参入(といってもアメリカン以外もちょくちょく売ってた)するハーレーは果たして売れるんでしょうか。

個人的にはライブワイヤーに乗ってみたいです。EVバイクの市販車はPCXなどのスクーターで販売が開始していますが、スポーツライドが楽しめそうなEVバイクってまだあんまりないんですよね。

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