
アントマン (字幕版)
どうもでょおです。そろそろマーベルシネマティックユニバース最新作『アントマン&ワスプ』が公開になります。このブログでは前作、『アントマン』の感想記事をまだ書いていなかったので今回書くことに。
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』以降、さかのぼってマーベルシネマティックユニバース作品の感想を全部書くとか言ってたんですが、シビルウォーまで遡って終ってましたw
まあ続編公開前でタイミングもピッタリなので今回、記事を書くのは正解かもしれませんね。おさらい復習にもなるし。
もちろん今回もネタバレありの記事になりますので、見てない方は注意してご覧ください。ではどうぞ。
『アントマン』あらすじ
やる気も能力もあるのに、なぜか空回りばかりのスコットは、仕事も家庭も失い絶体絶命…。
そんな彼にオファーされた最後にして唯一の“仕事”は、身長わずか1.5cmになれる驚異の“スーツ”を着用し、神出鬼没のヒーロー“アントマン”となることだった。
スーツを発明した天才科学者ハンク・ピム博士と博士の娘ホープの指導の下、猛特訓が始まる。
最愛の娘のために挑戦を決意した彼は、本当のヒーローとなり、人生のセカンド・チャンスをつかむことができるのか?
そして、アントマンに託された決死のミッションとは…?
マーベルシネマティックユニバースは毎度のことながら「ヒーロー映画×○○」と、ジャンルをクロスオーバーさせています。今作『アントマン』はというと窃盗物と掛け合わせたようなストーリーとなっております。
『オーシャンズシリーズ』や『エントラップメント』的な要素が各所に見受けられます。
『アントマン』キャスト
- スコット・ラング/ポール・ラッド
- ホープ・ヴァン・ダイン/エヴァンジェリン・リリー
- ルイス/マイケル・ペーニャ
- デイヴ/T.I.
- カート/デヴィッド・ダストマルチャン
- ハンク・ピム/マイケル・ダグラス
- ダレン・クロス/コリー・ストール
アントマンことスコット・ラングを演じるのはポール・ラッド。感想の項目で後述しますがこの配役がどうも気に入らない。
ヒロイン役で初代アントマンの娘のホープ・ヴァンダインを演じるのはエヴァンジェリン・リリー。『リアル・スティール』や『ホビットシリーズ』で有名ですが私としてはいつまでたっても「LOSTのケイト」。5年も見続けてたんだから仕方ないですよね。
マーベルシネマティックユニバースはサブキャラにベテラン俳優を起用するのが定番化していますが今回はマイケル・ダグラス。ロバート・レッドフォードと違って老けてもかっこいいっす。
その他ラッパーで俳優のT.I.やマイケル・ペーニャ、『ダークナイト』のシフでおなじみのデヴィッド・ダストマルチャンがキャスティングされています。
ヴィランのイエロージャケットを演じるのはコリー・ストール。ちょいちょい見かけるイメージですが『ハウス・オブ・カード』が代表作と言っていいでしょう。
『アントマン』感想
ポール・ラッドのキャスティングが悪い
マーベルシネマティックユニバースの中でもコメディ色の強い、軽いノリで見やすい映画なんですがその分ちゃっちく見えるんですよね。
まず第一に主演を演じるポール・ラッドに花がない。たしかにかっこいい俳優だとは思うんですが、普通の人っぽすぎるというかどこかダサい。ダサすぎるわけでもなく、かっこいいわけでもなく、ダサかっこいいわけでもなく。前科者の割にタフじゃなかったりと、このあたりの中途半端さをどう見ればいいのかわかりませんでした。
マーベルシネマティックユニバースはこれまでも超一流俳優よりちょっとまだ芽が出ない俳優や、ブームが完全に終了した俳優などを起用したりしてました。これはイメージングに向いてるからだと思います。「ロバート・ダウニーjrといえばアイアンマン」みたいなイメージを植え付けやすいからだと思います。複数作品に長期スパンで出演するのでMCUにとって俳優のイメージは重要です。
ポール・ラッドはそれなりの俳優ですがたしかに「○○といえばポール・ラッド」といったイメージがあるほどの知名度はありません。こういう系の俳優はこれまでマーベルの魔法で一流スターになりました。
まだまだヒット作に恵まれなかったクリス・ヘムズワースをスターダムに押上げ、落ち目のロバート・ダウニーjrをスーパースターにしました。そのほかにもマーベル映画で株を上げた俳優はたくさんいます。
ところがポール・ラッドはこれに失敗したといっても良いと思います。正直、アントマンを演じてからポール・ラッドを目にする機会が増えた訳でも、人気が増したとも思えません。
規模がデカいけど小さい
ヒーローの体の大きさではないですが話の規模が小さいんですよね。危険な兵器を開発してるのにそれを阻止するのは前科持ちの一般人。
兵器開発を阻止するのはアイアンマンとよく似た設定ですが地味でこじんまりとしています。
小さいと強いメカニズムが未だに謎
まあコミック原作の映画なのでこの辺はご愛嬌として片付けておくべきかもしれません。
でも小さいと強いメカニズムが理解できません。アリは自分の体より何倍も重いものを持ち上げられるという話から来てるんだと思いますが、体縮んでたら人間と戦ったりできなくない?
じゃあデッカい版アントマンのジャイアントマンってめちゃめちゃ非力なんじゃないの?強くなると重量も重くなるの?
この辺の仕組みがマーベル作品としてはすげー甘かったんじゃないかと思います。
最後に
全体的にまとまってるし、アリを駆使して任務を遂行する見せ方も面白く、窃盗ものとしては面白い部分もたくさんありました。が、ポール・ラッドの演じるアントマンには単体作品としてデビューするほどの魅力があったかどうかは微妙です。
これならバッキーやファルコン、スカーレットウィッチなどの魅力あるキャラクターを単体作品化してほしいです。
あらためて記事を書くことで復習になりましたね。ではまた。