どうもでょおです。
今日はややこしい二輪の規格、区分について紹介したいと思います。実は私たちが小型二輪と呼んでいるものが小型二輪じゃなかったり、中型バイクだと思っているものが小型バイクだったりという訳が分からない話があるんですよね。
免許区分から考えるバイクの呼称
まずはこのバイクをご覧ください。
出典:http://www.bikebros.co.jp/catalog/33/25_5/
KTMの125デュークです。ピンクナンバーの125ccバイクですね。皆さんこのバイクを何と呼んでいますか?原付二種ですね。でも小型二輪なんても呼んでませんか?小型限定普通二輪免許で運転できるバイクだからです。
続いてこちらのバイクをご覧ください。
出典:Ninja 250 | 株式会社カワサキモータースジャパン
こちらはNinja250、250ccのバイクですね。普通自動二輪免許、通称「中型免許」で運転するバイクなので中型二輪なんて呼び方をしますよね。
ご存知ない方もいるかもしれませんが250ccまでのバイクのナンバープレートは緑の縁がありません。
続いてはこちらをご覧ください。
ホンダのCBR400R、400ccのバイクです。ナンバープレートには緑の縁が付くようになります。400ccまでのバイクは中型二輪と呼ばれることが多いですね。
最後はこちらをご覧ください。
出典:http://news.bikebros.co.jp/model/news20141008-02/
400ccを上回る排気量で大型二輪免許を持っていないと運転できないバイクです。そのため大型バイク、大型二輪なんて呼ばれ方をするのが一般的です。
つまりまとめるとこうなります。
- 50cc 原付
- 51~125cc 小型二輪
- 126cc~400cc 普通二輪(中型二輪)
- 401cc~ 大型二輪
免許は道路交通法での区分で分けられていますね。
道路運送車両法から考えるバイクの呼称
ところがややこしいことに道路運送車両法というものではバイクの呼び方が異なります。
先ほどもお見せしたこちらのバイク、
出典:Ninja 250 | 株式会社カワサキモータースジャパン
250ccなので中型バイク、中型二輪と呼ばれるバイクですね。ところが道路運送車両法での呼び名だとこのバイクは「軽二輪」と呼ばれるバイクになります。ナンバープレートに緑の縁がないものは、緑の縁があるものよりも小さい区分になります。
そして続いてはこちらのバイク、
400ccの中型バイクですよね。ところが道路運送車両法だと、このバイクが「小型二輪」という呼称なのです。ナンバープレートに緑の縁が付いているものが「小型二輪」なのです。
「えっ大型バイクのナンバーも緑の縁がついてるよね」
と思ったそこのあなた。その通りなんです。
大型二輪バイクも道路運送車両法で言うと「小型二輪」なのです。
なのでまとめるとこうなります。
- 50cc 原付一種
- 51~125cc 原付二種
- 126~250cc 軽二輪
- 251cc~ 小型二輪
つまりたとえ軽自動車の倍の排気量があるハーレーでも小型二輪と呼ばれます。
出典:http://news.bikebros.co.jp/model/news20141008-02/
なぜこんなややこしいのか
ややこしいですよねー。ハーレーみたいにでっかいバイクがなぜ小型なのか意味がわかりませんよねー。
この道路運送車両法は四輪もひっくるめて区分しているものなんですよね。なので車からするとバイクは小型の車両なのは間違いないので、大型バイクも小型二輪と呼ばれるわけです。
そりゃややこしいわな。
最後に
ややこしい話でしたね。でも一般的に小型と呼んだら125cc以下のことを差すことが多いですよ。車両法で呼ばれることがあるのは軽二輪くらいですね。
もっとわかりやすいように法改正できないものか悩ましいですね。
ではまた。