どうもでょおです。
最近ふっと思ったのですがチョッパーカスタムでお馴染みのガーターフォークとスプリンガーフォークの違いってわかりにくくありません?
知ってればなんてことないのでしょうが、知らないと全く違いが判りませんね。そこで今回はガーターフォークとスプリンガーフォークの構造を理解して違いを覚えようという記事です。
ではどうぞ。
スプリンガーフォークの構造
出典:国産アメリカン用スプリンガーフォークキットが販売|部品屋K&W |バイクブロス
まずはスプリンガーフォークの構造からみていきましょう。
ガーターフォークとの見かけの違いとしてはスプリングが2つついているものが多いですね。スプリンガーフォークの構造を図にしてみたのでご覧ください。
前方についているパイプ部分が伸び縮みして衝撃を吸収する仕組みです。かなり複雑な構造ですね。
スーパーカブやスクーターなどに使われるフォーク、「ボトムリンク式」フォークと構造はよく似ていると思います。スプリングの取り付け位置が違うだけですね。
スプリンガーフォークはメカニカルなフロントフォークがヴィンテージスタイルにぴったりとマッチしますよね。
ガーターフォークの構造
出典:Apache fabrication ガーターフォーク、ハブキャップ
スプリンガーフォークとの見かけの違いとしてはスプリングサスペンションが1本の物が多く、アクスルシャフトの部分にかけて一本になっています。別名、松葉フォークとも呼ばれてるとかなんとか。
そんなガーターフォークの構造を書いてみた図はこんな感じ。
こうしてみると必ず2つのパイプが必要な構造ではないようですね。サスペンションを搭載するスペースさえあればいいわけですから。2つの支点を中心に動いて伸び縮みする構造です。
なのでこんな特殊なガーターフォークも見つけましたよ。
出典:BADLANDオリジナル・ガーターフォーク | BAD LAND
かっこいいですね。シンプルだけどメカニカルなデザインのガーターフォークでかなりかっこいいです。ショーカー向きとはいえ実際に公道用にあっても結構あり何じゃないでしょうか。
ちなみにガーターフォークは年式としてはスプリンガーフォークよりも以前に存在していたもののため、性能面ではスプリンガーフォークに劣ります。
テレスコピックフォークの構造
ついでにテレスコピックフォークについても説明しておこうかと思います。
テレスコピックフォークとはサイズの違う2つのパイプを組み合わせた構造のフォークです。つまり現代のバイクのほとんどがテレスコピックフォークですね。テレスコ、テレスコいわれております。
現代のバイクはほとんどがテレスコなのを考えると乗り心地に関しては間違いなく一番良いんでしょう。
ちなみにテレスコピックフォークは正立フォークと倒立フォークがあります。正立フォークは上が細いパイプ(インナーチューブ)で下が太いパイプ(アウターチューブ)です。逆に上が太いアウターチューブのフォークを倒立フォークと呼びます。
どちらが良いかというと性能的には倒立フォーク。
倒立フォークはバネ下過重を減らし、フロントの剛性が上がるというメリットがあります。
ガーターフォークとスプリンガーフォークのメリット
ガーターフォークにもスプリンガーフォークにも性能的なメリットは一切ないと思って良いでしょう。路面に追従するトラクションや乗り心地は現代のテレスコには敵いません。すぐれた性能があるなら今も使われてるはずです。
ガーターフォークもスプリンガーフォークもテレスコピックフォークに比べて、フロント周りの重量が増えすぎるというのも大きなデメリットです。
見た目、ルックスのかっこよさが最大のメリットとも言うべきでしょうか。
最後に
いかがだったでしょうか。
ガーターフォークにしろスプリンガーフォークにしろヴィンテージチョッパー乗りには大人気ですね。今は各社が性能を強化したスプリンガーフォーク、ガーターフォークもあるので乗ってて楽しく乗り心地がいいものもあるかもしれませんね。私も一度はこんなフォークがついたバイクに乗ってみたいですね。
ではまた。